展示会の来場者数は何を数えている?|延べと実の違いを知る

出展の検討で最初に見る数字が来場者数です。3万人の展示会と1万人の展示会が並んでいれば、前者のほうが多くの人に会えると考えます。ところがこの数字は、主催者によって数え方が違います。3日間の会期で同じ人が3回来たら、3人と数える主催者と、1人と数える主催者があります。数え方が違う数字を並べて比べると、判断を誤ります。この記事では、来場者数が何を数えているのかを解き、出展の判断に使える数字の作り方まで整理します。
カメ先生来場者数の多い展示会を選んだのに、ブースに人が来なかったという相談です。
カメ子数字が大きければ、それだけ人が回ってくるはずですよね。
カメ先生その数字が延べ人数なら、実際の人数は半分以下のこともあります。数え方から確かめます。
カメ子同じ人が何度も来た分を足していれば、確かに膨らみますね。
- 来場者数には延べ人数と実人数の2通りの数え方がある
- 出展社や講演者が含まれる場合があり、主催者の間で基準が統一されていない
- 出展の判断には、主催者の数字ではなく自社で数えた数字を使う
来場者数を人数として割ってはいけない
出展の企画書には、来場者数を使った計算がよく出てきます。来場者3万人のうち1パーセントがブースに来れば300人。この計算は、来場者数が実人数である場合にしか成り立ちません。
延べ人数だった場合、実際の人数は3万人より少なくなります。会期3日の展示会で業界の関係者が複数日来場するのは普通のことです。延べで3万人なら、実人数は2万人を下回ることもあり得ます。
この差は、企画書の数字を大きく動かします。1パーセントが300人ではなく200人になる。リード1件あたりの費用の見積りも、1.5倍に変わります。出展するかどうかの判断が変わる規模の差です。
さらに厄介なのは、数え方が公表されていない場合があることです。主催者の発表資料に「来場者数3万人」とだけ書かれていて、延べなのか実なのか書かれていない。この場合は問い合わせて確かめるほかありません。
この記事の目的は、主催者の数字を疑うことではありません。数字が何を数えているのかを知り、自社の判断に使える形に直すことです。数え方が分かれば、その数字は十分に役に立ちます。
参考になる数字として、業界全体の規模も見ておく価値があります。日本展示会協会の2019年の調査では、総展示会数603件、総来場者数7,490,484人とされています。年間で700万人を超える人が展示会に足を運んでいる計算になります。この規模の中で自社が出る1件を選ぶわけですから、どの展示会に出るかの選択が成果を大きく左右します。数字の読み方を身につける価値は、この選択の精度に直結します。
延べ人数と実人数がある
来場者数の集計方法は、主催者によって異なると説明されています。会期中に複数回来場した人を1名として数える方法と、来場のたびに1名として数える方法があります。前者が実人数、後者が延べ人数です。
どちらが正しいというものではありません。目的が違うのです。主催者の側は展示会の規模を示すために延べ人数を使うことが多いと言われます。会場の混雑や運営の負荷は延べ人数に比例するので、運営の指標としては合理的です。
一方で、出展する側が知りたいのは実人数です。新規に会える相手の数を見積もるには、同じ人を重複して数えた数字では役に立ちません。測る目的が違うので、必要な数え方も違うということになります。
この違いは展示会に限りません。施設の入場者数、イベントの参加者数、研修の受講者数。延べで数える習慣が長く続いてきた領域は多くあります。最近では実数値にしていく取組みも始まっていると言われます。
実務としては、主催者の資料を読むときに「延べ」という言葉があるかを探します。書かれていれば延べ人数です。「ユニーク」「実人数」とあれば実人数です。どちらも書かれていない場合は、延べの可能性を想定して見積もるほうが安全です。
社内の報告でも同じ整理が要ります。自社のイベントの参加者数を報告するとき、延べで数えているのか実人数で数えているのかを併記する。3回の連続講座で延べ90人と、実人数30人では、受け取られ方がまったく違います。どちらも事実ですが、書き方によって印象を操作できてしまいます。自社が数字を出す側になったときの誠実さも、この理解から生まれます。
