CASE #620

術後10年の再置換の公表と若手医師の手技講座で採用を続ける病院を96%にした人工関節メーカーの施策

概要

従業員1,000人以上の人工膝関節のメーカーでは、執刀医の異動や世代交代のたびに病院の採用機種が見直され、長年使ってきた病院でも他社に切り替わる例が続いていた。自社機種の再置換の追跡データの公表、若手医師向けの手技講座、手術手順の動画を実施。執刀医が替わっても手技を引き継げるようにした結果、採用を続ける病院が96%になった。

企業プロフィール: 医療機器 | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約5,000万円

実施した施策

1 広報・PR
日本人工関節登録制度の枠組みに沿って協力病院と自社機種の症例を追い、術後10年までの再置換の割合と理由を年1回まとめて公表した。学会の会期に合わせて医療系の専門媒体に配った。
目的・効果 専門媒体3誌以上に載り、採用病院の医局で共有される資料にする。
金額 年間600万円(集計・資料作成・PR会社への委託)
2 自社ウェビナー
執刀の経験が浅い整形外科医を対象に、骨切りの角度とサイズ選びを症例で解く講座を月1回開いた。熟練医が実際の画像を示して答え、録画は採用病院の医局で見返せるようにした。
目的・効果 採用病院の若手医師の7割に参加してもらい、採用を続ける病院を96%以上にする。
金額 月額60万円(配信運営・講師謝礼)
3 動画広告・YouTube広告
手術の手順を工程ごとに区切った解説動画を20本作り、医師向けの動画枠に出稿した。器械の組み立てから閉創までを通しで見られるようにし、講座の申込に誘導した。
目的・効果 医師向けの動画の視聴を年間3万回にし、講座の申込を年間1,200人にする。
金額 1,200万円(動画20本の制作費800万円+出稿費400万円)

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