SwapcardのAIマッチングとは?|出展者に渡すリードの線

SwapcardのAIマッチングとは?|出展者に渡すリードの線

「展示会で名刺もバッジの読み取りも集まったのに、誰が本気なのか分からない」「主催者のアプリが『関心が高い順』に並べてくれるらしいが、その順位を信じて営業に回していいのか」——出展を担当するマーケやイベントの部門で、会期が終わるたびに上がる声です。集める手段が増えたぶん、並べ方と渡し方で迷う場面が増えました。ただ、問うべきはAIの順位が正しいかどうかではありません。順位が何のデータから作られ、参加者がそれをどこまで予期しているかを知ったうえで、営業に渡す相手を人が線引きすることが本題です。この記事では、海外の大型イベントで使われているイベント基盤 Swapcard を例に、AIマッチングと関心度の順位の中身を読み解き、出展者として受け取ったリードをどう扱うかを整理します。


カメ先生カメ先生

イベントアプリのAIの順位は、買う気のある順だと受け取られがちなんだ。でも本当は、アプリの中で出展者とどれだけ接点を持ったかを数えた順なんだよ


カメ子カメ子

ブースに何度も来た人と、本気で検討している人は、同じではないということですか


カメ先生カメ先生

そう。資料を見に来た学生も、競合の調査に来た人も、接点の数では上位に来る。だから順位は入口として使い、営業に渡す線は人が引く


カメ子カメ子

AIが並べるところまでと、人が選ぶところを分けて考えるんですね


この記事のポイント
  • Swapcard は、登録・イベントアプリ・出展者の道具・AIマッチングを一つにしたイベント運営の基盤。AIアシスタント Sherlock が参加者を案内し、出展者には関心度の順に並べたおすすめのリードを示す
  • 順位の材料は、出展者のページの閲覧・ブース訪問・問い合わせ・面談・選んだ関心の項目など、アプリの中の行動。2026年10月時点の規約では、参加者のデータの管理者は主催者で、AIは主催者が有効にしたときだけ動く
  • おすすめ・順位づけ・会期中の案内はAI、営業に渡す相手の線引き・連絡してよいかの判断・最初の連絡文は人。主催者の順位は自社の基準で並べ直す材料の一つとして使う

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目次

Swapcard は、展示会の登録からアプリ・出展者の道具までを一つにしたイベント基盤

Swapcard は、展示会やカンファレンス、協会の年次大会といった大型のイベントを運営するための基盤です。2026年10月時点の公式サイトは、参加の登録、来場者が使うウェブとスマートフォンのアプリ、セッションの管理、出展者向けの道具、AIによるマッチングを一つの製品にまとめたものだと説明しています。

使う側は大きく三つに分かれます。イベントを主催する会社、ブースを出す出展者、来場する参加者です。主催者が Swapcard と契約してイベントを作り、出展者と参加者はそのイベントのアプリに招かれて使う、という関係になります。出展者は自分で Swapcard を選ぶのではなく、主催者が選んだ道具を使う立場にある点が、この記事の前提です。

AIの機能は、公式サイトで「イベントのAIエージェント」としてまとめられています。中心にいるのが Sherlock というAIアシスタントで、参加者にはセッションやブースを薦め、出展者には会うべき相手を示します。もう一つの Architect は、主催者の運営の手順を回す道具だと説明されていますが、公式トップでは詳しい中身は書かれていません。

日本の読者は、主催するより出展する側に立つことのほうが多いはずです。そこで本稿は出展者の目線を主にし、主催者の設定に関わる点は「主催者に確かめること」として扱います。

フランス発の会社と、国内でまだ知られていない理由

Swapcard のプライバシーポリシー(2025年8月28日版)では、個人情報の問い合わせ先がフランスのパリに置かれ、グループ会社としてフランスの法人が挙げられています。データは欧州経済領域のデータセンターで保存・処理すると書かれており、欧州の個人情報の決まりを前提にした作りです。

