ピラーページの作り方と束ね方|親記事で全体を受け止める

「同じテーマの記事が12本になったのですが、どれを入口にすればいいのか自分でも分からなくなりました」「ピラーページを作れと言われて目次のようなページを出したら、これなら要らないと言われました」——記事の本数が増えてきたBtoBのオウンドメディアで、必ず出てくる段階の声です。記事を書く力の問題ではありません。1本ずつはきちんと成立しているのに、それを束ねて受け止める場所が用意されていないだけです。親記事、いわゆるピラーページは、その受け止める場所として置きます。ただし置けば効くわけではなく、中身の配分を決めないと、目次だけのページになるか、子記事を全部飲み込んだ長いページになります。この記事では、親に何を書き、何を子に渡すかの配分に絞って、判断の物差しと、子が既に何本もある状態からの作り方を並べます。
カメ先生ピラーページは長い記事のことだ、と思われがちなんだ。でも長さは結果であって、狙いは別のところにある。同じ話題の記事が増えて互いに食い合い始めたときに、どれが入口なのかを1つ決める。それが親記事の仕事だね。
カメ子記事を1本足すというより、並んでいる記事のあいだに順番を付ける、ということですか。
カメ先生近いね。ただ、順番を付けるだけなら一覧のページで足りてしまう。親記事が一覧と違うのは、そこだけ読んでも話が通じる中身を持っているところだ。全体像と、言葉の意味と、選び分けの基準。この3つは子記事の側には置けない。
カメ子子記事に書いてある内容を、親のほうにもう一度書き直すわけではないのでしょうか。
- 親記事は長い記事ではない。全体像・言葉の定義・選び分けの基準・進める順番を引き受け、個別の手順は子に渡す記事
- 失敗は2方向。目次と要約だけの薄い親か、子を全部飲み込んだ太りすぎの親。どちらも子記事が読まれなくなる
- 子が10本ある状態から作るときは、書き下ろす前に、子に散らばっている定義と基準を引き上げて子の側から削る
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親記事が要るのはどんなときか
親記事を置く合図は、記事の本数ではありません。同じ話題の記事が互いに食い合い始めたときです。検索から来た人が、狙っていた記事ではない別の記事に着地する。社内で、あの話はどの記事に書いたかがすぐ出てこない。この2つが同時に起きたら、束ねる場所が足りていません。
ここで取れる手は3つあります。似た記事を1本にまとめる、書き分けが立つように分け直す、そして上に親を置く。前の2つは記事そのものを動かす手で、こちらは別に整理されています。この記事が扱うのは3つ目だけです。子記事は動かさず、上に受け止める場所を作るという手当てを書きます。
3つ目を選ぶ目安は、子記事がそれぞれ別の問いに答えているかどうかです。別の問いに答えているなら、1本にまとめると検索から来る人の目的が混ざります。問いが違うのに読者が迷うのは、記事の問題ではなく入口の問題です。入口が無いことが原因なら、入口を作るのが筋の通った手当てになります。
逆に、親を置いても効かない場合もあります。子記事どうしが同じ問いに答えている場合です。この状態で親を足すと、同じ話が3か所に書かれることになり、食い合う記事が1本増えるだけで終わります。親を置く前に、子の問いが重なっていないかだけは確かめます。重なっていたら、先に子の側を片付けます。
親が薄くなる失敗と、太りすぎる失敗
配分の話に入る前に、外し方を2つ見ておきます。どちらも実際によく起きる形で、方向がちょうど正反対です。先に外し方を知っておくと、書いている途中で自分がどちらへ寄っているかが分かります。
1つ目は薄くなる失敗です。見出しごとに2、3行の紹介を書いて、子記事へのリンクを並べる。作るのは早いのですが、そのページ自体に読む理由がありません。国内のSEO支援会社が2026年に公開した解説でも、リンクと短い紹介文だけが並ぶページや、目次のようなページになることを避けるよう書かれています。読んだ人はリンクを踏まずに戻ります。
