CASE #645

点検の義務を告げるCMと漏えい率の公表で入れ替えの見積を月140件にした冷凍機メーカーの施策

概要

従業員1,000人以上の業務用の冷凍機と冷蔵設備を作る会社では、使う側が壊れるまで使う前提でいて、3か月ごとの簡易点検と出力7.5キロワット以上の定期点検が義務だと知られていなかった。点検の義務を告げるCMと、漏えい率の公表、頻度と様式が出る資料を実施。修理まで充塡できないことを示した結果、入れ替えの見積が月140件になった。

企業プロフィール: 製造業(機械・装置) | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約9,000万円

実施した施策

1 TVCM
15秒のCMを全国の局で1年間流した。映すのは機械でも工場でもなく、庫内の温度計だけを見て安心している店長の場面にした。3か月に1回の目視の点検が持ち主の義務であることと、漏れが見つかったら直すまで冷媒を入れ直せないことを字幕で出し、社名で終えた。
目的・効果 点検が義務だと知らない持ち主に、守る側の責任があることを先に知らせる。
金額 5,000万円(15秒CMの制作費と全国局の1年分の放映料)
2 広報・PR
自社が点検した機器のうち、冷媒の漏れが見つかった割合を毎年まとめて公表した。設置からの年数別と、出力の区分別に分け、目視だけでは見つからず測って初めて分かった件数を別に出した。漏れていた機器が使っていた電力の増え方も、正常な機器と並べて示した。
目的・効果 壊れるまで使う前提を実数で崩し、測って確かめる動きをつくる。
金額 年間600万円(点検データの集計と発表資料の作成および配信)
3 ホワイトペーパー・お役立ち資料
持っている機器の種類と圧縮機の出力を入れると、要る点検の頻度と、記録に残す項目が出る資料を作った。出力7.5キロワット以上は有資格者の定期点検が要ることと、それ未満でも3か月ごとの目視が要ることを分けて示し、記録の保存の年数と様式の例も付けた。
目的・効果 自社の機器が何に当たるかを確かめてもらい、入れ替えの見積を月140件にする。
金額 500万円(判定の設計と資料の制作)

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