Media > AI活用ユースケース > 知財 > 社外から持ち込まれる技術提案・売り込みを、受け取る前に切り分ける

社外から持ち込まれる技術提案・売り込みを、受け取る前に切り分ける

実装ステータス:構成例 技術的に実現可能な構成として設計したもの。自社未検証

外部から届いた技術提案のメールを、添付ファイルを開かないまま、差出人・件名・本文・添付のファイル名だけで仕分けます。「そのまま見てよい」「NDAを結んでから見る」「見ずに返す」の3つに振り分け、技術者が中身を読む前に扱いを決められます。

サマリー
利用ツール
ChatGPT/Claude/Gemini/Make/n8n/Power Automate/Zapier
対象業界
IT・SaaS/その他/医療/商社/製造
対象部門
知財/研究開発
対象業務
内容確認・チェック/分類・仕分け
主な課題
判断に時間がかかる/属人化している/確認ミスが多い
AIで行う処理
分類
主な効果
判断支援/品質標準化/工数削減
導入難易度
★★☆☆☆
実装レベル
半自動化
費用感
SaaS追加(小)
人間の確認
条件付き
現在工数
20h/月
AI導入後
6h/月
想定削減
70%
年間削減
168h
モデル条件による試算値です。実在企業の実績ではありません。

01導入前 / 導入後の業務フロー

導入前(Before)
  1. 外部から提案が届く(フォーム、共有メールボックス、技術者個人のアドレス、取引先経由)
  2. 受け取った人が、添付を開いて中身を見る
  3. 面白そうだと思えば、社内の関係者へ転送する、またはチャットで共有する
  4. 扱いに迷ったときだけ、知財部へ相談する
  5. 知財担当が、差出人の会社と既存の取引があるかを調べる
  6. NDAを結んでいるかを、契約書の保管場所から探す
  7. 提案の分野が進行中の開発テーマと重なるかを、研究開発本部へ照会する
  8. 重なる場合、誰がどこまで見たのかを聞き取る
  9. 受け取るか、NDAを結ぶか、断るかを決める
  10. 断る場合、返信の文面を作って送る
  11. 経緯をメールのフォルダに残す(一覧の台帳は無い)
導入後(After)
  1. 外部からの提案が、受付箱(共有メールボックス)に集まる
  2. 自動到着を検知して処理が始まる
  3. 自動添付ファイルを本文から切り離し、開かずに隔離する
  4. 自動差出人・件名・本文・添付のファイル名と拡張子とサイズだけを取り出す
  5. 自動差出人の会社名とドメインで、既存の取引とNDAの有無を台帳から引く
  6. 自動本文に書かれた提案の分野を、進行中の開発テーマと突き合わせる
  7. 自動秘密情報らしき記載の手がかりを、本文とファイル名から拾う
  8. 自動4つの区分のいずれかに分類し、根拠とともに出力する
  9. 人知財担当が、区分と根拠を確認する
  10. 人区分を確定させる(必要なら変更する)
  11. 人受け取る場合、開封して関係者へ渡す
  12. 人NDAが要る場合、条件を確認して交渉する
  13. 人返す場合、定型の返信文を確認して送る
  14. 自動判断の内容と日時と担当者を記録に残す
各工程の詳しい説明を読む
  1. 外部から提案が届く(フォーム、共有メールボックス、技術者個人のアドレス、取引先経由)
  2. 受け取った人が、添付を開いて中身を見る
  3. 面白そうだと思えば、社内の関係者へ転送する、またはチャットで共有する
  4. 扱いに迷ったときだけ、知財部へ相談する
  5. 知財担当が、差出人の会社と既存の取引があるかを調べる
  6. NDAを結んでいるかを、契約書の保管場所から探す
  7. 提案の分野が進行中の開発テーマと重なるかを、研究開発本部へ照会する
  8. 重なる場合、誰がどこまで見たのかを聞き取る
  9. 受け取るか、NDAを結ぶか、断るかを決める
  10. 断る場合、返信の文面を作って送る
  11. 経緯をメールのフォルダに残す(一覧の台帳は無い)

問題は7つあります。

(a)読んでからしか判断が始まらない。 手順の2で添付が開かれ、知財部が関わるのは手順の4からです。順序が逆になっています。 見たあとで「見なければよかった」と分かっても戻せません。

(b)届いた件数が分からない。 入口がばらばらなので、会社として何件受け取ったのかを数えられません。知財部が把握しているのは、相談のあった分だけです。

(c)NDAの有無を調べるのに時間がかかる。 契約書は保管されていますが、会社名で引けても、その契約がどの分野を対象にしているのかまでは一覧になっていません。 探すだけで8分かかります。

