模倣品対策をRed Pointsに任せる項目|AIの削除申請を人が見る線

「自社の商品の偽物がモールに何百件も出ていて、担当者が手で通報していては追いつかない」「AIが見つけて自動で削除を申し立ててくれるなら、全部任せてしまいたい」——ブランドや知的財産を預かる部門で、よく並んで聞こえる声です。手が足りないのは事実で、規模も小さくありません。経済協力開発機構が2025年5月に欧州連合知的財産庁と公表した報告では、2021年の模倣品の国際的な取引は4,670億ドル、世界の輸入の2.3%と推計されています。ただ、論点はAIに通報を任せられるかどうかではありません。削除の申し立ては自社の名前で出す権利の主張なので、正規品や並行輸入品を誤って消したときの責任は自社に返ってきます。この記事では、ブランド保護の製品 Red Points を例に、AIに任せる項目と、申し立ての前に人が見る線を場面ごとに整理します。
カメ先生模倣品の対策は、見つけて消す件数の勝負だと思われがちなんだ。でも本当は、消してよい物と消してはいけない物を分ける線を、誰が持つかの勝負なんだよ
カメ子AIが偽物だと判定しても、本当は正規の販売店の出品だった、ということもあるんですか
カメ先生そう。正規の販売店、並行輸入、中古品、批評のための引用。見た目は似ていても、申し立てる理由がない出品はたくさんある。だから見つける・根拠を示す・同じ運営者を結び付けるのはAIに任せて、申し立てるかどうかの線は人が引いておくんだ
カメ子件数が増えるほど、申し立ての前の線引きが大事になるんですね
- Red Points は、ECモール・偽サイト・SNS・アプリ・広告、そしてAIの買い物の答えに出た模倣品やなりすましをAIで見つけ、削除の申し立てまで代行する製品。2025年10月以降、根拠を示す Vision AI、同じ運営者を結び付ける Actor Networks、AIの買い物の答えを監視する AI Commerce Protection を発表した
- AIに任せるのは監視・検出・根拠の提示・同じ運営者の結び付け・申し立ての下書き。申し立てるかの判断、正規品・並行輸入・中古との区別、取引先への連絡、警告や訴訟の判断は人
- 導入の前に、正規の販売者の一覧、自動で申し立ててよい類型、誤った申し立てが起きたときの取り下げの手順を決める
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Red Points は、模倣品の検出から削除の申し立てまでを代行するブランド保護の製品
Red Points は、インターネット上に出た自社の模倣品、偽サイト、なりすましのアカウント、海賊版を見つけ、削除の申し立てまでを代行する製品です。2026年10月時点の公式サイトは、自らを「完全に代行するAIのブランド保護の基盤」と呼び、調査や試し買い、ドメインの紛争の申し立てといった専門家の作業も合わせて提供するとしています。
監視の対象は広く、公式サイトは5,000を超える販売の場、広告、偽サイト、ドメイン、SNS、アプリ、検索、動画、そしてAIの買い物の答えを挙げています。名前が出ている販売の場は Amazon やアリババなどで、中国本土の国内の販売の場を対象にする提供も2025年1月に発表されています。
AIの役割は、画像や文字や販売者のふるまいから侵害の疑いがある出品を拾い、危険度で並べ、根拠を示すところにあります。公式ブログの比較記事は、判断が要る件は同社の専門家が確かめ、どう動くかは顧客が決めた基準で決めると説明しています。AIだけで完結させる作りではない、という点が出発点です。
なお、自社を騙る偽サイトや偽広告の見つけ方と、SNSのなりすましアカウントへの対応は、それぞれ別の記事で扱っています。本稿は、ECモールやAIの買い物の答えに出た模倣品・なりすまし出品について、削除の申し立てをどこまでAIに任せるかに絞ります。
作っている会社と、国内でまだ知られていない理由
