返品の受付から返金までの進捗を追って、止まっているものを毎日洗い出す
返品の受付から返金までを、受付台帳・運送会社の追跡・倉庫の入荷・検品・会計の記録の順にたどり、いまどの段階にあるかを毎日組み立てます。標準の日数を超えて止まっている案件だけを一覧にし、催促文の下書きを添えます。
- 利用ツール
- ChatGPT/Claude/Gemini/Make/Power Automate/Zapier
- 対象業界
- EC/医療/小売/製造/飲食
- 対象部門
- カスタマーサポート/物流
- 対象業務
- 内容確認・チェック/台帳・マスタ管理
- 主な課題
- 人手が足りない/情報が見つからない/期限・対応漏れが起きる
- AIで行う処理
- エージェント
- 主な効果
- 対応スピード向上/工数削減/機会損失防止
- 導入難易度
- ★★★☆☆
- 実装レベル
- 半自動化
- 費用感
- ノーコード連携(中)
- 人間の確認
- 必須
01導入前 / 導入後の業務フロー
- 顧客から返品・引き取りの依頼を受け、返品受付台帳に登録して返品IDを発番する
- 運送会社に集荷を依頼し、送り状番号を台帳に控える
- ここから先は、担当者が思い出したときだけ追う
- 顧客から「まだ返金されない」と連絡が来る
- 返品受付台帳で返品IDと送り状番号、注文番号を調べる
- 運送会社の追跡画面に送り状番号を入れて、集荷・輸送の状況を見る
- 倉庫管理システムで、その返品が入荷として計上されているかを探す
- 検品結果の記録で、検品と判定が終わっているかを見る
- 会計・決済代行の記録で、返金が実行されているかを見る
- 止まっている段階が分かったら、その段階の担当先へ連絡する
- 月末に、返金が済んでいない案件を突き合わせて、古いものから潰す
- 自動毎朝7時、返品受付台帳から仕掛かり中の返品(受付済みで未完了)の一覧を取る
- 自動前日から状態が変わっていない件も含め、対象を1件ずつエージェントに渡す
- 【AI】 エージェントが、受付の内容を起点に、運送会社の追跡、倉庫の入荷、検品結果、会計の返金記録を必要な順に引く
- 【AI】 引いた記録から、いまの段階、その段階に入った日、止まっている理由を組み立てる
- 自動段階ごとの標準日数と照らし、超過した件だけを残す
- 自動段階から催促の宛先を対応表で引き、滞留一覧のシートに書き込む
- 自動社内向け(倉庫・検品担当・経理)は、担当別にSlackへ件数と一覧のリンクを送る
- 自動社外向け(運送会社・顧客)は、催促文の下書きを作る
- 人担当者が滞留一覧を見て、誤りを外し、社外向けの下書きを承認して送る
- 人返金・交換の実行、判定の確定、例外の判断は、従来どおり人が行う
各工程の詳しい説明を読む
- 顧客から返品・引き取りの依頼を受け、返品受付台帳に登録して返品IDを発番する
- 運送会社に集荷を依頼し、送り状番号を台帳に控える
- ここから先は、担当者が思い出したときだけ追う
- 顧客から「まだ返金されない」と連絡が来る
- 返品受付台帳で返品IDと送り状番号、注文番号を調べる
- 運送会社の追跡画面に送り状番号を入れて、集荷・輸送の状況を見る
- 倉庫管理システムで、その返品が入荷として計上されているかを探す
- 検品結果の記録で、検品と判定が終わっているかを見る
- 会計・決済代行の記録で、返金が実行されているかを見る
- 止まっている段階が分かったら、その段階の担当先へ連絡する
- 月末に、返金が済んでいない案件を突き合わせて、古いものから潰す
問題は6つあります。
(a)気づくのが顧客の催促の後になる。 返品を出した顧客は、手元から商品が消えた時点で返金を待っています。2週間音沙汰が無ければ連絡してきます。その時点で、こちらは何も把握していません。
(b)1件を調べるのに5つの画面を開く。 返品ID、送り状番号、注文番号、入荷番号と、システムごとにキーが違います。どのキーでどの画面を引くかは、担当者の頭の中にあります。
(c)止まっている段階を取り違える。 倉庫に着いているのに入荷計上がされていない場合と、そもそも集荷されていない場合は、どちらも「倉庫に無い」ように見えます。 前者は倉庫に、後者は運送会社に言う話です。
(d)件数が合わない。 3点を返品した顧客が2箱に分けて送ると、倉庫では2件の入荷になります。入荷が2件あるのか、1件しか着いていないのかを、目で数えることになります。
(e)催促の相手を間違える。 「返品が進んでいない」とだけ倉庫に言うと、倉庫は自分の担当外を調べ直します。宛先を間違えた催促は、相手の時間も使わせます。
(f)追跡が属人的で、担当者が休むと止まる。 どの案件が気になっているかは担当者の記憶にあり、引き継ぎの資料にはなっていません。
- 【自動】 毎朝7時、返品受付台帳から仕掛かり中の返品(受付済みで未完了)の一覧を取る
- 【自動】 前日から状態が変わっていない件も含め、対象を1件ずつエージェントに渡す
- 【AI】 エージェントが、受付の内容を起点に、運送会社の追跡、倉庫の入荷、検品結果、会計の返金記録を必要な順に引く
- 【AI】 引いた記録から、いまの段階、その段階に入った日、止まっている理由を組み立てる
- 【自動】 段階ごとの標準日数と照らし、超過した件だけを残す
- 【自動】 段階から催促の宛先を対応表で引き、滞留一覧のシートに書き込む
- 【自動】 社内向け(倉庫・検品担当・経理)は、担当別にSlackへ件数と一覧のリンクを送る
