Media > AI活用ユースケース > 総務 > 審議会・委員会の文字起こしから公開用の会議録要旨を作り、個人情報の点検と公用文の表記の校正まで済ませる

審議会・委員会の文字起こしから公開用の会議録要旨を作り、個人情報の点検と公用文の表記の校正まで済ませる

実装ステータス:構成例 技術的に実現可能な構成として設計したもの。自社未検証

審議会や委員会の文字起こしを、Word の Copilot で議題ごとの要旨にまとめ、発言者を「委員長」「委員A」の表記にそろえます。あわせて、公開前に消すべき個人情報や非公開案件の記載の候補を挙げさせ、表記を自団体の基準にそろえる校正までを1つの文書の中で済ませます。

サマリー
利用ツール
ChatGPT/Claude/Gemini/Microsoft Copilot
対象業界
その他/自治体
対象部門
総務
対象業務
要約/記録・議事録作成
主な課題
人手が足りない/書類作成に時間がかかる/確認ミスが多い
AIで行う処理
要約
主な効果
品質標準化/対応スピード向上/工数削減
導入難易度
★☆☆☆☆
実装レベル
半自動化
費用感
SaaS追加(小)
人間の確認
条件付き
現在工数
81h/月
AI導入後
31h/月
想定削減
62%
年間削減
600h
モデル条件による試算値です。実在企業の実績ではありません。

01導入前 / 導入後の業務フロー

導入前(Before)
  1. 会議を録音する(対面の会議はICレコーダー、オンライン併用の会議は Teams の録画)
  2. 所管課の担当者が録音を聞き返し、発言をメモに起こす
  3. 次第の議題ごとに、発言を要旨にまとめる
  4. 発言者の氏名を「委員長」「委員A」などに置き換える
  5. 個人名、個人が特定できる話、非公開とした議題への言及、特定の事業者の内部情報を探して消す
  6. 表記を自団体の基準にそろえる
  7. 所管課長が確認し、委員長に内容の確認を依頼する
  8. 修正を反映し、総務部の文書担当が公開前に点検する
  9. ホームページに掲載する
導入後(After)
  1. 【仕組み】 Teams で開く会議は、会議ポリシーで文字起こしの保存を必須にしておく
  2. 対面だけの会議は、ICレコーダーの録音を Word のトランスクリプトにアップロードする
  3. 話者のラベルを、委員名簿の記号(委員長・委員A…)に置き換える
  4. 【Copilot】 次第と文字起こしを1つの Word 文書に置き、議題ごとの要旨を作らせる
  5. 【Copilot】 要旨に対して、公開前に消すべき記載の候補を表で挙げさせる
  6. 【Copilot】 自団体の表記基準に照らして、直すべき箇所を表で挙げさせる
  7. 担当者が候補を1件ずつ採るか決め、要旨を直す
  8. 所管課長の確認、委員長の確認、総務部の文書担当の点検を経て公開する
各工程の詳しい説明を読む
  1. 会議を録音する(対面の会議はICレコーダー、オンライン併用の会議は Teams の録画)
  2. 所管課の担当者が録音を聞き返し、発言をメモに起こす
  3. 次第の議題ごとに、発言を要旨にまとめる
  4. 発言者の氏名を「委員長」「委員A」などに置き換える
  5. 個人名、個人が特定できる話、非公開とした議題への言及、特定の事業者の内部情報を探して消す
  6. 表記を自団体の基準にそろえる
  7. 所管課長が確認し、委員長に内容の確認を依頼する
  8. 修正を反映し、総務部の文書担当が公開前に点検する
  9. ホームページに掲載する

問題は5つあります。

(a)聞き返しに会議の長さ以上の時間がかかる。 2時間の会議でも、止めては戻す聞き返しで3時間かかります。所管課の担当者は、審議会の事務局をしながらこの作業を抱えています。

(b)委員の記号が回をまたいでずれる。 前回「委員A」だった人が、今回は「委員C」になっていることがあります。回ごとに発言順で振り直しているためです。 住民が複数回の要旨を読み比べると、同じ委員の意見の流れが追えません。

(c)消し漏れは、読んでいる人には見えない。 「〇〇町の〇〇さんのお宅」「うちの施設の〇〇という利用者」という発言は、要旨にまとめる途中で言い換えられ、固有名詞でなくても個人が特定できる形で残ることがあります。 固有名詞を検索するだけでは拾えません。

(d)非公開とした議題の中身が、別の議題の発言に混ざる。 公開の議題の途中で、委員が「先ほどの非公開の件ですが」と触れることがあります。議題ごとに分けてまとめると、この一言が公開側に残ります。

