会社の投稿窓口を守る5工程|乗っ取りを防ぐ順番

国内でも、出版社や放送局の投稿窓口が乗っ取られた事例が報じられています。原因として挙げられたのは、2つの要素で確かめる設定が無効になっていたこと。そして、悪意ある道具に感染していたことです。どちらも、特別な攻撃ではありません。設定と運用の隙を、順に突かれた形です。同じ隙は、多くの会社に残っています。
カメ先生会社の投稿窓口を、誰が使えるようになっているか。
カメ子運用の担当と、その上長だと思います。
カメ先生思いますでは足りない。辞めた人の分が残っていることが多いんだ。
カメ子確かめる手順から、教えてください。
- 乗っ取りの入口は、認証の設定と、権限が残ったままの担当の口である
- 兆候は必ず先に出る。通知と履歴を見る習慣があれば、気付ける
- 起きたときは、まず外の媒体で知らせて被害の拡大を止める
SNS・動画にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
乗っ取りは特別な攻撃ではない
投稿窓口の乗っ取りは、高度な攻撃の結果とは限りません。報じられた事例の原因は、単純なものが多いです。2つの要素で確かめる設定が、無効になっていた形です。設定を有効にするだけで、防げた可能性があります。特別な備えの話ではありません。基本の設定の話です。
もう一つの原因が、悪意ある道具への感染です。担当の端末に入り込み、入力した文字を盗む形です。この場合、パスワードを強くしても防げません。入力した内容が、そのまま渡ります。端末の側の対策が必要になります。
3つめの入口が、権限が残ったままの口です。担当が交代しても、前の担当の権限が消えていない状態です。退職した人の口が、いまも使える会社が少なくありません。この口が、外から狙われます。使われていない口ほど、気付かれません。
この3つが、主な入口です。どれも、運用の手順で塞げるものです。高価な道具を買う話ではありません。決めて、実行するだけです。この記事では、その手順を扱います。
扱う順番は、防ぐ、気付く、対応するの3段です。防ぐ手順が最も重要ですが、完全にはなりません。そのため、気付く仕組みも必要です。起きたときの手順も、先に決めておきます。3つをそろえます。
なお、この話は投稿の窓口に限りません。配信の道具、広告の管理、解析の道具も同じです。外から入れる口が、すべて対象です。投稿の窓口を例に説明しますが、考え方は共通です。他の道具にも当てはめられます。
2つの要素で確かめる設定を入れる
最初にやることは、決まっています。2つの要素で確かめる設定を、有効にします。パスワードだけでは、入られる前提で考えます。パスワードは、漏れます。使い回していれば、他の場所から漏れた分で入られます。強さの問題ではありません。
2つの要素で確かめるとは、別の手段を足すことです。パスワードに加えて、手元の端末で確かめます。端末に届く数字を入れるか、専用の道具で作った数字を入れます。パスワードが漏れても、端末がなければ入れません。1つ壁が増えます。
手段には、強さの差があります。文字の連絡で数字を受け取る方法は、最も弱い手段です。番号を乗っ取られると、数字も奪われます。専用の道具で数字を作る方法のほうが、安全です。選べるなら、後者にします。
さらに強い手段が、鍵の仕組みです。パスワードを使わず、端末の中の鍵で確かめます。公的機関も、この方法の利用を推奨しています。偽の画面に入力させる手口が、通じません。対応している場では、これを選びます。
設定するときの注意が、1つあります。確かめる手段を、担当個人の端末だけにしないことです。その担当が不在のとき、誰も入れなくなります。予備の手段を、2つ以上用意します。組織の口としては、必須の備えです。
共有のパスワードをやめる
次にやることは、共有のパスワードをやめることです。1つのパスワードを、複数の担当で使う形です。この形では、誰が何をしたか分かりません。また、担当が交代しても変更されないことが多いです。変更の手間が大きいためです。運用として、無理があります。