- 【自動】 社外向け(運送会社・顧客)は、催促文の下書きを作る
- 【人】 担当者が滞留一覧を見て、誤りを外し、社外向けの下書きを承認して送る
- 【人】 返金・交換の実行、判定の確定、例外の判断は、従来どおり人が行う
自動化されるのは「拾う」「5つのシステムを引く」「段階を組み立てる」「超過を判定する」「宛先を決める」「下書きを作る」の6つです。残るのは、一覧を見て動かすことと、顧客への約束を決めることです。
返金の実行はさせません。 この構成が会計システムに対してできるのは読むことだけです。返金の金額、返金か交換か、送料の負担は、いずれも顧客との約束に関わる判断です。 出すのは、滞留の一覧と催促文の下書きまでです。
顧客への催促文も、人が承認してから送ります。 「まだ商品が届いていません」という連絡は、こちらの記録漏れだった場合に顧客を怒らせます。送る前に、担当者が1件ずつ見ます。
02今回想定するシステム構成
【トリガー】毎朝 7:00(Schedule by Zapier)
│
▼
仕掛かり中の返品の一覧を取る(返品受付台帳)
│ 返品ID / 受付日 / 注文番号 / 返送予定のSKUと数量 / 送り状番号 / 希望(返金・交換)
▼
Zapier のワークフロー ──▶ Claude API(エージェント)
│ │ ツールを1つずつ順に呼ばせる
│ ┌─────────────────────┴──────────────────────────┐
│ │ get_shipment … 運送会社の追跡(送り状番号) │
│ │ get_receipts … 倉庫の入荷実績(複数行) │
│ │ get_inspection … 検品結果と判定(入荷番号) │
│ │ get_settlement … 返金・交換出荷(注文番号) │
│ │ get_customer_log … 顧客とのやり取り(受付ID) │
│ └─────────────────────┬──────────────────────────┘
│ │ 段階・その段階に入った日・理由(JSON)
▼ ▼
段階ごとの標準日数と突き合わせ(Code by Zapier)
│ 超過した件だけ残す
▼
段階 → 催促の宛先の対応表を引く
│
├──▶ 滞留一覧(Google スプレッドシート)へ追記
│
▼【Paths】宛先で分岐
├── 倉庫・検品・経理(社内)──▶ Slack へ担当別に通知 ──【人】担当が対応
│
└── 運送会社・顧客(社外)──▶ 催促文の下書き
│
▼
【人】Human in the Loop で承認 → 送信| 役割 | 想定する製品 | 代替候補 |
|---|---|---|
| ワークフロー | Zapier | Make、Power Automate |
| 処理 | Claude API | OpenAI API、Gemini API |
Zapier を置いているのは、毎朝の起動、外部システムの呼び出し、宛先ごとの分岐、人の承認待ちが、1つのワークフローの中でつながるためです。 Schedule by Zapier は月・週・日・時の間隔でZapを起動でき、日次では時刻と、土日に動かすかどうかを指定します。この起動はタスク数に数えられないと公式の説明にあります。 ただし指定した分に必ず起動する保証は無く、数分のずれがあり得るとも書かれています。
宛先ごとの分岐には Paths を使います。 1つの組に最大10本の分岐を置け、条件はフィールド・条件の種類・値で組みます。どの条件にも当たらなかったときに動く分岐(フォールバック)を置けるため、宛先を決められなかった案件を捨てずに済みます。 Paths と Filter はタスク数に数えられません。
社外へ出す文面の承認には Human in the Loop の Request Approval を使います。 このアクションはZapの実行を止め、承認者に承認・却下・内容の修正を求めます。通知先はメール、Slack、別のZapの起動から選べ、待ち時間の上限と、上限に達したときに「そのまま進む」か「実行を終える」かを設定できます。 有料のプランで使える扱いです。
Claude API を処理側に置いているのは、複数のシステムを「順に」引かせるためです。 何を引くかは1つ前の結果で決まります。集荷すらされていない返品に、会計の返金記録を引く必要はありません。この判断をワークフローの分岐だけで組むと、段階の数だけ枝が増えて手に負えなくなります。
このほか、滞留一覧の保管先として Google スプレッドシート(Excel、Airtable でも同じ)、通知先として Slack(Teams、メールでも同じ)を使います。5つの業務システムは既存のものを、読み取りだけで接続します。
03どうやって実装するのか
処理の起点を決める
毎朝7時を起点にします。Schedule by Zapier の日次の間隔で時刻を7時にし、土日に動かすかどうかは倉庫と運送会社の稼働に合わせます。起動の分は数分ずれ得るため、朝礼で見る運用なら朝礼の1時間前に置きます。
もう1つの起点として、顧客から催促の連絡が入ったときの臨時照会を置きます。問い合わせ管理システムで「返品」のタグが付いた新規の問い合わせをきっかけに、その返品IDだけを同じ流れに通します。担当者が5つの画面を開く前に、いまの段階が手元に出ている状態を作ります。