(e)表記の基準が担当者の頭の中にある。 表記の手引はあっても、毎回開いて照らす人はわずかです。結果として、慣れた担当者の要旨だけが基準どおりになります。

  1. 【仕組み】 Teams で開く会議は、会議ポリシーで文字起こしの保存を必須にしておく
  2. 【人】 対面だけの会議は、ICレコーダーの録音を Word のトランスクリプトにアップロードする
  3. 【人】 話者のラベルを、委員名簿の記号(委員長・委員A…)に置き換える
  4. 【Copilot】 次第と文字起こしを1つの Word 文書に置き、議題ごとの要旨を作らせる
  5. 【Copilot】 要旨に対して、公開前に消すべき記載の候補を表で挙げさせる
  6. 【Copilot】 自団体の表記基準に照らして、直すべき箇所を表で挙げさせる
  7. 【人】 担当者が候補を1件ずつ採るか決め、要旨を直す
  8. 【人】 所管課長の確認、委員長の確認、総務部の文書担当の点検を経て公開する

Copilot に任せるのは「まとめる」「消す候補を挙げる」「直す候補を挙げる」の3つです。消すこと、直すことそのものは人が行います。 Copilot に要旨を直接書き換えさせると、どこを変えたかが残りません。候補を表で出させ、人が採った分だけを直す形にします。

委員の記号は、発言順ではなく委員名簿で固定します。 年度の初めに「委員A=名簿の1番目の委員」と決め、その年度は変えません。回をまたいで同じ委員が同じ記号になり、住民が意見の流れを追えます。

委員長への確認は省きません。 要旨は発言の言い換えなので、発言者の意図とずれていないかを確かめられるのは本人たちだけです。

02今回想定するシステム構成

構成図
審議会・委員会の会議
   │
   ├──▶ オンライン併用の会議:Teams の文字起こし(会議ポリシーで保存を必須に)
   │
   └──▶ 対面だけの会議:ICレコーダー → Word のトランスクリプトにアップロード
   │
   ▼
文字起こし(話者・タイムスタンプつき)
   │
   ▼
【人】話者ラベルを委員名簿の記号に置き換える
   │
   ▼
Word 文書(次第 + 委員名簿の記号 + 文字起こし + 表記基準の抜粋)
   │
   ├──▶ Copilot:議題ごとの要旨
   ├──▶ Copilot:公開前に消すべき記載の候補(表)
   └──▶ Copilot:表記の校正の候補(表)
   │
   ▼
【人】候補の採否を決めて要旨を直す
   │
   ▼
所管課長 → 委員長 → 総務部の文書担当 ──【人】
   │
   ▼
ホームページ(CMS)へ掲載 / SharePoint に版を保存
役割想定する製品代替候補
処理Microsoft 365 Copilot(Word の Copilot で要旨化・点検・校正)ChatGPT Enterprise、Gemini、Claude
文字起こし(オンライン併用の会議)Teams の文字起こし専門業者の反訳
文字起こし(対面だけの会議)Word のトランスクリプト専門業者の反訳
保管SharePoint庁内のファイルサーバー
表記基準自団体の表記基準・用字用語の一覧(Word 文書)
公開ホームページのCMS

この構成は、新しい仕組みを組みません。 Teams、Word、SharePoint を使っている団体なら、Copilot のライセンスを足すだけで始められます。導入難易度を★1にしているのは、このためです。

文字起こしの入口が2つあるのは、審議会の開き方が2通りあるからです。 Teams の文字起こしは会議中の発言をリアルタイムに記録し、会議後にタイムスタンプと話者の表示つきで見られます。保存先は、会議の録画とともに OneDrive と SharePoint です。対応言語には日本語(日本)が含まれます。

対面だけの会議は、Word のトランスクリプトを使います。 事前に録音した音声ファイルをアップロードして文字起こしでき、対応形式は .wav、.mp4、.m4a、.mp3 です。話者を区切り「Speaker 1」「Speaker 2」などのラベルを付けます。

アップロードできる時間に上限があります。 Microsoft 365 のサブスクリプションだけのユーザーは月300分まで、Copilot のライセンスを持つユーザーは月30,000分までです。2時間の会議が月12件なら1,440分になり、前者では足りません。 対面の会議を担当する人には、Copilot のライセンスを割り当ててください。

Word の Copilot は、文書の下書き、書き換え、要約に使えます。 ここでは、文字起こしを貼った文書を開いたまま、要旨化・点検・校正の3つの指示を順に出します。

03どうやって実装するのか

Step1

処理の起点を決める

会議の翌営業日に、所管課の担当者が作業を始めます。仕組みが自動で動くのではなく、人が文書を開いて Copilot に指示を出すことが起点です。

Teams で開く会議は、文字起こしの取り忘れを仕組みで防ぎます。 開催者が会議の Copilot をオフにすると、録画と文字起こしもオフになります。逆に、会議ポリシーの Copilot の設定を「オンで、トランスクリプトの保存が必須」(PowerShell では EnabledWithTranscript)にすると、開催者が作る会議の Copilot の既定値が「会議中および会議後」になり、開催者は変更できません。 この設定は既定値でもあります。

審議会の事務局を務める職員に、このポリシーを割り当ててください。 会議ポリシーはグループや個々のユーザーに適用でき、会議テンプレートに含めることもできます。「審議会用」のテンプレートを1つ作っておけば、所管課が変わっても同じ設定で会議が開かれます。

文字起こしは、開催者ごと・ユーザーごとのポリシー設定です。会議に文字起こしを含めるには開催者の設定がオンである必要があり、文字起こしを開始するユーザーの設定もオンである必要があります。 事務局の職員が開催者になり、自分で文字起こしを開始する運用にすると、設定の食い違いが起きません。