(d)開発テーマとの重なりを、その場で判断できない。 進行中のテーマは約60件あり、知財担当が全部を頭に入れてはいません。照会すると返事に半日かかります。

(e)判断が担当者ごとに違う。 同じような提案でも、ある担当者は受け取り、別の担当者は断ります。基準が文章になっておらず、経験と勘で決まっています。

(f)断ったことの記録が残らない。 「見ずに返した」と決めても、いつ誰がそう判断したのかの記録がありません。後で争いになったとき、説明する材料がありません。

(g)共有の範囲が広がる。 手順の3で社内のチャットに流れると、見た人の数が一気に増え、誰が見たのかを後から確かめられなくなります。

もう1つ、構造的な問題があります。 この業務は、うまく回っているときには何も起きません。問題が表に出るのは、数年後に自社が同じ分野の製品を出したときです。 つまり、この業務の値打ちは平時には見えません。 だから後回しになり、窓口も整備されないままになります。

  1. 外部からの提案が、受付箱(共有メールボックス)に集まる
  2. 【自動】 到着を検知して処理が始まる
  3. 【自動】 添付ファイルを本文から切り離し、開かずに隔離する
  4. 【自動】 差出人・件名・本文・添付のファイル名と拡張子とサイズだけを取り出す
  5. 【自動】 差出人の会社名とドメインで、既存の取引とNDAの有無を台帳から引く
  6. 【自動】 本文に書かれた提案の分野を、進行中の開発テーマと突き合わせる
  7. 【自動】 秘密情報らしき記載の手がかりを、本文とファイル名から拾う
  8. 【自動】 4つの区分のいずれかに分類し、根拠とともに出力する
  9. 【人】 知財担当が、区分と根拠を確認する
  10. 【人】 区分を確定させる(必要なら変更する)
  11. 【人】 受け取る場合、開封して関係者へ渡す
  12. 【人】 NDAが要る場合、条件を確認して交渉する
  13. 【人】 返す場合、定型の返信文を確認して送る
  14. 【自動】 判断の内容と日時と担当者を記録に残す

自動化されるのは「添付の隔離」「取引とNDAの照合」「開発テーマとの突き合わせ」「秘密情報の手がかりの抽出」「区分の分類」の5つです。残るのは、区分の確定と、相手への連絡です。

返信を自動で送らないことが、この構成の前提です。 「見ずに返します」という連絡は、相手との関係に直接響きます。定型文は用意しますが、文面を確認して送るのは人です。

提案の内容を評価させません。 「この技術は有望」「採用を検討すべき」といった記述を出させないでください。この構成が出すのは「この提案は、開く前にNDAが要る」という手続きの判断だけです。

分類の対象は、添付を開かずに読める情報に限ります。 添付ファイルの中身は、AIにも渡しません。渡した時点で「機械が読んだ」という事実が生まれ、この構成の目的そのものが崩れます。

02今回想定するシステム構成

構成図
外部からの提案(フォーム/メール/名刺交換の後追い)
   │
   ▼【トリガー】受付箱(共有メールボックス)への到着
   │
   ▼ 添付ファイルを切り離して隔離(開かない)
   │
   ▼ 添付を開かずに、差出人と件名・本文だけを読む
   │
   ├──▶ 既存の取引・NDAの有無を台帳で引く
   ├──▶ 提案の分野を自社の開発テーマと突き合わせる
   ├──▶ 秘密情報らしき記載の有無を見る
   │
   ▼
ChatGPT(OpenAI API の Structured Outputs)
   │  ・4つの区分のいずれかに分類
   │  ・そう判断した根拠と、本文からの引用箇所
   │  ・重なる開発テーマ/秘密情報の手がかり
   │  enum で区分を固定し、スキーマどおりのJSONを返させる
   │
   ▼
3つに振り分け(+判断できない)
   │
   ▼
【知財担当が確認して確定】──【人】
   │
   ├──▶ 受領(open_ok)
   ├──▶ NDA締結後に受領(nda_first)
   └──▶ 開かずに返す(return_unopened)
   │
   ▼
判断の記録(いつ・誰が・どの区分にしたか)
役割想定する製品代替候補
処理ChatGPT(OpenAI API の Structured Outputs)Claude API、Gemini API
連携Power AutomateMake、n8n、Zapier

受付の入口は、既存の Microsoft 365 の範囲で組みます。問い合わせフォームは Microsoft Forms で作り、送信内容がそのまま受付箱へ入る形にします。受付箱は共有メールボックスを1つ立て、名刺交換の後追いや取引先経由の提案もそこへ転送します。記録は Microsoft Lists に1件1行で残します。これらは表の外ですが、窓口の一本化では表の2行と同じくらい重要です。

この構成の中心は、区分を enum で固定することです。 OpenAI の Structured Outputs は、供給したJSONスキーマに常に従う応答を生成させる仕組みで、strict: true を設定すると厳密なスキーマ準拠になります。区分を4つに縛れば、「おそらくNDAが必要と思われます」といった曖昧な文字列が返る余地がなくなります。

additionalProperties: false を指定すると定義外のフィールドの生成を防げ、required 配列に入れたキーは確実に出力されるよう制約できます。ガイドはこれを "No need to validate or retry incorrectly formatted responses"(形式の誤った応答を検証・再試行する必要がない)と説明しています。