主催者ごとに集計の方法が違う
数え方の違いは、延べと実の二択だけではありません。会場の入口を通った回数を数えるのか、登録した人の数を数えるのか、受付を通した記録を数えるのか。集計の方法によって数字の性質が変わります。
入口の通過を数える方法では、昼食で外に出て戻った人が2回数えられることもあります。この方法での数字は、実人数からかなり離れます。
登録した人の数を数える方法では、登録したが来なかった人が含まれます。法人向けの展示会では事前の登録と実際の来場に差があるのが普通なので、この差は小さくありません。
受付を通した記録を数える方法が、最も実態に近いと言えます。法人向けの展示会では事前の登録制で当日の受付を通す形が多いため、正確な来場者数の把握は可能になってきていると指摘されています。
問い合わせるときは、「延べですか」だけでなく「どの時点の記録で数えていますか」まで聞くと数字の性質が分かります。主催者の担当者は答えられるはずです。答えられない場合は、その数字の扱いを慎重にします。
問い合わせるときの聞き方も工夫できます。「延べですか実人数ですか」と聞くと即答できない担当者もいます。「同じ人が2日来た場合は何人と数えますか」と具体で聞くほうが確実に答えが得られます。定義の言葉ではなく、具体の場面で聞く。これは他の数字を確かめるときにも使える聞き方です。相手が答えやすい形にすると、得られる情報が増えます。
出展社や講演者が含まれることもある
見落としやすいのが、来場者数に含まれる人の範囲です。出展社や講演者が来場者数に含まれている場合があると指摘されています。主催者の発表では統一された基準がないことが多いとも言われます。
出展社の関係者は、会期中ずっと会場にいます。300社が5人ずつ来ていれば1500人です。3日間の延べで数えれば4500人になります。この人数が来場者数に含まれていると、見込み客の数を大きく見誤ります。
講演を聞きに来た人も、ブースを回るとは限りません。目当ての講演だけ聞いて帰る人は少なくありません。来場者数に含まれていても、出展社にとっての接点にはなりません。
この点を確かめるには、来場者の内訳が公表されているかを見ます。業種別、職種別、地域別の内訳が出ている展示会なら、自社の対象がどれだけいるのかを見積もれます。内訳がない場合は、総数だけでは判断できないと考えます。
内訳の中でも見たいのは、決裁に関わる立場の人の割合です。来場者の多さより、対象の人の多さが成果を決めます。総数が半分でも対象が2倍いる展示会のほうが、出展の成果は大きくなります。
含まれる人の範囲を確かめる別の方法として、会場の様子を自分で見る手があります。視察に行けば、通路の人の密度と客層が直接分かります。3万人という数字が実際にどの程度の混み具合なのかは、現場を見れば体感できます。出展を決める前年に視察しておくと、翌年の判断が確かになります。視察の費用は出展の費用よりはるかに小さく、得られる情報は大きいものです。
統計の認証という仕組みがある
数え方の違いが混乱を生むことは、業界の側でも認識されています。展示会の統計について、定義と指標を定めて認証する制度が用意されています。この制度を知っておくと、数字の確かめ方が変わります。
認証の対象になるのは、来場者数、出展者数、出展面積です。ガイドラインで定めた定義と指標に基づき、統計の情報として利用できる展示会として認証する仕組みだと説明されています。
- 認証を受けている展示会は、定義がそろった数字として比べられる
- 認証を受けていない展示会の数字が誤りというわけではない(基準が違うだけ)
- 認証の有無は主催者の資料や公式の場で確かめられる
- 認証されていない場合は、数え方を個別に問い合わせる
- 統計の制度や運用は変わることがあるため、最新の内容は公式の案内で確かめる
認証を受けている展示会同士なら、数字を並べて比べることができます。定義がそろっているためです。出展先を比べる作業では、この点が実用的な意味を持ちます。
認証を受けていない展示会が劣っているわけではありません。規模が小さい専門の展示会でも対象が濃く集まる場はあります。認証の有無は、数字を比べられるかどうかの目安として使います。出展の価値そのものの目安ではありません。
事前登録者数と来場者数は別の数字