国内でまだ知られていない理由は、確かめた範囲で三つあります。一つ目は、画面・資料・更新情報がすべて英語で、日本語の画面や日本の展示会での利用例を公式サイトで確かめられなかったことです。Sherlock は複数の言語に対応すると更新情報にありますが、日本語が含まれるかは明記されていません。

二つ目は、顧客の顔ぶれです。公式サイトや公式ブログに出てくるのは欧米の展示会や協会の大会が中心で、国内の大型展示会は主催者が独自のアプリや別の仕組みを使うことが多いのが実情です。三つ目は、出展者が選ぶ製品ではなく主催者が選ぶ製品なので、出展者の側で名前を知る機会が少ないことです。海外の展示会に出展して、初めて主催者のアプリとして出会う人が多いでしょう。

このため国内の会社にとっての実際の場面は、海外の展示会や国際会議に出展し、主催者から Swapcard の出展者アカウントを渡されるところから始まります。使うかどうかではなく、渡された順位をどう扱うかが問いになります。

2026年10月時点のAI機能と、その提供の状態

出展者に関わるAIの機能は、公式の機能ページと公式の更新情報(リリースノート)に分かれて書かれています。確かめられた範囲を表にまとめます。

機能中身(公式で確かめた範囲)提供の条件
AIのおすすめのリードその出展者へのブース訪問・問い合わせ・関わりをもとに、交流の点数を付けて出展者の管理画面に並べる。チームの担当に割り当てられる上位の出展者パッケージに含まれる有料の追加機能
Sherlock(出展者向け)「今日会うべきリードは誰か」と聞くと答える。面談をチームの担当に割り当てる。人・出展者・製品を薦める主催者が管理画面でAIアシスタントを有効にしたとき。2026年2月にスマートフォンのアプリでも使えるようになった
マッチングの説明なぜこの二人を引き合わせるのかを、関心・知識・業種などの項目で共通する値を挙げて示す招待バイヤーの商談プログラムとAIのおすすめの表示に出る
おすすめの理由の表示出展者がおすすめのリードについて、おすすめの理由を見られる出展者の道具のページで案内
主催者向けの計画モードSherlock が作業の手順の案を先に示し、主催者が同意するまで動かない主催者の側の機能

表で押さえておきたいのは、出展者に届く順位の機能が、主催者の設定と出展のパッケージの両方に左右されることです。同じ Swapcard のイベントでも、主催者がAIを有効にしていなければ Sherlock は出てきませんし、出展のパッケージによってはおすすめのリードが見られません。

また、公式トップは出展者の有望なリードが2.5倍になると掲げていますが、この数字は提供元の発表で、算出の方法は書かれていません。順位の点数の計算式や重みも公開されていません。ここから先は、計算式が見えない前提で順位をどう扱うかを考えます。

出展者の手元に届くのは「関心が高い順」の一覧になった

以前の展示会で出展者の手元に残ったのは、名刺の束と、バッジの読み取りの記録でした。どちらも、ブースで実際に話した相手の記録です。誰を先に追うかは、ブースに立った担当者のメモと記憶で決めていました。

イベントアプリが入ると、出展者の手元には別の種類の一覧が届きます。ブースで話していなくても、アプリで自社のページを見た人、資料を開いた人、関心の項目が自社の分野と重なる人が、点数の付いた一覧として並ぶようになりました。Swapcard の出展者の道具のページは、こうした行動をもとに「成約に近い参加者」を浮かび上がらせると説明しています。

一覧が増えること自体は、取りこぼしを減らすという意味で良い変化です。ブースが混んで話せなかった相手や、会期の前にアプリで下調べをしていた相手を拾えるからです。一方で、話していない相手が、話した相手と同じ一覧に同じ形で並ぶため、営業から見るとどちらがどちらか区別がつきにくくなります。

ここで起きやすいのが、一覧の上から順に営業へ渡してしまうことです。点数が付いていると、それがそのまま優先度に見えます。しかし点数が表すのは、次の節で見るとおり、アプリの中での接点の量です。