Delay by Zapier は使いません。 待ち時間を作るステップとして便利ですが、保持できるのは最長で1か月(30日)までと公式の説明にあり、最短は1分です。返品の追跡は数日から数十日にわたるため、「待たせる」のではなく「毎朝すべて見直す」ほうが安全です。遅延の途中でZapを編集すると再開後に続かないという注意も公式にあり、運用しながら直す仕組みには向きません。
入力データを集める
| データ | 中身 | 取得元 |
|---|---|---|
| 返品の受付 | 返品ID、受付日、注文番号、返送予定のSKUと数量、希望(返金・交換)、送り状番号 | 返品受付台帳(問い合わせ管理システム) |
| 配送の状況 | 送り状番号、集荷日、輸送の履歴、配達完了日、保管中・返送中などの状態 | 運送会社の追跡(APIまたはCSV) |
| 倉庫の入荷 | 入荷番号、入荷日、返品IDまたは送り状番号、入荷したSKUと数量 | 倉庫管理システム |
| 検品の結果 | 入荷番号、検品日、判定(返金可・要補修・返品不可)、判定日 | 検品結果の記録 |
| 会計の処理 | 注文番号、返金日、交換出荷日、処理の状態 | 会計システム/決済代行の返金記録 |
| 顧客とのやり取り | 受付ID、最終の送信日、最終の受信日、未回答の依頼の有無 | 問い合わせ管理システム |
| 標準日数の表 | 段階ごとの標準日数と、営業日・暦日の別 | 運用側が作る表 |
| 宛先の対応表 | 段階/理由の区分ごとの催促先、連絡手段、文面のひな形 | 運用側が作る表 |
返品IDと送り状番号を受付の時点で台帳に入れておくことが前提です。 送り状番号が無いと、運送会社の記録に辿り着けません。集荷を依頼した時点で番号を控える運用が無いなら、そこから直してください。
標準日数の表と宛先の対応表は、最初に人が作ります。 どちらも20行に満たない表で、作るのに1〜2時間です。この2つを作らずに始めると、AIに「何日で異常か」と「誰に言うか」を推測させることになり、出力が信用できなくなります。
データの取得方法を決める
返品受付台帳: 問い合わせ管理システムのAPIか日次のCSVから、仕掛かり中の返品(受付済みで、返金・交換の完了フラグが立っていないもの)を取ります。受付日が90日より前のものは別扱いにします。 長期の未決は、進捗ではなく判断の問題であることが多いためです。
運送会社の追跡: 送り状番号ごとの状態を取ります。APIが使える契約ならAPIを、無ければCSVを日次で取り込みます。取得の方法は契約の形で変わるため、ここは利用環境に応じた個別確認が必要です。 照会には回数の上限があることが多いので、1日1回、仕掛かり中の件だけを引く設計にします。
倉庫管理システム: 入荷の実績を、返品IDか送り状番号で引きます。ここが最も詰まりやすい部分です。 倉庫の入荷は「入荷番号」で管理されており、返品IDが入っていないことがあります。返品ラベルに返品IDを印字し、入荷登録のときに入力してもらうのが確実です。検品は入荷番号で、会計は注文番号で引きます。キーが段階ごとに違うため、前の段階で得たキーを次の段階に渡す形になります。 これが「順に辿る」という設計の中身です。
エージェントに引かせる形: 配送・倉庫の入荷・検品・会計・顧客とのやり取りの5つを、Claude API のツールとして定義します。ツールは名前、説明、input_schema(入力の形を表すJSONスキーマ)で定義し、Claude が必要と判断すると stop_reason が tool_use の応答を返します。 そのブロックにツール名と引数が入っているので、ワークフロー側でシステムを引き、結果を tool_result ブロックに入れ、tool_use_id を添えて送り返します。これを繰り返すと、必要な数だけシステムを辿らせられます。
tool_choice に {"type": "auto", "disable_parallel_tool_use": true} を指定します。 まとめて呼ばせず1つずつ順に呼ばせるためで、集荷されていないと分かった時点で以降を引かない節約ができるのは、この形のときだけです。ツール定義の strict: true は、引数がスキーマどおりになることを保証します。 返品IDを勝手な形で渡されると照会が空振りするため、これを付けます。
AIへ渡す前に整形する
- 対象の絞り込み … 完了済み、キャンセル済み、受付日が90日より前のものを外します。残るのは200〜250件程度です
- キーの整形 … 送り状番号のハイフン、注文番号の接頭辞、SKUの全角・半角をそろえます。表示用には元の文字列を残します
- 前日の結果の読み込み … 前回の段階、その段階に入った日、前回の催促日を持ってきます。これが無いと「何日止まっているか」が数えられません
- 期待する返送内容の確定 … 受付台帳の「返送予定のSKUと数量」を、突き合わせの基準として1件ぶん組み立てます
- 営業日の計算 … 標準日数を営業日で数える段階(倉庫・検品・経理)と暦日で数える段階(輸送・顧客都合)を分け、休業日の表を当てて経過日数を先に計算します
- 前回からの変化の判定 … 前日と段階が同じで、超過の判定も同じ件は、催促を再送しない印を付けます
5番目をAIにさせないでください。 営業日の計算は休業日の表で決まる事実で、判断の余地がありません。日付の引き算をAIにさせると、まれに1日ずれます。
