リライトは直せば上がるわけではない|下がった記事の戻し方

リライトは直せば上がるわけではない|下がった記事の戻し方

「足りない見出しを足したのに、翌月には順位が下がっていました」「どこを直したから下がったのか、もう分からなくなりました」——記事の手直しをしている担当者からは、この2つが必ず一緒に届きます。重いのは後ろの1文のほうだ、というのがこの記事の立場です。手直しは直せば上がる作業ではなく、直した分だけ戻せなくなる作業です。上げる技術より先に要るのは、戻せる状態を作っておくことでした。この記事では、下がった記事をどう戻すかを、版の残し方から巻き戻しの単位、全部戻すか一部戻すかの分け方、戻したあとの確認まで順に並べます。


カメ先生カメ先生

手直しというと、直した手が良かったか悪かったかで語られがちなんだ。でも実務で詰まっているのは、その手前の段階でね。下がったときに、自分が何を直したのかが分からなくなっている、という詰まり方が多いんだよ。


カメ子カメ子

直した内容を覚えていない、ということですか。


カメ先生カメ先生

覚えていないというより、記録の形で残っていないんだ。見出しを2つ足して、古い段落を1つ消して、他の記事への案内も1本外した。こういう変更が同じ日にまとめて入ると、後から1つずつ切り離せなくなる。


カメ子カメ子

切り離せないとなると、戻すときも全部まとめて戻すしかなくなるのでしょうか。


この記事のポイント
  • 下がった記事は、直し方より先に戻せるかを見る。版の履歴に残るのはタイトル・投稿者・本文・抜粋だけで、説明文・区分・画像・日付・外からの案内は残らない
  • 巻き戻しの単位は記事ではなく変更の種類。タイトル、消した見出し、消した本文、外した案内の4つに分け、1回の更新には1種類だけ入れる
  • 全部戻す・一部戻す・据え置くの3択は、下がり幅ではなく「何を変えたか分かっているか」で分ける。分からないなら一部戻さず全部戻す

コンテンツ制作・SEOにAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?

デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。

目次

「直せば上がる」が成り立たない理由

手直しは、足りない物を足す作業として語られることが多い仕事です。けれど検索の側から見ると、足したのと同時に、それまで評価されていた何かが薄まっていることがあります。足す作業と減らす作業は、多くの場合いっぺんに起きています。足した実感は残りますが、減らした実感はほとんど残りません。

実際に挙げられている原因を並べます。見出しの構成を大きく変えてテーマが分散する、他の記事への案内を外して評価の流れが変わる、短くするときに具体例や表まで消す、語を入れすぎて不自然になる(複数の解説記事・2026年時点)。どれも良くしようとしてやった手です。悪意も手抜きもありません。

扱う範囲を先にはっきりさせます。どう直せば上がるかという改善の手順は、この記事では扱いません。何を足すか、どう構成し直すかは別の記事の領分です。下がった後に何日待つか、どの数字で見極めるかも扱いません。ここで扱うのは、戻すと決めた後の作業と、そもそも戻せる状態の作り方だけです。

対象になるのは、直した記事が1本ではない人です。1本なら記憶で戻せます。戻せなくなるのは、同じ日に何本もまとめて直したときです。月に何十本という単位で手を入れている現場を前提に置きます。本数が増えるほど、直す技術より戻す仕組みのほうが効いてきます。

本当の問題は、下がったことではなく戻せないこと

下がること自体は珍しくありません。書き換えれば評価は一度やり直しになります。問題は、やり直しの結果が思わしくなかったときに、元の形へ戻す手段が手元に残っていないことです。戻せるなら、下がったこと自体は失敗ではなくなります。

戻せない理由は3つに分かれます。1つ目、前の版が上書きされている。2つ目、何を変えたかという記録がどこにもない。3つ目、複数の変更が1回の更新にまとまっている。どれか1つでも当てはまると、戻す作業は途端に難しくなります。

