CASE #595

ばらつきの原因の資料と技師宛の封書と検査誌の連載で保守の継続を94%にした病理装置メーカーの施策

概要

従業員100〜300人の病理の標本を作る装置を手がけるメーカーでは、装置を納めた後は消耗品の注文が届くだけで、染色のむらが出ても他社の試薬に替えられて保守まで見直されていた。ばらつきの原因を並べた資料と臨床検査技師宛の封書、検査の専門誌への連載を実施。薄切の厚みと染色の時間のどこで差が出るかを示した結果、保守の継続が94%になった。

企業プロフィール: 医療機器 100人~999人 1億円~10億円未満 マーケティング予算規模: 年間約1,500万円

実施した施策

1 ホワイトペーパー・お役立ち資料
染色のむらが出たときに、どこを疑えばよいかを1枚にまとめた資料を作った。薄切の厚み、脱パラフィンの時間、試薬の交換の周期、装置の温度のどれが効くかを実際の標本の写真で並べ、装置側の設定で直せる範囲と直せない範囲を色で分けた。
目的・効果 試薬を替える前に装置の設定を見直す順番を作る。
金額 年間200万円(資料の設計と標本写真の撮影、改訂)
2 DM・手紙
病理部と検査センターの臨床検査技師宛に、年3回、封書を送った。案内は入れず、納入した装置の号機ごとに、前回の点検からの稼働時間と、そろそろ交換になる部品の型番を1枚にまとめて送った。同じ紙の裏に、他施設で多かった不具合の型を並べた。
目的・効果 点検の時期を使う側が先に知る状態を作り、保守の継続を94%にする。
金額 年間240万円(年3回・計6,000通の印刷と発送)
3 新聞・雑誌・業界誌
臨床検査の専門誌に、月1回の連載枠を持った。自社の装置は出さず、施設ごとに標本の見え方がどれだけ違うかを、同じ検体を複数の施設で処理して比べ、差が出た工程を特定するまでを書いた。読んだ技師が自分の施設で同じ確かめ方ができるよう手順も載せた。
目的・効果 工程を測る習慣を業界側に作り、装置の話に戻ってくる道を用意する。
金額 月額60万円(専門誌の連載枠と検証・執筆の費用)

自社に最適なマーケティング施策を
プロと一緒に設計しませんか?

デボノは、597件以上の事例データベースと10年以上のBtoBマーケティング経験をもとに、
貴社の業界・規模・課題に最適な施策の組み合わせをご提案します。

無料相談はこちら