代わりに使うのが、権限を分ける仕組みです。多くの場に、担当ごとに口を作る機能があります。会社の窓口に、個人の口を紐付ける形です。パスワードは、個人ごとに別になります。共有しません。
この仕組みなら、交代の対応が簡単です。辞める担当の紐付けを、外すだけです。パスワードを変える必要がありません。他の担当に、影響しません。手間が小さいため、実行されやすくなります。
権限にも、段があります。投稿できるだけ、設定も変えられる、他の担当を追加できる。投稿の担当には、投稿できる権限だけを渡します。設定を変える権限は、限られた人だけにします。被害の範囲が、変わります
すでに共有のパスワードで運用している場合は、移行します。個人の口を作り、紐付けてから、共有のパスワードを変更します。変更を先にすると、誰も入れなくなります。順番が大切です。1日で終わる作業です。
権限の棚卸を定期的に行う
設定を入れても、時間が経つと崩れます。担当が増え、交代し、外部の協力先も加わります。公的機関も、定期的な使用者の棚卸を推奨しています。追加は記録されますが、削除は忘れられます。増える一方になります。定期の点検が必要です。
棚卸の中身は、単純です。権限を持つ人の一覧を出し、今も必要かを1人ずつ見ます。不要なら、外します。判断できない人がいたら、そこが問題です。誰なのか分からない口は、外します。
頻度は、3か月に1回が目安です。半年に1回では、間に交代が起きます。毎月では、手間が続きません。3か月なら、10分で終わり、抜けも小さいです。予定に入れておきます。
外部の協力先の権限は、特に注意します。制作を頼んだときに渡した権限が、残っていることがあります。契約が終わっても、権限は自動で消えません。終わった時点で、外します。契約の終了の手順に、この作業を入れます。
- 権限を持つ人の一覧を出せるか
- 一覧の全員が、今も必要な人か
- 退職した人の口が残っていないか
- 外部の協力先の権限が、契約後も残っていないか
- 誰の口か分からないものがないか
- 設定を変えられる権限が、必要な人だけに限られているか
この一覧は、記録として残します。いつ、誰を外したかを書きます。次の棚卸のとき、差分が分かります。記録がないと、毎回ゼロから確かめることになります。10分で終わる作業を、続けられる形にします。
兆候は必ず先に出る
乗っ取りは、突然すべてが起きるわけではありません。先に、兆候が出ます。兆候に気付ければ、被害が出る前に止められます。そのため、兆候の型を知っておく必要があります。報じられた事例から、型が整理されています。5つあります。
1つめは、身に覚えのないログインの通知です。多くの場が、新しい端末からの接続を知らせます。この通知を、迷惑な連絡として無視している場合があります。最も早い合図を、捨てている形です。届く先を、確かめておきます。
2つめは、見慣れない地域や端末からの履歴です。接続の履歴を見られる場が多くあります。海外からの接続が並んでいれば、すでに入られています。履歴は、通知が来なくても残ります。定期的に見る対象です。
3つめは、自分が行っていない投稿や連絡です。これは、すでに使われている段階です。この段階では、対応を急ぐ必要があります。投稿が消されていることもあります。内容を確かめる前に、まず口を守ります。
4つめは、登録した連絡先の変更です。5つめは、2つの要素で確かめる設定が無効にされていることです。この2つは、外から追い出すための操作です。取り戻しにくくするために、先に行われます。気付いたら、最も急ぐ状況です。
これらの兆候は、見る習慣があれば気付けます。習慣がなければ、通知が届いても流れます。週に1回、履歴と通知を見る時間を決めます。3分で終わります。この3分が、被害の大きさを変えます。
端末の側の対策も必要
認証を強くしても、防げない入口があります。担当の端末が、悪意ある道具に感染した場合です。入力した文字が、そのまま外に渡ります。2つの要素で確かめる数字も、渡ることがあります。認証の強さでは、止まりません。端末の側の対策が必要になります。