実務で一番多いのは3つ目です。1回の更新でタイトルも見出しも本文も案内も変えると、戻すときも全部まとめてになります。全部まとめて戻すと、今度はその戻し方が新しい変更になります。戻すのが怖くなって、結局そのまま置かれます。置かれた記事は、次に誰かが手を入れるときにさらに分からなくなります。

だから手順は、直す前に戻せる状態を作るところから始まります。この記事では5段で並べます。版を確かめる、変更を並べる、単位を決める、順に戻す、記録に残す。5段のうち最初の2つは、下がる前にやっておく作業です。下がってから始めると、1段目でつまずきます。

戻す先が残っているか(版の履歴の仕様)

多くの記事管理の仕組みには、更新のたびに前の版を残す機能が付いています。ワードプレスの公式の説明では、残るのはタイトル・投稿者・本文・抜粋の変更で、版ごとの画面から復元できるとされています。まず、この機能が自分の環境で生きているかどうかを確かめます。

落とし穴は保存できる版の数です。設定で数を決められ、数を指定すると古い版から自動で消えます。仕様をまとめた解説(2026年時点)では、上限を1にすると最初の版が消えて復元が行えなくなること、2にすると初回に限り自動保存の分も上限に含まれて前の版が消えること、3にすると緩和されることが整理されています。上限を1か2にしている状態は、戻す先が無い状態とほとんど同じです

同じ解説では、この仕組みが編集の履歴ではなく投稿の履歴だという点も指摘されています。更新したその時点の状態を1件として残す方式なので、更新の回数が多い記事ほど古い版から押し出されます。よく手を入れている記事ほど、直す前の版が残っていません。手を入れる頻度と、戻せる可能性は反比例します。

だから最初に見るのは、自分の記事の版が何個残っているかです。直す前に、いま何個あるかを画面で数えます。足りなければ、直す前に本文を別の場所へ写します。写す先は同じ仕組みの中ではなく外に置きます。中に置くと、まとめて掃除する作業のときに一緒に消えます。

版の履歴に残らないもの

版が残っていても、戻せるのは一部です。公式の説明で残ると書かれているのは、タイトル・投稿者・本文・抜粋の4つだけです。それ以外は版に含まれていません。版を復元したのに元の見え方に戻らない、という相談のほとんどはここが原因です。

含まれないもののうち、手直しのときによく触るのは5つあります。検索結果に出る説明文、記事の区分やタグ、記事に付ける画像、公開の日付と更新の日付、そして他の記事の中からその記事へ張っている案内。どれも記事の本文とは別の場所に保存されています。

特に見落とすのは最後の2つです。更新の日付は、版を戻しても戻りません。戻した瞬間に、その日が新しい更新日として記録されます。外から張っている案内は、その記事の版とは無関係に管理されているので、外した本数を別に控えておかないと、何本戻せばよいのかが分かりません

手当ては、直す前に版に残らない5つを1枚に控えることです。説明文はそのまま写し、区分とタグは名前を並べ、画像はファイルの名前を書き、日付は数字で残し、外からの案内は本数と張り元の記事名を書く。5行で足ります。控えるのに数分、控えなかったときに探す時間は数時間になります。

手順1 何を変えたかを1行ずつ並べる

戻す前にやるのは、直したことの棚卸しです。記憶からではなく、版を比べる画面で差分を見ながら並べます。記憶で並べると、消したものが抜けます。人は足したものは覚えていますが、消したものはほとんど覚えていません。

並べ方は変更の種類ごとにします。タイトルを変えた、見出しを足した、見出しを消した、段落を足した、段落を消した、表を消した、案内を外した、案内を足した。1行に1つだけ書きます。1行に2つ書くと、後で単位を決める段でまた分ける作業が発生します。

並べたら、それぞれに「戻せる」「戻しにくい」「戻せない」の3つのうちどれかを付けます。戻しにくいのは、足した後にさらに書き足した箇所です。戻せないのは、消した内容の元の文がどこにも残っていない箇所です。戻せないと分かった行は、その時点で据え置きの側へ回します