モデルが安全上の理由で応答を拒否した場合、refusal というフィールドで示されます。 ガイドはこれを "Safety-based model refusals are now programmatically detectable" と書いています。拒否を値として受け取れるため、そのまま人へ回す処理に落とせます。 ただし "Structured Outputs supports much of JSON Schema" とあるとおり、すべてのJSON Schemaの機能が使えるわけではありません。 今回使うのは、サポートされている $ref の再帰的な構造と items の配列定義の範囲です。

Structured Outputs は、Responses API、Chat Completions API、Assistants API、Fine-tuning API、Batch API で利用できます。今回は到着のたびに1件ずつ呼び出す形です。連携は Power Automate が担い、到着の検知、添付の切り離し、APIの呼び出し、記録の書き込みまでを行います。

03どうやって実装するのか

Step1

処理の起点を決める

受付箱(共有メールボックス)へのメールの到着を起点にします。問い合わせフォームからの送信も、同じ受付箱へ入る形にします。起点をここに集めることが前提条件です。 個人のアドレスへ直接届いた提案はこの処理を通らないため、転送してもらう運用を作らないと、仕組みだけあっても素通りします。

到着したら、まず添付を切り離してください。 本文を読む前に隔離します。「あとで隔離する」ではなく「最初に隔離する」です。 添付が本文と一緒に流れている限り、どこかの処理で開かれる余地が残ります。

同じ相手からの続報を、別件として扱わないでください。 1通目の判断が付いているなら引き継ぎます。スレッドの識別子か、差出人のアドレスで束ねます。

社内からの転送も起点になります。 その場合、転送した人ではなく、元の差出人の情報で判断します。 判断のあとで追加の情報が届くこともあるため、同じ案件の判断を作り直せる入口も用意してください。

Step2

入力データを集める

渡してよいものと、渡さないものを、最初にはっきり分けます。

区分中身取得元
渡してよい差出人のメールアドレスとドメイン受信メールのヘッダー
渡してよい差出人の氏名・会社名・部署本文の署名、フォームの入力欄
渡してよい件名と本文(署名を含む)受信メール、フォームの自由記述欄
渡してよい添付ファイルの名前・拡張子・サイズ添付のメタ情報のみ
渡さない添付ファイルの本文・画像・図面開かない

このほかに、照合の材料として既存の取引の有無(取引先の台帳)、NDAの有無と契約番号と対象分野(NDAの台帳)、進行中の開発テーマの一覧(研究開発本部の管理表)、過去の判定の記録(Microsoft Lists)を参照します。

中身を読めば分類は正確になります。しかし、正確な分類のために中身を読むのでは、この仕組みを作る意味がありません。 添付を開かないという制約が、この構成のすべてを決めています。

ファイル名だけでも、かなりの手がかりになります。 「〇〇社_特許出願前_提案書.pdf」というファイル名は、それ自体が「未出願の発明が書かれている可能性がある」という材料です。「Confidential」「社外秘」といった語の有無も見ます。

拡張子とサイズも材料になります。 図面の形式のファイルや数十メガバイトの資料が付いていれば、「概要の紹介」ではなく「具体的な技術内容の開示」である可能性を示します。会社案内のPDFが1つだけの提案とは扱いを変えます。ただし、ファイル名に相手の未公開の型番が入っていることもあるため、渡す範囲は社内の方針で決めます。

Step3

データの取得方法を決める

NDAの台帳: ここがこの構成の質を決めます。会社名で引けるだけでは足りません。

列例
相手方の会社名〇〇技研株式会社
ドメイン会社名の表記ゆれを吸収するために必須
契約番号NDA-2024-018
対象分野電源回路の放熱構造に関する情報
情報の流れ相手から受ける/自社から出す/双方向
有効期間と受領の義務終了日/受け取ったものを検討する義務があるか

「対象分野」の列が最も効きます。 NDAがあれば何でも受け取ってよいわけではなく、放熱構造について結んだNDAが通信方式の提案を覆うとは限りません。 分野が書かれていれば、「NDAはあるが、この提案の分野は対象外」と判定できます。

「情報の流れ」の列も外せません。 自社が出す側として結んだNDAは、受け取る側の保護にはなりません。「受領の義務」の列は、相手のひな形で結んだNDAを見分けるために置きます。 一方的に受領を義務づける条項があると、「NDAがあるから受け取ってよい」という判定ができません。 印の付いた契約は人が見ます。

進行中の開発テーマの一覧: 研究開発本部の管理表を、分野を表す語を並べた形に直してください。

列例
テーマの識別子RD-2026-041
分野を表す語電源回路/放熱/薄型化/熱伝導材料
段階と出願の状況試作/未出願
機微度高(名称も社外に出せない)/中/低

「機微度」の列が要ります。 テーマ名そのものが社外秘なら、その名称をAIへ渡してよいのかという問題が生じます。 機微度が高いテーマは分野を表す語だけを渡します。語の粒度も精度を左右します。 粗すぎると何にでも当たり、細かすぎると当たりません。1テーマ3〜5語で始めます。

