Google Vidsで何が作れる?|社内動画を内製する線

Google Vidsで何が作れる?|社内動画を内製する線

「ワークスペースを契約していたら、いつの間にか動画を作る道具が増えていた。これで研修動画くらいは自分たちで作れるのだろうか」「アバターが話す動画を営業資料に使えるなら制作会社への発注を減らしたいが、どこまで任せてよいのか分からない」。こうした声が、総務や人事、マーケの担当者から同時に聞こえるようになりました。無理もありません。Google Vidsは2026年に入ってから、アバターの種類、対応言語、作れる長さが月単位で広がり、半年前の評判がもう当てにならないからです。けれども、この道具で決めるべきことは機能の多さではありません。本当は、どの種類の動画を社内で作り、どれを外の制作者に任せるかという線の位置です。この記事では、Google Vidsで作れるものと上限、動画の種類ごとの向き不向き、そして社外に出す動画の確認の段取りを整理します。


カメ先生カメ先生

Google Vidsはワークスペースの中にある動画の編集画面だ。スライドや文書を渡すと場面の構成と台本の案を作り、ナレーションやアバターの語りを載せてくれる。2026年は機能の追加が特に多かった年なんだ。


カメ子カメ子

それなら、会社の動画はもう全部これで作れてしまうんでしょうか。


カメ先生カメ先生

作れる動画と、作らないほうがいい動画がある。社内の研修や手順の説明は相性がいいけれど、会社の顔になる映像や顧客が出る事例はまだ外の専門家の領域だ。それと、AIには台本や構成の下書きまでを任せて、社外に出すかどうかと中身が正しいかは人が決める。そこを最初に分けておくのが肝心だよ。


カメ子カメ子

機能を覚える前に、動画の種類ごとに線を引くわけですね。


この記事のポイント
  • Google Vidsはスライド・文書・台本から動画を組み、AIのナレーションとアバター、生成した映像を載せられる
  • アバターや生成映像にはプランごとの月の上限があり、1本のアバターの語りは最長60秒
  • 研修・手順説明・社内周知は内製向き。会社の顔になる映像と顧客が出る動画は外に出す

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目次

Google Vidsは、ワークスペースの中の動画の編集画面

Google Vidsは、ドキュメントやスライドと同じ並びに置かれた、グーグルのワークスペースの動画作成の道具です。ブラウザの中で動き、場面を並べて字幕や画像、音声を重ねていく編集画面が基本になっています。映像の専門の編集ソフトを使ったことがない社員でも、スライドを作る感覚で場面を足し引きできるのが最大の特徴で、「編集ができる人がいないから動画は作れない」という前提を崩す道具と言えます。

これにAIの機能が重なります。公式ヘルプに並ぶのは、作りたい動画を文章で伝えると構成と台本の案を出す作成支援、台本を読み上げるAIのナレーション、画面の中で人の姿をしたキャラクターが台本を話すAIアバター、文章の指示から短い映像を作る生成映像、画像の生成と背景の除去、音楽の生成です。どれも台本や素材を渡した側の意図を形にする道具で、何を伝えるかを考える部分は残ります。

会社の管理者は、Google Vidsそのものへの入口と、生成AIの機能を止めるかどうかを設定できます。まず自社で使える状態かどうかは、管理者に確かめるのが早道です。ワークスペースの契約でも、現場の端末や店舗の担当者向けのフロントラインという種類の契約は、公式ヘルプでAIの機能の対象外とされています。同じ会社の中でも、契約の種類で使える社員と使えない社員が分かれることを覚えておいてください。

動画の組み始め方は、スライド・文書・文章の指示・録画の4つ

1つ目の入口は、既にあるスライドからの変換です。スライドを取り込むと、1枚ごとに場面ができ、話す内容の台本とナレーションが付きます。2026年4月には取り込む前に台本を直せるようになり、7月には対応言語に日本語が加わりました。社内に眠っている研修資料や説明資料のスライドが、そのまま動画の材料になるため、多くの会社で最初に試す入口になるはずです。