2つ目は太りすぎる失敗です。網羅しようとして、子記事の手順まで全部書いてしまう。ページとしては読み応えがありますが、子記事を読む理由が消えます。親で用が足りるなら、誰も子に進みません。子が読まれなくなると、その話題で細かい検索に当たる記事が無くなり、親1本で取れる範囲まで流入が縮みます。
2つの失敗は、同じ原因から出ています。親に何を置くかを決めていないことです。決めていないから、書ける範囲で書くと薄くなり、全部書こうとすると太ります。実際に起きた外し方を並べると、次のようになります。
- 見出しごとに3行の紹介とリンクだけを並べ、公開から3か月で子記事へ進んだ人がほとんどいなかった
- 子記事の手順をすべて転記して2万字にし、子記事の側が読まれなくなった
- 親に置いた言葉の定義と子に書いてある定義が食い違い、どちらが正しいのか社内でも分からなくなった
- 子記事を書くたびに親の末尾にリンクだけを足し、半年後には並びの意味を誰も説明できなくなった
親と子の配分を決める4つの物差し
配分は、感覚ではなく物差しで決めます。使うのは4つです。読者が何回使うか、書き換わる速さ、その話だけで完結するか、検索で狙う語の広さ。どれか1つで決めるのではなく、4つを当ててから多数決にします。
| 物差し | 親に置く側 | 子に渡す側 | 迷ったときの寄せ先 |
|---|---|---|---|
| 読者が何回使うか | 何度も戻って確かめる内容(定義・基準) | 1回読めば済む内容(手順・設定) | 何度も使うなら親 |
| 書き換わる速さ | 1年経っても変わらない内容 | 道具の更新で毎月変わる内容 | 変わるなら子 |
| その話だけで完結するか | ほかと比べて初めて意味が出る内容 | 単独で読み切れる内容 | 比べる必要があるなら親 |
| 検索で狙う語の広さ | 広い語(話題そのものの呼び名) | 細かい語(具体の困りごと) | 広いなら親 |
4つのうちいちばん強いのは2つ目です。書き換わる速さが違うものを同じページに置くと、更新のたびに全体を読み直すことになります。道具の画面の名前が変わるたびに親を直すのは続きません。変わる内容は子に置き、親からはそこへ渡すだけにします。
4つ目は狙いの話ですが、記事の設計としても効きます。広い語で来る人は、まず全体をざっと知りたい段にいます。細かい語で来る人は、もう方針を決めていて、やり方だけ知りたい段にいます。同じページで両方の段に応えようとすると、どちらにも長すぎる記事になります。
4つが割れたときの読み方も決めておきます。たとえば道具の選び分けの表は、何度も戻って確かめるので1つ目では親、道具の更新で中身が変わるので2つ目では子、比べて初めて意味が出るので3つ目では親、狙う語が広いので4つ目でも親。3対1で親に置きます。ただし2つ目で子と出た以上、その表だけは更新の担当を別に決めます。割れた物差しは無視するのではなく、そこにだけ手当てを足す、という読み方をします。
迷ったときは親に寄せます。親は後から削れますが、子に書いたものを親へ引き上げるのは、子記事の側に穴が空くので手間がかかります。最初は親を厚めに作り、子が育ったら親から落とすという順番のほうが運びやすくなります。
親に置くもの1:全体像と、言葉の意味
親に必ず置くのは2つです。1つは全体像。その話題が何と何でできていて、どこから手を付けるのかという地図です。これは子記事のどれにも置けません。1本の子に全体像を書くと、その子だけが太って、ほかの子との役割がずれます。
全体像の書き方で効くのは、要素を並べるだけで終わらせないことです。並べたうえで、どれとどれが同時に進むのか、どれがどれの前提になるのかまで書きます。読んだ人が自分のいる段を見つけられる形にする、ということです。これがあるから、次にどの子記事へ進めばよいかが決まります。
もう1つは言葉の意味です。同じ話題の記事が増えると、同じ語を少しずつ違う意味で使い始めます。親に定義を置いて、子記事はそこを参照する形にします。定義が2か所にあると、必ず片方が古くなります。親に1か所だけ置く、というのを運用の決めごとにします。