感染の経路は、いくつかあります。添付された資料を開く、偽の画面から道具を入れる、外部の記録媒体を差す。どれも、日常の作業の中で起きます。特別な状況ではありません。だから、備えが必要です。
基本の対策は、3つです。端末の更新を当てる、守りの道具を入れる、権限を分けることです。更新を当てるだけで、既知の穴の多くは塞がります。後回しにされやすい作業ですが、効果は大きいです。自動で当たる設定にします。
投稿の窓口を使う端末を、限定する方法もあります。個人の端末から入らない運用にします。会社が管理する端末だけを使う形です。管理の範囲が狭まり、対策が行き届きます。運用の負担は増えますが、確実です。
なお、外出先の共有の端末からは入りません。入力した内容が残ることがあります。急いで投稿したい場面でも、避けます。投稿を遅らせるほうが、損が小さいです。判断の基準として決めておきます。
担当の交代で起きること
交代は、最も事故が起きやすい場面です。引き継ぎの手順が決まっていない場合、抜けが出ます。前の担当の権限が残り、新しい担当の権限が足りない状態です。どちらも問題ですが、前者のほうが危険です。使われていない口が、外から狙われます。手順を決めます。
交代の手順は、5つに分けます。新しい担当の口を作る、権限を渡す、動作を確かめる、前の担当の権限を外す、記録する。この順番が重要です。先に外すと、投稿できない期間ができます。確かめてから、外します。
記録は、忘れられやすい工程です。誰から誰に、いつ交代したかを書きます。記録がないと、次の棚卸で判断できません。口の名前だけでは、誰なのか分からなくなります。1行の記録で足ります。
個人の口を作り、会社の窓口に紐付けます。共有のパスワードは渡しません。
投稿できる権限だけを渡します。設定を変える権限は、必要になるまで渡しません。
実際に下書きを作るところまで試します。ここで問題があれば、先に直します。
紐付けを外します。共有のパスワードを使っていた場合は、この時点で変更します。
日付、前の担当、新しい担当、渡した権限の範囲を書きます。次の棚卸で使います。
この手順は、外部の協力先にも当てはめます。契約の開始と終了に、この5段を対応させます。終了の手順に権限を外す工程を入れれば、忘れません。契約の書類に、この項目を書きます。手順として固定します。
乗っ取られたときに最初にすること
起きたときの手順も、先に決めておきます。その場で考えると、順番を間違えます。最初にすることは、外の媒体での知らせです。投稿の窓口が使えない状態だからです。自社のサイトや、別の媒体で知らせます。被害の拡大を止めます。
なぜ知らせが最初なのか。乗っ取られた窓口から、偽の情報が発信されます。それを信じた人が、次の被害者になります。口を取り戻す作業には、時間がかかります。その間の被害を、止める必要があります。
知らせの内容は、事実だけにします。窓口が乗っ取られていること、投稿を信じないでほしいこと。原因や経緯は、この段階では書きません。調査が終わっていないためです。後から訂正することになります。
次にするのが、口を取り戻す手続きです。配信の場の窓口に、乗っ取りとして届けます。手続きの方法は、場ごとに違います。先に調べて、記録しておきます。起きてから調べると、時間がかかります。
同時に、他の口も確かめます。同じパスワードを使っていた口が、狙われます。配信の道具、広告の管理、解析の道具も確かめます。1つが破られたら、他も危ういと考えます。まとめて対応します。
復旧のあとは、原因を確かめます。接続の履歴から、いつどこから入られたかを見ます。原因が分からないと、同じことが起きます。設定を戻すだけでは、終わりません。記録を残して、手順を直します。
起きたときの連絡の順番を決める
対応には、複数の人が関わります。連絡の順番を決めておかないと、動きが遅れます。誰が判断し、誰が知らせを出すかを先に決めます。夜間や休日に起きることも、考えます。担当が1人だと、止まります。複数にします。
