CASE #641

工期が止まる場面のCMと見つかった割合の公表で着工前の調査を月90件にした石綿調査の会社の施策

概要

従業員150人規模の建物のアスベストを調べて取り除く会社では、解体や改修の直前に有資格者の調査が要ると気づかれて工期が止まり、調査だけ頼まれて除去は別の会社に流れていた。工期が止まる場面を映す地方局のCMと、工事の多い地域の駅の掲出、見つかった割合の公表を実施。見積もりの前に調べる形にした結果、着工前の調査が月90件になった。

企業プロフィール: 建設 | 100人~999人 | 1億円~10億円未満 | マーケティング予算規模: 年間約2,500万円

実施した施策

1 TVCM
15秒のCMを県内の局で1年間流した。映すのは作業でも防護服でもなく、着工の日に現場の前で止まっている重機と、電話をかけている現場監督の場面にした。調査には資格が要ることと、延べ床80平方メートル以上の解体と請負100万円以上の改修は報告も要ることを字幕で出して社名で終えた。
目的・効果 直前に気づく工事を減らし、見積もりの段階で名前が挙がる状態をつくる。
金額 900万円(15秒CMの制作費と県内局の1年分の放映料)
2 交通広告・OOH
工事が多い地域の駅の改札前と、資材置き場へ向かう道の看板に1年間掲出した。載せたのは、調査から報告までに要した日数の自社の実績と、資格の種類が3つあることだけにした。除去の費用も工法も書かず、いつまでに頼めば工期に間に合うかを月単位で並べた。
目的・効果 工期から逆算していつ頼むかを先に知ってもらう。
金額 年間600万円(工事地域の3駅のポスターと道路看板2面の掲出料)
3 広報・PR
前の年に自社が調べた建物のうち、石綿を含む建材が実際に見つかった割合を毎年まとめて公表した。建てられた年代別と、建材の種類別に分け、図面には載っていなかったのに見つかった件数も別に出した。見つからなかった建物の割合も同じ表に置き、調べ直しになった件数も載せた。
目的・効果 調べなくてよいと決めつける工事を減らし、着工前の調査を月90件にする。
金額 年間240万円(調査データの集計と発表資料の作成および配信)

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