端から端まで暗号化された会議では、Teams の Copilot は使えません。 非公開の議題を扱う回でこの設定を使っている場合は、その回だけ対面の手順(録音とアップロード)に切り替えます。

Step2

入力データを集める

データ中身取得元
文字起こし発言、話者、タイムスタンプTeams(OneDrive・SharePoint に保存)または Word のトランスクリプト
会議の次第議題の番号と題名、公開・非公開の別所管課の会議資料
委員名簿の記号委員の氏名と、その年度の記号(委員長・副委員長・委員A…)所管課が年度初めに作る対応表
事務局の出席者課名と職名(「事務局(〇〇課長)」の表記に使う)会議資料
表記基準の抜粋用字用語の一覧、数字・かっこ・敬称の書き方自団体の文書事務の手引
前回の要旨前回の議題と、継続審議の事項ホームページまたは SharePoint
非公開の事項非公開とした議題と、その理由会議の開催通知・会議録の原本

委員名簿の記号の対応表は、Copilot に渡しません。 渡すのは記号だけです。氏名と記号の対応は、話者ラベルを置き換える人の手元にだけ置きます。

Step3

データの取得方法を決める

Teams の文字起こし: 会議後、会議の録画と同じ場所(OneDrive と SharePoint)に保存されます。録画を有効にしていても文字起こしがオフだと、文字起こしのファイルは保存されません。 この組み合わせが起きないよう、トリガーの設定を先に済ませます。

コピーの制限に注意してください。 管理者は、開催者が参加者に対して会議のチャット、ライブキャプション、文字起こしのコピーや転送を制限できるかを選べ、この開催者ごとの設定は既定でオンです。事務局の職員自身が開催者なら問題ありませんが、別の職員が開いた会議の文字起こしを持ち出すときに止まることがあります。 開催者を事務局の職員にそろえてください。

Word のトランスクリプト: 新しい Microsoft Edge または Chrome で Microsoft 365 にサインインし、Web 版の Word から録音ファイルをアップロードします。文字起こしが終わると、トランスクリプトのウィンドウから全体または一部を文書に追加できます。

次第と非公開の事項: 開催通知の文書から、議題の番号と題名、公開・非公開の別を書き写します。非公開の議題は、題名だけを残し中身を渡さないのが安全です。文字起こしからも、その議題の時間帯を先に切り取ります(前処理の2番目)。

前回の要旨: 継続審議の事項があれば、その部分だけを貼ります。「前回に引き続き」の中身を要旨に正しく書くためです。

Step4

AIへ渡す前に整形する

  1. 話者ラベルの置き換え … Word のトランスクリプトでは、話者のラベルを編集すると、そのすべての出現箇所が変わります。「Speaker 1」を「委員長」、「Speaker 3」を「委員A」のように、委員名簿の記号で置き換えます。Teams の文字起こしは表示名で残るので、Word の置換で氏名を記号に置き換えてから貼ります。 事務局の職員は「事務局(〇〇課長)」とします
  2. 非公開の議題の切り取り … 非公開とした議題の時間帯を、文字起こしから削除します。残したまま「ここは載せないで」と指示するより、渡さないほうが確実です
  3. 開会前・休憩中の雑談の削除 … 録音の最初と最後、休憩中の会話を削ります。雑談には、委員の家族や職場の話が混ざりやすいためです
  4. 次第との対応づけ … 文字起こしの中に「【議題1】」「【議題2】」の見出しを、議題が切り替わった位置に入れます。議題の切れ目を Copilot に推測させると、境目の発言が前後に振り分けられます
  5. 表記基準の抜粋 … 表記の手引から、会議録で使う部分だけを抜き出して文書の末尾に貼ります。手引の全体を貼ると、会議録に関係のない指摘が増えます

1番目の置き換えは、Copilot に任せません。 声の聞き分けの誤りで、委員Aの発言が委員Bのものとして記録されることがあります。話者の取り違えは要旨の中身を変えてしまうので、最初の数発言は録音を聞いて確かめてください。

Step5

AIに処理させる

Copilot にさせること(3つの指示を順に出す):

処理内容
1要旨化議題ごとに、説明・質疑・意見・結論を分けてまとめる。発言者は記号のまま使う
2公開前の点検個人が特定できる記載、非公開の事項への言及、事業者の内部情報、未確定の案の数値の候補を表で挙げる
3表記の校正表記基準に照らして、直すべき箇所と直し方の案を表で挙げる

3つを1つの指示にまとめないでください。 「要旨を作って、個人情報を消して、表記を直して」と一度に頼むと、要旨の中で黙って言い換えや削除が行われ、何を消したかが分からなくなります。 点検と校正は、できあがった要旨に対して別に行い、候補を表で出させます。

人に残すこと:

  • 候補を消すか、残すか、言い換えるかを決める
  • 要旨が発言の趣旨とずれていないかを確かめる
  • 委員長に確認を依頼する
  • 公開してよいかを判断する