決めておく項目は、4つです。気付いた人が最初に連絡する先、判断する人、知らせを出す人、記録する人です。1人が複数を兼ねてもかまいません。決まっていることが大切です。紙に書いておきます。
連絡の手段も、決めます。普段使っている手段が、使えないことがあります。投稿の窓口で連絡し合っていた場合、それが使えません。別の手段を、予備として決めます。電話の番号を、紙で持ちます。
判断の権限も、明確にします。知らせを出す判断を、その場でできる人を決めます。上長の承認を待つ形にすると、遅れます。夜間に承認が取れないこともあります。先に権限を渡しておきます。
この取り決めは、年に1回見直します。担当が変わっていれば、書き換えます。古い紙が残っていると、かえって混乱します。見直しの時期を、決めておきます。棚卸と同じ時期にすると、忘れません。
よく使われる手口を知っておく
入口を塞ぐには、手口を知る必要があります。投稿の窓口を狙う手口には、型があります。最も多いのが、偽の画面に入力させる手口です。本物に似せた画面を見せ、パスワードを入れさせます。入力した内容が、そのまま渡ります。見分けが難しい手口です。
偽の画面へ誘う口実は、いくつかあります。権利の侵害の申し立て、規約の違反の警告、認証の期限切れです。どれも、急がせる内容になっています。急ぐと、確かめずに入力します。そこが狙いです。
見分ける方法は、住所を確かめることです。本物の場の住所かどうかを、文字で見ます。似た文字を混ぜた住所が、使われます。一文字違いでは、目で気付けません。連絡の中の案内から入らないのが、確実な対策です。
連絡が来たら、案内を押さずに自分で開きます。普段使っている経路で、場を開きます。本当に警告があれば、そこに表示されます。表示がなければ、偽の連絡です。この習慣だけで、多くを防げます。
もう一つの手口が、外部の道具の連携です。便利な道具に見せて、権限を渡させる形です。一度渡すと、パスワードを変えても使えます。連携している道具の一覧を、棚卸で確かめます。覚えのないものは、外します。
複数の担当で運用するときの決めごと
複数の担当で運用する場合、決めごとが増えます。誰が何をしてよいかを、先に決めます。決まっていないと、事故のときに原因が追えません。また、権限が広く渡されがちです。決めごとを、4つ挙げます。多くはありません。
1つめは、投稿の前に確かめる人を決めることです。1人で投稿できる形にすると、誤りが止まりません。下書きを作る人と、公開する人を分けます。権限の分け方と、対応させます。仕組みで担保します。
2つめは、使う端末を決めることです。3つめは、個人の口を使い回さないことです。1人が複数の窓口を1つの口で管理すると、被害が広がります。分けられる場では、分けます。手間は増えますが、被害の範囲が狭まります。
4つめは、記録を残すことです。誰がいつ何を投稿したかが、追える形にします。多くの場に、その記録があります。見方を確かめておきます。事故のときに、最初に見る場所です。
これらの決めごとは、紙にして共有します。口で伝えるだけでは、担当が変わると失われます。1枚の紙に収まる量です。新しい担当に渡す資料として使います。引き継ぎが、早くなります。
生成AIを使うときに注意すること
投稿の文章を作るのに、生成の道具を使うことがあります。このとき、注意する点があります。認証の情報を入力してはなりません。当たり前のことですが、事故が起きています。手順を貼り付けるときに、混ざる形です。貼る前に、確かめます。
外部の道具と連携させる場合も、注意します。投稿を自動化する道具に、権限を渡す形です。渡した権限は、その道具が使えます。道具の側が破られれば、こちらの窓口も使われます。渡す範囲を、最小にします。
連携している道具の一覧は、棚卸で確かめます。使っていない道具の連携が、残っていることがあります。試しただけの道具が、権限を持ち続けています。使わないと決めた時点で、外します。権限の棚卸に、この項目を足します。
- 生成の道具に、認証の情報を入力しない
- 外部の道具に渡す権限は、必要な範囲だけにする