この一覧は、下がってから作ると正確に作れません。差分の画面が残っていても、なぜその変更を入れたのかという理由が思い出せないためです。本来は、直したその日に作る一覧です。作る時間は1本あたり数分で、直す作業そのものより短く済みます。

手順2 巻き戻しの単位を決める

単位を記事にすると、判断が「全部戻すか、何もしないか」の2択になります。2択になると、たいていは何もしない側が選ばれます。単位は記事ではなく、変更の種類で取ります。タイトル、消した見出し、消した本文、外した案内。この4つが基本の単位です。

一括で何本も直した場合は、単位がもう1段上に要ります。同じ日に同じ型の手直しを何十本に入れたなら、戻す単位は「その型の手直し」です。1本ずつ戻しても、まとめて下がっている理由は分かりません。型の単位で戻すと、型が悪かったのかどうかだけが分かります。

一括で入れるときの予防も書いておきます。同じ型の手直しを、一度に全部の記事へ入れません。順位が下がったときの切り分けをまとめた解説(2026年時点)でも、小規模に試してから段階的に広げる工夫が挙げられています。先に数本だけ入れておけば、下がったときに残りは入れずに済みます。

単位を決めたら、戻す作業も単位ごとに分けて入れます。1回の更新に、2種類以上の巻き戻しを混ぜません。混ぜると、戻した後にまた同じ切り分けの問題が起きます。急いでいるときほど混ぜたくなりますが、混ぜた分だけ次の判断が遅れます。

手順3 全部戻す・一部戻す・据え置くの分け方

3択の分け方を決めます。分け方の軸は、下がり幅ではありません。何を変えたか分かっているかどうかで分けます。分かっていれば一部だけ戻せますし、分かっていなければ一部を戻す作業そのものが当てずっぽうになります。手元の状態から逆算する形にします。

手元の状態取る手戻す範囲先にやること
変更の一覧があり、版も残っている一部戻す疑わしい種類を1つだけ一覧の中から、消した側の変更を先に戻す
変更の一覧がなく、版は残っている全部戻す直す前の版をまるごと戻す前に、いまの本文を別に控える
版が残っていない据え置く戻さないいま公開されている本文を控え、次から一覧を作る
一括で何本も直した後型ごとに戻す同じ型を入れた記事の一部だけ一部を戻し、残りは入れたまま置く
手直しと同時に別の作業も入れた据え置く戻さない記事の住所や区分の変更を先に切り分ける

4行目が一括で直した場合です。全部戻すと、今度は戻したことによる変動が全部の記事に起きます。一部だけ戻して残りを置くと、比べられる形が手元に残ります。何本戻すかに決まった数はありません。入れた本数の一部にとどめる、という考え方だけを持ちます。

5行目は、手直しと同時に記事の住所を変えた、区分を変えた、他の記事と1本にまとめた、という場合です。この場合は手直しを戻しても元には戻りません。住所や区分の変更のほうが、本文の変更より大きく効きます。先に切り分けるのは、本文ではなく住所と区分のほうです

3行目の据え置きは、諦めではありません。いま公開されている本文を控える作業は、据え置きと決めた記事でこそ効きます。控えておけば、次に誰かが手を入れたときには戻せます。据え置きは、次に戻せるようにするための最初の1手として扱います。

手順4 戻す順番

一部戻すと決めた場合の順番を決めます。手直し後に下がったときの対処をまとめた解説(2026年時点)では、タイトル、消した見出しの復元、消した本文、外した案内という順が挙げられています。入れるのが簡単だったものから順に戻す、という並びです。

