概要
従業員50人以下の図書館と学校に本を納める書籍の卸では、本そのものに差がないため入札のたびに値引きで決まり、装備の手間をどれだけ引き受けているかが伝わっていなかった。装備の仕様を並べた資料と司書宛の封書、図書館の専門誌への連載を実施。背ラベルもフィルムも館ごとに違う仕様をそのまま受けられると示した結果、指名の見積依頼が3.2倍になった。
企業プロフィール: 商社・卸売 | 10人~99人 | 1,000万円~1億円未満 | マーケティング予算規模: 年間約600万円
実施した施策
公立図書館と学校図書館の司書宛に、年3回、封書を送った。案内ではなく、これまでに受けた装備の仕様を館ごとに並べた一覧。背ラベルの桁数、バーコードを貼る位置、フィルムを掛ける範囲までそのまま載せ、自館の仕様に近いものに印を付けて返せる形にした。
目的・効果 仕様の相談を入札の前に始めてもらい、指名の見積依頼を3.2倍にする。
金額 年間120万円(年3回・計3,600通の印刷と発送)
図書館の担当者が読む専門誌に、月1回の連載枠を持った。自社の品揃えは出さず、装備の仕様が館ごとに違うために納品からカウンターに並ぶまで何日かかっているかを、受託した館の実測から工程別に出した。仕様をそろえた館の例も添えた。
目的・効果 本の値段ではなく、棚に並ぶまでの日数で比べてもらう。
金額 月額14万円(専門誌の連載枠と実測・執筆の費用)
装備の仕様書をゼロから書くための雛形を1冊にまとめ、連載と封書から落とせるようにした。決めるべき項目を順に並べ、それぞれで選べる選択肢と、選んだ場合に納期がどう動くかを添えた。指定管理の引き継ぎでも使えるようにした。
目的・効果 仕様を書く段階から関わり、次の年度も続けて相談される。
金額 年間90万円(雛形の設計と印刷、年度ごとの改訂)
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