定義は長く書きません。1語につき2、3行で、この記事群ではこの意味で使う、と宣言する形にします。辞書のような網羅は要りません。拾うのは、社内で解釈が割れた語と、子記事どうしで使い方がずれていた語だけです。だいたい5語から7語に収まります。
親に置くもの2:選び分けの基準と、進める順番
3つ目は選び分けの基準です。子記事がやり方の甲と乙を別々に説明しているなら、どちらを選ぶかの基準は親に置きます。基準を子に書くと、その子を読んだ人だけがその基準を知ることになります。比べるための材料は、比べる場所に置きます。
基準は表で持つと扱いやすくなります。条件を列にして、当てはまる側へ進む形にします。ここで気をつけるのは、親の表からは子記事へ渡すところまでにして、表の中で結論を出し切らないことです。出し切ると、また親が太ります。
4つ目は進める順番です。何から手を付け、次に何をするか。これも子記事には置けません。子記事は自分が担当する1工程しか知らないからです。親に順番を置いて、各工程から子へ渡します。順番は親、工程の中身は子という分け方が、いちばん崩れにくい形になります。
順番を書くときは、飛ばしてよい工程と、飛ばせない工程を分けて書きます。全部やる前提で書くと、人数の少ない組織では読んだ時点で諦めます。最小の形は何で、余裕があれば足すのは何か。この2段を親に書いておくと、次にどの子記事から作るかという順も自然に決まります。
子に渡すもの:手順、設定、事例、数字
子に渡すのは4種類です。個別の手順、道具ごとの設定、事例、細かい数字。共通しているのは、単独で読み切れることと、書き換わる周期が短いことです。この2つに当てはまるものは、迷わず子に置きます。
手順は子です。親に手順を書くと、工程の数だけ親が伸びます。親には、この工程では何を決めるのかを1行で置き、どう操作するかは子に渡します。親の1行と子の1本を対応させる形にすると、子が増えたときに親のどこへ足せばよいかが決まります。
事例も子です。事例は増えていくものなので、親に書くと足すたびに親を直すことになります。ただし例外が1つあって、その話題に取り組む理由になるような典型例だけは、親の冒頭に1つ置きます。読む理由を作るためで、2つ目からは子に渡します。
数字も子に寄せます。出典が更新されるたびに変わるからです。親に置いてよいのは、年が変わっても向きが変わらない数字だけです。市場の規模や普及率のように毎年動く数字は子に置き、その子ごとに更新の担当を決めます。親に置くと、更新漏れが記事群全体の信頼に響きます。
表と図も同じ物差しで振り分けます。選び分けの表は親に置き、操作の画面を追う図は子に置きます。判断の材料になる図は親、手を動かすための図は子、という分かれ方です。親に手順の図を置くと、その図だけが外から参照され、本文を読まないまま戻られる形になります。図に添える説明文は、本文と同じ内容を繰り返さず、その図でしか分からないことだけを書きます。
境目が決まらないときの決め方
4つの物差しを当てても決まらない内容が残ります。だいたいは、親でも子でも書けるが、両方に書くと重複する種類です。ここでの決め方を1つ持っておくと、作業が途中で止まりません。
決め方はこうです。その内容を知らないまま子記事だけを読んだ人が、途中で詰まるかどうか。詰まるなら親、詰まらないなら子です。前提の知識に近いものは親、その記事の中だけで完結するものは子、という分かれ方になります。
それでも両方に書きたくなったときは、親に短く、子で詳しく、という形にします。このとき、親の側の書き方を、ここでは結論だけを書くと決めておきます。重複を許す場所を、あらかじめ1か所だけ決めておく。決めておかないと、次に直す人が親の側を膨らませます。
どちらにも決め切れないものは、いったん子に置きます。子から親へ引き上げるほうが、親から子へ下ろすより後が楽だからです。親を削ると、そこを読みに来た人の行き先が消えます。子を削っても、親の側で受け止められます。
子が10本ある状態から親を作る手順
解説の多くは、新しく話題を立ち上げる前提で書かれています。実際にはその逆で、子記事だけが10本ほどたまってから親が要ると気づきます。この場合、白紙から書き下ろすと、既にある子と話が食い違います。順番は5つです。