2つ目は文書からの変換です。2026年9月の更新で、ドキュメントのほか、電子文書やワードの文書を読み込ませて要約の動画を作れるようになったと案内されています。規程の改定の説明や、長い報告書の要点を数分で伝える動画など、文字で配っても読まれにくい資料に向きます。ただし要約はAIが要点を選んだ結果なので、抜けてはいけない条件や数字が残っているかを、元の文書と並べて確かめる工程が欠かせません。

3つ目は、作りたい動画を文章で伝えて、構成・台本・場面の案を出させる入口です。4つ目は録画で、クロームの拡張機能を使うと最長30分の画面録画を取り込めるようになりました。8月には、スライドの画面の中で発表の様子を録画する機能も加わっています。手元の操作を見せたい手順説明なら、台本から作るより録画から作るほうが早い場合が多いでしょう。

AIアバター:1本は最長60秒、日本語で話せる

AIアバターは、台本を渡すと人の姿をしたキャラクターがその言葉を話す場面を作る機能です。公式ヘルプによると、生成したアバターの語りは1本あたり最長60秒です。数分の研修動画を丸ごとアバターに話させるのではなく、冒頭のあいさつや章の切り替わり、要点のまとめといった短い場面に置く使い方が前提になっています。対応言語には日本語が含まれています。

2026年はアバターの強化が続きました。6月には既定のアバターが23種から53種に増え、写実的な見た目に加えて立体の漫画調や劇画調の絵柄も選べるようになりました。自分で見た目や服装を選んで作るカスタムアバターには、歩く、物を使うといった動作を文章で指示できるようになり、4月には会社のロゴを入れた案内役のアバターも作れるようになっています。7月には、話し方に感情を付ける指定や、本人の姿をアバターにして生成映像に登場させる機能も案内されました。

公式ヘルプは、アバターは生成AIで作られたもので実在の人ではないと明記し、利用は生成AIの禁止用途の方針に従うとしています。社外に出す動画でアバターを使う場合は、見た人が実在の社員と誤解しない表示の仕方を社内で決めておきます。アバター動画の台本を誰が書き、誰が承認するかという体制の話は、別の記事「AIアバター動画は誰が台本を書く?」で詳しく扱っています。

ナレーション・生成映像・音楽は、それぞれ何を補うか

AIのナレーションは、台本を選んだ声で読み上げる機能です。公式ヘルプの一覧では、主なビジネス向けのプランで回数の上限が設けられていません。社員が自分の声で録音する手間や、読み上げの外注が要らなくなるため、いちばん早く効果が出るのはナレーションだと考えてよいでしょう。4月には会話調の声が30種追加され、声の選択肢も増えました。

生成映像は、文章の指示から数秒の映像を作る機能です。社内の研修動画で、実際に撮影するのが難しい場面のイメージ映像を差し込むといった使い方ができます。ただ、プランごとに月の秒数で上限が決まっているため、動画1本の大半を生成映像で埋めるような作り方には向きません。生成映像は場面のつなぎや雰囲気づくりの差し色として使うと割り切るのが現実的です。

音楽の生成は、2026年3月に加わった機能で、短い曲や背景の音楽を作れます。有料の音楽素材を探す手間は減りますが、社外に出す動画で使う場合は、生成した音楽の扱いが社内の素材の規程に沿っているかを確かめます。画像の生成には月の回数の上限があり、しかもスライドやドキュメントの画像生成と同じ枠を共有している点に注意が必要です。

プランごとの月の上限を、先に表で押さえる

内製の計画を立てる前に、自社のプランで月にどれだけ作れるかを確かめます。公式ヘルプの一覧から、主なビジネス向けのプランの上限を抜き出すと次のとおりです。上限は利用者ごとに数えられ、公式の告知では期間限定で上限を広げる扱いが案内されたこともあるため、計画を立てる月に、改めて公式ヘルプの表を確かめる習慣をつけてください。

機能ビジネス・スタータービジネス・スタンダード/プラス
AIアバター月10回月25回
生成映像月200秒月500秒
画像の生成(スライド等と共通)月5回月30回
スライドからの変換(アバター付き)月5回月10回
AIのナレーション・作成支援上限なし上限なし
スライドからの変換(ナレーション)上限なし上限なし