取引先の台帳も、ドメインで引ける形にします。 「株式会社」の位置、英字表記、旧社名——会社名は揺れるためです。整備には法務部門を巻き込んでください。 「対象分野」「受領の義務」は契約書を読まないと書けません。全件を一度に整える必要はなく、提案が届いた会社から順に埋める形で構いません。

Step4

AIへ渡す前に整形する

  1. 添付の切り離しと隔離 … 受信したメールから添付を分離し、開かないまま、権限を限定した場所へ置きます。 この時点でファイル名・拡張子・サイズだけを記録します
  2. 本文の抽出 … 本文を取り出し、引用部分(過去のやり取り)と署名をそれぞれ区切って持ちます
  3. 転送の判別 … 社内から転送されたメールの場合、元の差出人を本文の中から取り出します
  4. ドメインの照合 … 差出人のドメインで、取引先の台帳とNDAの台帳を引きます
  5. ファイル名の分解 … 会社名らしき語、日付、「社外秘」「Confidential」などの語を取り出します
  6. 開発テーマの語の準備 … 機微度に応じて、渡すテーマの語を絞り込みます
  7. 過去の記録の照合 … 同じ差出人・同じスレッドの過去の判定を引きます

1が最も重要です。 添付を「開かない」を実装で担保してください。運用の注意書きだけでは守られません。 処理の流れの中に、添付の中身を読み取る処理を一切置かない——これが設計上の約束です。ウイルス対策のスキャンは別の話なので、扱いを情報システム部門と決めておきます。

2の引用部分にも注意が要ります。 後追いのメールには過去のやり取りが引用で付き、その中に1通目の提案の要旨が書かれていることがあります。 判定の材料には使えますが、引用部分と新しく書かれた部分は区別して渡してください。

3を飛ばすと分類が崩れます。 転送されたメールをそのまま渡すと、差出人が自社のドメインになり「既存の取引あり」と判定されます。6では、「次世代の折りたたみ端末の筐体」ではなく「筐体/薄型化/ヒンジ」と渡します。

Step5

AIに処理させる

1つの処理だけをさせます。4つの区分のいずれかに分類することです。

区分意味次の手
open_ok公開情報の範囲。秘密情報の記載が見当たらず、取引のある相手受け取って内容を見る
nda_first秘密情報らしき記載がある、または未取引の相手からの具体的な提案開かずに保留し、NDAの条件を確認してから
return_unopened自社の開発テーマと重なる分野で、一方的に送りつけられたもの開かずに返す。定型の返信文を送る
undetermined判断できない(情報が足りない、分野が読めない)知財担当が個別に見る

undetermined を必ず置いてください。 これが無いと、AIはどれかに押し込もうとします。情報が足りないときに「判断できない」と言えることが、この構成の安全弁です。 本文が「ご挨拶させてください」の一文だけ、という提案は多くあります。

区分と一緒に、根拠を出させます。 そう判断した理由、本文から根拠にした箇所をそのまま抜いた引用、自社の開発テーマとの重なり、秘密情報の手がかり(「Confidential」の表示、図面番号、未公開の型番など)、そして人の確認が要るかどうかとその理由です。

引用を本文だけに限ることが、設計の要です。 出どころを本文に限ると決めておけば、添付の中身らしき文字列が引用に現れたとき、どこかで添付が読まれたという異常の合図になります。

評価をさせません。 「価値が高い」「有望な提案である」といった記述を禁じます。扱うのは手続きの判断だけです。 受領の可否の法的な評価も、相手のひな形が自社に不利かどうかも、人が契約書を読んで決めます。nda_first は「NDAの条件を確認する工程へ回す」という意味であって、「NDAを結べば受け取ってよい」という意味ではありません。

Step6

指示内容を固定する

あなたは知的財産部で、社外から届く技術提案の受付を担当する者です。
届いたメールについて、添付ファイルを開く前に、受領してよいかの区分を判定してください。

【前提】
- 添付ファイルの中身は渡されていません。渡されているのは、
  差出人の情報、件名、本文、添付のファイル名と拡張子とサイズだけです。
- 提案の技術的な価値を評価しないでください。
  「有望」「採用を検討すべき」と書かないでください。

【厳守事項】
- 判定は次の4つのいずれかにしてください。それ以外の値を書かないでください。
  open_ok / nda_first / return_unopened / undetermined
- 記載がなければ「不明」としてください。
  差出人の会社名、部署、提案の分野が本文から読み取れない場合、
  推測で補わず「不明」と書いてください。
- 分野が読み取れない場合は undetermined にしてください。
- 判定の根拠は、必ず本文の記載から引用してください。
  引用できない根拠は書かないでください。添付の中身を引用しないでください。
  ファイル名を根拠にする場合は、ファイル名であることを明記してください。
- NDAのひな形の条件の良し悪しを判定しないでください。
  nda_first は「NDAの条件を確認する工程へ回す」という意味です。
- 下の【NDAの台帳】に「受領の義務あり」の印がある契約の相手からの提案は、
  undetermined にしてください。人が契約を読んで判断します。
- 下の【開発テーマ】と分野が重なり、かつ未取引の相手からの提案は、
  return_unopened を検討してください。
  ただし断定できない場合は undetermined にしてください。

