来場の記念品はいくらまで?|景品の上限を確かめる

「展示会で配る記念品の予算は、1人あたり3,000円で考えている」「金額に上限があると聞いたが、どの数字を見ればよいのか分からない」——催しの準備でよく出る相談です。記念品の上限は、社内の予算の都合で決まるものではありません。渡し方と取引の額に応じて、法令であらかじめ定められています。この記事では、3つの区分の見分け方と、それぞれの上限の求め方を整理します。
カメ先生記念品の金額に上限があるのはね、贈り物だからじゃなく、取引を誘う手段とみなされるからなんだ。
カメ子全員に配る場合と、抽選で渡す場合で違うのですか。
カメ先生違う。もれなく渡すなら取引の額に応じた割合、抽選で渡すなら別の計算になる。まず自分の配り方がどの区分かを見分ける。
カメ子金額を決める前に、区分を確かめるのですね。3つの見分け方から順に追います。
- 景品には法律で上限がある。予算の都合だけで決められない
- もれなく渡す場合と抽選で渡す場合で、上限の計算が違う
- 購入を条件にしなければ、上限の定めから外れる
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景品には法律で上限がある
最初に、前提を押さえます。商品やサービスの取引に付随して渡すものには、上限があります。定めているのは、不当な景品と表示を防ぐための法律です。所管しているのは、消費者庁です。目的は、消費者が中身で選べる状態を守ることです。過大な景品で判断が歪むのを、防いでいます。
この法律は、2つのことを規制しています。1つは、不当な表示です。もう1つが、過大な景品類の提供です。後者が、記念品や賞品に関わる部分です。表示の規制とは、別の話として扱います。
規制の対象になるのは、取引に付随して渡すものです。来場した人にもれなく渡す記念品、抽選の賞品、購入者への特典です。取引と結び付いているかどうかが、判断の分かれ目になります。結び付いていなければ、上限の定めから外れます。この違いは、後の節で詳しく扱います。
上限は、区分ごとに違います。もれなく渡すもの、抽選で渡すもの、複数の会社が共同で行うものの3区分です。それぞれ、最高額と総額の定めがあります。計算の基準も違います。混同すると、判断を誤ります。
違反した場合の扱いも、押さえておきます。指導や、措置の命令の対象になります。命令に従わない場合は、より重い処分もあります。何より、公表されれば信用を損ないます。金額の大小に関わらず、確かめる価値があります。
この記事では、区分ごとの数字と判断の順番を扱います。法律の全体を説明するものではありません。催しで記念品や賞品を用意する場面に、絞ります。個別の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。ここでは、相談の前に持つべき理解を示します。
3つの区分をまず見分ける
判断の最初の作業は、区分の見分けです。区分を間違えると、以降の計算が全部ずれます。見分けの基準は、渡す相手の決め方です。誰にでも渡すのか、偶然で決めるのか。この一点で、区分が決まります。難しくはありません。
誰にでも渡す形が、1つめの区分です。来場した人全員、購入した人全員、先着の何名という形です。偶然の要素が入っていません。条件を満たせば、必ずもらえます。この区分の上限は、最も低くなります。
偶然で決める形が、2つめの区分です。抽選、じゃんけん、くじ引きが該当します。もらえる人と、もらえない人が分かれます。この場合、上限は高くなります。もらえる人が限られるためです。
複数の会社が共同で行う形が、3つめの区分です。商店街や、同じ業種の複数社が組む形です。この区分の上限は、最も高くなります。ただし、共同と認められる条件があります。自社と関連会社だけでは、該当しません。
先着の何名という形は、迷いやすいところです。早く来た人だけがもらえるため、抽選に見えます。しかし、偶然ではなく順番で決まっています。そのため、誰にでも渡す形の区分になります。上限が低い側です。
腕前で決める形も、区分が分かれます。偶然ではなく技術で決まる場合も、抽選の区分に含まれます。早押しの競技や、成績による表彰です。もらえる人が限られるという点が、共通しています。そこが基準になります。
もれなく渡す場合の上限
まず、誰にでも渡す場合の上限です。この区分では、取引の価額によって2段に分かれます。取引の価額が1,000円未満なら、最高額は200円です。1,000円以上なら、取引の価額の10分の2までです。この2つを覚えます。総額の定めは、この区分にはありません。
計算の例を挙げます。取引の価額が3,000円なら、10分の2で600円までです。1万円なら、2,000円までになります。10万円なら、2万円までです。取引の額が大きいほど、渡せる額も上がります。