要旨化で守らせることは、「発言にないことを足さない」ことです。 要旨は短くする作業なので、つなぎの言葉として「〜との認識で一致した」「〜が了承された」が勝手に入ります。 会議で了承されていないのにそう書かれると、公開文書として事実と違います。

Step6

指示内容を固定する

指示1(要旨化):

この文書の【文字起こし】をもとに、ホームページで公開する会議録の要旨を作ってください。

【厳守事項】
- 【次第】の議題ごとに見出しを立て、次の4つに分けて書いてください。
  説明(事務局の説明)/質疑(質問と回答)/意見(委員の意見)/結論
- 発言者は、文字起こしに書かれた記号(委員長、副委員長、委員A、事務局(〇〇課長)など)を
  そのまま使ってください。記号を振り直したり、新しい記号を作ったりしないでください。
- 発言にないことを書き足さないでください。
  特に「了承された」「一致した」「異論はなかった」は、
  会議の中でそのとおりの発言があった場合だけ書いてください。
  なかった場合は、結論の欄に「結論は示されなかった」と書いてください。
- 質疑は「委員A:〜について質問」「事務局:〜と回答」の形で、
  1件ずつ分けて書いてください。複数の委員の質問をまとめないでください。
- 数値、日付、施設名、制度名は、文字起こしのとおりに書いてください。
  聞き取りが怪しい箇所(意味が通らない語、数値の桁が不自然な箇所)は、
  そのまま書いたうえで末尾に【要確認】を付けてください。
- 文体は「である調」とし、1文を60字程度までにしてください。
- 【議題】の見出しが「非公開」となっている議題は、見出しと
  「非公開のため要旨は掲載しない」の1行だけを書いてください。
- 開会、閉会、休憩の案内、機器の操作の話は省いてください。

【出力の形】
■議題1 (議題の題名)
(1)説明
(2)質疑
(3)意見
(4)結論
■議題2 …
最後に【要確認】の箇所の一覧を付けてください。

「結論は示されなかった」と書かせる1行が重要です。 これがないと、Copilot は議題ごとに何らかの結論を作ります。審議会では、意見を聞いただけで結論を出さない議題のほうが多いはずです。

【要確認】の印も必須です。 文字起こしは、専門用語や地名を別の語に聞き違えることがあります。要旨にまとめると、聞き違いが自然な文に整えられて見分けがつかなくなります。 印を付けさせ、その箇所だけ録音を聞き直します。

指示2(公開前の点検):

上で作った要旨を、ホームページで公開する前に点検してください。
要旨の本文は書き換えないでください。候補を表で挙げるだけにしてください。

【挙げる対象】
1. 個人名、住所、勤務先、家族構成など、個人が特定できる記載
   固有名詞でなくても、「〇〇地区で先月転居した高齢のご夫婦」のように
   組み合わせで個人が分かりそうなものも挙げてください。
2. 委員名簿の記号以外で、委員個人が分かる記載
   (委員の職業、所属団体、住んでいる地区への言及)
3. 非公開とした議題、または「非公開」「内々に」「ここだけの話」と
   前置きされた内容への言及
4. 特定の事業者の名前と、その事業者の内部の事情(経営状況、契約の条件など)
5. 検討中で確定していない案の数値や日程
   (「まだ決まっていないが」と前置きされたもの)

【出力の形】
次の列の表にしてください。
| 番号 | 議題 | 該当する文(そのまま引用) | 区分(1〜5) | 理由 | 対応の案(削除/言い換え/残す) | 言い換えの例 |

【注意】
- 迷うものも挙げてください。挙げすぎは構いません。見落としのほうが問題です。
- ただし、委員長、委員A、事務局(〇〇課長)といった記号そのものは挙げないでください。
- 公開してよいかどうかの判断はしないでください。判断は職員が行います。
- 該当がない区分は「該当なし」と書いてください。

この指示では、要旨化のときと逆に「挙げすぎてよい」と書きます。 要旨化では足さないことを求め、点検では漏らさないことを求めます。公開前の点検で困るのは見落としで、挙げすぎは担当者が1件ずつ外せば済みます。

区分2(委員個人が分かる記載)を入れているのは、記号にしても隠れないからです。 「委員A:私の店でも同じことがあり」という発言は、委員名簿が公開されていれば誰のことか分かります。記号に置き換えただけで匿名になったと考えないでください。

公開してよいかの判断はさせません。 個人に関する情報や事業者の情報をどこまで公開するかは、自団体の情報公開条例の考え方と、その審議会の会議公開の取り決めで決まります。 Copilot に判断させると、根拠のない「問題なし」が付きます。

指示3(表記の校正):

上で作った要旨を、文書の末尾に貼った【表記基準】に照らして校正してください。
要旨の本文は書き換えないでください。候補を表で挙げるだけにしてください。

【見る点】
- 【表記基準】の用字用語の一覧と違う書き方
- 漢字と仮名の使い分け、送り仮名、数字、かっこ、単位の書き方
- 同じ語が要旨の中で2通り以上に書かれている箇所
- 「等」「など」、「及び」「並びに」、「又は」「若しくは」の使い分けで、
  【表記基準】に書かれているもの

