SNSのアカウント名を変える5工程|社名変更で失わない備え

社名が変わることが決まりました。名刺、封筒、看板の手配が始まります。その一覧に、SNSのアカウント名も入っています。しかし、変更の仕様を知る人はいません。軽く見て進めると、名前を失うことがあります。
カメ先生社名が変わるから、SNSの名前も変えることになったよ。
カメ子変更の後に、元の名前がどうなるかはご存じですか。
カメ先生こちらのものだから、空くだけじゃないのかい。
カメ子一定の期間が過ぎると、他の方が使えるようになります。
- 元の名前は、一定期間が過ぎると他人に開放される
- 媒体ごとに、変更の回数と間隔に制限がある
- 変えた後に直す箇所は、アカウントの外側に多い
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名前を変えると、何が起きるのか
最初に、変更の影響の範囲を押さえます。アカウントの中身は、そのまま残ります。投稿も、フォロワーも、消えません。変わるのは、たどり着くための住所です。この住所が、外部に散らばっています。
散らばっている先を、思い出してください。自社のサイトの案内、名刺、印刷物です。取引先のサイトからの連結もあります。過去の投稿の中に書いた連結もあります。そのすべてが、行き先を失います。
媒体によっては、自動で転送される場合もあります。しかし、すべての媒体がそうではありません。転送されない媒体では、単に見つからなくなります。検索して探してくれる人は、一部です。多くは、そこで諦めます。
さらに深刻なのが、元の名前の行方です。空いた名前は、他の人が取得できます。取得された後は、こちらでは何もできません。古い連結をたどった人が、その頁に着きます。内容は、こちらでは選べません。
この記事では、その備えを扱います。媒体ごとの仕様を、まず整理します。そのうえで、切り替えの手順を示します。変えた後に直す箇所も、一覧にします。最後に、変えない判断についても触れます。
そもそも、2つの名前がある
混乱の元になるのが、名前が2種類あることです。媒体によって呼び方は違いますが、構造は同じです。表示される名前と、住所になる名前です。この2つは、性質がまったく違います。分けて考える必要があります。
表示される名前は、画面に大きく出るものです。日本語も、記号も使えます。自由に変えられ、回数の制限も緩やかです。変えても、住所は変わりません。外部への影響は、ほとんどありません。
住所になる名前は、印の付いた文字列です。英数字と、一部の記号だけで構成されます。この名前が、連結の一部になります。変えると、連結の行き先が変わります。影響が大きいのは、こちらです。
| 項目 | 表示される名前 | 住所になる名前 |
|---|---|---|
| 使える文字 | 日本語や記号も可 | 英数字と一部の記号のみ |
| 他と同じにできるか | できる | できない |
| 変更の制限 | 緩やか | 回数と間隔に制限あり |
| 外部の連結への影響 | なし | 行き先が変わる |
| 取り戻せるか | いつでも戻せる | 期間と条件による |
社名の変更で、必ず変えるべきなのは表示の名前です。こちらは、影響が小さく、すぐに反映されます。住所の名前は、判断の余地があります。変えないという選択も、成り立ちます。この判断を、後の節で扱います。
媒体ごとに、制限の内容が違う
住所の名前の変更には、制限があります。内容は、媒体ごとに違います。同じ感覚で進めると、途中で止まります。事前に、条件を確かめておきます。代表的なものを、順に見ます。
写真や短い動画が中心の媒体では、回数の制限があります。14日間に2回まで、という条件です。試しに変えて、戻して、また変える。この操作を続けると、制限に触れます。作業の前に、変更後の名前を確定させておきます。
短い投稿が中心の媒体では、文字数の制限があります。15文字以内で、英数字と一部の記号のみです。長い社名は、そのままでは入りません。略称を決める必要があります。この検討に、時間がかかることがあります。
同じ媒体でも、連続した変更は制限されます。短い間隔で変えると、受け付けられません。失敗した場合は、24時間ほど空けてから試します。焦って何度も試すと、さらに待つことになります。余裕のある日程で、作業します。
会社の頁を持つ形式の媒体では、また別の条件です。頁の名前と、公開の住所が分かれている場合があります。変更に、審査が入ることもあります。反映まで、数日かかる場合もあります。切り替えの日を決める前に、確かめます。
元の名前は、いつ他人のものになるか
ここが、最も重要な仕様です。変更した後、元の名前は空きます。その空いた名前を、他の人が取得できます。ただし、すぐではありません。猶予の期間があります。