Red Points の公式サイトの所在地の欄には、ニューヨーク、バルセロナ、北京、ソルトレイクシティが並んでいます。提供元の発表では、1,300を超えるブランドが使い、広告の監視と申し立ては240を超える国と地域に及ぶとしています。創業の年や資金の調達の状況は、2026年10月時点の公式サイトでは確かめられなかったため、本稿では触れません。
国内でまだ知られていない理由は、確かめた範囲で三つあります。一つ目は、画面と資料が英語で、日本語への対応が公式サイトに書かれていないことです。二つ目は、名前の出ている販売の場が欧米と中国のものに偏っていて、楽天市場やアマゾンの日本のサイト、メルカリなど国内の販売の場への対応が、公式の資料では確かめられないことです。
三つ目は、日本の模倣品対策の進め方との違いです。国内の会社は、税関での差し止めや、モールの権利者向けの窓口への個別の通報、弁護士や調査会社への依頼で対応してきたところが多く、海外の代行の製品を比べる機会が少なかったと考えられます。
したがって国内の会社が検討するなら、国内の販売の場への申し立てに対応するか、日本の商標権の書類を扱えるかを、最初に提供元へ確かめる項目として扱います。海外のモールで自社の偽物が売られている会社にとっては、そのままでも検討の価値がある製品です。
2025〜2026年に加わった機能と提供の状態
公式のプレスルームと製品の更新の記事から、この1年ほどで加わった主な機能を表にします。AIにかかわる機能が多いのが特徴です。
| 機能 | 中身(公式で確かめた範囲) | 発表の時期 |
|---|---|---|
| Actor Networks | 販売の場をまたいだ共通の手がかりから、複数の販売者やアカウントが同じ運営者かもしれないことを示す | 2025年10月 |
| Vision AI | 画像の判定について、見つけたロゴ・読み取った文字・似ている画像の型など、根拠となる見た目を示す | 2025年10月 |
| AI Commerce Protection | まず ChatGPT から始めて、AIの買い物の答えに出る侵害の出品や偽の転送先を監視し、確かめた件をAIの基盤と元の販売の場の両方に申し立てる | 2025年10月 |
| 権利の書類の管理 | 商標の登録証や許諾の書類をまとめ、申し立ての流れにつなぎ、期限を追う | 2025年10月 |
| Enforcement Log | 通報した出品ごとに、最初の申し立てから結果までの対応を時系列で残す | 2026年3月 |
| Deepfake Protection | 経営者や著名人になりすましたAI生成の動画を、主要なSNSで見つけて削除を求める | 2026年7月 |
ここで押さえておきたいのは、AIの機能の多くが、判定するより「根拠を示す」「関係を示す」側に置かれているという点です。根拠と関係が見えれば、人が申し立ての前に確かめやすくなります。逆に言えば、確かめる人がいなければ、根拠の表示は使われないまま終わります。
経営者のなりすまし動画への対応は、偽の役員の声に備える訓練の記事とも重なるため、本稿では1行で触れるだけにします。以下では、ECモールとAIの買い物の答えに出た出品の申し立てに話を絞ります。
削除の申し立ては、誤れば自社の責任になる
模倣品の削除の申し立ては、販売の場の運営者に対して「この出品は自社の商標権などを侵害している」と主張することです。運営者は、申し立ての中身を細かく確かめずに出品を止めることが多く、止められた販売者には売上の損失が出ます。
申し立てが誤っていた場合、その責任は申し立てた側にあります。国内では、根拠のない侵害の申し立てが、競合の信用を害する「虚偽の事実の告知」として不正競争防止法の問題になり得るとされています。海外の販売の場でも、誤った申し立てが続くと、権利者の側の申し立ての信用が下がり、手続きが厳しくなることがあります。
さらに、自社の正規の販売店の出品を誤って消せば、取引先との関係に響きます。販売店から「なぜうちの出品が消されたのか」と問い合わせが来たとき、代行の製品が申し立てたと答えても、取引先から見れば申し立てたのは権利者である自社です。