開催前に公表される数字と、開催後に発表される数字は違います。開催前に出るのは事前の登録者数か、前回の実績です。この二つを混ぜて読むと、見積りがずれます。
事前の登録者数は、来場の見込みを示す数字です。登録した人のうち何割が来るかは、展示会の性質や天候によって変わります。そのままの人数が来るわけではありません。
| 数字の種類 | 何を表すか | 出展の判断での使い方 |
|---|---|---|
| 事前の登録者数 | 来場を申し込んだ人の数 | 見込みの上限として扱う |
| 来場者数(延べ) | 来場の回数を足した数 | 会場の規模感として読む |
| 来場者数(実人数) | 会期中に来た人の数 | 会える相手の母数として扱う |
| 来場者の内訳 | 業種や職種ごとの構成 | 自社の対象の数を見積もる |
表の一行目にある「見込みの上限」という言い方が要点です。事前の登録者数を来場者数として扱うと、必ず多めの見積りになります。企画書に使うなら、何割が来る前提で計算したかを併記しておきます。
なお、招待券の配布数はさらに別の数字です。出展社が配った招待券の枚数は、来場につながった数とは違います。配布数を成果として報告すると、翌年の判断を誤らせます。招待券は配布数ではなく、使われた数で測ります。
専門の展示会と総合の展示会で見る数字が違う
展示会には、幅広い業種を集める総合型と、特定の分野に絞る専門型があります。この二つでは、来場者数の意味がまったく違います。総合型で3万人、専門型で5千人という数字が並んでいても、自社の対象が多いのは後者かもしれません。
総合型では、来場者の大半が自社と関係のない業種です。3万人のうち自社の対象が1割なら3千人。専門型で5千人のうち8割が対象なら4千人。総数の少ないほうが対象は多い、という逆転が起きます。
この計算をするには内訳が必要です。内訳が出ていない展示会では、出展社の一覧から推測する方法があります。どんな業種の会社が出ているかを見れば、来る人の傾向も想像できます。出展社の一覧は公開されているので、問い合わせずに確かめられる材料です。
専門型を選ぶ場合の注意もあります。対象が濃い代わりに、同業の競合も濃く集まります。比べられる場に自分から出ることになるので、見せる内容の準備がより重要になります。
どちらを選ぶかは、自社の段階によります。認知を広げたい段階なら総合型、検討している相手に会いたい段階なら専門型。来場者数の大小ではなく、目的との噛み合いで選ぶほうが成果につながります。
自社ブースの来場者は自分で数える
主催者の数字がどうであれ、出展の成果を決めるのは自社のブースに来た人の数です。この数字は自分で数えるしかありません。主催者は教えてくれません。
数え方を先に決めておくことが大切です。立ち止まった人、説明を聞いた人、連絡先を交換した人。この三つは全部違う数字になります。どれを数えるのかを会期の前に決めます。
会期中に数え方を変えると、日別の比較ができなくなります。初日は立ち止まった人を数え、2日目から説明を聞いた人を数えたら、数字が落ちたように見えます。実際は数え方が変わっただけです。
担当者ごとの数え方のばらつきも起きます。「説明を聞いた人」の定義が人によって違えば、集計は意味を失います。何を1件と数えるかを、会期の前に紙に書いて共有する。この一手間で数字が使えるものになります。
数えた結果は、主催者の来場者数と並べて記録します。「来場者数3万人のうち、自社ブースに立ち止まったのが420人」という形で残せば、翌年の見積りの根拠になります。この積み上げが、出展の判断を確かなものにします。
バッジの読み取り数が意味するもの
多くの展示会では、来場者のバッジを読み取って情報を得る仕組みが用意されています。読み取った件数は、自社ブースでの接点の数として使えます。ただし読み方に注意が必要です。
読み取りは、配布物と引き換えに行われることが多いです。そのため、資料をもらうだけの目的で読み取らせた人も含まれます。関心の強さは数字に表れません。
逆に、熱心に話を聞いたのに読み取りをしなかった人もいます。会話が盛り上がって、手続きを忘れる。現場ではよく起きることです。
そのため、読み取りの件数は接点の数の目安として扱い、商談の見込みとは別に記録します。件数と質を分けて数えることで、翌年の準備に使える情報になります。