取引の価額が1,000円未満の場合は、割合ではなく定額です。800円の取引でも、200円まで渡せます。割合で計算すると160円ですが、200円までが認められます。少額の取引で、渡せる余地を確保した形です。この段だけ、扱いが違います。
| 取引の価額 | 渡せる最高額 | 計算の例 |
|---|---|---|
| 1,000円未満 | 200円 | 800円の取引でも200円まで |
| 1,000円以上 | 取引の価額の10分の2 | 3,000円の取引なら600円 |
| 1万円 | 2,000円 | 1万円の10分の2 |
| 5万円 | 1万円 | 5万円の10分の2 |
この上限は、1人が受け取る額で見ます。複数の記念品を渡す場合は、合計で判断します。袋、資料、小物を合わせて上限を超えないようにします。1つずつ見て安心すると、合計で超えます。合計で数えます。
抽選で渡す場合の上限
次に、抽選で渡す場合の上限です。この区分には、最高額と総額の2つの定めがあります。最高額は、取引の価額が5,000円未満なら取引の価額の20倍です。5,000円以上なら、10万円が上限になります。総額は、別に定めがあります。2つを両方満たす必要があります。
最高額の計算例を挙げます。取引の価額が1,000円なら、20倍で2万円までです。3,000円なら、6万円までになります。5,000円以上になると、一律で10万円が上限です。そこで打ち止めになります。
総額の定めは、売上の予定の総額で決まります。抽選に関わる売上の予定の総額の、2パーセントまでです。売上が100万円の見込みなら、賞品の総額は2万円までです。最高額が10万円でも、総額で超えれば違反です。両方を確かめます。
総額の計算が、見落とされやすい部分です。1等の賞品だけを見て、上限内だと判断してしまう形です。2等、3等、参加賞まで合わせた合計で見ます。当たる本数も、計算に入れます。見込みの本数で計算します。
売上の予定の総額は、根拠を残します。後から確かめられたとき、説明が必要になります。過去の実績や、来場の見込みから計算します。計算の紙を、記録として残しておきます。口頭の見込みでは、根拠になりません。
複数の会社が共同で行う場合は、上限が上がります。最高額は30万円、総額は3パーセントです。ただし、共同と認められる条件があります。同じ業種の複数社、または一定の地域の商店の連合などです。自社グループ内では、該当しません。
取引の価額はどう決めるか
上限の計算には、取引の価額が必要です。この価額の決め方に、決まりがあります。購入が条件なら、その商品の価格が取引の価額です。購入額に下限を設けているなら、その下限の額になります。決め方を間違えると、上限も間違います。順に確かめます。
複数の商品が対象の場合は、最も安いものの価格で見ます。1,000円の商品と1万円の商品が対象なら、1,000円が基準です。高いほうで計算すると、上限が広く出ます。安いほうで計算するのが、正しい扱いです。有利な側で計算しません。
購入が条件でない場合の扱いもあります。来場すればもらえる、という形です。この場合、取引の価額は100円として扱う考え方が示されています。ただし、その店の平均的な取引の額が100円を超えるなら、その額になります。事情によって変わります。
判断に迷う場合は、低い側で計算します。低い側で計算すれば、上限も低くなります。その上限に収めておけば、どちらの解釈でも問題になりません。安全な側に寄せる判断です。迷ったときの原則にします。
価額の根拠も、記録します。なぜその額を基準にしたかを、書き残します。後から説明を求められたときに使えます。記憶では、説明できません。1行でかまいません。
なお、値引きは景品に含まれません。取引の額そのものを下げる行為だからです。1,000円の商品を800円で売るのは、景品ではありません。ただし、値引き分を金券で渡すと、扱いが変わることがあります。形によって、判断が分かれます。
購入を条件にしなければ上限から外れる
上限の定めを気にせず賞品を用意する方法もあります。商品の購入を条件にしない形です。この形は、景品の規制の対象外になります。2006年4月に、上限額の定めが撤廃されました。現在は、具体的な上限額の定めがありません。使える選択肢です。
条件にしないとは、何も買わずに応募できる形です。サイトから応募する、はがきを送る、投稿に反応するといった形です。来場も、条件に含めると微妙になります。来場が取引に付随すると見られる場合があるためです。設計に注意が必要です。
この形の利点は、賞品を大きくできることです。上限を気にせず、話題になる賞品を用意できます。集客の手段としては、強く働きます。一方で、応募のしやすさから、対象が絞れません。見込みの薄い応募が、大量に集まります。
法人向けの催しでは、この点が問題になります。集めたいのは、検討している会社の担当です。誰でも応募できる形では、その人が集まりません。賞品目的の応募が、大半を占めます。目的と、手段が合いません。