この性質があるので、申し立てを件数で評価するのは危うい考え方です。消した件数が多いほど成果に見えますが、その中に誤りが一定の割合で混じれば、件数が増えるほど誤りの件数も増えます。見るべきは件数より、誤った申し立ての件数と、取り下げにかかった時間です。
場面1:自社の偽物がECモールやAIの買い物の答えに出る
流れの始まりは、自社の偽物がどこかに出ることです。典型は、ECモールに正規品より大幅に安い出品が並ぶ、公式の商品写真を流用した出品が出る、ブランド名を少し変えた出品が出る、といった形です。最近は、AIに「おすすめの商品は」と聞いたときの答えに、偽物の出品や偽のサイトへの転送先が混じる場面も出てきました。
この段階で人が決めておくのは、守る対象です。どの商標、どの商品、どの国と販売の場を監視するかを決めます。全商品・全世界を最初から対象にすると、確かめる件数が人の手に余ります。被害の訴えが多い商品、模倣されやすい定番の商品、主要な輸出先の販売の場から始めます。
権利の書類もこの段階でそろえます。申し立てには、どの権利にもとづくかを示す必要があります。公式は2025年10月に、商標の登録証や許諾の書類をまとめて申し立ての流れにつなぎ、期限を追う機能を発表しています。国ごとの商標の登録の有無と更新の期限を、法務か知的財産の担当が持つことを最初に決めます。
国内の販売の場について確かめられない以上、国内の偽物は、モールの権利者向けの窓口への通報など、従来の方法と並べて運用する前提で考えます。代行の製品に任せる範囲と、自社で通報する範囲を、販売の場ごとに分けておきます。
場面2:AIが見つける──監視の範囲と、正規の販売者の登録
監視が始まると、AIは画像・ロゴ・文字・販売者のふるまいから侵害の疑いがある出品を拾います。製品の更新の記事によれば、商品の写真やロゴからの検出、すでに偽物と結び付いた画像の再利用の検出、販売者の危険度の点数づけなどが、数年かけて積み上がってきました。
ここで人が先にやっておくのが、正規の販売者の登録です。製品の更新の記事は、販売者を拒否・監視・許可の三つの一覧に分ける機能を2023年に加えたと説明しています。正規の販売店や認めた再販業者を許可の一覧に入れておかないと、AIは公式の写真を使った正規の出品も疑いとして拾います。
許可の一覧を持つのは、営業や販売の管理の部門です。販売店との契約が始まったとき、終わったときに、一覧を誰が更新するかを決めます。契約が終わった元の販売店が在庫を売り続けている、といった場面は、許可の一覧から外すだけでは判断がつかないので、人が個別に見ます。
監視の検出の基準も、人が決めます。正規品の価格に比べてどれだけ安ければ疑うか、どの言葉を含む出品を拾うかです。検出の基準を広げすぎると確かめる件数が増え、狭めすぎると偽物を見逃すので、最初の数か月は基準と件数を見比べながら調整します。
場面3:根拠を見る──Vision AI が示すもの
疑いのある出品が拾われたら、次は根拠を見る段です。2025年10月に発表された Vision AI は、画像にもとづく判定について、見つけたロゴ、文字の読み取りで読んだ文、似ている画像の型など、判定の手がかりになった見た目を示します。
根拠が見えることの意味は、人が短い時間で確かめられることです。AIが「偽物の疑い」とだけ出す場合、人は出品を開いて一から見比べる必要があります。根拠が示されていれば、示された手がかりが本当に侵害を表しているかだけを確かめればよくなります。
ただし、根拠が示すのは「似ている」までです。公式の写真と同じ画像が使われていても、正規の販売店が使っている可能性があります。ロゴが写っていても、中古品の出品や、商品を紹介する記事かもしれません。見た目の一致は申し立ての理由の半分で、残りの半分は誰が売っているかです。
根拠を見る担当は、ブランドの担当者か知的財産の担当者が持ちます。初めのうちは、AIが拾った件を全部人が見て、AIの判定と人の判断が一致した割合を数えます。一致が続く類型が見えてきたら、その類型だけ確かめ方を軽くする、という順番で進めます。
場面4:削除を申し立てる──自動で出してよい類型