【出力の形】
| 番号 | 議題 | 該当箇所(そのまま引用) | 直し方の案 | 根拠(表記基準のどの項目か) |

【注意】
- 【表記基準】に書かれていないことは指摘しないでください。
  一般的な好みで直さないでください。
- 固有名詞(制度名、計画名、施設名、法令名)は直さないでください。
- 発言の意味が変わる言い換えは提案しないでください。

「表記基準に書かれていないことは指摘しない」の1行が、指摘の数を決めます。 これがないと、文の長さや語順の好みまで指摘が並びます。担当者は採否を決める手間が増え、結局読まなくなります。

表記基準は、自団体のものを貼ってください。 国の考え方としては、文化審議会が令和4年1月7日に「公用文作成の考え方」を建議しています。政府内の公用文作成の手引として活用されることを目指し、昭和26年の「公用文作成の要領」の理念を生かしつつ見直したものです。自団体の文書事務の手引がこれに合わせて改められているかを確かめ、会議録で使う部分を抜き出して貼ります。

Step7

出力形式を固定する

指示1の出力(要旨):

項目中身
見出し■議題の番号と題名
(1)説明事務局の説明の要点。資料番号があれば併記
(2)質疑「委員A:〜について質問」「事務局:〜と回答」を1件ずつ
(3)意見委員ごとの意見。記号つき
(4)結論会議で示された結論。なければ「結論は示されなかった」
【要確認】の一覧聞き取りが怪しい箇所と、その位置

指示2の出力(公開前の点検):

中身
番号通し番号
議題どの議題の中か
該当する文要旨の文をそのまま引用
区分1 個人 / 2 委員個人 / 3 非公開の事項 / 4 事業者の内部情報 / 5 未確定の案
理由なぜ候補にしたか
対応の案削除 / 言い換え / 残す
言い換えの例言い換える場合の文
採否人が入れる(採る/採らない)

指示3の出力(表記の校正):

中身
番号通し番号
該当箇所要旨の語句をそのまま引用
直し方の案表記基準どおりの書き方
根拠表記基準のどの項目か
採否人が入れる

2と3の表には「採否」の列を人が足します。 この列が、あとで「なぜ消したか」「なぜ直さなかったか」を説明する記録になります。情報公開の請求や住民からの問い合わせで、要旨と録音の違いを聞かれたときの根拠です。

Step8

システムへ連携する

システム同士をつなぐ処理は作りません。 文字起こし、Word 文書、SharePoint、ホームページのCMSは、人が順に受け渡します。

置き場所置くもの見られる人
SharePoint(所管課のフォルダ)文字起こし、作業用の Word 文書、点検と校正の表所管課の担当者と課長
SharePoint(公開前の点検用フォルダ)委員長の確認を経た要旨所管課と総務部の文書担当
ホームページのCMS公開する要旨住民

作業用の文書と公開用の文書を分けてください。 作業用の文書には、文字起こしの全文と、消す前の記載が残っています。これを公開用のフォルダに置くと、CMSへの掲載のときに取り違えます。 公開用には、要旨だけを新しい文書に貼って置きます。

Copilot は、ユーザーのアクセス許可を尊重して動きます。 秘密度ラベルを継承し、保持ポリシーを適用し、やりとりの監査にも対応します。作業用の文書に秘密度ラベルを付けておくと、ラベルの扱いが Copilot の応答にも引き継がれます。 具体的に使える制御は、契約しているプランによって変わります。

CMSへの掲載は、総務部の文書担当が行います。 所管課が直接掲載できる運用だと、公開前の点検を飛ばせてしまいます。

Step9

人が確認する

すべての要旨を、3段階で人が確認します。 自動で公開する経路は作りません。

段階確認する人見る点
1所管課の担当者点検と校正の表の採否。【要確認】の箇所の録音の聞き直し
2所管課長・委員長要旨が発言の趣旨とずれていないか。結論の書き方
3総務部の文書担当公開前の点検の表で「残す」とした記載の妥当性。表記のそろい

確認を速くするための工夫:

  • 点検の表は、区分3(非公開の事項)と区分1(個人)を先頭に並べる
  • 【要確認】の箇所には、文字起こしのタイムスタンプを添えて、録音のその位置だけを聞く
  • 委員長への確認依頼では、結論の欄と、委員長自身の発言の欄だけに印を付けて送る
  • 前回の要旨と並べて、委員の記号がずれていないかを見る

3つ目が効きます。 委員長に要旨の全文を送ると、確認に時間がかかり公開が遅れます。結論と本人の発言に絞れば、確認は短く済みます。 委員全員に確認を求める審議会では、各委員に本人の発言の欄だけを送ります。

総務部の文書担当は、「残す」とされた候補を重点的に見ます。 所管課は審議会の中身に詳しいため、「この程度なら分からない」と判断しがちです。 外から見る人が、住民の目で読み直します。