大企業向けのエンタープライズの各プランは、スタンダードやプラスとおおむね同じ水準とされています。個人向けのグーグルのAIの有料プランでも使え、4月の公式ブログでは、グーグルのアカウントがあれば誰でも月10回までは映像の生成を無料で試せると案内されました。社員が個人のアカウントで試し始めてしまう前に、会社のアカウントで使う決まりを示しておくと混乱を防げます。

  • 上限の数字は2026年9月時点の公式ヘルプの記載。プランや期間限定の扱いで変わるため、使う前に管理者と公式の表で確かめる
  • フロントラインの契約は、公式ヘルプでAIの機能の対象外とされている

長さの上限と書き出し先:30分の動画まで作れる

作れる動画の長さも、2026年に大きく変わりました。2月の更新で、1つのプロジェクトの長さは最長30分に、取り込める素材の長さは最長95分に広がっています。1時間の社内説明会の録画を取り込み、要点だけを切り出して30分以内にまとめる、といった作業が1つの画面の中で済むようになりました。研修や説明会の動画なら、長さが理由で外に出す必要はほぼなくなったと言えます。

書き出し先としては、4月からユーチューブへ直接公開できるようになりました。社内向けの動画なら、ワークスペースの共有の仕組みで閲覧できる範囲を社内に絞って配れます。ここで線を引くべきなのは、社内の共有で配る動画と、ユーチューブなど社外から見える場所に置く動画を、作り始める前に分けておくことです。同じ編集画面で作れてしまうぶん、公開の範囲を後から決めると確認の手順が抜けます。

もう一つ、共有の設定はドキュメントやスライドと同じ考え方で動きます。社内の研修動画を誤って組織の外の人にも見られる設定にしてしまう事故は、動画だから特別に起きるものではありません。社内の文書の共有設定の決まりをそのまま動画にも当てはめ、社外への共有を管理者側で制限しているかどうかを確かめておきます。

内製に向く動画1:研修と手順の説明

最も相性がよいのは、社内の研修と業務の手順説明です。既存のスライドがある、話す内容が決まっている、見る人が社内に限られる、多少の見た目の粗さが許される、という4つの条件がそろいやすいからです。スライドから変換してナレーションを付けるだけなら、アバターや生成映像の枠を使わずに作れるため、月の上限を気にせず本数を増やせるのも強みです。

手順説明なら、画面録画を取り込んで、操作ごとに字幕と短いナレーションを付ける作り方が向きます。操作の画面が変わったときは、該当する場面だけを録り直して差し替えれば済みます。外に発注した動画だと、画面が1つ変わるたびに修正の依頼と見積もりが発生しますが、社内で直せる動画は、古くなる前に直せる動画でもあります。

ただし、手順を動画にするか文書のままにするかは、Google Vidsの手軽さとは別に判断すべきです。探して読み返す手順は文書のほうが向く場合が多く、その判断の物差しは別の記事「業務の手順書は文書か動画か」で扱っています。ここでは、動画にすると決めた手順を作る道具として、Google Vidsが最も費用のかからない選択肢の一つになった、という位置づけにとどめます。

内製に向く動画2:社内周知と経営からの伝達

制度の変更、新しい社内システムの案内、四半期の方針の共有といった社内周知も内製に向きます。文書で配っても読まれない知らせを、3分程度の動画にまとめて社内の掲示板や定例の会議で流す使い方です。規程の改定なら、文書から要約の動画を作る機能で下書きを作り、変更点と適用日と問い合わせ先の3つが必ず入っているかを担当者が確かめてから配ります。

経営からの伝達では、本人が話す映像を撮るのが基本です。本人の姿をアバターにする機能も案内されていますが、社員に向けた経営の言葉を、本人が話していない映像で届けることには慎重であるべきです。アバターを使う場合は、動画の冒頭でアバターであることを示し、本人が台本を読んで承認した記録を残すところまでを社内の決まりにしておきます。

