CASE #576

渋切りまで映す動画と小豆の相場を開く連載で代が替わっても続く取引を9割にした製餡所の施策

概要

従業員20人規模の和菓子屋と製パン店に餡を炊いて納める製餡所では、店主が代替わりすると前の代がこの餡を選んだ理由が伝わらず、小豆の相場が上がった年に安い方へ替えられていた。炊く工程を映す動画と、小豆の相場を開く業界紙の連載を実施。渋切りの回数まで見せて値上げの根拠を先に出した結果、代が替わっても続く取引が9割になった。

企業プロフィール: 製造業(食品・消費財) 10人~99人 1,000万円~1億円未満 マーケティング予算規模: 年間約500万円

実施した施策

1 動画広告・YouTube広告
跡を継いだばかりの店主が見る面に、炊く工程を1本ずつに分けて配信した。豆を選り分ける台、浸ける時間、渋切りを何回するか、炊き上がりをどこで止めるかを、同じ釜を定点で撮って並べた。自社の餡を勧める言葉は入れず、工程の名前と時間だけを字幕で出した。
目的・効果 なぜこの値段なのかを工程で分かってもらい、代が替わった店に覚えてもらう。
金額 月額10万円(配信費と工程別の動画の制作費の按分)
2 新聞・雑誌・業界誌
製菓の業界紙に月1回の連載枠を持ち、北海道産の小豆の取引価格を毎回そのまま載せた。30キロあたりの流通価格と、猛暑で収穫が落ちた年にどれだけ動いたかを並べ、産地や品種を替えたときに炊き上がりの色と甘みがどう変わるかを、自社の試作の記録で示した。
目的・効果 値上げの根拠を先に開き、相場が動いた年も取引が続く割合を9割にする。
金額 月額15万円(業界紙の連載枠と執筆)

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