10本それぞれが答えている問いを、1本1行で書きます。タイトルの写しではなく、問いの形にします。問いが書けない記事は、そもそも問いが立っていない記事なので、ここで印を付けておきます。印の付いた記事は親の配下には入れません。
10本を横に並べ、同じ語の説明が食い違っている場所を拾います。ここで拾った語が、そのまま親に置く定義になります。多くても7語くらいに収まります。7語を超えるなら、話題が2つ混ざっている可能性があります。
全体像、選び分けの基準、進める順番。この3つが子のどこにも書かれていなければ、それが親の骨になります。どれかが特定の1本に埋まっていたら、そこから引き上げます。3つとも既にそろっているなら、親は要りません。
引き上げた定義や基準は、子の側では短い参照に置き換えます。ここをやらないと、同じ話が2か所に残り、食い合う記事が1本増えるだけになります。5つの段のうち、いちばん手間がかかるのがここです。
親を書き上げてから、各子記事に親への戻りを置きます。最後に、親の見出しの並びを声に出して読み、この順で迷うかどうかを確かめます。並びの意味が説明できない見出しは、削るか位置を変えます。
この手順で長いのは2番目と4番目です。10本なら、2番目に半日、4番目に1日ほどかかります。親を書く時間よりも、子を直す時間のほうが長くなります。親を作る作業は、書く作業ではなく、既にあるものを並べ替える作業だと考えておくと見積もりを外しません。
親を先に書くか、子を先に書くか
これから始める場合の話です。国内のSEO支援会社が2026年に公開した解説では、関連する記事が数本そろった段階で親を作ることが勧められています。理由は単純で、子が1本も無い状態で親を書くと、書ける内容が一般論に寄るからです。
子を数本書くと、読者がどこで詰まるかが見えます。詰まる場所が分かってから親を書くと、全体像をどの粒度で書けばよいかが決まります。親の見出しは、子を書いた人にしか決められませんという言い方もできます。外注で親だけを先に発注すると、たいてい書き直しになります。
ただし、子だけを増やし続けるのも困ります。目安は、同じ話題で5本を超えたら親の下書きを始めるあたりです。5本あれば、定義のずれと前提の抜けが見えます。下書きの段階では公開せず、次の子を書くたびに書き足していきます。
先に親を書くほうがよい場合もあります。複数人で分担して一度に書く場合です。この場合は親を設計図として先に作り、誰がどの子を書くかを親の見出しで割り当てます。ただしこの親は、子がそろった時点で必ず書き直します。設計図のままでは、読む人にとっての読む理由がありません。
外に頼む場合の分け方も、ここで決めておきます。子は仕様を渡せば分担できますが、親は自社の事情そのものが中身になるので分担が効きません。外に頼むなら子を書いてもらい、親は社内で書く。どうしても親を頼むなら、全体像と定義と基準の3つを社内で先に箇条書きにしてから渡します。渡さずに頼むと、どこに頼んでも同じ形の一般論が返ってきます。
親の分量と、見出しの数の決め方
分量の相場は出ています。国内のSEO支援会社の解説(2026年)では、親は5,000字から10,000字程度、子は3,000字から6,000字程度という幅が示されています。子の本数は1つの親に対して5本から15本、まずは5本から8本をそろえて様子を見る、という進め方が勧められています。
この幅を鵜呑みにする必要はありませんが、判断には使えます。親が子1本より短いなら、配分をどこかで間違えています。短くなるのは、全体像か定義か基準のどれかが抜けているからです。逆に親が子の合計に近づいているなら、手順まで飲み込んでいます。
見出しの数は、子の本数から決めます。2026年版の解説では、1つの見出しに1本の子記事を対応させる形が基本とされています。子が10本なら親の見出しも10前後になります。対応の付かない見出しがあれば、そこは書く子がまだ無いか、子が無いのに親だけで語っている場所です。