STEP1
タイトルを戻す

1行の変更なので、入れるのも戻すのも早い。まずここだけを戻し、他は触らない。タイトルは版の履歴に残っているので、探す手間もかからない。

STEP2
消した見出しを戻す

消した見出しと、その下にあった本文を一緒に戻す。見出しだけ戻すと、中身のない見出しが残る。順番も元の位置に戻し、末尾にまとめて足さない。

STEP3
消した本文を戻す

具体例、手順、表の順で戻す。短くするために要約した箇所は、要約した文を消して、要約する前の文をそのまま戻す。要約文と元の文を両方残さない。

STEP4
外した案内を戻す

記事の中から他の記事へ張っていた案内を、外した本数どおりに戻す。張り先の記事が既に無い場合は、別の記事に付け替えず、いったん外したままにしておく。

STEP5
足した分の扱いを別に決める

足した見出しや段落は、この4段では触らない。消した側を全部戻し終えてから、足した側をどうするかを別の回として考える。

5段目が要点です。戻す作業は、消した側を戻すことだけに絞ります。足した側まで同時に外すと、1回の更新に2種類の変更が入ることになり、手順2で決めた単位が崩れます。足したものを外したくなる気持ちは強いのですが、そこは次の回に回します。

各段のあいだをどれだけ空けるかは、この記事では決めません。間隔の置き方と見極めの物差しは、別の記事が扱っています。ここで決めておくのは1つだけで、次の段に進む前に、前の段で何を戻したのかを記録に書いておくことです。書いていないと、3段目で何をしているのか分からなくなります。

戻す作業を誰がやるかも決めます。直した本人が戻すと、直したときの判断を守ろうとして手が緩みます。別の人が一覧を見ながら機械的に戻すほうが、結果として速く終わります。判断は本人が、作業は別の人が、という分け方にします。

手順5 戻したことを記録に残す

戻す作業も1つの変更です。記録に残さないと、次に下がったときにまた同じ迷いが起きます。戻した記事は、記録の上では「2回変更された記事」になります。2回目が戻す作業だったと分かる形で残しておきます。

記録の形は、日付と主な変更点を並べた表です。版の番号を付ける形が解説(2026年時点)でも挙げられています。番号よりも大事なのは、戻したという行が残ることです。番号だけがあって中身が書かれていない台帳は、半年後には誰も読みません。

書く欄は5つで足ります。日付、記事、変えた種類、入れたのか戻したのか、その時点の本文の控えの置き場所。5つ目の置き場所の欄が、次に戻すときの戻り先になります。控えの場所を書いていないと、控えを取っていても見つけられません。

台帳は記事の中には書きません。別の1枚にまとめます。記事ごとに散らすと、一括で直したときに横断して見ることができません。台帳の並びは記事順ではなく日付順にします。同じ日に何本まとめて入れたのかが、日付順なら一目で分かります。

一括で直した後は、何から切り離すか

一括の手直しは、効率のために同じ型を全部の記事へ入れます。だから下がったときも全部が一緒に下がり、型が悪かったのか、記事ごとの事情なのかが分かりません。切り離しは、全体から個へ向かう順で進めます。

最初に見るのは、影響の範囲です。順位が下がったときの切り分けをまとめた解説(2026年時点)では、サイト全体か、特定のページか、特定の語かを3段階で確認するという順序が示されています。入れた記事と入れていない記事で分けて見ます。入れていない記事も同じように下がっているなら、手直しが原因ではありません。

次に、同じ型を入れた記事のあいだで下がり方が揃っているかを見ます。揃っているなら型そのもの、ばらばらなら記事ごとの事情です。同じ解説では、要因の候補を検索側の更新、自社の変更、競合の変更の3つに分ける見方も示されています。自社の変更だと分かってから、初めて戻す話になります

切り離せないときの手は1つです。一部だけ戻します。全部戻さずに一部を戻すのは、比べる相手を手元に作るためです。全部戻すと、戻した後の変動が全部の記事で起きて、また切り分けられません。戻す記事を選ぶときは、下がり幅の大きいものから選ばず、条件の似ているものを選びます。

AIに直させた箇所を特定する

手直しにAIを使っていると、切り分けがもう1段難しくなります。記事を丸ごと渡して直させると、直すつもりのなかった箇所まで一緒に書き換わって返ってくるためです。変えた覚えのない段落が変わっている状態で、後から差分を取ることになります。