Step10

例外に対処する

起きること対応
文字起こしを取り忘れた録画があれば音声を取り出して Word のトランスクリプトにアップロードする。なければ従来どおり手で起こす
話者の聞き分けが崩れている(同じ人が複数のラベルに分かれる)置き換えの前に録音を聞いてラベルを統合する。Copilot に推測させない
専門用語・地名の聞き違いが多い要旨化の前に Word の置換で直す。よく出る語の一覧を所管課で作っておく
非公開の議題の時間帯が分からない次第の時刻と、事務局の「ここから非公開とします」の発言で切れ目を探す
公開の議題の途中で非公開の件に触れた点検の表の区分3に出る。削除し、要旨には書かない
委員が途中で交代した新しい委員には名簿の次の記号を割り当てる。前の委員の記号を使い回さない
傍聴者の発言があった要旨には「傍聴者から発言があった」とだけ書くか、会議の取り決めに従う
Copilot の出力が途中で切れる議題ごとに分けて指示を出し直す
要旨に「了承された」が勝手に入った指示1の厳守事項を見直す。該当の発言を文字起こしで確かめる
表記の指摘が多すぎる表記基準の抜粋を減らす。会議録で使う項目に絞る
端から端まで暗号化された会議だったTeams の Copilot は使えない。録音を Word のトランスクリプトに回す
Step11

記録を残す

残すものは、公開した要旨の根拠を後から説明できるものです。

  • 文字起こしの原本(置き換え前)と、置き換え後の版
  • 作業用の Word 文書(要旨の初稿)
  • 公開前の点検の表と、採否
  • 表記の校正の表と、採否
  • 委員長の確認の記録(いつ依頼し、何を直したか)
  • 公開した要旨と、公開日

点検の表と採否を、必ず残してください。 公開後に「この発言が要旨にない」と問われたとき、削除した理由を示せます。 反対に、消すべきだったものが残っていたときは、Copilot が挙げなかったのか、挙げたのに人が「残す」としたのかを分けて振り返れます。 前者なら指示2の対象を足し、後者なら判断の基準を所管課と総務部ですり合わせます。

文字起こしの原本の保存期間は、会議録の原本と同じ扱いにするか、自団体の文書の保存期間の基準で決めてください。 Teams の文字起こしは会議の録画とともに保存され、自動で期限切れになるかどうかはレコーディングのポリシーで管理されます。録画の保存期間の設定で、原本が消えないかを確かめてください。

04実装レベルの3段階

最小構成:過去の文字起こしを Word に貼り、3つの指示を手で出す / 要旨化と候補出し
半自動化:審議会用の会議テンプレートとポリシーで文字起こしを必須にし、指示1〜3を所管課で共通の文面にする / 文字起こしの取得、要旨化と候補出し
本格構成:上記+点検と校正の採否の記録を総務部が集め、指示2の対象と表記基準の抜粋を半年ごとに見直す / 点検の精度の改善まで

この構成は、半自動化までで効果の大半が出ます。 1件405分が155分になる内訳は、聞き返しと書き起こしが消えることと、点検・校正の候補出しが短くなることです。 本格構成で増えるのは、時間の削減ではなく点検の質です。 採否の記録を集めると、「Copilot が挙げたのに所管課が残し、総務部が消した」記載の傾向が見えます。それを指示2の例に書き足すと、次からは所管課の段階で消えます。 指示の文面は、総務部が1つの版を管理します。 所管課ごとに書き換えると、また表記と点検の基準がばらつきます。

05工数削減シミュレーション

前提値(モデル条件)
対象人数
6 名
月間件数
12 件
1件あたり現在時間
405 分
1件あたり導入後時間
155 分
現在  12件 × 405分 ÷ 60 = 81 時間/月
導入後 12件 × 155分 ÷ 60 = 31 時間/月
月間削減時間
50h
削減率
62%
年間削減時間
600h
年間金額換算(時間単価3,000円)
180万円
モデル条件による試算であり、実際の効果は業務内容・運用方法によって異なります。

自社条件で導入効果を整理したい方へ

このユースケースを自社に当てはめた場合の前提値と削減見込みを、業務ヒアリングをもとに整理します。

AI活用について相談する

06向いている企業・向いていない企業

向いている
  1. 審議会・委員会・検討会などの附属機関を多く持ち、会議録の要旨をホームページで公開している自治体や公的団体。会議が毎月いくつも開かれ、要旨の作成が所管課の担当者の聞き返し作業に頼っている場合。公開までに1か月以上かかっている、または発言者の表記や表記のゆれが会議ごとにばらばらな場合。Microsoft 365 を庁内で使っており、Teams で会議を開くことがある場合。
向いていない
  1. 会議録を発言どおりの全文で公開する決まりがあり、速記や専門業者による反訳を使っている場合(要旨ではなく全文の正確さが求められるため)。附属機関が少なく、会議が年に数回しかない場合。庁内の端末から Microsoft 365 Copilot を使える環境がなく、使えるようにする見込みもない場合。

07最小構成で試す方法

  1. 過去に要旨を公開した会議を3回分選ぶ(録音または文字起こしが残っているもの)
  2. 話者のラベルを、そのときの委員の記号に置き換える
  3. Word の Copilot に、指示1から指示3を順に出す
  4. できた要旨と点検の表を、実際に公開した要旨と並べる

