概要
従業員1,000人以上の港湾と海上の工事を担う会社では、洋上風力の基礎を据えるという新しい仕事が増えた一方、発注する側に実績が伝わらず、価格が出そろってから呼ばれる案件が続いていた。海洋の展示会への出展と施工の実測の公表、企業CMを実施。うねりの中でどれだけの精度で据えられるかを数字で示した結果、計画段階の相談が年間28件になった。
企業プロフィール: 建設 | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約1.2億円
実施した施策
風力と海洋の展示会に年2回、各4小間で出展した。模型ではなく、実際に使った治具と計測器を持ち込み、岸壁での荷受けから仮置き、SEP船への搭載、洋上での組立までの段取りを工程表のまま貼った。波高いくつまで作業を続けたかを日ごとの記録で示した。
目的・効果 船と人を押さえられる相手だと分かる場を作り、下見と打診を受ける。
金額 2,400万円(年2回・各4小間の出展費と実物の搬入・設営費)
据え付けた基礎の位置と傾きを、設計値からどれだけずれたかで年1回公表した。うまくいった案件だけを選ばず、うねりで待った日数と、その分の工期をどこで取り戻したかまで同じ資料に載せ、建設の専門紙とエネルギーの媒体に同時に渡した。
目的・効果 実績が数字で残る状態を作り、次の海域でも声が掛かるようにする。
金額 年間1,200万円(計測データの集計と資料の作成、発表の費用)
15秒の企業CMを全国で流した。完成した風車ではなく、夜明け前に岸壁で部材を積み込む場面と、海の上で人が手で位置を合わせる場面だけを映した。社名と、海に構造物を据える仕事だという一言を最後に置いた。
目的・効果 発注する側の社内で名前が通る状態を作り、計画段階の相談を年間28件にする。
金額 年間6,000万円(全国スポット15秒の放映料と制作費)
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