順位の材料になる、参加者のデータ

公式の説明から、順位やおすすめの材料になっているデータを拾うと、次のように分けられます。一つは、その出展者に向けた行動です。ブースへの訪問、問い合わせ、出展者のページの閲覧、面談、チャットのやり取りがこれに当たります。

もう一つは、参加者が自分で入れたプロフィールです。参加したセッション、閲覧したほかのプロフィール、登録のときに選んだ関心の項目、業種や役職などの項目が使われます。マッチングの説明の機能は、関心・知識・業種の階層といった項目で二人に共通する値を挙げて理由を示す、と更新情報にあります。

一方、非公開のメッセージと、主催者が機微な情報として設定した項目は、AIに使わないと2026年10月時点のプライバシーポリシーは定めています。順位は、参加者がアプリの中で公開している情報と行動から作られる、ということです。

この材料の性質から言えるのは、順位が高い相手は自社に何度も触れた相手であって、予算や決裁の権限を持つ相手とは限らないということです。プロフィールの役職は本人の申告で、関心の項目は登録のときに多めに選ばれがちです。点数を読むときは、この偏りを差し引いて見る必要があります。

参加者は、自分のデータの使われ方をどこまで知っているか

出展者が順位を営業に回す前に考えておきたいのが、参加者の予期です。自社のページを見ただけで営業の電話がかかってきたら、参加者は驚きます。2026年10月時点のプライバシーポリシーは、この点をある程度書いています。

ポリシーによれば、イベントのプロフィールのデータの管理者は主催者で、Swapcard は主催者の委託を受けて処理する立場です。出展者のページを見ると、名前・役職・会社と、その訪問が出展者の分析に入り得ること、出展者をブックマークすると公開のプロフィールが出展者に見えること、ブースで出展者のQRコードを読むと連絡先が直接渡ることが書かれています。

さらに、AIは主催者が有効にした場合だけ使われ、利用者はおすすめから外すよう求められる、とあります。つまり規約の上では、参加者は出展者に行動が見えることを知らされている建前です。ただし、どこまで見えるかはプロフィールの設定、主催者の設定、必要な場合の同意によって変わると書かれており、イベントごとに違います。

規約に書いてあることと、参加者が実感として予期していることは別です。ページを一度見ただけの相手に電話をかければ、規約の上では許されていても、自社の印象は下がります。規約で許される範囲より狭く、参加者が予期している範囲で連絡するのが、出展者として安全な線です。

3つの受け取り方を比べる

出展者が会期の後にリードをまとめるやり方は、大きく三つあります。バッジの読み取りと名刺だけを使うやり方、主催者アプリのAIのおすすめと順位をそのまま受け取るやり方、受け取った順位を自社の基準で並べ直すやり方です。それぞれを、手に入る情報、参加者の予期、順位の根拠の見え方、営業に渡す前の確かめ方で比べます。

比べる点バッジの読み取りだけ主催者アプリの順位を受け取る自社で順位づけし直す
手に入る情報ブースで話した相手の連絡先と、担当者のメモ話していない相手を含む、行動にもとづく一覧と点数受け取った一覧に、自社の顧客の記録や商談の有無を重ねたもの
参加者の予期高い。本人がその場で読み取りに応じている相手によって差がある。ページを見ただけの人は連絡を予期していないことがある接点の種類で分けて扱うので、予期に合わせやすい
順位の根拠の見え方根拠は担当者の記憶。人によってばらつくおすすめの理由は見られるが、点数の計算式は公開されていない自社の基準を書いて残すので、後から説明できる
営業に渡す前の確かめ方メモの読み直しと、名刺の情報の確認そのまま渡すと確かめる手順が抜けやすい接点の種類・役職・既存の取引の有無を確かめてから渡す
向いている場面出展の規模が小さく、話した相手を確実に追いたいとき数が多すぎて人の手で絞れないときの入口海外の大型展示会で、営業の手を有望な相手に寄せたいとき