読み取りの運用も決めておきます。誰が読み取るのか、どの段階で読み取るのか、読み取った後に何を記録するのか。この三つを決めておかないと、会期後に「この人は誰だったか」が分からなくなります。
名刺の枚数と商談の数は違う
会期後の報告で最も使われるのが名刺の枚数です。分かりやすく、数えやすい数字です。しかし名刺の枚数と商談につながる数は、比例しません。ここも分けて考える必要があります。
名刺を交換した相手の中には、同業の視察、採用を探している人、学生、取引先の関係者が含まれます。枚数が多い年ほど対象外の比率が高いこともあります。
報告のときに枚数だけを出すと、翌年の目標が枚数になります。枚数を増やす運営は、対象を絞らない声かけにつながります。結果として、枚数は増えて商談は減るという事態が起きます。
避けるには、枚数と一緒に内訳を出します。対象の業種か、検討の段階にあるか、決裁に関わる立場か。この内訳が翌年の運営を変えます。声をかける相手の絞り方が変わるためです。
内訳を取るには、会期中に短い聞き取りをする必要があります。3つの質問に絞れば、1分程度で終わります。この1分が、会期後の数か月の動き方を変えます。
出展の判断に使える数字はどれか
ここまでの内容を踏まえて、出展するかどうかの判断に使える数字を整理します。主催者の来場者数は判断の主役にはなりません。使い方を間違えやすい数字を先に挙げておきます。
避けたい使い方は、来場者数に率をかけて見込みを出すやり方です。数え方が分からない数字に率をかけても、出てくるのは意味のない数字です。
- 延べか実かを確かめずに、来場者数に率をかけて見込みを出す
- 事前の登録者数を来場者数として企画書に書く
- 招待券の配布数を成果として報告する
- 名刺の枚数だけを報告し、内訳を取らない
- 会期中に数え方を変えて、日別の比較ができなくなる
- 前年比の数字だけを見て、会期の日数や会場の変更を確かめない
では何を使うのか。第一に、自社の過去の出展の記録です。同じ展示会に出た年のブースへの来場と商談の数。これが最も確かな材料になります。
第二に、来場者の内訳です。自社の対象がどれだけ来ているかは、総数より重要です。内訳が公表されていない展示会では、主催者に問い合わせるか、視察して自分で確かめるという手もあります。
会期の日数で割ると見え方が変わる
数字の読み方の技として、会期の日数で割ってみる方法があります。来場者数3万人で会期3日なら、1日1万人。この形にすると、他の展示会と比べやすくなります。
会期の日数は展示会によって違います。2日の展示会と4日の展示会を総数で比べても意味がありません。1日あたりに直せば、会場の混み具合が想像できます。
1日あたりの数字は、運営の準備にも使えます。1日1万人が来る展示会でブースに2人しか立たないのは無理があります。人員の配置を決める根拠になります。
延べ人数の場合、1日あたりに直すことで実人数に近づくという副産物もあります。会期3日で延べ3万人なら、1日1万人。毎日違う人が来ていれば実人数は3万人、全員が3日来ていれば1万人。実人数はこの幅の中にあります。
この幅を意識すると、見積りに幅を持たせられます。「実人数は1万人から3万人の幅」として企画書に書けば、都合のよい前提で計算してしまう危険が減ります。
前年比の数字を読むときの注意
主催者の資料には前年比が載ることがあります。「来場者数が前年比120パーセント」という数字です。この数字を読むには、前年との条件の違いを確かめる必要があります。
会期の日数が変わっていれば、総数は当然変わります。3日から4日になれば、同じ混み具合でも総数は増えます。1日あたりに直して比べないと、成長の実感を誤ります。
会場が変わった場合も同じです。広い会場に移れば出展社が増え、来場者も増えます。展示会の魅力が上がったのか、受け入れられる数が増えただけなのかは総数からは分かりません。
数え方が変わっている場合もあります。延べから実人数に変えた年は、数字が大きく減ります。減ったから衰退したと読むのは誤りです。定義の変更は資料の注記に書かれることが多いので、小さい文字まで読みます。
前年比を判断に使うなら、3年分以上を並べて見るほうが確かです。1年の増減には偶然が混ざります。3年の傾向であれば、その展示会の勢いが読み取れます。
画面越しの展示会の数字はさらに別