特定の方法は3つあります。1つ目、渡す前の本文を別の場所へ保存しておく。2つ目、直させる範囲を段落の単位に区切って渡す。3つ目、返ってきた文と渡した文を並べて、変わった段落だけを拾う。3つのうち、後から効くのは1つ目と2つ目です。

いちばん効くのは2つ目です。記事全部を一度に渡さず、直す段落だけを渡します。渡していない段落は変わりようがないので、差分を取る作業そのものが要らなくなります。文章のつながりが心配なら、前後の段落を参考として渡し、直すのは真ん中だけだと明示します。

直させた箇所には印を残します。本文の中ではなく、手順5の台帳の行に「この段落はAIに直させた」と書きます。印が無いと、半年後に読んだときに人が書いたのかどうかが分かりません。分からない箇所は、下がったときに戻すかどうかの判断ができず、そのまま据え置きに回ります。

AIに判断させない場所

戻すかどうかをAIに聞きたくなります。数字を渡して尋ねれば、それらしい答えは返ってきます。けれど戻すかどうかの判断は人がします。ここは作業量を減らす話ではなく、判断の土台を誰が持つかの話です。

理由は2つあります。1つ目、手元にある数字は結果であって、何を変えたかという原因の側はAIの手元にありません。原因を持たない相手が出した結論は、当てずっぽうと区別がつきません。2つ目、返ってきた答えには理由が残りません。戻した理由が残らない記録は、次の手直しのときに使えません

任せてよいのは、差分を並べる作業と、変更を種類ごとに分ける作業です。ここでもどの行をどの種類に入れたのか、その根拠を書かせて人が読みます。根拠を書かせずに分類だけ受け取ると、分類の境目が回ごとに動いていることに気づけません。

人が確認する範囲も先に決めます。下がった記事を全部読むことはしません。変更の一覧が残っている記事だけを人が読み、一覧の無い記事は読まずに全部戻す側へ回します。範囲を決めておかないと、読む作業が終わらないまま、戻す作業がいつまでも始まりません。

戻したあとに確かめること

戻したら終わり、にはなりません。戻し損ねが必ず残ります。確かめる項目は4つで、どれも数分で済みます。戻した当日にまとめて確かめます。

  • 公開されている本文が、戻した版と同じか(下書きに戻しただけで公開へ反映していない例が多い)
  • 版に残らない5つ(説明文・区分・画像・日付・外からの案内)が、戻す前の状態に揃っているか
  • 記事の中から張っていた案内が、外した本数どおりに戻っているか
  • 戻した版に、消したはずの古い記述が混ざっていないか(版をまたぐと、間の修正まで一緒に戻る)

4つ目が見落としやすい項目です。3つ前の版まで戻すと、そのあいだに入れた誤字の直しや、数字の更新まで一緒に巻き戻ります。戻した後に、本文を一度通しで読みます。読むのは戻した本人ではなく、別の人にします。自分が戻した箇所は、戻っているつもりで読んでしまいます。

表示の側も別に見ます。保存された内容と、実際に画面へ出ている内容は別です。仕組みによっては、前の表示がしばらく残ります。保存の画面ではなく、読者が見る画面で確かめます。読者の側から見て戻っていなければ、戻したことになりません。

確かめた結果も台帳に書きます。戻した日と、確かめた日を分けて書きます。戻した日と確かめた日が同じ行に並んでいると、後から追えます。次に下がったときは、この2つの日付のあいだに何が起きたかを見るところから始められます。