バッジの読み取りだけで済ませるやり方は、参加者の予期の点で最も安全です。読み取りの手配や項目の決め方は、来場者バッジの読み取りを扱った記事に送り、ここでは立ち入りません。本稿が勧めるのは、三つ目の並べ直しです。主催者の順位を捨てるのではなく、自社の基準で読み替える材料の一つにします。

主催者の順位をそのまま受け取ったときに起きること

二つ目のやり方、つまり主催者アプリの順位を上から営業へ渡すやり方は、手間がかからない分、いくつかの失敗が起きやすくなります。現場で起こり得るものを並べます。

  • 競合の会社の担当者が、自社のページや資料を何度も見ていたために上位に来て、営業がそのまま提案の連絡をしてしまう
  • すでに取引のある顧客が上位に並び、別の営業が「新しいリード」として二重に連絡してしまう
  • ページを一度見ただけの参加者に、会期の翌日に電話をかけ、「なぜ自分の連絡先を知っているのか」と問われる
  • 関心の項目を多めに選んだ学生や研究者が上位を占め、決裁の権限を持つ相手が下に埋もれる
  • 点数の高い順に件数で区切って渡したため、ブースで深く話した相手が一覧の下にあって漏れる

どれも、AIの順位が誤っているわけではありません。順位は接点の量を正しく数えています。問題は、接点の量を購買の見込みと読み替えて、確かめずに渡したことにあります。

特に最後の例は見落とされがちです。ブースで30分話した相手でも、アプリをほとんど使っていなければ点数は低く出ます。人が話した記録と、アプリの行動の記録は、別の列として扱う必要があります。

自社で順位づけし直すときの考え方

並べ直しの出発点は、受け取った一覧を接点の種類で分けることです。ブースで話した、面談した、問い合わせをした、という本人が自分から動いた接点と、ページを見た、資料を開いた、関心の項目が重なる、という受け身の接点を分けます。

次に、自社の記録を重ねます。顧客管理の仕組みと照らして、既存の顧客、商談中の相手、過去に断られた相手、競合の会社を洗い出します。既存の取引と競合を外すだけで、一覧の上位はかなり入れ替わるはずです。この照合は、営業に渡す前に必ず人が行う工程にします。

そのうえで、自社の基準で優先度を付けます。たとえば、自分から動いた接点があり、役職が決裁に関わり、自社の狙う業種に当たる相手を最上位にする、といった具合です。基準は文章で書いて残し、展示会ごとに見直すようにします。基準が書いてあれば、なぜこの相手を先に追ったのかを後から説明できます。

主催者の点数は、この基準の中で「アプリの中での関心の強さ」を示す一つの列として残しておきます。並べ直しの結果と点数を後で突き合わせれば、主催者の点数が自社の商談化にどの程度つながったかも見えてきます。

順位の根拠を読むときの見方

Swapcard では、出展者がおすすめのリードについて、おすすめの理由を見られると案内されています。マッチングの説明の機能では、関心・知識・業種で二人に共通する値が示されます。この理由の表示は、順位を鵜呑みにしないための大事な手がかりです。

理由を読むときに確かめたいのは、まず理由が行動にもとづくのか、プロフィールの項目の一致にもとづくのかです。行動にもとづく理由は自社への関心を示しますが、項目の一致にもとづく理由は可能性を示すだけです。関心の項目が同じでも、その人が今年なにかを買う予定があるとは限りません。

次に、理由の中身が自社の狙いと合っているかを見ます。たとえば自社が製造業向けの製品を売っているのに、理由に挙がっているのが「人工知能」という広い関心の項目だけなら、その一致は弱いと判断できます。理由が一つしかないおすすめと、複数の理由が重なるおすすめを分けて扱うのも有効です。

最後に、理由が示されないもの、つまり点数だけが付いているものは、点数の高さだけで優先しないことにします。計算式が見えない数字を、営業の時間の配分の根拠にしないためです。

