CASE #251

食品業界紙の連載と工程動画で受託の新規取引を年間36社にした水産加工会社の施策

概要

従業員1,000人以上の水産物の加工と冷凍を受託する会社では、取引が長く続く量販店に偏り、外食や中食の企業からの新しい引き合いが年に数件で止まっていた。食品の業界紙での連載と、工程を見せる動画の公開、受託の条件を示すページの改修を実施。原料の産地と加工の可否を先に開示した結果、新規の取引先が年間36社に増加した。

企業プロフィール: 農業・水産業 1,000人以上 100億円以上 マーケティング予算規模: 年間約5,000万円

実施した施策

1 新聞・雑誌・業界誌
食品の業界紙に、月1回・5段の枠を1年間確保した。商品の宣伝ではなく、原料の相場と漁獲の見込みを魚種別に整理し、外食や中食の企業が翌期の仕入れを組むときに使える形で書いた。執筆は調達の責任者が実名で担った。
目的・効果 連載を年12回続け、外食と中食の企業からの引き合いを月20件受け付ける。
金額 600万円(月1回・5段の年12回分)
2 動画広告・YouTube広告
原料の受け入れから凍結までの工程を、8本の動画に分けて公開した。仕上がった商品ではなく、金属探知と異物の検査の場面と、凍結の時間を記録した帳票を映し、品質の担当者が社内の審査に添えられる作りにそろえた。
目的・効果 動画の月間視聴を1万回にし、工場の見学の申し込みを月10件受ける。
金額 400万円(8本の制作費)+月額30万円(配信)
3 サイト改善・LPO
受託のページを作り直し、魚種と形態と月あたりの数量の3問に答えると、受けられるかと最短の納期が出る形にした。設備ごとに処理の能力と対応できる規格を一覧で載せ、断る条件も隠さずに書いた。
目的・効果 ページからの見積もりの依頼を月30件にし、新規の取引先を年間36社まで積み上げる。
金額 300万円(改修一式)+月額20万円(改善の運用)

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