見るのは次の3点です。

見る点判断
実際の要旨で消した記載が、点検の表に挙がっているか1件でも漏れがあれば、指示2の対象を見直す
要旨に、会議で出ていない「了承」「一致」が入っていないか入っていれば、指示1の厳守事項を強める
校正の指摘のうち、表記基準に根拠がある割合根拠のない指摘が多ければ、表記基準の抜粋を見直す

1つ目をいちばん丁寧に見てください。 過去の担当者が消した記載は、その団体で「載せてはいけない」とされてきたものの見本です。これが点検の表に出るかどうかで、指示2が使えるかが決まります。

逆向きの答え合わせもしてください。 点検の表に挙がったが、過去の要旨では残っていた記載がないかを見ます。あれば、過去の要旨に消し漏れがあった可能性があります。 公開中の要旨を見直すきっかけになります。

ここまでは、Copilot のライセンスが1つあれば試せます。所要は2〜3日です。

08実装時につまずきやすいポイント

問題対策
文字起こしを取り忘れる会議ポリシーで「オンで、トランスクリプトの保存が必須」にし、審議会用のテンプレートに含める
委員の記号が回ごとにずれる年度初めに委員名簿で記号を固定する。発言順で振らない
話者の取り違えが要旨に入る置き換えの前に最初の数発言を録音で確かめる
要旨に「了承された」が勝手に入る指示1で、発言があった場合だけ書かせる。なければ「結論は示されなかった」
要旨化の中で黙って削除される要旨化・点検・校正を別の指示にし、点検と校正は候補を表で出させる
記号にしただけで匿名になったと考える指示2の区分2で、委員の職業や所属への言及を挙げさせる
非公開の議題の中身が残る前処理で非公開の時間帯を切り取り、Copilot に渡さない
表記の指摘が多すぎる表記基準に書かれていないことは指摘させない。抜粋を会議録用に絞る
作業用の文書を誤って公開する作業用と公開用のフォルダを分け、公開用には要旨だけを置く
別の職員が開いた会議の文字起こしを持ち出せない開催者を審議会の事務局の職員にそろえる
録画の保存期間で原本が消えるレコーディングのポリシーの期限を確かめる

09セキュリティ・AIガバナンス上の注意点

この構成で扱うデータ: 委員と事務局の発言、会議の中で触れられた住民や事業者の情報、非公開の議題に関わる情報。公開前の段階では、公開してはいけない情報をそのまま含んでいます。

  1. 外部AIへの入力可否 … 文字起こしを Copilot に渡すことになります。自団体の情報セキュリティポリシーで、Microsoft 365 Copilot にこの種の情報を扱わせてよいかを、情報政策の担当部署と確認してください。 組織で使う Copilot には、Microsoft の製品とサービスのデータ保護に関する補遺と製品条項が適用されます
  2. 学習利用 … Microsoft のエンタープライズデータ保護では、プロンプト、応答、Microsoft Graph 経由でアクセスされるデータは基礎モデルのトレーニングに使用されないとされています。個人アカウントで使う Copilot とは扱いが違うので、職員が組織のアカウント(Microsoft Entra アカウント)でサインインしていることを確かめてください
  3. 非公開の議題を渡さない … 非公開とした議題は、前処理で文字起こしから切り取ります。「載せないで」と指示するより、渡さないほうが確実です
  4. 氏名と記号の対応表を渡さない … Copilot に渡すのは記号だけです。対応表は所管課の限られた人だけが見られる場所に置きます
  5. 公開の判断をAIにさせない … 個人や事業者の情報をどこまで公開するかは、自団体の情報公開条例の考え方と、その審議会の会議公開の取り決めで決まります。 点検の表は候補であり、判断ではありません
  6. 委員の同意 … 会議を録音し、文字起こしにAIを使うことを、委員に事前に説明し、了解を得てください。 審議会の運営要領に、録音と会議録の作り方を書いておくと、委員の交代のときも説明がそろいます
  7. アクセス権限 … 作業用の文書を置く SharePoint のフォルダは、所管課の担当者と課長に限ります。Copilot はユーザーのアクセス許可の範囲で動くため、フォルダの権限が広いと、他の職員の Copilot の応答に文字起こしの中身が使われる可能性があります
  8. 自動実行してよい範囲 … 要旨の初稿と、点検・校正の候補出しまでです。削除と修正の決定、委員長への確認、公開は人が行います

誤りが起きた場合のリスクは、個人が特定できる記載の公開、非公開の事項の公開、発言の趣旨と違う要旨の公開です。公開後に取り消しても写しが残る可能性があるため、3段階の確認を省かないでください。

10まず何から始めるか

1週目:委員の記号と表記基準をそろえる

所管課ごとに、今年度の委員名簿から記号の対応表を作ります(委員長、副委員長、委員A…)。あわせて、総務部で表記の手引から会議録で使う部分を抜き出し、1枚の表記基準の抜粋にします。この2つがないと、Copilot に渡すものが決まりません。

2週目:過去の3回分で答え合わせをする

過去に要旨を公開した会議を3回分選び、指示1から指示3を試します。実際の要旨で消した記載が、点検の表にすべて挙がるかを確かめてください。漏れがあれば、指示2の対象に書き足します。