そのため、法人向けでは上限の中で設計するほうが合います。来場や、資料の受け取りを条件にする形です。上限は低くなりますが、集まる人の質が変わります。賞品の額より、内容で選ばれる形になります。目的に合った選択です。
なお、対象外の形でも他の規制はかかります。表示の規制は、別に適用されます。当たる本数や条件を、正確に書く必要があります。上限がないことと、何でもよいことは違います。そこは分けて考えます。
記念品と資料の切り分け
実務でよく迷うのが、資料の扱いです。会社の案内や製品の資料は、景品に当たるのか。取引の内容を説明するものは、景品には当たりません。販売の活動の一部として扱われます。ただし、境目があります。そこを押さえます。
境目は、それ自体に価値があるかどうかです。製品の説明書は、説明のための紙です。一方、専門的な調査の報告書は、それ自体に価値があります。有償で売られているものなら、なおさらです。扱いが変わる可能性があります。
袋や筆記具も、迷いやすいところです。資料を入れる袋は、資料の一部として扱えます。ただし、高価な鞄になると景品と見られます。筆記具も、記入のために配るなら説明の一部です。高価なものは、別の扱いになります。
判断に迷ったら、合計して上限内に収めます。資料も含めて上限内なら、どちらの解釈でも問題ありません。切り分けの議論を、しなくて済みます。実務では、この方針が最も速いです。確実さも高くなります。
飲食物の提供も、扱いを確かめます。会場での飲み物や軽食は、催しの一部として扱えます。持ち帰る形の飲食物は、景品に近くなります。その場で消費するかどうかが、目安になります。設計の段階で決めます。
なお、記念品を渡さない選択もあります。法人向けでは、記念品が来場の理由になることは少ないです。内容と、会える人が理由になります。予算を、そちらに回す判断もあります。配ることが目的ではありません。
抽選の告知に必要な内容
抽選を行う場合、告知の内容にも要件があります。上限の話とは別に、表示の規制がかかります。当たる本数、応募の条件、締切、当選の連絡の方法を書きます。書かないと、不当な表示と見られる可能性があります。告知の文面を、先に作ります。後から足すのは、難しくなります。
当たる本数は、正確に書きます。「抽選で豪華賞品」だけでは、足りません。何等が何本あるかを、具体的に書きます。本数を書かないと、確率が分かりません。判断の材料が渡っていない状態です。
応募の条件も、明確にします。誰が応募できるか、1人が何回応募できるかです。後から条件を追加すると、問題になります。最初に、すべての条件を書きます。書き忘れた条件は、適用しにくくなります。
- 「抽選で豪華賞品」だけで、本数を書かない
- 応募の条件を後から追加する(最初に書いていない条件)
- 当選の連絡の方法を書かない(連絡が取れない人の扱いが不明)
- 総額の計算をせず、1等の額だけで上限内と判断する
- 取引の価額を、対象商品の高いほうで計算する
当選の連絡の方法も、書きます。連絡が取れない場合の扱いも、決めておきます。一定の期間で無効にするなら、その期間を書きます。書いていないと、後から決められません。運用の負担にもなります。
参加者からの個人の情報の扱い
抽選や記念品の配布では、個人の情報を受け取ります。名前、連絡先、会社名です。この情報の扱いは、別の法律の対象になります。景品の上限とは、別の話です。同時に確かめる必要があります。抜けやすい部分です。
必要なのは、利用の目的を伝えることです。何のために使うかを、取得の時点で示します。抽選のためだけなら、そう書きます。後の営業の連絡に使うなら、それも書きます。書いていない目的には、使えません。
同意の取り方も、決めます。配信の連絡に使うなら、その同意が必要です。応募の欄に、選べる形で置きます。既に印が入った状態にすると、同意として弱くなります。自分で選ぶ形にします。
受け取った紙の管理も、決めておきます。会場で書いてもらった紙が、当日の混乱で紛失することがあります。保管の担当と、置き場所を決めます。持ち帰る手段も、決めておきます。紙は、電子より失われやすいものです。
不要になった情報は、消します。抽選が終わり、目的を達したものは残しません。残す必要があるものだけを、残します。残す期間も、決めておきます。決めていないと、無期限に残ります。
この扱いは、社内の規則として決めます。催しごとに考えると、判断がばらつきます。一度決めれば、次の催しでも使えます。1枚の紙に収まる量です。作っておく価値があります。
予算を決める順番
ここまでを踏まえ、予算を決める順番を整理します。予算から決めると、上限を超えることがあります。上限を先に計算し、その範囲で予算を決めます。順番を逆にすると、後から削ることになります。手戻りが発生します。順に見ます。