- 使わなくなった道具の連携は、その時点で外す
- 連携の一覧は、権限の棚卸と一緒に確かめる
なお、文章を作らせる作業自体には問題がありません。権限を渡す作業と、文章を作る作業を分けて考えます。文章は、作ってから人が貼ります。自動で投稿させると、権限が必要になります。手間と危険を、天秤にかけます。
備えができているかを確かめる
最後に、備えの状態を確かめます。確かめる項目は、決まっています。設定、権限、兆候の監視、対応の手順の4つです。どれか1つが欠けていると、そこから破られます。順に確かめます。1時間で終わります。
設定は、2つの要素で確かめる仕組みが有効かを見ます。手段が、文字の連絡だけになっていないかも見ます。予備の手段が、2つ以上あるかを確かめます。担当個人の端末だけに頼っていないかも見ます。この4点です。
権限は、一覧を出して1人ずつ見ます。退職した人、外部の協力先、覚えのない口を探します。見つかったら、その場で外します。後で外すと決めると、忘れます。確かめる作業と、外す作業を分けません。
兆候の監視は、通知の届く先を確かめます。退職した人の連絡先になっていることがあります。その場合、通知が誰にも届きません。共有の連絡先に変えます。1人に頼らない形にします。
対応の手順は、紙があるかを見ます。連絡の順番、判断する人、知らせを出す先が書かれているかです。書かれていなければ、その場で書きます。1枚で足ります。起きてから作ることは、できません。
投稿の窓口以外にも同じ点検が要る
ここまで投稿の窓口を例に説明しました。同じ点検は、他の道具にも必要です。配信の道具、広告の管理、解析の道具、資料の共有です。どれも、外から入れる口があります。破られたときの影響も、小さくありません。まとめて点検します。
影響の大きさは、道具によって違います。配信の道具が破られると、顧客の連絡先が渡ります。広告の管理が破られると、費用が使われます。投稿の窓口より、損が大きい場合があります。優先順を、影響で決めます。
点検の項目は、共通です。設定、権限、兆候の監視、対応の手順の4つです。道具ごとに、同じ表を作って埋めていきます。一覧にすると、抜けている道具が見えます。点検の対象を、先に数えます。
使っている道具の一覧が、まず必要です。一覧がないと、点検の対象が決まりません。担当ごとに、使っている道具を挙げてもらいます。把握していない道具が、必ず出てきます。そこから始めます。
この作業は、一度やれば土台になります。次からは、3か月ごとに差分を見るだけです。最初の一覧作りが、最も時間がかかります。半日ほど見ておきます。その後は、10分の作業になります。
一覧を作るとき、契約の書類も見ます。どの道具を、いつから使っているかが分かります。使っていないのに契約が続いている道具も、見つかります。費用の面でも、点検の効果が出ます。同時に確かめられます。
解約した道具の扱いも、決めます。解約しても、口が残っていることがあります。残った口から、預けていた情報が見られる場合があります。解約の手順に、口を消す工程を入れます。解約だけでは、終わりません。
預けている情報の中身も、確かめます。顧客の連絡先を預けている道具は、影響が大きいです。破られたときの損が、道具ごとに違います。その差で、点検の優先順を決めます。全部を同じ強さで守る必要はありません。
この整理は、年に1回で足ります。道具の入れ替えは、そう頻繁には起きません。3か月ごとの棚卸とは、別の作業にします。棚卸は権限、年1回は道具そのものの見直しです。分けて予定に入れます。
パスワードの作り方と管理
2つの要素で確かめる仕組みを入れても、パスワードは必要です。その作り方と管理にも、決めごとがあります。最も重要なのは、使い回さないことです。他の場から漏れたものが、そのまま使われます。強さより、使い回しの有無が効きます。そこを先に直します。
使い回さないためには、記憶に頼らない仕組みが必要です。口の数だけ別のパスワードを、覚えることはできません。管理の道具を使い、道具の中に保管します。覚えるのは、その道具のパスワードだけです。1つだけを、強くします。