【差出人/既存の取引の有無】
{sender} / {trade_status}

【NDAの台帳(契約番号/対象分野/情報の流れ/有効期間/受領の義務)】
{nda_records}

【件名】
{subject}

【本文(引用部分と署名を区別)】
{body}

【添付ファイル(名前/拡張子/サイズ。中身は含みません)】
{attachment_meta}

【自社の進行中の開発テーマ(分野を表す語)】
{rd_themes}

【この差出人に関する過去の判定】
{past_decisions}

「記載がなければ『不明』とする」の指示が、この構成で最も効きます。 生成AIは、書かれていない情報を一般論で埋めようとします。社名から分野を推測されると、その推測が判定の根拠になります。 分野が読めないなら undetermined に落とすのが正しい動きです。

「添付の中身を引用しない」の指示は、二重の歯止めです。 実装上、添付は渡していませんが、前処理の不具合でテキストが混ざったときの備えになります。

「断定できない場合は undetermined」も繰り返し書きます。 return_unopened は相手に返す踏み込んだ判断です。迷ったら人へ回す、という傾きを明示的に作ります。

Step7

出力形式を固定する

{
  "case_id": "",
  "sender": {
    "name": "",
    "company": "",
    "domain": "",
    "existing_trade": "yes | no | unknown",
    "nda": {
      "exists": "yes | no | unknown",
      "contract_no": "",
      "scope": "",
      "receipt_obligation": "yes | no | unknown"
    }
  },
  "decision": "open_ok | nda_first | return_unopened | undetermined",
  "reason": "",
  "quote": [
    { "source": "body | subject | file_name", "text": "" }
  ],
  "overlapping_themes": [
    { "theme_id": "", "matched_terms": [] }
  ],
  "confidential_markers": [
    { "marker": "", "source": "body | subject | file_name" }
  ],
  "needs_human": { "value": true, "reason": "" }
}

構造化する理由は、区分を4つに縛るためです。 自由な文章で返させると「NDAを結んだうえで受領されるのが望ましいと考えられます」という返事が来ますが、そのままでは次の処理に渡せません。 decision を enum で固定すれば、値は必ず4つのどれかになります。required に decision reason quote needs_human を入れておけば、根拠の無い判定が返ることもなくなります。

quote を配列にしているのは、根拠が複数あるためです。 「未取引である」「分野が重なる」「ファイル名に出願前とある」——それぞれ別の箇所が根拠になります。source で出どころを分けておけば、ファイル名を根拠にした判定は弱い、と区別できます。

quote に添付を表す値を置いていない点も重要です。 出どころを3つに限定することで、添付の中身を引用する道をスキーマの側で塞いでいます。

confidential_markers が空でないとき open_ok にしないという取り決めは、受け取ったあとの処理で確かめます。matched_terms にどの語で当たったかを出させると、語の粒度が粗すぎて誤って当たった事例を見つけられます。

needs_human は、特に急いで見るべきものを区別するために置きます。 なお、モデルが安全上の理由で拒否した場合は refusal フィールドが返り、分類の結果がありません。 このときは undetermined として人へ回します。エラー扱いで処理を止めると、案件が受付箱に滞留します。

Step8

システムへ連携する

書き込むのは記録用のリストだけです。相手への連絡は自動化しません。

出力先内容
Microsoft Lists1件1行。区分、根拠、確認者、確定日時を残す
Teamsundetermined と return_unopened の候補を知財担当へ通知
共有メールボックス区分をラベルとして付け、フォルダを分ける

返信を自動で送らないでください。 return_unopened の連絡は、相手にとっては門前払いです。文面を人が確かめてから送ります。

研究開発本部への自動転送も行いません。 「この分野は担当チームへ転送」という処理を入れると、確定前に技術者の目に触れて順序が崩れます。 転送は、知財担当が open_ok を確定させたあとです。契約管理のシステムへの書き戻しもしません。

Step9

人が確認する

知財担当の確認は、すべての案件で必ず残します。

確認することなぜ
return_unopened とされた案件相手に返す判断。必ず人が確定させる
undetermined とされた案件情報が足りないのか、分野が読めないのかを見る
open_ok とされた案件見落としの可能性。開く前に根拠を読む
confidential_markers が付いた案件手がかりが本物か、言葉の綾か

3つ目を軽く見ないでください。 open_ok の判定が誤ると、開いてはいけないものが開かれます。 この構成で最も損失が大きいのは、return_unopened の誤りではなく open_ok の誤りです。

確認を速くするための設計が効きます。

  • 区分ごとに画面を分け、undetermined と return_unopened を上に並べる
  • 根拠の引用を、本文のどこから取ったかが分かる形で表示する
  • 引き当てたNDAの契約番号と対象分野を、判定の横に出す
  • 重なった開発テーマと、当たった語を並べる
  • 添付のファイル名だけを一覧で見せる(開くボタンは置かない)