3週目:会議ポリシーとテンプレートを整える

Teams の管理者に依頼し、審議会の事務局を務める職員に「オンで、トランスクリプトの保存が必須」の会議ポリシーを割り当てます。審議会用の会議テンプレートを1つ作り、所管課に配ります。 対面の会議を担当する職員には、Copilot のライセンスを割り当てます。

4週目以降: 所管課のうち会議の多い2〜3課で、実際の会議から運用を始めます。点検と校正の表の採否を、最初から記録してください。

2か月目以降: 総務部が採否の記録を集め、「所管課が残し、総務部が消した」記載を洗い出します。これを指示2の例に書き足し、全所管課で同じ文面を使います。

半年後: 会議から公開までの日数を、導入前と比べます。導入前の半年分について、会議日と公開日を拾っておくと比較の基準になります。 ここまで来ると、会議録の要旨は担当者の経験によらず、同じ手順と同じ基準で作られるようになります。


11関連ユースケース

12この仕組みを理解するための記事

13技術仕様の確認日・参考情報

技術仕様確認日:2026-09-24/最終更新:2026-09-24
確認した内容情報源確認日
Teams の文字起こしが会議中の発言をリアルタイムに記録し、会議後にタイムスタンプと話者の表示つきで見られること。文字起こしが会議の録画とともに OneDrive と SharePoint に保存されること。文字起こしが開催者ごと・ユーザーごとのポリシー設定で、開催者と開始するユーザーの両方の設定がオンである必要があること。録画が有効でも文字起こしがオフだと文字起こしのファイルが保存されないこと。対応言語に日本語(日本)が含まれること。開催者が参加者に文字起こしのコピーや転送を制限できるかを管理者が選べ、既定でオンであること。文字起こしが自動で期限切れになるかをレコーディングのポリシーで管理することMicrosoft Learn:Teams 会議の文字起こしとキャプションを管理する2026-09-24
開催者が会議の Copilot をオフにすると録画と文字起こしもオフになること。会議ポリシーの Copilot を「オンで、トランスクリプトの保存が必須」(EnabledWithTranscript)にすると、開催者の既定値が「会議中および会議後」になり開催者が変更できないこと、これが既定値であること。ポリシーをグループや個々のユーザーに適用でき、会議テンプレートにも含められること。端から端まで暗号化された会議では使えないこと。アドオンの Copilot ライセンスが必要であることMicrosoft Learn:Teams の会議やイベントで Microsoft Copilot を管理する2026-09-24
Word の Copilot で文書の下書き、書き換え、要約ができること。Copilot がユーザーのアクセス許可によって範囲を限られたアクセスで動くこと。Microsoft Entra アカウントでサインインするとエンタープライズデータ保護の対象になることMicrosoft Learn:Microsoft Copilot とは?2026-09-24
組織で使う Copilot にデータ保護に関する補遺と製品条項が適用されること。Copilot がアクセス許可を尊重し、秘密度ラベルを継承し、保持ポリシーを適用し、監査に対応すること。具体的な制御はプランによって異なること。プロンプト、応答、Microsoft Graph 経由でアクセスされるデータが基礎モデルのトレーニングに使用されないことMicrosoft Learn:Microsoft Copilot および Microsoft Copilot Chat におけるエンタープライズ データ保護2026-09-24
Word のトランスクリプトで録音済みの音声ファイルをアップロードして文字起こしできること。対応形式が .wav、.mp4、.m4a、.mp3 であること。話者を区切って「Speaker 1」などのラベルを付け、ラベルを編集するとすべての出現箇所が変わること。トランスクリプトの全体または一部を文書に追加できること。アップロードした音声の文字起こしが、Microsoft 365 のサブスクリプションでは月300分まで、Copilot のライセンスでは月30,000分までであることMicrosoft サポート:レコーディングの文字起こし2026-09-24
文化審議会が令和4年1月7日に「公用文作成の考え方」を建議したこと。政府内における公用文作成の手引として活用されることを目指し、昭和26年の「公用文作成の要領」の理念を生かしつつ見直したものであること文化庁:「公用文作成の考え方」について(建議)2026-09-24

表記の具体的な基準(漢字と仮名の使い分け、送り仮名、数字の書き方など)は、本記事では自団体の表記基準として一般化して扱いました。建議の本文と、自団体の文書事務の手引を照らし合わせて抜粋を作ってください。 会議録の公開・非公開の範囲、個人や事業者の情報の扱いは、自団体の情報公開条例と審議会ごとの会議公開の取り決めによります。この部分は所管部署と法務担当への確認が必要です。 庁内の端末から Microsoft 365 Copilot を使えるかは、ネットワークの構成と情報セキュリティポリシーによるため、情報政策の担当部署に確認してください。

実装ステータス:構成例。 公開仕様に基づいて設計した構成であり、当社で実際に構築・検証したものではありません。工数の数値はモデル条件による試算です。

自社の業務に使えるAI活用候補を整理します

このユースケース(UC-0205)についてのご相談はこちらから。

AI活用について相談する
目次