誰にでも渡すのか、抽選にするのかを決めます。この選択で、上限の計算式が変わります。
購入の条件があるなら、その最低額です。条件がないなら、平均的な取引の額を確かめます。
区分に応じた計算式で、1人あたりの上限と、全体の上限を出します。両方を書き留めます。
上限ぎりぎりに設定すると、後から追加できません。余裕を持たせます。
価額の根拠、計算式、結果を1枚にまとめます。後から確かめられたときに使えます。
この5段のうち、飛ばされやすいのは5段目です。計算はしたが、記録を残さない形です。担当が変わると、計算の根拠が失われます。次の催しで、また同じ計算をすることになります。1枚残すだけで、次が楽になります。
よくある超過の型
上限を超える事故には、型があります。型を知っておくと、確かめる場所が分かります。多いのは、合計での超過と、総額の見落としです。どちらも、1つずつ見ているうちは気付きません。確かめ方を変える必要があります。順に見ます。
合計での超過は、複数のものを渡す場合に起きます。袋、資料、小物、飲食物を別々に発注した形です。それぞれは上限内でも、合計で超えます。発注が分かれていると、合計が見えません。1人あたりの合計を、先に計算します。
総額の見落としは、抽選で起きます。最高額だけを確かめ、総額を見ない形です。参加賞を全員に配ると、総額が大きく膨らみます。1本あたりは小さくても、本数が多いためです。本数をかけた合計で見ます。
3つめの型が、途中での追加です。当初の設計では上限内だったが、後から賞品を足した形です。追加のときに、再計算されないことがあります。追加の判断をする人が、上限を知らない場合に起きます。上限を、関係者に共有します。
4つめが、社内の別部門との重複です。同じ催しで、複数の部門が別に記念品を配る形です。受け取る側から見れば、合計です。部門ごとに上限内でも、合計で超えます。催しごとに、まとめて確かめます。
これらの型は、確かめる担当を1人決めれば防げます。その人が、1人あたりの合計と総額を計算します。発注が分かれていても、合計は把握できます。役割を決めるだけの対策です。費用はかかりません。
催しの後に確かめること
催しが終わった後にも、確かめることがあります。配った実数と、当たった本数です。見込みと実数がずれていれば、次の計算の材料になります。見込みより多く配っていれば、総額が超えている可能性があります。確かめる価値があります。記録に残します。
配った実数は、残った数から逆算できます。用意した数から、持ち帰った数を引きます。この数が、来場の実数とも近くなります。次の催しの見込みに使えます。2つの目的で役に立ちます。
当たった本数も、記録します。用意した本数と、実際に渡した本数を分けて書きます。連絡が取れず渡せなかった分も、記録します。次の設計で、その割合を見込めます。総額の計算が、実態に近づきます。
予算の実績も、上限と並べて記録します。上限に対して何割を使ったかが分かります。余っていれば、次はもう少し使える判断になります。超えていれば、原因を確かめます。比較できる形にします。
この記録は、1枚の表で足ります。催しの名前、区分、取引の価額、上限、予算、実績。この6列があれば、次の判断に使えます。催しごとに1行、増やしていきます。数年分たまると、判断が速くなります。
なお、問題が見つかった場合は、記録に残します。隠すと、同じことが繰り返されます。何が起きて、どう直したかを書きます。次の担当が、同じ間違いをしません。記録の目的は、そこにあります。
生成AIに確かめさせる範囲
上限の計算は、生成の道具に任せられそうに見えます。ただし、注意が必要です。法律の解釈を、そのまま信じてはなりません。数字が古かったり、別の国の制度が混ざったりします。任せる範囲を、絞ります。順に整理します。
任せやすいのは、計算そのものです。区分と取引の価額、計算式を渡して、数字を出させます。算術の作業なので、間違いが起きにくいです。ただし、計算式は自分で渡します。調べさせると、古い数字が混ざります。
合計の確かめも、任せやすい作業です。配るものの一覧と単価を渡し、1人あたりの合計を出させます。発注が分かれていると、人の側でも見落とします。機械的な集計は、確実です。ここは効果が出ます。
- 計算式や上限の数字は、自分で確かめてから渡す
- 調べさせると、古い数字や別の制度が混ざることがある
- 算術の計算と、一覧の集計は任せやすい
- 区分の判断と、最終的な可否の判断は人が行う
区分の判断は、人が行います。先着と抽選の違いなど、事実の認定が含まれます。設計の意図を知らないと、判断できません。判断の材料を整理させるまでが、任せる範囲です。結論は、人が出します。
迷う場合は、専門家に確かめます。生成の道具の答えを、根拠にはできません。所管する官庁の案内を読み、それでも迷うなら相談します。費用はかかりますが、公表の危険より小さいです。判断の順番を、決めておきます。