AIに処理させる
計算処理にさせること:
| 処理 | 内容 |
|---|---|
| 対象の絞り込み | 完了・キャンセル・90日超の除外 |
| 経過日数の計算 | 営業日・暦日の別を当てた日数 |
| 標準日数との比較 | 超過しているかどうか |
| 宛先の決定 | 段階と理由の区分から対応表を引く |
| 催促の重複の抑制 | 前回の催促日からの日数 |
エージェント(Claude API)にさせること:
| 処理 | 内容 |
|---|---|
| システムの選択と順序 | 次にどの記録を引くべきか、もう引く必要が無いか |
| 段階の判定 | 受付済み/集荷済み/輸送中/入荷済み/検品済み/判定済み/完了のどこにいるか |
| 段階に入った日の特定 | いまの段階に入った日を、各システムの日付から選ぶ |
| 止まっている理由の区分 | 7つの区分のどれに当たるか(決められないときは照会失敗) |
| 件数の食い違いの扱い | 返送予定のSKUと数量に対し、入荷が足りているか、一部か、多いか |
| 根拠の提示 | どのシステムの、どの日付・番号を見てそう判断したか |
3番目が効きます。 「いま検品待ちである」だけでは催促できません。「入荷計上が9月18日、今日が9月24日、検品の記録が無い」まで出て初めて、倉庫に言えます。
5番目が、この題材でいちばん機械的に解きにくい部分です。 3点の返品に対して入荷が2件あるとき、それは「2箱に分けて送られ、両方着いた」のかもしれませんし、「1点がまだ届いていない」のかもしれません。SKUと数量を合計して期待値と比べ、足りなければ 一部到着 と判定させます。
判定そのもの(再販可か廃棄か)と、金額の計算はさせません。 見るのは「判定が記録されているか」「記録された日から何日経ったか」だけです。
指示内容を固定する
エージェントに与えるシステムプロンプトの例です。ツールの定義は別に渡します。
あなたは返品案件の進捗を確かめる担当者です。
1件の返品について、必要な記録を順に引き、いまどの段階で止まっているかを判定してください。
【引く順序】
1. get_shipment を、受付台帳の送り状番号で引いてください。
送り状番号が空欄なら引かず、stage を "受付済み" として終えてください。
2. 集荷日が記録されていない場合は、そこで終えてください。
3. 配達完了(倉庫への到着)が記録されたら、get_receipts を引いてください。
4. 入荷が記録されていれば、その入荷番号で get_inspection を引いてください。
5. 判定が記録されていれば、注文番号で get_settlement を引いてください。
6. 段階が "受付済み" か "集荷済み" で、受付から5日以上経っている場合だけ、
get_customer_log を引き、顧客への依頼に未回答が無いかを確かめてください。
【厳守事項】
- ツールは1回につき1つだけ呼び、引く必要のないツールを呼ばないでください。
ある段階で止まっていると分かったら、その先のシステムは引きません。
- 日付は、ツールが返した文字列をそのまま evidence に写してください。
日付の足し算・引き算をしないでください。経過日数はこちらで計算します。
- ツールが値を返さなかった場合と、エラーを返した場合を区別してください。
前者は「まだ記録が無い」、後者は「確かめられなかった」です。
後者のときは stall_reason を "照会失敗" にし、推測で段階を決めないでください。
- 返送予定のSKUと数量に対し、入荷の合計が足りない場合は
quantity_match を "一部到着"、多い場合は "超過" にし、
不足または超過しているSKUと数量を quantity_note に書いてください。
- 催促の宛先を決めないでください。宛先はこちらで対応表から引きます。
- 返金や交換の実行を促す文言を書かないでください。
- 顧客の氏名・住所・電話番号は与えられていません。
文面が必要な場合は {customer_name} のままにしてください。
【段階】
受付済み ... 集荷の記録が無い
集荷済み ... 集荷されたが、輸送の履歴が動いていない
輸送中 ... 輸送の履歴はあるが、倉庫への到着の記録が無い
入荷済み ... 倉庫で入荷計上されたが、検品の記録が無い
検品済み ... 検品されたが、判定の記録が無い
判定済み ... 判定が出たが、返金または交換出荷の記録が無い
完了 ... 返金または交換出荷が記録されている
【止まっている理由の区分】
集荷未実施 ... 集荷を依頼したが、運送会社の集荷の記録が無い
輸送中 ... 集荷後、倉庫への到着の記録が無い
入荷未処理 ... 配達は完了しているが、倉庫の入荷計上が無い
検品待ち ... 入荷計上から、検品の記録が無い
判定保留 ... 検品は終わっているが、判定が記録されていない
返金処理待ち ... 判定は出ているが、返金・交換出荷の記録が無い
顧客都合 ... 集荷日時の回答待ち、返送用の伝票の未受領など
照会失敗 ... いずれかのシステムを引けず、段階を決められなかった
【今日の日付】{today}
【返品の受付内容】
{return_case}
「1回につき1つだけ呼ぶ」は、プロンプトだけに頼らず disable_parallel_tool_use でも止めてください。