営業に渡す前の確かめ方

並べ直したリードを営業に渡す前に、イベントの担当者が通す確認の手順を決めておきます。手順があれば、担当者が替わっても同じ品質で渡せます。

STEP1
一覧を接点の種類で分ける

ブースで話した・面談した・問い合わせた相手と、ページを見ただけ・項目が重なるだけの相手を、別の一覧にします。

STEP2
既存の顧客・商談中・競合を外す

顧客管理の仕組みと照合し、既存の取引先は担当の営業へ、競合の会社は一覧から外します。この照合はAIに任せず人が行います。

STEP3
自社の基準で優先度を付ける

文章で書いた基準に沿って、役職・業種・接点の種類から優先度を付けます。主催者の点数は参考の列として残します。

STEP4
連絡してよい相手かを確かめる

主催者の規約と同意の取り方を確かめ、受け身の接点しかない相手を営業の電話の対象にするかを決めます。

STEP5
営業に渡す理由を一行で添える

なぜこの相手を渡すのか、どこで接点があったのかを一行で書いて渡します。営業が最初の連絡で的外れなことを言わずに済みます。

この手順の中で、AIに手伝わせてよいのは、一覧の分け方の下書きや、理由の一行の下書きです。誰を外し、誰を渡すかの判断は、イベントの担当者と営業の責任者が持ちます。

渡す件数にも上限を決めておきます。営業が会期の後の2週間で追える件数には限りがあるので、それを超える分は営業の電話ではなく、マーケの側のメールの対象に回すほうが取りこぼしになりません。

連絡してよいかの判断と、最初の連絡文は人が持つ

並べ直しが終わっても、すぐに全員へ連絡してよいわけではありません。連絡してよいかは、主催者がどんな同意を取っているか、国や地域の決まりがどうなっているかで変わります。

海外の展示会では、欧州の参加者が多く含まれることがあります。Swapcard の規約は欧州の個人情報の決まりを前提に書かれており、出展者に連絡先が渡る場面と、行動だけが見える場面を分けています。連絡先を本人から受け取っていない相手に、出展者から直接営業の連絡をしてよいかは、主催者の同意の取り方と自社の法務の判断で決める項目です。

最初の連絡文も、人が書くか、人が確かめてから送ります。AIに下書きさせるのはかまいませんが、相手がどこで自社と接したのかを正しく書くこと、ページを見ただけの相手に見られていたと感じさせない書き方にすることは、人が確かめる点です。会期の後のメールの出し分けや追いかけ方は、展示会後のナーチャリングを扱った記事に譲ります。

AIマッチングの順位は、連絡してよい相手の一覧ではなく、連絡を検討する相手の一覧だと位置づけておくと、社内で迷いが減ります。

主催者に確かめること

出展者が自分で決められない点は、出展の申し込みの前か、遅くとも会期の前に主催者へ確かめます。海外の主催者でも、出展者向けの説明会や問い合わせ窓口で答えてもらえることが多い項目です。

  • AIアシスタントとAIのおすすめを、このイベントで有効にしているか
  • おすすめのリードを見られるのは、どの出展のパッケージからか。追加の費用はかかるか
  • 参加者は、出展者のページの閲覧やブース訪問が出展者に見えることを、どこでどう知らされているか
  • 出展者に連絡先が渡るのはどの場面か(読み取り・ブックマーク・面談など)。行動だけが見える相手の連絡先は渡るか
  • 参加者が出展者からの連絡に同意する手続きはあるか。同意の有無を一覧で見られるか
  • リードを書き出せる期間と形式。会期の後、いつまで出展者の画面に入れるか
  • 日本語の画面や、日本語でのおすすめ・案内に対応しているか

このうち参加者への知らせ方と同意の手続きは、自社の連絡の線を決めるための前提になります。答えが曖昧なら、受け身の接点しかない相手には営業の電話をかけない、という保守的な線で始めるのが安全です。

日本語の対応は、2026年10月時点の公式の資料では確かめられませんでした。国内の展示会で Swapcard が使われる場面に出会ったら、まず主催者に画面の言語と案内の言語を確かめてください。