上限の考え方も持っておきます。HubSpotの公式の説明では、1つの話題に対して登録できるサブトピックの語は100個までとされています。実務でここまで並べる例は多くありませんが、上限があるということは、1つの親で抱えられる範囲にも限りがあるということです。子が30本を超えたあたりから、話題を2つに分ける検討に入ります。
見出しが20を超えたときは、数を減らすのではなく層を2段にします。大きな区切りを4つか5つ置き、その下に子と対応する見出しを並べる形です。層を2段にしても、親記事は1本のままです。記事を分けるのは、子が30本を超えて話題そのものが2つに割れたときだけにします。並びを変えるだけで済むうちは、記事の本数を増やさないほうが後が楽になります。
親は何回書き直すか
親記事は書き上げて終わりではありません。子が増えるたびに直す前提で作ります。ここを決めていないと、公開から半年で親と子の中身がずれます。ずれた親は、読んだ人に古い判断をさせるので、無いより悪い状態になります。
直す運びは2段にします。子を1本公開したら、その日のうちに親の該当する見出しへ1行足す。これは5分で終わります。もう1段は、3か月に1度、親を頭から読み直して、順番と基準がいまの子の構成に合っているかを見ます。
- 子を公開した日に親へ1行足す(見出しの下に1文と、その子への渡しを置く)
- 3か月に1度、親を頭から読み直す(見るのは定義・基準・順番の3か所だけ)
- 親の持ち主を1人決め、直す人をその1人に固定する(分担してよいのは子だけ)
3か月の読み直しで見るのは3か所だけです。定義が古くなっていないか、選び分けの基準に当てはまらない子が増えていないか、進める順番が実態とずれていないか。親の更新は、足すより落とすほうが効きます。子が育った分だけ、親からは削れるようになります。
担当も決めます。親の持ち主を1人決め、その人以外は親を直さない形にします。複数人が思いついたときに足すと、足した順に並ぶだけの記事になります。子は分担してよいのですが、親は1人が通しで見る。これだけで並びの筋が保てます。
書き直した記録も1行だけ残します。いつ、どの見出しを、なぜ直したか。3か月後に読み直すときの手がかりになりますし、担当が替わったときにそのまま引き継げます。記録が無いと、前の担当が意図して削った説明を、次の担当が親切のつもりで足し戻します。親が太っていく原因の多くはこれです。記録は親の末尾ではなく、社内の管理表の側に置きます。
親が増えたら、親の上に親を置かない
運用が進むと、親が2本、3本と増えます。ここで起きがちなのが、親をまとめる親を作ることです。階層を1つ足すと、どの層が入口なのかが読む人にも書く人にも分からなくなります。
親が増えたときにまず見るのは、親どうしが同じ問いに答えていないかです。答えているなら、話題の切り方が細かすぎます。2本を1本に寄せます。答えていないなら、階層を足さずに並べたままでかまいません。並べたままでも、入口は複数あってよいからです。
それでも束ねたくなったら、記事ではなく一覧を見せる仕組みの側で束ねます。記事を1本足すのではなく、並びを見せる場所を用意するという考え方です。書くべき中身が無いのに記事を足すと、薄い親がもう1本増えるだけで終わります。
親の数の目安は、扱っている事業の区切りに合わせます。事業が3つなら親も3本前後です。親の数が事業の数より多いなら、話題を切りすぎています。切りすぎた親は、子が5本に届かないまま放置されます。
AIに任せてよいところと、人が決めるところ
この作業でAIが効くのは、読むのに時間がかかるところです。10本の子から、それぞれが答えている問いを1行で抜き出す。同じ語の説明が食い違っている場所を拾う。どの記事にも出てこない前提を挙げる。この3つは下ごしらえとして任せられます。
任せるときは、根拠を書かせます。食い違いを挙げさせるなら、どの記事のどの一文と、どの記事のどの一文が食い違っているのかを併記させます。併記が無いと、結局こちらが読み合わせることになり、任せた分が消えます。