「値が無い」と「引けなかった」を分けさせる1行が重要です。 倉庫のシステムが応答しなかっただけなのに「入荷未処理」と判定されると、倉庫に濡れ衣の催促が飛びます。照会に失敗した件は、催促に回さず、システム担当へ回す別の列に出します。
「宛先を決めないでください」も必須です。 宛先をAIに選ばせると、「顧客に確認したほうがよさそう」といった判断が混ざります。宛先は、段階と理由の区分から対応表で一意に引きます。
| 段階/理由 | 催促の宛先 | 手段 |
|---|---|---|
| 集荷未実施 | 運送会社の担当営業所 | 下書きを承認して送信 |
| 輸送中(超過) | 運送会社の調査窓口 | 下書きを承認して送信 |
| 入荷未処理 | 倉庫の入荷担当 | Slack で担当別に通知 |
| 検品待ち | 倉庫の検品担当 | Slack で担当別に通知 |
| 判定保留 | 商品部の判定担当 | Slack で担当別に通知 |
| 返金処理待ち | 経理の入出金担当 | Slack で担当別に通知 |
| 顧客都合 | 顧客 | 下書きを承認して送信 |
| 照会失敗 | 情報システム担当 | Slack で通知(催促ではない) |
社外に出る2種類(運送会社・顧客)だけを承認待ちにします。 社内向けを全部承認にすると、毎朝の承認が20件を超えて、承認そのものが滞留します。
出力形式を固定する
エージェントには、1件ごとに次の形で返させます。
{
"return_id": "",
"order_no": "",
"stage": "受付済み | 集荷済み | 輸送中 | 入荷済み | 検品済み | 判定済み | 完了",
"stage_entered_on": "",
"stall_reason": "集荷未実施 | 輸送中 | 入荷未処理 | 検品待ち | 判定保留 | 返金処理待ち | 顧客都合 | 照会失敗",
"quantity_match": "一致 | 一部到着 | 超過 | 判定不能",
"quantity_note": "",
"evidence": [
{ "system": "", "field": "", "value": "" }
],
"systems_checked": [],
"systems_failed": [],
"note": ""
}
Claude API では、output_config.format に type: "json_schema" とスキーマを渡すと、応答をスキーマに沿った形に制約できます。stage stall_reason quantity_match は enum で固定します。公式の説明では、additionalProperties は false にする必要があり、文字列の長さや数値の範囲の制約は使えません。 配列の minItems は0と1だけです。evidence が空でないことは、後段の Code by Zapier で確かめます。
stage_entered_on を必ず返させます。 経過日数はワークフロー側で計算しますが、起点の日付をどのシステムから採ったのかが分からないと検算できません。 evidence に「倉庫管理システム/入荷日/2026-09-18」の形で残させます。
systems_checked と systems_failed を分けさせます。 5つのうち3つしか引いていない件が、正常な節約なのか途中で止まったのかが分かります。note には「顧客が発送済みと連絡しているが、送り状番号が台帳と一致しない」のような、区分に収まらない事情を1文で書かせます。これが入っている件は、担当者が先に見ます。
システムへ連携する
滞留一覧をスプレッドシートに作ります。1行を1件の返品にし、催促の宛先ごとにフィルタで見られるようにします。
| 列 | 中身 |
|---|---|
| 返品ID/注文番号/受付日 | 基本情報 |
| 段階/その段階に入った日/経過日数 | AIの判定とワークフローの計算 |
| 滞留理由/超過日数 | 標準日数との差 |
| 数量の一致/備考 | quantity_match と quantity_note |
| 根拠 | evidence を1つの文字列にまとめたもの |
| 催促の宛先/前回の催促日 | 対応表から/前回の記録から |
| 担当者の確認 | 人が入れる(催促する/様子を見る/判定が誤り) |
| 対応の状況/完了日 | 催促先が動いたか/返金・交換が記録された日 |
Paths で宛先ごとに分けます。 社内の4つの宛先(倉庫の入荷担当、検品担当、商品部、経理)へは、それぞれのSlackチャンネルに件数と一覧のリンクだけを送ります。1件ずつ通知しないでください。 毎朝15件の通知が別々に飛ぶと、3日で読まれなくなります。どの条件にも当たらなかった件はフォールバックのパスで受け、責任者へまとめて送ります。
社外向けは、Human in the Loop の Request Approval を通します。 催促文の下書きを承認の対象として渡し、承認者にメールかSlackで通知します。承認者は承認・却下のほか、文面を直したうえで承認することもできます。 待ち時間の上限は当日中に置き、上限に達したら「実行を終える」を選びます。 「そのまま進む」にすると、誰も見ていない文面が顧客に届きます。
会計システムへの書き込みは行いません。 返金の実行、金額の変更、交換出荷の指示は、いずれもこの構成の外です。読み取り専用の権限で接続してください。