根拠を確かめたら、削除の申し立てです。Red Points は申し立ての作業を代行し、公式ブログの比較記事は、判断が要る件は専門家が確かめると説明しています。ただ、どの件を自動で申し立て、どの件で人の判断を待つかの境目は、公式の資料では確かめられませんでした。境目は道具の側ではなく、自社の基準として書いておく必要があります。
自動で申し立ててよいのは、誤りの余地が小さい類型に限るのが出発点です。たとえば、ブランド名を含み、許可の一覧にない販売者が、正規品の数分の一の価格で、公式の写真を使って出している出品です。同じ運営者の出品で、すでに偽物と確かめた物と同じ画像を使っている出品も、この類型に入れやすいでしょう。
反対に、人の判断を待つのは、正規品の可能性が少しでもある出品です。価格が正規品に近い、販売者が実店舗を持つ業者に見える、中古や輸入と書かれている、といった出品は、申し立ての前にブランドの担当者が見ることにします。
自動で申し立てる類型は、文書にして、ブランドと法務の責任者が承認します。類型を広げるときも同じ承認を取ります。提供元の顧客の事例には、申し立ての大半を自動にしたという数字も出てきますが、自社の類型と誤りの件数を見てから広げるのが安全です。
自動で申し立てない場合のチェック
申し立ての前に人が見る出品を、類型の一覧にしておきます。見た目が似ていても、申し立てる理由がない、あるいは慎重に扱うべき出品です。この一覧に当てはまる件は、AIがどれだけ高い確信度を出していても、自動の申し立てから外します。
- 正規の販売店・認めた再販業者の出品(許可の一覧に入っているか、契約が切れた直後か)
- 真正品の並行輸入とうたう出品(国内では、真正品の並行輸入は一定の条件で商標権の侵害に当たらないとされる)
- 中古品・再販品の出品(正規に売られた品の転売は、原則として商標権の侵害にならないとされる)
- 商品の批評・比較・紹介の記事や動画で、ロゴや写真を引用している物
- 互換品・付属品で、「〜対応」とブランド名を説明に使っている出品
- 取引先・関係会社・自社の別の部門が出している出品
- 価格が正規品と近く、偽物と言い切れる手がかりが見えない出品
並行輸入や中古品の扱いは、国や販売の場によって違います。上の一覧の法的な扱いは国内の一般的な考え方で、個別の出品が当てはまるかは事情によります。判断がつかない件は、申し立てを保留にして法務か弁護士に回すことを決めておきます。
保留にした件は、保留にした理由を一言残します。「並行輸入の可能性」「元の販売店」「批評の引用」といった理由がたまると、検出の基準や許可の一覧を見直す材料になります。
場面5:同じ運営者をまとめて止める
模倣品の出品は、一つ消しても別の名前ですぐに出てきます。2025年10月に発表された Actor Networks は、販売の場をまたいだ共通の手がかりから、複数の販売者やアカウントが同じ運営者かもしれないことを示す機能です。公式は、繰り返す違反者や流通の型をつかむのに役立つと説明しています。
まとめて止められると、申し立ての手間は大きく減ります。ただし、結び付けは「同じ運営者の可能性」であって、結び付いた全員が偽物を売っているとは限らないという点に気をつけます。同じ倉庫や同じ決済の手段を使う別の業者が、たまたま結び付くこともあり得ます。
まとめて申し立てるときは、結び付いた販売者のうち、偽物と確かめた出品がある販売者だけを対象にし、確かめていない販売者は監視に回します。一括の申し立ての対象の一覧は、送る前に人が目を通します。正規の販売店が一人でも混じっていれば、その一件で取引先との関係が崩れます。
繰り返す運営者に対しては、削除の申し立てを超えた手段を考えることになります。調査、試し買い、警告の文書、訴訟です。公式サイトは調査や試し買いも提供するとしていますが、警告や訴訟に進むかは、費用と取引への影響を見て法務と経営が決める判断で、AIの提案で動くものではありません。
場面6:記録と再発──Enforcement Log
申し立てが終わったら、記録です。2026年3月に発表された Enforcement Log は、通報した出品ごとに、最初の申し立てから最終の結果までの対応を時系列で残す機能です。公式の比較記事は、連絡、送った書類、上の段階への引き上げまでが一件ごとに見えると説明しています。