記念品より効く配り方がある
上限の中で予算を決めたあと、何を配るかを考えます。ここで、額の話から離れます。法人向けの催しでは、額より中身が効きます。同じ予算で、成果が大きく変わります。配るものの性質を、考えます。順に整理します。
効きやすいのは、仕事で使えるものです。机の上に置かれ、繰り返し目に入ります。使われないものは、その日に捨てられます。捨てられれば、額に関わらず効果はゼロです。使われるかどうかが、分かれ目です。
もう一つ効くのが、社内で回るものです。来場した人が、社内の他の人に見せる形です。検討には、来場していない人も関わります。その人に届く手段になります。1人に配って、複数に届きます。
資料は、この点で強い手段です。社内で回され、検討の材料になります。額は小さくても、判断に影響します。記念品の予算を、資料の質に回す判断もあります。目的から、逆算します。
配る量も、考えます。多く配ると、持ち帰る負担になります。会場で捨てられることもあります。少なく、使われるものを選ぶほうが効きます。量は、成果と比例しません。
なお、配らない選択も検討します。その分の予算を、会場の設備や登壇者に回します。来場の理由が、記念品であることは少ないためです。内容で選ばれる形を、作ります。配ることが目的ではありません。
社内で共有する1枚の紙
上限の計算は、担当1人が知っていても不足です。予算を決める人、発注する人、追加を判断する人がいます。その全員が、上限を知っている必要があります。知らない人が追加すると、超えます。共有の形を、決めます。1枚で足ります。
紙に書くのは、4つです。区分、取引の価額、1人あたりの上限、全体の上限です。計算式も、併記します。式があれば、条件が変わったときに再計算できます。結果だけでは、使えません。
この紙は、催しごとに作ります。取引の価額が変わると、上限も変わるためです。前の催しの紙を、そのまま使うと事故になります。日付と催しの名前を、必ず書きます。使い回しを、防ぎます。
発注の書類に、この紙を添えます。発注の担当が、上限を見ながら手続きできます。口頭で伝えると、伝わりません。書類に添える形が、確実です。手続きの一部にします。
追加の判断のときにも、この紙を見ます。残っている余裕が、数字で分かります。余裕がなければ、追加を断る根拠になります。感覚での判断を、避けられます。説明も、短く済みます。
催しの後は、実績を書き足して保管します。次の催しで、参考になります。上限に対して何割使ったかが、分かります。数年分たまると、判断が速くなります。捨てずに、残します。
よくある質問
値引きは景品に当たりますか
値引きそのものは、景品に当たりません。取引の額を下げる行為であり、付随して渡すものではないためです。ただし、値引き分を金券や商品で渡す場合は、扱いが変わることがあります。形によって判断が分かれるため、迷う場合は確かめます。同じ経済的な効果でも、形で扱いが違います。
自社の製品を賞品にする場合の額はどう見ますか
通常の販売の価格で見ます。原価ではなく、市場で売られている価格が基準です。原価で計算すると、上限を超える危険があります。定価がない製品の場合は、同等の製品の価格を参考にします。根拠を記録しておきます。
来場者全員に配るのに上限は低くなりますか
誰にでも渡す区分になるため、上限は低い側です。取引の価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら10分の2です。抽選にすれば上限は上がりますが、渡せる人が減ります。どちらが目的に合うかで選びます。額だけでは決められません。
上限を超えたことに後から気付いたらどうしますか
まず、事実を確かめて記録します。配布が続いているなら、止めるか額を下げます。終わっている場合は、社内で共有し、次の設計に反映します。隠すと、同じことが繰り返されます。対応に迷う場合は、専門家に相談してください。
まとめ
来場の記念品や抽選の賞品には、法律で上限があります。区分は3つで、渡す相手の決め方で分かれます。誰にでも渡すなら、1,000円未満は200円、1,000円以上は取引の価額の10分の2です。抽選なら、5,000円未満は20倍、5,000円以上は10万円が最高額です。抽選には、総額の定めもあります。
総額は、抽選に関わる売上の予定の総額の2パーセントまでです。この総額の計算が、最も見落とされやすい部分です。予算から決めるのではなく、上限を先に計算してから予算を決めてください。計算の根拠は、1枚の紙に残します。次の催しで、その紙がそのまま使えます。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
AIの導入・活用、何から始めるべきかお悩みですか?
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