写真が中心の媒体では、14日が目安です。変更後14日以内であれば、元に戻せます。15日以上が経過すると、他の利用者に開放されます。開放された後は、先着です。誰かが取得すれば、戻せません。
短い投稿の媒体では、条件が異なります。変更した瞬間から、他の人が取得できる状態になります。誰にも取得されていなければ、いつでも戻せます。取得されれば、その時点で戻せません。運の要素が、大きい仕様です。
問題は、狙って取得される場合があることです。知名度のある名前は、価値があります。空くのを待っている人が、存在します。解放と同時に取得されることも、あり得ます。有名な名前ほど、危険が高い。
したがって、変更は慎重に判断します。試しに変えてみる、という操作は避けます。戻せる保証は、ありません。変えると決めてから、1回で済ませます。この原則を、社内で共有します。
- 猶予の期間は媒体ごとに違う。同じ日に複数の媒体を変える場合は、それぞれの条件を確かめる
- 変更の回数の制限は、期間で数えられる。前回いつ変えたかを、記録しておく
- 元の名前を取り戻せるかは、他人が取得していないことが条件。時間が経つほど確率は下がる
フォロワーは、名前を変えても減らない
よくある心配に、フォロワーが消えるというものがあります。結論から言うと、これは起きません。名前を変えても、つながりは維持されます。投稿も、反応も、そのまま残ります。この点は、安心して構いません。
フォロワー側の画面では、名前が変わって表示されます。多くの媒体では、変更の通知は出ません。気づかないまま、投稿を見続けることになります。そこで、混乱が起きることがあります。知らない会社の投稿が流れてきた、という受け取り方です。
この混乱を防ぐのが、告知の役割です。変更の前後に、投稿で知らせます。旧の名前と新しい名前を、両方書きます。検索で探した人も、たどり着けます。この1件の投稿で、離脱が大きく減ります。
ただし、実務上の減少は起こり得ます。変更を機に、整理する人が出るためです。関心の薄かった相手が、離れる機会になります。これは、名前の問題ではありません。残った相手のほうが、質は高くなります。
表示の名前だけを変えた場合は、影響はさらに小さい。住所が変わらないため、連結もそのままです。画面上の表記が、変わるだけです。告知は、それでも出しておきます。見る側の混乱を、減らすためです。
取得された後に、何が起きるか
最悪の場合を、想定しておきます。元の名前が、他人に取得された場合です。何が起きるかを知っておくと、判断が変わります。影響は、思っているより広い。順に見ます。
まず、古い連結の行き先が変わります。自社のサイトに残っている連結です。取引先のサイトからの連結もあります。その先に、まったく別の頁が表示されます。こちらでは、制御できません。
次に、なりすましの危険が生じます。以前の名前で、自社を装うことができます。それを見た人は、本物だと思います。過去の投稿を知っている人ほど、信じます。訂正するのに、大きな手間がかかります。
検索の結果にも、影響が出ます。以前の名前で検索した人が、その頁に着きます。自社の情報だと思って、読みます。誤解が広がる可能性があります。この状態は、長く続きます。
印刷物の影響も、無視できません。配布済みの資料は、回収できません。そこに書かれた二次元コードも、生きています。読み取った人が、別の頁に着きます。在庫の資料は、破棄の判断が要ります。
変えないという選択も、検討する
ここで、前提を1つ疑ってみます。社名が変わったら、必ず変えるべきなのか。実は、そうとは限りません。表示の名前だけを変える方法があります。この選択が、有効な場合があります。
表示の名前を新しい社名にすれば、画面上は新しくなります。訪問者が最初に見るのは、そちらです。住所の名前は、目立ちません。古いままでも、支障は小さい。外部の連結も、すべて生きたままです。
この方法の利点は、失うものがないことです。連結も、二次元コードも、そのまま使えます。なりすましの危険も、発生しません。作業の手間も、ほとんどかかりません。移行の期間も、必要ありません。
弱点は、統一感が欠けることです。住所に、古い名前が残ります。気にする人には、気になります。採用の場面などで、質問されることもあります。この点を、どう評価するかです。
判断の基準は、外部の連結の量です。多ければ、変えない選択が有利になります。少なければ、変えても失うものは小さい。運用を始めたばかりなら、迷わず変えます。5年、10年と続けているなら、慎重に判断します。
変える前に、確かめる項目
変えると決めた場合の準備を扱います。作業そのものは、数分で終わります。しかし、準備を怠ると失敗します。先に、一覧で確かめます。順に挙げます。
- 新しい名前が、すべての媒体で空いているか
- 文字数と使える文字の制限に、収まっているか
- 新しい名前が、他社の商標と衝突していないか
- 現在の名前が使われている箇所を、洗い出したか