やってしまう戻し方

最後に、実際に起きている戻し方の失敗を並べます。どれも作業としては一生懸命やった結果なので、やっている最中に間違いだとは気づきません。

  • 下がったその日に、タイトルも見出しも本文も同時に戻した。戻した後にまた変動が起き、どちらの変更の結果なのかが分からなくなった
  • 版の保存数を1に設定していたため、直す前の版が既に消えており、そもそも戻す先が無かった
  • 記事全部をAIに渡して直していたため、変えるつもりのなかった段落まで書き換わっており、どこを戻せばよいのか特定できなかった
  • 同じ型の手直しを数十本まとめて入れ、下がった後に全部を戻した。入れた側と入れていない側という比べる相手が消えた
  • 本文は戻したが、外していた案内と説明文は戻さなかった。版に残らない部分だけが新しいまま残り、元の見え方に戻らなかった

5つに共通しているのは、戻す作業を1回で終わらせようとしたことです。下がっている状態が続くのは落ち着かないので、まとめて元に戻したくなります。まとめて戻すと、戻したこと自体が新しい変更になり、次の切り分けをもう一度難しくします。

防ぎ方は、戻す作業を何回かに分けると先に決めておくことです。1回で終わらせないと決めた時点で、上の5つのうち3つは起きなくなります。分けると決めれば、記録も自然に残ります。回を分けるためには、どこまで戻したかを書いておく必要があるからです。

よくある質問

下がったのが手直しのせいか、他の要因か分かりません。戻すべきでしょうか

切り分けの順序だけ先に踏みます。全体が下がっているのか、その記事だけかを見て、次に入れた記事と入れていない記事で分けます。入れていない記事も同じなら手直しが原因ではありません。分からないまま戻すこと自体は悪くありませんが、戻したという記録は必ず残します。なお、何日待って何の数字で見極めるかは、別の記事が扱っています。

版が残っていませんでした。もう戻せないのでしょうか

元どおりには戻せません。ただ、手はいくつか残っています。検索結果に出ている説明文、外部に残っている控え、原稿を書いたときの元ファイル。探す前に、いま公開されている本文を先に控えます。控えないまま探し回ると、途中で誰かが手を入れて現状も失われます。見つからなければ据え置きに回し、次の手直しから一覧を作り始めます。

一部だけ戻したら、記事の流れがつながらなくなりました

戻す単位が細かすぎます。見出しを戻すときは、その下にあった本文も一緒に戻します。段落だけ、文だけ、という単位で戻すと、前後との接続が切れます。つながらない箇所を新しく書き足して埋めません。埋めると3つ目の版ができて、戻したのか直したのかが分からなくなります。いったん見出しの単位まで戻し直します。

AIに手直しさせた記事が何十本もあります。全部戻すべきでしょうか

本数ではなく、記録の有無で分けます。渡す前の本文が残っている記事は一部戻す側、残っていない記事は据え置く側です。残っていない記事を無理に戻すと、いまの本文まで失います。据え置くと決めた記事については、いまの本文を控えたうえで、次に手を入れるときから段落の単位で渡す形に変えます。

戻した後、また直してよいのでしょうか

直して構いません。ただし、前と同じ入れ方はしません。1回の更新に入れる変更の種類を1つに絞ります。タイトルだけの回、見出しだけの回、というように分けます。戻す作業のために作った台帳は、そのまま次の手直しの記録として使えます。台帳が続いている限り、次に下がったときは今回より短い時間で戻せます。

まとめ

手直しで順位が下がったとき、最初に要るのは直し方ではなく戻す手段でした。版の履歴に残るのはタイトル・投稿者・本文・抜粋の4つだけで、説明文・区分・画像・日付・外からの案内は残りません。保存できる版の数を1や2にしていると、直す前の版はもう消えています。直す前に版の数を数え、残らない5つを1枚に控えるところから始めます。

戻す段は5つ。版を確かめ、変更を1行ずつ並べ、記事ではなく変更の種類で単位を決め、タイトル、消した見出し、消した本文、外した案内の順に戻し、戻したことを台帳に書く。3択は下がり幅ではなく、何を変えたか分かっているかで分けます。AIに直させた箇所は段落の単位で渡して印を残し、戻すかどうかの判断だけは、変更の一覧を持っている人が決めます。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

コンテンツ制作・SEOにAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?

デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。

運営会社:株式会社デボノ

目次