概要
従業員1,000人以上の食品向けの金属検出機とX線検査装置を作るメーカーでは、すでに検査機を置いた工場が大半で、いまの機械で足りているという前提が崩れず、更新の相談が入らなかった。自主回収の届出を工程別に数えた公表と、映らない異物を並べる動画を実施。骨や樹脂片が旧型では画面に出ないことをそのまま見せた結果、更新の受注が年間260台になった。
企業プロフィール: 製造業(機械・装置) | 1,000人以上 | 100億円以上 | マーケティング予算規模: 年間約3,500万円
実施した施策
公表されている食品の自主回収の届出から、硬質異物によるものだけを3年分抜き出し、混入した物の種類と、どの工程で入ったと書かれているかを数えて年1回公表した。自社の装置の性能には触れず、金属以外の異物が全体のどれだけを占めるかだけを出し、専門紙と学会に同じ資料を渡した。
目的・効果 金属だけ見ていれば足りるという前提を崩し、検査の設計から話す場面を作る。
金額 年間900万円(集計と資料の作成、記者説明会の開催費)
実際のラインを模した搬送機に、骨・樹脂片・ゴム片を混ぜた製品を流し、10年前の機種と現行機の画面を左右に並べて映す動画を8本作った。映像は加工せず、映らなかった異物にも印を付けずそのまま通した。品質管理の職種と、食品の業界紙を読む層に絞って配信した。
目的・効果 いまの機械で見えていない物があると気づかせ、更新の受注を年間260台にする。
金額 月額180万円(配信費140万円+撮影と編集費40万円)
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