5つ目が効きます。 確認の画面に添付を開くボタンがあると、担当者はつい押します。確定するまで、開く動線を画面に置かないでください。

確定の操作には、担当者の名前と日時が必ず付くようにしてください。 「いつ誰がこの区分にしたか」を残すことが、この構成のいちばんの値打ちです。判定を変えたときは理由も残してください。

Step10

例外に対処する

起きること対応
本文が一文だけで分野が読めないundetermined。推測で分野を決めない
社内から転送されたメール元の差出人を取り出してから判定する
差出人のドメインがフリーメール会社名の裏が取れない。undetermined へ寄せる
NDAはあるが対象分野が違うnda_first。「NDAあり」だけで受け取らない
NDAに受領の義務の条項があるundetermined。法務が契約を読む
提案が外国語で書かれている訳の扱いを決める。訳した文を根拠にする際は注意
すでに技術者が開いてしまっていた区分ではなく、開いた事実を記録する運用へ回す
展示会の直後に件数が急増した滞留させず、順に人の確認へ回す
refusal が返ったundetermined として人へ回す。エラーで止めない
AIが添付の中身を引用した異常の合図。前処理を確認する
AIが技術を評価した/法的な評価を書いた禁止する。テストで確認する
判定に根拠が付いていない出力から外し、undetermined へ落とす

「すでに技術者が開いてしまっていた」は必ず起きます。 窓口を一本化しても、個人のアドレスへ直接届いたものは素通りします。このとき大事なのは、開いたことを責めないことです。 責めると報告されなくなり、記録が残りません。「開いてしまったら、すぐ受付箱へ転送する」という運用にします。 件数の急増にも備えてください。滞留すると、しびれを切らした技術者が自分で開きます。

Step11

記録を残す

この記録を残すことが、この構成のいちばんの値打ちです。 削減できる時間より、記録があることのほうが重要です。

残すもの内容
受付の記録受信日時、差出人、件名、添付のファイル名と拡張子とサイズ
AIの判定区分、根拠、引用、重なったテーマ、秘密情報の手がかり
人の確定確定した区分、確定した担当者、確定日時
変更の記録AIの判定を変えた場合、変更前後と理由
開封の記録添付を開いたかどうか、開いた場合は誰がいつ開いたか
連絡の記録返信を送った場合、送った文面と送信日時と送信者
転送の記録open_ok のあと、誰へ渡したか
保管の記録隔離した添付の保管場所と、保管期間と、破棄の日

「開封の記録」が、この構成のいちばんの成果物です。 数年後に「あのとき提案を見たのではないか」と問われたとき、「受け取った日に知財担当が区分を付け、開かずに返した。添付は一度も開かれていない」と示せる状態を作るのが目的です。この記録が無ければ、仕分けをしていたこと自体を証明できません。 いつ、誰が、どの根拠で返すと決めたかに加え、返信の文面と送信の日時も残します。

隔離した添付の保管期間も決めます。 持ち続けると「保持している」ことになり、消すと「返したことの裏付け」が薄くなります。どちらを取るかは、自社の法務・知財部門の判断です。

04実装レベルの3段階

最小構成:本文とファイル名を手で渡し、区分を判定させる / 判定のみ
半自動化:受付箱への到着を検知し、添付の隔離・台帳の照合・判定・記録まで / 仕分けの大部分
本格構成:上記+開発テーマとの突き合わせ+過去の判定の引き当て+定型の返信文の下書き / 仕分けの全体と、記録の蓄積

半自動化の時点で、30分が15分程度になります。 差出人とNDAを調べる時間が消えるためです。本格構成では9分になり、減るのは開発テーマとの突き合わせと記録を付ける時間です。 本格構成の「開発テーマとの突き合わせ」は、現状ほとんど行われていません。 照会に半日かかるため、忙しいと省略されます。ここは時間削減というより、これまでできていなかったことができるようになる部分です。 最小構成で止めるという判断もあり得ます。 月に5件程度なら、受付箱を立てて台帳を整えるだけで足ります。月40件という規模だからこそ、自動化の価値が出ます。 ただし、半自動化の段階で必ず技術者へ周知してください。 転送されなければ、仕組みは素通りします。

05工数削減シミュレーション

前提値(モデル条件)
対象人数
2 名
月間件数
40 件
1件あたり現在時間
30 分
1件あたり導入後時間
9 分
現在  40件 × 30分 ÷ 60 = 20 時間/月
導入後 40件 × 9分 ÷ 60 = 6 時間/月
月間削減時間
14h
削減率
70%
年間削減時間
168h
年間金額換算(時間単価4,500円)
76万円
モデル条件による試算であり、実際の効果は業務内容・運用方法によって異なります。