人が確認する
社外へ出す催促文は、全件を人が確認します。 運送会社宛と顧客宛の2種類で、月に30〜50件程度になる想定です。
社内向けの一覧は、担当者が朝に一度、次の順で見ます。
- 照会失敗 … システムの不調かもしれない。5件を超えたら、その日の一覧全体を疑う
- 顧客都合 … 放っておくと止まったままになる段階なので、最優先で見る
- 集荷未実施で5日以上 … 顧客の手元に商品が残っている。不満が最も溜まる段階
- 返金処理待ち … お金の話だけが残っている。顧客から催促が来る直前の状態
- 入荷未処理・検品待ち … 倉庫側の話。まとめて依頼する
- 数量の一致が「一部到着」 … 残りが行方不明かもしれない。個別に追う
確認を速くするための設計が効きます。
- 根拠(システム名・項目・日付)を、判定の隣に並べて表示する
- 前日から段階が変わった件に印を付ける
- 前回「判定が誤り」とした件と同じ判定には、その理由を並べて表示する
- 同じ宛先の件をまとめて表示し、1通で催促できるようにする
4番目が効きます。 倉庫への催促が12件あるなら、返品IDを12件並べた1通にします。倉庫の側も、1回の作業でまとめて処理できます。一覧に出る件数が毎日30件を超えるなら、標準日数が実態より短すぎます。
例外に対処する
| 起きること | 対応 |
|---|---|
| 送り状番号が台帳に無い | 受付済み のまま。運送会社ではなく受付担当へ「番号の記入漏れ」として回す |
| 運送会社のシステムが応答しない | 照会失敗 として記録し、翌朝に再試行。催促には回さない |
| 追跡の照会が上限に達した | その日の残りを打ち切り、翌朝に回す。仕掛かり中の件だけを引く設計にしておく |
| 入荷が複数あり、数量が足りない | 一部到着 として不足分を出す。倉庫と運送会社の両方へ確認 |
| 入荷が受付の数量より多い | 超過 として出す。顧客が別の商品も入れた可能性があり、検品担当へ回す |
| 返品IDが倉庫の入荷に入っていない | 送り状番号で突き合わせる。それも無ければ 照会失敗 |
| 顧客が自分で送った(集荷を使わない) | 送り状番号が顧客からの連絡にしか無い。受付台帳に転記する運用を決めておく |
| 同じ顧客から短期間に複数の返品 | 注文番号で分ける。注文番号も同じなら返品IDで分ける |
| 検品で「返品不可」の判定が出た | 滞留ではない。別の経路で顧客へ連絡する業務に回す |
| 会計に返金の記録はあるが顧客に届いていない | 決済代行の返金完了の日付まで取れる場合だけ扱う |
| 判定から60日を超えた案件 | 進捗の問題ではない。責任者が月次でまとめて見る別の一覧へ移す |
| 承認の待ち時間を過ぎた | 実行を終え、翌朝の一覧に再び出す。自動で送らない |
| 標準日数を変えた直後 | 一覧が急に増える。変更した日を記録し、1週間は件数の比較をしない |
記録を残す
この記録は、どの段階が慢性的に詰まっているかを知る材料になります。
- 日ごとの対象件数、段階ごとの件数、超過した件数
- 各件の段階の履歴(いつ、どの段階から、どの段階へ移ったか)
- 催促した日、宛先、対応が動いた日
- 担当者の判断(催促する/様子を見る/判定が誤り)と、その理由
systems_checkedとsystems_failed、照会失敗の件数と相手先- 承認の記録(承認者、承認・却下、修正された文面)
「段階ごとの平均滞留日数」を必ず残してください。 入荷未処理が平均4日、検品待ちが平均6日、といった数字が出ると、催促のやり方ではなく、倉庫の人繰りを直す話になります。
「催促してから動くまでの日数」も宛先ごとに残してください。 3日以上かかる宛先には、催促の手段そのものを変える必要があります。承認のときに毎回同じ直しが入る文面は、ひな形のほうを直します。
04実装レベルの3段階
半自動化の時点で、7分が3分程度になります。 5つの画面を開く手間が消えるためです。本格構成で2分になりますが、減るのは催促文を書く手間と、宛先を考える手間です。 顧客の催促を起点にした臨時照会は、半自動化の段階から入れてください。 日次の巡回だけだと、顧客から電話が来たその瞬間には、前日の朝の状態しか手元にありません。この経路は日次の巡回と同じ部品でできるので、追加の作りはほとんど要りません。 本格構成の「段階ごとの滞留日数の集計」には、時間削減とは別の価値があります。 どの段階が詰まっているかが数字で出るため、催促の仕組みから、工程そのものを直す話に移れます。
05工数削減シミュレーション
導入後 300件 × 2分 ÷ 60 = 10 時間/月
自社条件で導入効果を整理したい方へ
このユースケースを自社に当てはめた場合の前提値と削減見込みを、業務ヒアリングをもとに整理します。
06向いている企業・向いていない企業
- 月に100件以上の返品や引き取りを扱い、受付・配送・倉庫・検品・会計の記録が別々のシステムに分かれている通販・小売・製造の事業者。返品が集荷から返金までに複数の手を渡るため、「あの返品は今どこで止まっているのか」を一覧で見られない場合。顧客からの催促や月末の突き合わせで初めて滞留に気づくことがあり、運送会社や倉庫への催促が担当者の記憶に頼っている場合。
