CASE #644

置いたままの場面のCMと据置期間で差が出る画面で預かり残高を2.4倍にした法人向け資産運用の施策

概要

従業員1,000人以上の企業の余剰資金の運用を預かる会社では、財務の担当が元本が減るなら要らないと定期預金に置いたままにし、預金の金利が動かないことに気づいていなかった。置いたままの場面を映すCMと、据置期間で差が出る画面、残高から差額を返す配信を実施。元本を割った期間まで開いた結果、預かり残高が2.4倍になった。

企業プロフィール: 金融 | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約1.2億円

実施した施策

1 TVCM
15秒と30秒のCMを全国の局で1年間流した。映すのは市場でも相場の画面でもなく、決算の資料を前にした財務の担当が、動かないままの残高の欄を指でなぞる場面にした。利回りも商品名も出さず、置いたままにも費用がかかることだけを字幕で出して社名で終えた。
目的・効果 置いたままにも費用がかかることを知ってもらい、比べる対象として名前を残す。
金額 6,000万円(15秒と30秒の制作費と全国局の1年分の放映料)
2 サイト改善・LPO
商品の一覧しか無かったページに、自社の数字を入れる画面を足した。いま置いている残高と、取り崩さずに置ける期間、許せる目減りの幅を入れると、定期預金に置いた場合との差が年ごとに並ぶようにした。過去に元本を割った期間の長さと、その幅も同じ画面に置いた。
目的・効果 減る側の数字も同じ画面で見てもらい、稟議に持ち込める形にする。
金額 1,200万円(試算の設計とページの作り替え)
3 MA・メールマーケティング
問い合わせのあった会社を、預けている残高と取り崩す時期で登録した。四半期ごとに、その残高を定期預金に置いた場合と自社に預けた場合の差を実額で返し、決算の月の2か月前には取り崩しに間に合う期間の案だけを抜いて送った。金利が動いた月は、動いた幅をそのまま添えた。
目的・効果 決めるまでの期間を切らさずつなぎ、預かり残高を2.4倍にする。
金額 初期費用300万円+月額50万円(配信基盤と残高ごとの試算の整備)

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