- 外部のサイトからの連結を、依頼して直せるか
- 印刷物の二次元コードが、どこに何部残っているか
- 変更の作業を行う権限を、持っているか
- 変更の反映に、審査や日数がかかる媒体はないか
最初の項目が、最も重要です。1つの媒体だけ空いていない、という事態があります。その場合、媒体ごとに名前が変わります。統一感が失われ、案内も複雑になります。すべての媒体で確かめてから、決めます。
商標の確認も、忘れないでください。他社の商標と同じ名前は、問題になり得ます。媒体側から、名前の変更を求められることがあります。せっかく移行しても、また変えることになります。事前に、検索して確かめます。
権限の確認も、意外な落とし穴です。変更には、管理者の権限が必要です。権限を持つ人が、社内にいない場合があります。退職した人しか持っていない、という状態です。その場合、権限の回復から始めます。
切り替えの手順
準備が整ったら、切り替えます。順序が重要です。順序を誤ると、告知が届かないまま名前が変わります。訪問者を、置き去りにしないことが要点です。5つの工程で進めます。
変更の予定を、投稿で告知します。1週間ほど前から、複数回行います。表示の名前に、新旧を併記する方法もあります。フォロワーが、混乱しないための工程です。
まだ使っていない媒体でも、同じ名前を取得しておきます。後から取られると、統一できなくなります。この作業は、変更の前に行います。
住所の名前より先に、表示の名前を新しくします。影響が小さく、すぐ戻せるためです。この段階で、画面上は新しい社名になります。
変更したら、自社のサイトの連結をすべて直します。プロフィールの中の連結も忘れずに。この作業は、同じ日に終わらせます。
取引先や掲載先に、変更を連絡します。印刷物の在庫は、破棄か訂正の判断をします。この工程だけは、数週間かかります。
4つ目の工程が、最も重要です。変更した日に、自社の連結を直します。翌日に回すと、その間の訪問者が迷います。作業の時間を、事前に確保しておきます。1時間あれば、多くの場合は終わります。
告知は、変更の後も続けます。1回では、全員には届きません。2週間ほど、固定の投稿として掲げます。旧の名前も、その中に書いておきます。検索で探した人が、たどり着けます。
変えた後に直す箇所の一覧
変更の作業より、後始末のほうが量が多い。見落とすと、古い連結が残り続けます。洗い出しの一覧を、先に作っておきます。作業の日に、上から順に消していきます。代表的な箇所を挙げます。
自社のサイトが、最初です。頭の部分、足の部分、会社の案内の頁です。記事の本文の中にも、書かれていることがあります。サイト内の検索で、旧の名前を探します。見つかったものを、順に直します。
他の媒体のプロフィールにも、連結があります。相互に紹介し合っている場合です。媒体の数だけ、直す箇所があります。1つ忘れると、そこだけ古いままです。媒体の一覧を見ながら、確かめます。
メールの署名も、忘れられがちです。全社員の署名に、連結が入っている場合があります。各自に直してもらう必要があります。案内を出し、期限を決めます。放置すると、何年も残ります。
資料と印刷物は、最も手間がかかります。配布済みのものは、回収できません。在庫は、破棄か訂正の判断をします。電子の資料は、差し替えます。版の管理をしていないと、探すのに時間がかかります。
次回のために、刷り方を変える手があります。印刷物に、媒体の住所を直接刷らない方法です。自社のサイトに案内の頁を作り、そこへ導きます。媒体の名前が変わっても、自社側で転送を直せます。印刷物は、刷り直さずに済みます。
二次元コードも、同じ考え方で作ります。媒体の住所ではなく、自社の頁を指すようにします。その頁から、各媒体へ振り分けます。媒体が増えたときにも、対応できます。刷り直しの費用が、まるごと消えます。
- 試しに変えてみる:元の名前が他人に取得されると、二度と戻せない
- 1つの媒体だけ先に変える:媒体ごとに名前が違う状態が、長く残る
- 告知せずに変える:フォロワーが行き先を見失い、離脱につながる
- 変更した翌日に連結を直す:その間の訪問者が、すべて迷子になる
- 印刷物の在庫を確かめない:二次元コードが、他人の頁につながり続ける
旧の名前を、押さえておく手もある
危険を減らす方法が、1つあります。旧の名前を、別のアカウントで押さえる方法です。新しいアカウントを作り、旧の名前を取得します。他人に取られることを、防げます。実務では、有効な手段です。
押さえたアカウントには、案内だけを置きます。移転しました、という1件の投稿です。新しいアカウントへの連結も、添えます。古い連結をたどった人が、たどり着けます。転送の役割を、果たします。
ただし、実行には速さが必要です。変更した直後に、すぐ取得します。数分の差で、取られることがあります。作業の前に、新しいアカウントを準備しておきます。名前を入れるだけの状態にしておきます。
