CASE #386

値が振れる範囲を実測で書く連載と切り分けの動画で試薬の継続購入を96%にした検査試薬メーカーの施策

概要

従業員1,000人以上の臨床検査に使う試薬をつくるメーカーでは、一度入れば続く商いに見えて、ロットが変わって測定値が振れたときに原因を切り分けられず、装置ごと他社に替えられていた。臨床検査の専門誌での連載と、切り分けの手順を映す動画の配信を実施。どこまでの振れなら正常かを自社の実測で開いた結果、試薬の継続購入が96%に上がった。

企業プロフィール: 製薬 1,000人以上 100億円以上 マーケティング予算規模: 年間約5,000万円

実施した施策

1 新聞・雑誌・業界誌
臨床検査の専門誌に月1回の連載枠を持ち、自社の試薬のロット間でどこまで値が動くかを実測のまま載せた。売り文句をやめ、溶血や乳びのある検体で振れやすい項目を名指しし、他社の試薬に替えたほうがよい場面まで書いた。
目的・効果 検査室の技師に判断の材料として読まれ、問い合わせの前に自分で解ける状態にする。
金額 月額75万円(臨床検査の専門誌のカラー1ページを月1回)
2 動画広告・YouTube広告
測定値が合わないときの切り分けを、装置の前で手順のまま映す動画を12本作った。試薬、装置、検体のどこに原因があるかを順に潰す流れを実際の画面と数値の動きで見せ、1本を5分に収めて技師が当番の合間に見られるようにした。
目的・効果 装置ごと替える判断に至る前に止め、試薬の継続購入を96%に保つ。
金額 制作480万円+月額30万円(12本の撮影と配信費)

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