- 返品が月に数件で、担当者1名が全件を頭の中で把握できている場合。受付から返金までが1つの基幹システムで完結しており、標準の画面で進捗が一覧できる場合。返品の受付を電話とメールだけで受けていて、返品IDや送り状番号を記録として残していない場合(まず受付の記録を作るほうが先です)。
07最小構成で試す方法
- 仕掛かり中の返品から、受付日が古い順に20件を選ぶ
- その20件について、担当者が5つのシステムを手で引き、日付とステータスを1枚の表に書き出す
- 段階ごとの標準日数を、担当者の感覚で決めて表にする(集荷は3営業日、検品は2営業日、など)
- 生成AIのチャット画面に、上記のプロンプトの判定部分と、20件ぶんの表を貼り付ける
- 出た段階・滞留理由・数量の一致を、担当者が1件ずつ確かめる
見るのは次の3点です。
| 見る点 | 判断 |
|---|---|
| 段階の判定が担当者の見立てと合った割合 | 8割を下回るなら、入力に足りない項目がある。どの項目を見れば分かったかを書き出す |
| 滞留理由の区分が足りているか | どの区分にも入らない件があれば、区分を足す |
| 20件のうち、超過が何件出たか | 半分を超えるなら標準日数が短すぎる。実績の日数を先に測る |
3番目を必ず見てください。 標準日数は、あるべき姿ではなく実態から決めます。倉庫が実際には平均3日かけているのに標準を1日と置くと、毎日ほぼ全件が一覧に出て、読まれなくなります。
ワークフローを作らずに、ここまでは試せます。所要は1日です。この段階で分かるのは、「5つのシステムの記録だけで、段階を言い当てられるか」です。 言い当てられないなら、記録の取り方から直す必要があります。
08実装時につまずきやすいポイント
| 問題 | 対策 |
|---|---|
| 倉庫の入荷に返品IDが入っていない | 返品ラベルに返品IDを印字し、入荷登録で入力してもらう。当面は送り状番号で突き合わせる |
| 送り状番号が台帳に無い件がある | 集荷依頼の時点で番号を控える運用に直す。無い件は受付担当へ回す |
| 標準日数が短すぎて全件が一覧に出る | 実績の日数を1週間測ってから決める。あるべき姿ではなく実態で置く |
| 運送会社の照会が上限に達する | 仕掛かり中の件だけを1日1回引く。CSVでの受け取りも検討する |
| 1件の返品に入荷が複数あり数が合わない | SKUと数量を合計して期待値と比べ、一部到着 として出す |
| システムの不調を滞留と判定してしまう | 「値が無い」と「引けなかった」を区別させ、照会失敗 を別扱いにする |
| 催促の宛先をAIが決めてしまう | 宛先はAIに決めさせず、段階と理由から対応表で引く |
| 同じ件に毎日催促が飛ぶ | 前回の催促日を持ち、一定日数は再送しない |
| 社内向けまで承認待ちにして承認が滞る | 承認は社外へ出る2種類(運送会社・顧客)だけにする |
| 承認の時間切れでそのまま送信される | 時間切れの動作を「実行を終える」にする |
| 日付の計算をAIにさせて1日ずれる | 経過日数はワークフロー側で計算し、AIには日付を写させるだけにする |
| 顧客の氏名や住所をAIに渡してしまう | 渡すのは返品ID・注文番号・SKU・数量・日付・ステータスだけにする |
09セキュリティ・AIガバナンス上の注意点
この構成で扱うデータ: 返品の受付内容、送り状番号、配送の履歴、倉庫の入荷、検品結果、返金の記録、顧客とのやり取り。このうち、顧客の氏名・住所・連絡先・注文の中身は個人情報です。
- AIへ渡す項目を絞ること … 段階を判定するのに、顧客の氏名も住所も要りません。渡すのは返品ID、注文番号、SKUと数量、各システムの日付とステータスだけにしてください。 前処理で機械的に落とせます。この1点で、外部へ出る個人情報はほぼ無くなります
- 催促文の宛名の差し込み … 顧客宛の文面には氏名が要ります。AIには
{customer_name}のまま書かせ、差し込みはワークフロー側で行ってください - 注文の中身が推測できる情報 … SKUだけでも、医療や飲食の分野では配慮が要る商品があります。社内の管理番号に置き換えて渡す方法も検討してください
- 顧客とのやり取りの本文 … 住所の変更や事情の説明が書かれています。本文は渡さず、送受信の日付と未回答の有無だけを渡してください
- 学習利用 … 入力を学習に使わないことが契約で保証されるサービスを選びます
- 接続の権限 … 5つのシステムすべてに読み取り専用の権限で接続します。会計システムへの書き込み権限は渡さないでください
- 社外へ出る文面 … 運送会社宛の催促には送り状番号が入ります。顧客の氏名と住所を入れないひな形にしてください
- 誤った催促による関係の悪化 … 照会に失敗しただけなのに「入荷処理がされていません」と送ると、倉庫は記録を疑われたと受け取ります。照会失敗を催促に回さない設計を最初から入れてください
- 評価に使わないこと … 段階ごとの滞留日数は繁忙期や商材の性質に左右されます。査定の材料にすると、記録の付け方が歪みます
- 自動実行してよい範囲 … 照会、段階の判定、超過の抽出、一覧の作成、社内向けの通知、下書きの作成までです。社外への送信、返金・交換の実行、判定の確定、例外の判断は人が行います
誤りが起きた場合のリスクは、顧客の個人情報の外部送信、誤った催促による社内外の関係の悪化、滞留を見落として顧客をさらに待たせることです。 1番目は、受付台帳をそのまま渡す作りにすると必ず起きます。
10まず何から始めるか