媒体によっては、この方法が使えません。1つの連絡先で複数のアカウントを持てない場合です。事前に、条件を確かめておきます。別の連絡先を用意する必要があるかもしれません。これも、準備の一部です。
押さえたアカウントは、放置しないでください。更新のないアカウントは、停止されることがあります。停止されれば、名前は再び空きます。年に数回は、開いて操作します。台帳に、その予定も書いておきます。
作り直すか、変えるかの判断
もう1つの選択肢があります。既存のアカウントを変えず、新しく作る方法です。事業そのものが変わる場合には、この判断もあります。ただし、失うものは大きい。判断の材料を整理します。
新しく作る利点は、切り分けられることです。以前の事業の投稿が、混ざりません。新しい対象に向けて、一から設計できます。過去の文脈を、説明する必要もありません。事業の転換が大きい場合には、合理的です。
弱点は、積み上げが消えることです。フォロワーも、投稿の履歴も、ゼロからです。媒体側の評価も、新規の扱いに戻ります。表示されにくい期間が、しばらく続きます。数年分の運用が、失われます。
判断の基準は、対象が変わるかどうかです。同じ相手に、名前を変えて話しかけるのか。まったく別の相手に、話しかけるのか。前者なら、変更で足ります。後者なら、作り直す価値があります。
両方を並行して運用する方法もあります。旧のアカウントを残し、新しいものを育てる形です。旧の側では、移行の案内を掲げます。手間は増えますが、失うものは最も少ない。余力があれば、この方法が安全です。
権限の整理を、先に済ませる
最後に、実務でつまずく箇所を挙げます。作業の当日に、権限がないと気づく事故です。この事故は、驚くほど多く起きます。先に確かめておけば、防げます。確認の内容を示します。
まず、現在の管理者が誰かを確かめます。最初に作った人が、そのままである場合が多い。その人が退職していれば、権限は宙に浮きます。回復には、媒体への申請が要ります。数週間かかることも、珍しくありません。
次に、管理者を複数にします。1人だけの状態は、危険です。休みや異動で、作業が止まります。最低でも2人、できれば3人にします。部署が違う人を入れると、より安全です。
二段階の確認の設定も、確かめます。前任者の端末に、確認の手段が残っていることがあります。その状態では、こちらから操作できません。引き継ぎの際に、必ず移し替えます。この作業を、変更の前に済ませます。
あわせて、媒体の一覧も作ります。運用している媒体と、管理者と、権限の状態です。この一覧があれば、次の変更は速く進みます。社名の変更に限らず、事故の備えにもなります。作るのに、30分もかかりません。
社名の変更に、SNSを組み込む
最後に、進め方の話をします。この作業は、直前になって降ってくることが多い。名刺や看板の手配は早くから動くのに、SNSは後回しです。準備の期間が、足りなくなります。最初から、計画に入れておきます。
組み込むべきなのは、名前を決める段階です。新しい社名の候補が出た時点で、確かめます。各媒体で、その名前が空いているか。文字数の制限に、収まるか。この確認が、名前の決定に影響することもあります。
空いていなければ、略称を考えることになります。その検討にも、時間がかかります。決定してから考えると、間に合いません。候補の段階で、確かめておきます。確認の作業自体は、10分で終わります。
担当者も、早めに決めます。権限を持つ人が誰かを、確かめます。いなければ、権限の回復から始めます。これに、数週間かかることがあります。直前に気づくと、間に合いません。
計画の一覧に、SNSの行を足すだけです。名刺、封筒、看板、サイト、そしてSNS。この1行があるかどうかで、進み方が変わります。次に社名やサービス名が変わるとき、思い出してください。早く動けば、失うものはありません。
まとめ
SNSのアカウント名には、表示の名前と住所の名前があります。影響が大きいのは、住所の名前のほうです。変更すると、元の名前は一定の期間の後に他人へ開放されます。媒体によっては、変更した瞬間から取得できる状態になります。試しに変えてみる、という操作は避けてください。
外部の連結が多い場合は、表示の名前だけを変える選択も有効です。変える場合は、告知、新しい名前の確保、表示の名前、住所の名前、後始末の順で進めます。変更した日のうちに、自社の連結をすべて直します。そして、社名の変更が決まった時点で、SNSを計画に組み込んでください。名前の候補が出た段階で確かめれば、10分で済む作業です。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
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