AIに判断させないのは、どれを親にするかの決定です。親は、自社がどの話題で相談を受けたいかと結び付いています。記事の中身だけを見ても決まりません。社内の事情が材料になる判断なので、ここは人が引き受けます。
人が確認する範囲を先に決めておきます。抜き出した問いは全件を読む、拾った食い違いは原文に当たる。この2つだけを人の担当に置けば、残りは任せられます。範囲を決めずに始めると、結局10本を全部読み直すことになります。
親を作ったのに読まれないときに見る3か所
公開してしばらく経っても親が読まれず、子にも進まれない。こういうときに見る場所は3つです。冒頭、見出しの並び、子への渡し方。上から順に見ます。どれも書き直しは1時間かかりません。
冒頭は、誰に向けた記事かが最初の数行で分かるかを見ます。全体像から書き始めると、読んでいる人は自分の話かどうかを判断できません。どういう状態の人が読む記事かを先に置き、それから全体像に入ります。薄い親より先に、ここで戻られていることが多くあります。
見出しの並びは、読む人の段の順になっているかを見ます。作った側は作業の順で並べがちですが、読む人は困りごとの順で来ます。作業の順ではなく、迷う順に並べ替える。この並べ替えだけで、途中で離れる位置が変わります。
子への渡し方は、渡す場所が本文の中にあるかを見ます。末尾にまとめて並べると、最後まで読んだ人しか目にしません。その話が出てきた段落の直後に置きます。なお、渡すときに何と書くかという文言の話は、それだけで別の主題になるのでここでは扱いません。
3か所を直しても動かないときは、親が抱えている話題そのものが広すぎる可能性があります。子が15本を超えていて、親の見出しが子と1対1で対応していないなら、親で扱う範囲を先に狭めます。狭めて外した分は、隣の親に寄せるか、次の親の下書きへ回します。読まれない原因を書き方の側だけで探し続けると、直す手数だけが増えていきます。
よくある質問
親記事はサイトに1本だけでよいですか
話題の数だけ作ります。ただし1つの親に子が5本そろわないなら、その話題はまだ親を持つ段ではありません。子を増やすか、隣の親に寄せます。子が3本しかない親は、中身が全体像だけになり、薄い親の典型になります。
既にある一覧のページを親として使ってもよいですか
一覧の仕組みで自動的に作られるページは、並びが仕組み側で決まるため、全体像や選び分けの基準を置く場所がありません。親は記事として別に作り、一覧のページからはその親へつなぐ形にします。役割が違うので、片方でもう片方を兼ねさせないほうが結局は早く済みます。
親を作ると、子記事の順位が下がりませんか
下がるのは、親と子が同じ問いに答えている場合です。親には全体像・定義・基準・順番を置き、手順は書かないという配分を守れば、狙う語が正面から重なりません。公開の前に、親の見出しと子のタイトルを並べて、同じ問いになっている組み合わせが無いかを1度見てください。
親の更新はどのくらいの頻度で必要ですか
子を1本公開したらその日に1行足す、3か月に1度は頭から読み直す。この2段で足ります。毎月まるごと書き直す必要はありません。読み直しのときは、足す場所を探すより、子が育って要らなくなった説明を探すほうが効きます。
まとめ
親記事は、長く書けば成立するものではありません。全体像、言葉の定義、選び分けの基準、進める順番。この4つを引き受け、手順と設定と事例と細かい数字は子に渡す。配分をこの形で決めておくと、薄い親にも太りすぎた親にもなりません。子が既に10本ある状態から作るときは、書き下ろす前に、子に散らばっている定義と基準を引き上げて、子の側からは削ります。まずは同じ話題の記事を横に並べ、それぞれが答えている問いを1行ずつ書き出してください。書き出した時点で、親に何を置くべきかはほとんど決まります。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
コンテンツ制作・SEOにAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
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