1週目:実績の日数を測る
直近3か月の返品から50件を選び、受付・集荷・到着・入荷・検品・判定・返金の日付を書き出します。段階ごとに何日かかっているかの実績を出します。 標準日数は、この実績を見てから決めます。ここを飛ばすと、一覧が使いものにならない件数になります。
2週目:20件で試す
古い順に20件を選び、5つのシステムを手で引いた表で、段階と滞留理由を出させます。担当者の見立てと合った割合を数えます。 合わない件について、どの項目があれば分かったかを書き出し、入力に足します。
3週目:2つの表を作り、読み取り方法を確かめる
段階ごとの標準日数の表と、段階から宛先を引く対応表を作ります。あわせて、倉庫管理システムと会計システムから読み取る方法を、情報システム担当と確かめます。 返品IDが倉庫の入荷に入っていない場合は、ラベルへの印字から手を打ちます。
4週目以降: Zapier で日次の半自動化を作り、1か月運用します。最初は催促を送らず、一覧を出すだけにしてください。 判定の精度と件数が落ち着いてから、通知と催促を足します。
2か月目以降: 社外向けの催促文の下書きと承認を足し、顧客の催促を起点にした臨時照会を入れます。この2つで、顧客対応の体感が最も変わります。
3か月目以降: 段階ごとの平均滞留日数を振り返ります。入荷未処理が多ければ倉庫の入荷計上の手順を、返金処理待ちが多ければ判定から経理への引き渡し方を直します。 ここまで来ると、この仕組みは止まっているものを見つける道具から、止まらない工程を作る道具になります。
11関連ユースケース
12この仕組みを理解するための記事
13技術仕様の確認日・参考情報
| 確認した内容 | 情報源 | 確認日 |
|---|---|---|
| Schedule by Zapier で月・週・日・時と独自の間隔を指定でき、日次では時刻と土日の扱いを指定すること。この起動はタスク数に数えられず、指定した分に必ず起動する保証は無いこと | Zapier Help: Schedule Zap workflows to run at specific intervals | 2026-09-24 |
| Delay by Zapier に「Delay For」「Delay Until」「Delay After Queue」の3種類があること。保持できるのは最長で1か月(30日)、最短は1分であること。遅延の途中でZapを変更すると、再開後に続かないこと | Zapier Help: Add delays to Zap workflows | 2026-09-24 |
| Zapier の Paths で、1つの組に最大10本の分岐を置け、入れ子は3段階までであること。どの条件にも当たらなかったときのフォールバックを置けること。Free プランでは使えず、Paths と Filter はタスク数に数えられないこと | Zapier Help: Add branching logic to Zaps with paths | 2026-09-24 |
| Human in the Loop の Request Approval が、Zapの実行を止めて承認者に承認・却下・内容の修正を求めること。通知先をメール、Slack、別のZapの起動から選べること。待ち時間の上限と、上限到達時に「そのまま進む」か「実行を終える」かを設定できること。有料のプランであること | Zapier Help: Request approval to keep your workflow running with Human in the Loop | 2026-09-24 |
Claude API のツール利用で、ツールを名前・説明・input_schema で定義すること。ツールを呼ぶときは stop_reason が tool_use の応答が返り、結果を tool_result ブロックに入れ tool_use_id を添えて送り返すと往復が続くこと。disable_parallel_tool_use で1ターン1呼び出しに絞れ、strict: true で引数がスキーマどおりになること | Claude Docs: Tool use with Claude | 2026-09-24 |
Claude API で output_config.format に type: "json_schema" とスキーマを渡すと応答を制約できること。enum const required が使え、additionalProperties は false が必要であること。文字列の長さと数値の範囲の制約は使えず、配列の minItems は0と1だけであること | Claude Docs: Structured outputs | 2026-09-24 |
5つの業務システムから何をどう読み取れるかは、利用している製品と契約の形によって異なります。この部分は利用環境に応じた個別確認が必要です。 追跡の照会回数の上限は運送会社との契約を、返金の条件・送料の負担・返品の受付期限は自社の返品規約と関係法令に沿っているかを、担当部門が確認してください。
実装ステータス:構成例。 公開仕様に基づいて設計した構成であり、当社で実際に構築・検証したものではありません。工数の数値はモデル条件による試算です。
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