CASE #604

1杯の原価を出す資料と相場の発表に合わせる配信で下げ局面でも取引の継続を94%にした米穀卸の施策

概要

従業員10〜20人の米穀店では、飲食店への卸が売上の中心だったが、2026年に米価が下がり始めると、相場の安い大手の通販へ切り替える店が出て、取引先の1割が離れた。炊き比べの試食会と、1杯あたりの原価を出す資料、相場の発表に合わせた配信を実施。来月の仕入れ値の見通しを先に伝えた結果、取引の継続が94%になった。

企業プロフィール: 商社・卸売 | 10人~99人 | 1,000万円~1億円未満 | マーケティング予算規模: 年間約300万円

実施した施策

1 展示会・リアルイベント
新米が出る10月と春の年2回、取引先の店主を招いて自社の倉庫で炊き比べの試食会を開いた。安い通販の米と自社のブレンドを同じ炊飯器で炊き、2026年の下げ局面で仕入れを急がない理由も説明した。
目的・効果 値段だけで乗り換える前に、炊き上がりの差を確かめてもらう。
金額 年間30万円(試食会2回分の米と会場設営)
2 ホワイトペーパー・お役立ち資料
銘柄とブレンドごとに、炊き増えと1杯あたりの原価を並べた資料を作り、取引先に配った。安い通販の米と同じ条件で比べられる欄を設け、差が出る炊き方の要点も添えた。
目的・効果 1kgの単価ではなく1杯の原価で比べてもらう。
金額 40万円(原価表の作成と印刷)
3 MA・メールマーケティング
農林水産省が相対取引価格を毎月発表する日に合わせ、来月の仕入れ値の見通しを取引先に送った。上がる月も下がる月も同じ形で出し、前もって量を決められるようにした。
目的・効果 相場の動きを先に知らせ、取引の継続を94%にする。
金額 月額3万円(配信ツールと原稿作成)

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