画面越しに行う展示会では、数字の作られ方がもう一段変わります。登録した人の数、入場した人の数、ブースの頁を開いた人の数が別々に記録されます。どれを来場者数と呼ぶかは運営する側の決め方次第です。
会場を歩く展示会と違い、画面越しではブースを開くのに手間がかかりません。興味がなくても押してみる人がいます。そのため、ブースを開いた数は多く出やすい傾向があります。
一方で、滞在した時間や資料を開いたかどうかは記録できます。会場を歩く展示会では取れない情報です。数は膨らみやすいが、質は測りやすいという性質があります。この性質に合わせて指標を選びます。
見るべきは、開いた数ではなく資料を開いた数や問い合わせにつながった数です。開いた数を報告に使うと、会場を歩く展示会の名刺の枚数と同じ問題が起きます。数は増えて商談は減る、という状態です。
両方を併用している場合は、数字を足さないことが大切です。会場の来場者数と画面越しの来場者数は、性質が違うので足せません。別々に記録し、別々の物差しで評価します。合計を出したくなる気持ちは分かりますが、合計した数字は判断に使えません。
自社の物差しを作る
結局のところ、主催者の数字を追いかけるより自社の物差しを持つほうが役に立ちます。作り方は難しくありません。以下の手順で、2回の出展から作れます。
立ち止まった人、説明を聞いた人、連絡先を交換した人。どれを数えるかを決め、現場の全員に紙で渡します。
日ごとに記録します。初日と最終日で人の流れが違うので、合計だけでは翌年の準備に使えません。
業種、検討の段階、決裁への関わり。3つに絞れば1分で終わります。この内訳が翌年の運営を決めます。
会期直後の数字だけでは成果は分かりません。法人向けでは受注まで数か月から数年かかる場合もあるため、後追いの記録が必要です。
主催者の来場者数と自社のブースの数字を並べておきます。2回分そろえば、翌年の見積りに使える比率が出ます。
この手順の要点は四番目です。会期直後の数字で判断を終えないこと。法人向けの商材では、会期で会った相手が半年後に動くことがあります。直後の数字だけで出展をやめると、後から来る成果を捨てることになります。
2回分の記録がそろうと、自社の比率が見えてきます。来場者数に対してブースに来る割合、ブースに来た人のうち商談になる割合。この二つが分かれば、他の展示会の見積りも立てられます。
出展を決める前に確かめる項目
最後に、出展の検討で確かめる項目を並べます。主催者に問い合わせれば答えが得られる項目が多く含まれています。遠慮せず聞いてよい内容です。
- 来場者数は延べ人数か実人数か
- どの時点の記録で数えているか(入口の通過か、受付の記録か)
- 出展社や講演者が来場者数に含まれているか
- 来場者の業種別・職種別の内訳が公表されているか
- 決裁に関わる立場の人の割合が分かるか
- 統計の認証を受けている展示会か
- 公表されている数字は今回の見込みか、前回の実績か
- 会期の日数や会場が前回から変わっていないか
- 自社が過去に出展した記録が残っているか
この一覧を全部確かめられないこともあります。その場合は、確かめられなかった項目を企画書に明記します。分からないことを分からないと書くほうが、後の検証ができます。都合のよい前提で埋めてしまうと、翌年に何を直すべきか分からなくなります。
なお、出展しないという判断もこの確認から導けます。対象の内訳が薄い展示会であれば、視察だけにする選択があります。出るか出ないかの二択にせず、視察という第三の選択を持っておくと、限られた予算を有効に使えます。
まとめ
来場者数という数字は、主催者によって数え方が違います。延べ人数と実人数の違い、出展社や講演者が含まれるかどうか、どの時点の記録で数えているか。この三つを確かめないまま率をかけると、見込みは大きく外れます。
出展の判断に使うべきなのは、主催者の総数ではなく来場者の内訳と自社の過去の記録です。会期の前に何を1件と数えるかを決め、内訳を短い聞き取りで取り、半年後まで追いかける。2回続けるだけで、自社の物差しが手に入ります。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
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