記録が大事な理由は二つあります。一つは、誤った申し立ての問い合わせが来たときに、いつ、どの根拠で、誰の判断で申し立てたかを示せることです。自動で申し立てた件か、人が確かめて申し立てた件かが記録から分かるようにしておきます。
もう一つは、再発の把握です。消した出品が別の名前で戻ってきた割合、同じ運営者の出品が繰り返し出る販売の場、削除に時間がかかる販売の場が見えれば、監視の範囲や申し立ての優先度を見直せます。月に一度、消した件数ではなく、戻ってきた件数と誤った申し立ての件数を見ることを決まりにします。
記録の持ち出しも確かめます。代行の製品をやめた後も、過去の申し立ての記録は、訴訟や税関への申し立ての資料として使うことがあります。記録を書き出せる形と範囲は、公式の資料では確かめられなかったため、契約の前に提供元に確かめます。
AIの買い物の答えに出る偽物への申し立て
2025年10月に発表された AI Commerce Protection は、ChatGPT から始めて、AIの買い物の答えに出る侵害の出品、偽の転送先、なりすましの出典を監視する機能です。製品の更新の記事によれば、確かめた件は、AIの基盤と、元になった販売の場やサイトの両方に申し立てるとされています。
AIの答えに出る偽物は、利用者から見ると「AIが勧めた店」に見えるため、通常の検索結果より信じられやすいという心配があります。一方で、AIの答えは聞き方や時期で変わるため、同じ偽物がいつ、どの聞き方で出たかを記録に残さないと、申し立ての根拠が弱くなります。
ここでも、申し立てるかの判断は通常の出品と同じ基準で行います。AIの答えに出たからといって、基準を緩めたり厳しくしたりはしません。元の販売の場で正規品と確かめられない出品は、AIの答えに出ていても申し立てないという線を守ります。
対応しているAIの基盤の範囲は、公式の記事の範囲では ChatGPT から始めると書かれているだけでした。他の対話型のAIの買い物の答えに広がるかは、契約の前に確かめてください。AIの答えは提供元の側の更新で大きく変わるため、この機能の対象は今後も動くものとして扱います。
誤った申し立てが起きたとき
どれだけ線を引いても、誤った申し立ては起きます。大事なのは、起きたときに素早く取り下げ、相手に説明し、原因を基準に戻すことです。起きやすい型を先に知っておくと、備えが具体的になります。
- 許可の一覧の更新が遅れ、新しく契約した販売店の出品を消してしまう
- 並行輸入の正規品を、価格が安いという理由だけで偽物と判定して申し立てる
- 結び付いた販売者の一覧をそのまま一括で申し立て、無関係の業者が混じる
- 商品の比較記事の写真を、公式の写真の無断使用として申し立てる
- 自社の別の部門が出している出品を、偽物として申し立てる
誤りが分かったら、まず申し立てを取り下げ、販売の場に出品の復活を求めます。取り下げの手続きを代行の製品の側でどこまでできるかは、公式の資料では確かめられませんでした。取り下げを誰が判断し、誰が手続きするかを、導入の前に決めておきます。
相手が自社の販売店や取引先なら、営業の担当者から連絡し、経緯を説明します。原因が許可の一覧の更新漏れなら一覧の更新の手順を、類型の基準の誤りなら基準を直します。一件でも正規の販売店への誤った申し立てが出たら、原因が分かるまでその類型の自動の申し立てを止めるという線を、先に決めておきます。
AIに任せる項目と、人が決める項目
ここまでの場面を、項目ごとに一枚にまとめます。左の列はAIや代行の製品に任せてよいこと、右の列は人が決めること・確かめることです。
| 場面 | AI・代行に任せてよいこと | 人が決めること・確かめること |
|---|---|---|
| 守る対象を決める | 監視の対象の候補の提示 | 監視する商標・商品・国と販売の場、権利の書類の持ち主 |
| 見つける | 画像・ロゴ・文字・販売者のふるまいからの検出、危険度の点数 | 正規の販売者の許可の一覧、検出の基準 |
