CASE #628

仕込み中に鳴り続ける電話のCMと空席を埋める動画で月額の契約を2.4倍にした予約管理クラウドの施策

概要

従業員1,000人以上の飲食店の予約と席を管理するクラウドの会社では、無断キャンセルの被害が年間2,000億円と言われながら、紙の台帳と電話で足りていると考える店が多く、有償への切り替えが進まなかった。電話が鳴り続ける場面のCMと、空席を埋める動画、検索への出稿を実施。直前に空いた席がどう埋まるかをそのまま映した結果、月額の契約が2.4倍になった。

企業プロフィール: SaaS・クラウドサービス | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約1.5億円

実施した施策

1 TVCM
15秒のスポットCMを全国で流した。画面に操作の様子は出さず、開店前の仕込みの最中に電話が鳴り続け、手を止めて台帳に書き込む場面だけを映した。放映は宴会の予約が動く11月と3月の前に寄せた。
目的・効果 紙と電話で足りているという前提を崩し、名前が残る状態を作る。
金額 年間8,000万円(全国スポット15秒の放映料と制作費)
2 動画広告・YouTube広告
当日に入った取り消しを、次の客で埋めるまでを通しで映す動画を16本作った。画面の操作と、実際に席が埋まるまでの時間を同じ画面に入れ、埋まらなかった回も編集で外さずそのまま載せた。個人店と小規模のチェーンの店長に絞って配信した。
目的・効果 取り消しが出た日の手の打ち方を見せ、月額の契約を2.4倍にする。
金額 月額320万円(配信費250万円+撮影と編集費70万円)
3 Web広告・リスティング
無断キャンセルの後に打つ語に絞って出稿した。キャンセル料をいくら請求できるか、事前の決済をどう入れるかといった語を束ね、広告文には製品名を書かず、コース料理は全額、席のみは客単価の5割という国の目安だけを置いた。遷移先は請求の手順を示すページにした。
目的・効果 年間2,000億円と試算される被害が自店でも起きていると気づかせ、相談として受ける。
金額 月額200万円(広告費170万円+運用代行費30万円)

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