長さと文字の種類にも、目安があります。長さは、15文字以上を目安にします。複雑さより、長さのほうが効きます。記号を混ぜた8文字より、単語をつないだ20文字が強いです。覚える必要がないなら、長くします。
| やり方 | 強さ | 実務での扱い |
|---|---|---|
| 複数の口で同じものを使う | 最も弱い | 他の場から漏れた分で入られる。必ずやめる |
| 規則を決めて口ごとに変える | 弱い | 規則が読まれると、他の口も推測される |
| 管理の道具で口ごとに作る | 強い | 覚えるのは道具のパスワードだけ。既定にする |
| 鍵の仕組みに切り替える | 最も強い | 対応している場では、これを選ぶ |
共有の必要があるときも、口で伝えたり連絡に書いたりしません。管理の道具の共有の機能を使います。誰に共有したかの記録が残ります。共有を止めるときも、道具の側で外せます。記録が残る形にします。
管理の道具を選ぶときの基準も、押さえます。複数の担当で共有できるか、記録が残るか、端末をまたげるか。この3つが満たされていれば、実務で使えます。無料の道具でも、満たすものがあります。費用より、機能で選びます。
道具そのものが破られる心配もあります。そのため、道具のパスワードには2つの要素で確かめる設定を入れます。ここだけは、必ず設定します。1つ破られると、すべてが渡るためです。最も強く守る場所になります。
定期的な変更は、必須ではありません。以前は、3か月ごとの変更が推奨されていました。現在は、漏れた合図があったときに変える方針が主流です。定期の変更は、弱いパスワードを生みがちです。変える契機を、決めておきます。
漏れた合図は、外部の仕組みで分かります。漏れた連絡先の一覧と照らす機能が、管理の道具に付いています。該当したら、その口だけを変えます。全部を変える必要はありません。合図に応じて動きます。
点検の記録を残す形
点検は、記録がないと続きません。前回いつ何を確かめたかが、分からなくなります。記録の形を決めておくと、次の点検が10分で終わります。毎回ゼロから確かめる必要がなくなります。残すのは、4つの項目です。多くはありません。
1つめは、点検した日付です。2つめは、権限を持つ人の一覧です。3つめは、外した人と外した理由です。4つめは、次の点検の予定日です。この4つで足ります。
記録の置き場所も、決めます。投稿の窓口の中には、置きません。窓口が乗っ取られたとき、記録も見られます。別の場所に置き、限られた人だけが見られる形にします。置き場所も、備えの一部です。
- 点検の記録を、投稿の窓口の中に置く(乗っ取られたら見られる)
- 権限の一覧を作るだけで、外す作業を後回しにする
- 通知の届く先が、退職した人の連絡先のままになっている
- 対応の手順を、電子の形だけで持つ(窓口が使えないと見られない)
- 点検の予定を決めず、思い出したときにやる
対応の手順は、紙でも持ちます。電子の形だけだと、その仕組みが使えないときに読めません。1枚に印刷して、担当が持ちます。連絡先の電話番号も、そこに書きます。古くなったら、差し替えます。
まとめ
投稿の窓口の乗っ取りは、特別な攻撃の結果とは限りません。報じられた事例の原因は、認証の設定の無効化と端末の感染でした。3つめの入口は、権限が残ったままの担当の口です。どれも、運用の手順で塞げます。高価な道具を買う話ではありません。
順番は、防ぐ、気付く、対応するの3段です。2つの要素で確かめる設定を入れ、共有のパスワードをやめ、3か月ごとに棚卸します。兆候は必ず先に出るため、週に3分、通知と履歴を見てください。起きたときは、まず外の媒体で知らせて拡大を止めます。対応の紙は、起きてからでは作れません。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
SNS・動画にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