自社条件で導入効果を整理したい方へ

このユースケースを自社に当てはめた場合の前提値と削減見込みを、業務ヒアリングをもとに整理します。

AI活用について相談する

06向いている企業・向いていない企業

向いている
  1. 自社で研究開発を行っており、外部から技術の売り込みや共同開発の提案が月に数十件届く企業。提案の受付窓口が決まっておらず、技術者が個人のメールで受け取って中身を読んでしまっている場合。知財部門が提案の存在を後から知ることが多く、いつ誰が何を見たのかを記録できていない場合。
向いていない
  1. 外部からの技術提案がほとんど届かない企業。提案の受付を専用のポータルに統一しており、規約への同意を得たうえでしか受け取らない仕組みがすでにある場合。自社で研究開発を行っておらず、他社の提案と自社の開発テーマが重なる場面がない場合。

07最小構成で試す方法

  1. 共有メールボックスを1つ立て、受付の入口にする
  2. NDAの台帳を、契約番号・対象分野・情報の流れの列付きで20社分だけ作る
  3. 進行中の開発テーマを10件選び、分野を表す語を3〜5語ずつ付ける
  4. 過去に届いた提案のメールを20件用意し、添付を外して本文だけを取り出す
  5. 生成AIに区分を判定させ、知財担当が実際にどう扱ったかと突き合わせる

見るのは次の4点です。

見る点判断
open_ok の判定が正しいか誤りが1件でもあれば原因を調べる。ここが崩れると使えない
undetermined が適切に出るか出なさすぎるなら、断定に傾いている
根拠の引用が本文から取れているか引用の無い判定は使えない
技術の評価や法的な評価が混ざっていないか混ざったらプロンプトを直す

1つ目が最重要です。 開いてはいけないものを open_ok にされると、この構成を作った意味がなくなります。逆に、公開情報の会社案内を return_unopened にすると、取引先との関係を損ねます。 どちらも起きてはいけませんが、取り返しがつかないのは前者です。

2つ目は見落としやすい点です。 undetermined が1件も出ないなら、精度が高いのではなく、情報が足りないのに断定しているという意味です。

次に、ファイル名だけを渡す試験をしてください。 本文を伏せ、ファイル名と拡張子とサイズだけで判定させ、どこまで分かるのかを見ます。 この段階では Power Automate を組む必要はありません。窓口の一本化のほうが先です。

08実装時につまずきやすいポイント

問題対策
技術者が個人のアドレスで受け取り続ける窓口の周知が足りない。第14章の進め方で対応する
添付が処理の途中で開かれる最初に隔離する。実装で担保し、注意書きに頼らない
社内からの転送で差出人を誤る元の差出人を取り出す処理を入れる
会社名の表記ゆれで台帳を引けないドメインを鍵にする
「NDAあり」だけで open_ok にする対象分野を見る。分野が違えば nda_first
相手のひな形のNDAをそのまま結ぶ受領の義務の条項を法務が読む
開発テーマの語が粗くて何にでも当たる語の粒度を調整する。当たった語を記録して見直す
機微度の高いテーマ名をそのまま渡す分野を表す語だけを渡す
undetermined が1件も出ない断定に傾いている。プロンプトを直す
AIが技術の価値や法的な評価を書く禁止する。テストで必ず確認する
根拠の引用が無い判定が出るrequired に入れる。無ければ undetermined へ落とす
断りの返信が自動で飛ぶ自動化しない。文面を人が確かめて送る
開いた事実を記録していない開封の記録を必ず残す
「見ずに返した」の判断者が記録に無い確定の操作に担当者名と日時を付ける
隔離した添付の保管期間が決まっていない法務・知財部門と決めてから運用を始める

「技術者が個人のアドレスで受け取り続ける」は、導入が失敗する典型的な形です。 受付箱を作り、判定を自動化し、記録も残るようになった。しかし提案の半分は相変わらず技術者個人のメールに届き、そこで開かれている——という状態になります。この構成は、届いたものを仕分ける仕組みであって、届き先を変える仕組みではありません。 届き先を変えるのは運用です。

「開いた事実を記録していない」も見落とされがちです。 開かずに返した案件の記録は残しても、すでに開かれていた案件の記録を残していないことがあります。後から問われるのは、むしろ開かれた案件です。

