CASE #652

非常灯だけが点く工場のCMと停電時の起動実績の公表で工場からの導入相談を3倍にしたコージェネの施策

概要

従業員1,000人以上の停電でも自分で立ち上がるガスコージェネを工場に入れる会社では、非常用の発電機があるから足りると思われ、それが照明や防災の設備向けで生産の設備は止まることが知られていなかった。非常灯だけが点く工場のCMと、停電時の起動実績の公表、排熱の使い道が出る資料を実施。平時の削減額も示した結果、工場からの導入相談が3倍になった。

企業プロフィール: エネルギー・インフラ | 1,000人以上 | 10億円~100億円未満 | マーケティング予算規模: 年間約5,000万円

実施した施策

1 TVCM
15秒のCMを工業地帯のある県の局で1年間流した。映すのは発電機でも配管でもなく、停電した夜の工場で非常灯だけが点き、止まったままの生産の設備を前に立ち尽くす工場長の場面にした。非常用の発電機では生産の設備まで回らないことを字幕で出して社名で終えた。
目的・効果 非常用の発電機で足りるという思い込みを崩し、工場の検討の候補に名前を残す。
金額 3,000万円(15秒CMの制作費と県域局の1年分の放映料)
2 広報・PR
自社が入れた設備が、系統の停電のときに外の電源なしで立ち上がった回数と、立ち上がって給電を始めるまでの時間を毎年まとめて公表した。落雷や台風といった停電の原因別に分け、立ち上がらなかった件とその理由も同じ表に載せた。
目的・効果 停電のときに本当に動くかを実数で示し、導入済みの工場にも点検の相談を続けてもらう。
金額 年間500万円(運転記録の集計と発表資料の作成および配信)
3 ホワイトペーパー・お役立ち資料
工場の蒸気と温水の使用量、電気の契約の大きさを入れると、排熱をどこに回せるかと平時の光熱費の削減額が出る資料を作った。停電の時に守りたい設備を書き出す欄を設け、その設備を回すのに要る出力と、非常用の発電機で足りる範囲を分けて示した。
目的・効果 平時の削減と停電時の備えを1枚で比べてもらい、工場からの導入相談を3倍にする。
金額 400万円(試算の設計と資料の制作)

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