AIに任せる工程と人が決める工程、費用の増え方

ここまでの話を、AIに任せる工程と人が決める工程に分けて整理します。会期中の案内とおすすめはAIの得意なところで、営業に渡す線引きは人の仕事です。

AIに任せてよいのは、参加者へのセッションやブースの案内、出展者への会うべき相手のおすすめ、関心度での並べ替え、面談のチームへの割り当ての提案、一覧の分け方や連絡文の下書きです。人が決めるのは、営業に渡す相手の線引き、既存の顧客と競合の除外、連絡してよいかの判断、最初の連絡文の確定です。

費用の増え方は、出展者の側では主に出展のパッケージで決まります。2026年10月時点の公式の更新情報では、AIのおすすめのリードは上位の出展者パッケージに含まれる有料の追加機能と書かれています。つまり順位を見るための費用は、出展する展示会の数と、そこで選ぶパッケージの段階に応じて増えます。金額は主催者ごとに違うため、申し込みの前に主催者に確かめます。

もう一つの費用は、並べ直しにかかる人の手間です。一覧が大きいほど、照合と確認の時間がかかります。順位を見るための追加の費用を払うなら、並べ直しの人手も同時に確保することが、費用を無駄にしない条件です。止めたいときは、追加機能を申し込まない、あるいは受け取った順位を使わずにバッジの読み取りだけで追う、というやり方に戻せます。

よくある質問

AIの関心度の順位は、買う見込みの高い順と考えてよいですか

考えないほうが安全です。順位の材料は、ブース訪問・問い合わせ・ページの閲覧などアプリの中の接点と、プロフィールの項目です。買う見込みを示す予算や決裁の情報は入っていません。順位は入口として使い、自社の基準で並べ直してから営業に渡してください。

ページを見ただけの参加者に、営業の電話をかけてもよいですか

規約の上で行動が出展者に見えることと、本人が連絡を予期していることは別です。連絡先を本人から受け取っていない相手に直接連絡してよいかは、主催者の同意の取り方と自社の法務の判断で決めてください。迷う場合は、営業の電話ではなく、主催者の仕組みを通じた案内やメールの対象に回すのが無難です。

出展者の側で、AIのおすすめを止めることはできますか

AIアシスタントを有効にするかは主催者の設定で、出展者が決めるものではありません。出展者の側でできるのは、おすすめのリードを含むパッケージを選ばないこと、受け取った順位を使わずに自社の基準だけで追うことです。

国内の展示会でも使われていますか

2026年10月時点の公式サイトでは、国内の展示会での利用例や日本語の画面を確かめられませんでした。日本の会社が出会うのは主に海外の展示会や国際会議です。国内で使う場面があれば、画面の言語と規約の日本語版の有無を主催者に確かめてください。

まとめ

Swapcard のAIマッチングは、参加者のアプリの中の行動とプロフィールから、出展者に会うべき相手を薦め、関心度の順に並べる仕組みです。順位は接点の量を数えたもので、買う見込みの順ではありません。参加者のデータの管理者は主催者で、AIは主催者が有効にしたときだけ動き、出展者がおすすめのリードを見られるかはパッケージで決まります。出展者としては、受け取った順位を接点の種類で分け、既存の顧客と競合を外し、自社の基準で並べ直してから営業に渡す。おすすめ・順位づけ・会期中の案内はAIに任せ、営業に渡す相手の線引き、連絡してよいかの判断、最初の連絡文は人が持つ。この線を出展の前に決めておけば、順位の一覧は取りこぼしを減らす道具になります。

  • 製品の機能と提供の状態は、Swapcard の公式サイト(ホーム・AIエージェントのページ・出展者の道具のページ)、公式の更新情報、2025年8月28日版のプライバシーポリシーを2026年10月26日に確かめた範囲に基づきます
  • 点数の算出方法、使っているAIの提供元、日本での提供と日本語の画面、料金は公式の資料で確かめられなかったため、出展の申し込みの前に主催者や提供元に直接確かめてください

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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