09セキュリティ・AIガバナンス上の注意点

この構成で扱うデータ: 差出人の氏名・会社名・メールアドレス、提案の本文、添付のファイル名。相手方の情報であり、自社の開発テーマの情報でもあります。

  1. 添付の中身を外部のAIへ渡さない … この構成は「開かずに決める」ためのものです。中身を渡したら、目的そのものが崩れます。 機械が読んだだけ、という理屈は通りません。実装で担保し、出力に添付の中身らしき引用が混ざっていないかを定期的に確かめてください
  2. 渡す範囲を決める … 差出人の氏名・会社名は個人情報であり、取引の情報でもあります。本文・件名・ファイル名・差出人の情報のどこまでを渡すかを、書いた形で決めてください。 決めずに始めると担当者ごとに範囲が変わります。進行中のテーマ名も社外秘です。機微度の高いテーマは分野を表す語だけを渡してください
  3. 学習利用 … 入力を学習に使わないことが契約で保証されるサービスを選びます。他社の提案の内容と、自社の開発テーマが同じ入力に含まれます
  4. 「開かずに返す」を自動で確定させない … return_unopened は踏み込んだ判断です。返信を送るのは人です。 AIの判定をそのまま送信につなげないでください
  5. 判断の記録を残す … いつ・誰が・どの区分にしたかを案件ごとに残します。後で「あのとき見たか」を説明できる状態にすることが、この構成のいちばんの値打ちです。 添付を開いたかどうか、誰がいつ開いたかも残してください
  6. アクセス権限と保管期間 … 隔離した添付と判断の記録の閲覧範囲を限定します。研究開発本部の全員が見られる状態にすること自体が、前提を崩します。 添付をいつまで持つかも決めてください
  7. 法的な判断はこの記事の範囲外 … 受領の可否、断り方の文面、NDAの条件の可否は、自社の法務・知財部門が決めるものです。 この記事はその判断を示すものではありません
  8. 自動実行してよい範囲 … 添付の隔離、台帳の照合、開発テーマとの突き合わせ、区分の分類までです。区分の確定、相手への連絡、NDAの交渉、提案の評価は人が行います

誤りのリスクは2つです。開いてはいけないものを open_ok にして開いてしまうことと、公開情報の範囲の提案を return_unopened にして取引先との関係を損ねること。前者は取り返しがつきません。 open_ok の判定は、根拠の引用を読んでから確定させてください。

NDAを結べばよい、という理解にもしないでください。 相手のひな形には、一方的に受領を義務づける条項、長期の拘束、同種の技術の開発を制限する条項が入っていることがあります。そのまま結ばないでください。

10まず何から始めるか

1週目:受付箱を立て、窓口を決める

共有メールボックスを1つ作り、問い合わせフォームの送信先をそこへ変えます。この週の作業は、技術ではなく社内の合意を取ることです。 知財部と研究開発本部で、「外部からの技術提案は、開かずに受付箱へ」という一文を決めます。

2週目:NDAの台帳を整える

直近1年で提案が届いた20社分について、契約番号・対象分野・情報の流れ・受領の義務の列を埋めます。全件を一度にやらないでください。 法務部門の協力が要ります。

3週目:開発テーマを語の形に直す

約60件のテーマに、分野を表す語を3〜5語ずつ付けます。機微度の列も付けて、名称を外へ出せないテーマを決めておきます。

4週目:過去の20件で試す

添付を外して判定させ、open_ok の判定を1件ずつ確かめてください。 ここが崩れていると先へ進めません。

2か月目: 受付箱に届いたものを実際に判定して運用します。同時に、研究開発本部への周知を始めてください。ここからがこの構成の本番です。

周知は、一度の連絡では届きません。 メールを1通出しただけでは、180名の行動は変わりません。部門会議で説明する、展示会の前に個別に声をかける、開かれてしまった事例を(誰がとは言わずに)共有する——この3つを繰り返します。「開いてしまった人を責めない」を最初に宣言することも大事です。

3か月目以降: 定型の返信文を整え、return_unopened の連絡の手順を作ります。文面は法務部門に確認してもらいます。

半年後: AIの判定を人が変えた事例を見返し、台帳の不備か、プロンプトの不備か、テーマの語の粒度の問題かを分けます。同時に、受付箱を通らずに技術者個人へ直接届いた件数を数えてください。減っていなければ、周知が足りていません。

1年後には、提案の件数と分野の傾向が数として見えます。 どの分野の売り込みが多いか、どの展示会の後に増えるかが分かります。これまで誰も数えていなかったものが数えられる——これも成果の1つです。


11関連ユースケース

12この仕組みを理解するための記事

13技術仕様の確認日・参考情報

技術仕様確認日:2026-09-25/最終更新:2026-09-25
確認した内容情報源確認日
供給したJSONスキーマに常に従う応答を生成させる仕組みであり、strict: true で厳密なスキーマ準拠になること。additionalProperties: false で定義外のフィールドの生成を防ぎ、required 配列で必須キーを確実に出力するよう制約できることOpenAI: Structured Outputs2026-09-25
モデルが安全上の理由で拒否した場合、refusal というフィールドで示されること。"Structured Outputs supports much of JSON Schema" であり、使えない機能もあること同上2026-09-25
$ref による再帰的構造と items での配列定義がサポートされ、Responses API / Chat Completions API / Assistants API / Fine-tuning API / Batch API で利用できること同上2026-09-25

受領の可否の判断基準、区分の設計、断りの文面、NDAの条件の可否は、企業の規程と個別の契約によって異なります。この部分は自社の法務・知財部門の定めに応じた個別対応が必要です。 隔離した添付の保管期間と破棄の判断も同様です。この記事は、受領の可否や断り方についての法的な判断を示すものではありません。

実装ステータス:構成例。 公開仕様に基づいて設計した構成であり、当社で実際に構築・検証したものではありません。工数の数値はモデル条件による試算です。

自社の業務に使えるAI活用候補を整理します

このユースケース(UC-0234)についてのご相談はこちらから。

AI活用について相談する
目次