CASE #629

見積の比べ方を開く出展と情シス部長宛の封書でベンダーより先に呼ばれる立場を作った導入支援会社の施策

概要

従業員1,000人以上の発注側に立ってシステムの選定と導入を見張る会社では、ベンダーが決まった後に火消しとして呼ばれることが多く、選ぶ段階から入れないまま条件の悪い案件が積み上がっていた。見積の比べ方を開く出展と情報システム部長宛の封書、駅の掲出を実施。同じ要件で集めた見積がどこで違ってくるかを並べた結果、ベンダーより先に呼ばれる立場を作った。

企業プロフィール: コンサルティング | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約9,000万円

実施した施策

1 交通広告・OOH
本社が集まる6駅の改札内に、朝と夕の時間帯に合わせて大型のポスターを掲出した。自社の実績は載せず、同じ要件で集めた見積の総額が会社によって何倍まで開いたかという数字だけを大きく置いた。掲出は予算の編成が始まる9月の前に寄せた。
目的・効果 選ぶ前に相談する先があると知られる状態を作る。
金額 2,800万円(6駅・計3か月の大型ポスターの掲出料)
2 展示会・リアルイベント
情報システムの部門が集まる展示会に年2回、各3小間で出展した。製品は置かず、同じ要件書で集めた見積を並べ、どの項目の積み方で差が出たかを線で結んで見せる席を作った。持参した見積をその場で同じ形に並べ直して返した。
目的・効果 手元の見積を持ち込む理由を作り、選定の途中から入る。
金額 2,600万円(年2回・各3小間の出展費と設営・資料の制作費)
3 DM・手紙
情報システムの部長宛に、年2回、封書を送った。会社案内ではなく、要件書に書き漏らすと後から金額が動く項目の一覧。データの移行、検収の基準、保守の範囲、増員の単価といった項目ごとに、抜けていた場合に後で請求された額の幅を実例から載せた。
目的・効果 要件を書く段階で手元に置かれ、次の案件でも続けて呼ばれる。
金額 年間1,600万円(年2回・計2万通の印刷と発送)

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