| 根拠を見る | 判定の手がかりの表示 | 手がかりが侵害を表しているか、誰が売っているか |
| 申し立てる | 類型に当てはまる件の申し立て、申し立ての作業の代行 | 自動で申し立てる類型の承認、類型外の件の判断、保留の判断 |
| まとめて止める | 同じ運営者の可能性の提示 | 一括の対象の確認、警告や訴訟に進むか |
| 記録と再発 | 対応の時系列の記録、再発の検出 | 誤った申し立ての取り下げ、取引先への連絡、基準の見直し |
右の列の項目は、ブランド・法務・営業の責任者の名前で決めておきます。中でも、取引先や販売店への連絡と、警告や訴訟の判断は、AIの提案がどれだけ正確でも人が持つことを崩さないでください。
この線引きは、同じ便で扱う法務の判断基準のAIや、認証の準備のAIでも同じ形で出てきます。下書きや検出はAIが速く広くこなし、権利や約束にかかわる最後の判断は人が持つ、という形です。
導入の前に決める順番と、費用の増え方
導入の前に決めることを、順番に並べます。順番を守ると、最初の誤った申し立てが大口の販売店で起きることを避けられます。
監視する商標・商品・国と販売の場を絞り、国ごとの商標の登録と期限を法務か知的財産の担当が持ちます。
販売店と再販業者を許可の一覧に入れ、契約の開始と終了のときに誰が更新するかを決めます。
誤りの余地が小さい類型だけを書き、ブランドと法務の責任者が承認します。それ以外は人が見てから申し立てます。
誤った申し立ての取り下げを判断する人と手続きする人、取引先へ連絡する人を名前で決めます。
戻ってきた件数、誤った申し立ての件数、保留の理由を見て、類型と許可の一覧を広げるか狭めるかを決めます。
国内で使う前には、国内の販売の場への対応、日本語の出品の検出、日本の商標権の書類の扱い、データの保存場所、記録の書き出しを提供元に確かめます。これらは2026年10月時点の公式の資料では確かめられませんでした。
費用については、料金の体系は公式サイトでは確かめられませんでした。公式ブログの比較記事は定額で検出と削除の件数に上限がないとうたっていますが、守る商標や国、販売の場の数、調査や試し買いなどの追加の作業で費用が増える形が、この種の製品では多く見られます。守る対象を広げたときに費用がどう増えるかを、見積もりの段階で確かめておきます。
まとめ
Red Points は、ECモール・偽サイト・SNS・広告、そしてAIの買い物の答えに出た模倣品やなりすましをAIで見つけ、削除の申し立てまで代行する製品です。2025年10月以降、根拠を示す Vision AI、同じ運営者を結び付ける Actor Networks、AIの買い物の答えを監視する AI Commerce Protection、対応の記録を残す Enforcement Log が加わりました。国内の販売の場への対応と日本語の対応は、公式の資料では確かめられませんでした。入れるなら、監視・検出・根拠の提示・結び付け・申し立ての作業はAIと代行に任せ、守る対象、正規の販売者の一覧、自動で申し立てる類型、申し立てない出品の判断、取引先への連絡、警告や訴訟の判断は人が持つ。誤った申し立てが出たら、その類型の自動の申し立てを止めて原因を直してください。
- 製品の機能と提供の状態は、Red Points の公式サイト(トップ)、公式のプレスルーム、製品の更新の記事、公式ブログの比較記事を2026年10月26日に確かめた範囲に基づきます。模倣品の取引の推計は、経済協力開発機構の2025年5月の報道発表によります
- 国内の販売の場と日本語への対応、申し立ての自動と手動の境目、取り下げの手続き、料金の体系、記録の書き出しは公式の資料で確かめられなかったため、契約の前に提供元に直接確かめてください。並行輸入・中古品などの法的な扱いは一般的な考え方で、個別の判断は弁護士に確かめてください
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
AIの導入・活用、何から始めるべきかお悩みですか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
