CASE #512

溶接との強度を並べた駅の掲出と選び分けの講座で試作の依頼を年間420件にした接着剤メーカーの施策

概要

従業員1,000人以上の産業用の接着剤と粘着テープのメーカーでは、設計者がねじと溶接を前提に図面を描くため接着が検討の土俵に乗らず、カタログを配っても引き合いに届かなかった。設計拠点の最寄り駅での掲出と、接合方法の選び分けを扱う講座を実施。溶接やリベットとの強度の差を実測で並べた結果、試作の依頼が年間420件になった。

企業プロフィール: 製造業(素材・部品) 1,000人以上 100億円以上 マーケティング予算規模: 年間約8,000万円

実施した施策

1 交通広告・OOH
設計拠点と研究所が集まる駅の改札前に、同じ形状の試験片をねじ・リベット・スポット溶接・接着の4通りで留めて引っ張った結果を、強度の数値だけで並べた広告を1年間掲出した。製品名は出さず、試験の条件と方法、そして社名だけを載せる形にした。
目的・効果 接着が選択肢に入っていない設計者に、強度で並ぶことを先に知ってもらう。
金額 1,800万円(設計拠点の最寄り4駅の改札前ポスター1年分)
2 自社ウェビナー
設計者に向けて接合方法の選び分けを扱う講座を月1回開いた。ねじ・溶接・接着をどの荷重と温度の条件で選ぶか、剥がれが起きるのはどの面の処理を省いたときかを、自社の試験室で撮った引き剥がしの映像とあわせて示した。終わりに試験片の送付を受け付けた。
目的・効果 置き換えを迷う設計者に判断の材料を渡し、試作の相談を年間420件まで増やす。
金額 月額150万円(企画と配信の運営および試験片の作製)

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