社内周知の動画は、作った後に見られたかどうかが分かりにくいという弱点があります。配信の方法ごとに閲覧の記録が取れるかを確かめ、重要な周知では動画だけに頼らず、要点を文章でも併記します。動画は入口、正確な条件は文書で、という役割の分け方をしておくと、動画の中の言い回しの細かな誤りが大きな問題に育ちません。

条件付きで内製できる動画:営業の短い紹介とウェビナーの告知

営業が商談の前後に送る1分から2分の製品紹介や、ウェビナーの告知動画は、条件付きで内製できる領域です。既存の提案資料のスライドから変換すれば形は早く整いますが、見るのは社外の人です。社内向けの動画と違い、製品の機能・価格・実績の表現が1つでも不正確だと、そのまま会社の信用に響きます。

内製してよい条件は3つに絞れます。1つ目は、中身が既に社外に出している資料と同じであること。新しい主張を動画で初めて出さないようにします。2つ目は、顧客の社名やロゴ、顧客の担当者の姿を使わないこと。3つ目は、公開前に営業の責任者と、必要なら法務が確かめる窓口が決まっていることです。この3つを満たさない動画は、社内で作っても公開しない、という線にします。

ウェビナーの告知は、日時や登壇者、申込先が変わりやすい動画です。テンプレートを1本作っておき、変わる部分だけを差し替えて使い回す作り方が向きます。差し替えのたびに日時・登壇者の名前と肩書・申込先の3点を、告知の正式な文面と突き合わせることを確認の手順に入れてください。

外に出す動画:会社の顔になる映像と顧客が出る事例

逆に、Google Vidsで作れても外の制作者に任せたほうがよい動画もあります。代表は、会社紹介やブランドを伝える映像、展示会の大画面で流す映像、テレビや動画広告として出す映像です。見る人の数が多く、見た目の質がそのまま会社の印象になり、撮影や照明、音の設計といった専門の技術が効くからです。生成映像やアバターで代用すると、かえって安っぽさが目立つ領域でもあります。

顧客が登場する導入事例の動画も、外に出す候補です。顧客の担当者の出演の同意、撮影の段取り、顧客側の確認の往復といった、編集以外の仕事が大半を占めるためです。事例の動画で必要なのは本物の顧客の言葉であり、アバターで再現すべきものではありません。社内で作るとしても、撮影と顧客とのやり取りは経験のある人に任せます。

迷うのは、製品の操作を本格的に見せるデモ動画です。社内向けや既存顧客向けの操作説明なら内製で十分ですが、新規の見込み客に向けた広告用のデモは、見せ方の設計で成果が変わります。動画制作全体を内製と外注のどちらで回すかという体制の判断は、別の記事「動画制作は内製と外注のどちらか」で6つの軸にまとめています。ここでは道具としてのGoogle Vidsで作れる範囲の線引きに絞ります。

動画の種類ごとに、内製か外かを表で比べる

ここまでの線引きを、動画の種類ごとに並べます。判断の軸は、見る人が社内か社外か、既存の素材で作れるか、アバターや生成映像の枠をどれだけ使うか、の3つです。社内向けで既存の素材がある動画ほど内製に寄り、社外向けで新しく撮る必要がある動画ほど外に寄ります。

動画の種類内製か外か主に使う機能確認する人
研修・手順の説明内製スライドからの変換・録画・ナレーション担当部署
社内周知・制度の説明内製文書からの変換・ナレーション担当部署と総務
経営からの伝達内製(本人の撮影が基本)録画・字幕本人
営業の短い紹介条件付きで内製スライドからの変換・アバター営業の責任者・法務
ウェビナーの告知条件付きで内製テンプレートの差し替え企画の担当者
会社紹介・ブランド映像外使わない広報・経営
顧客の導入事例外(撮影は専門家)編集の補助まで顧客・営業

表の「条件付きで内製」は、前の章で挙げた3つの条件を満たした場合だけ公開してよい、という意味です。条件を満たさないものは、社内で下書きまで作り、仕上げと公開の判断を外の制作者や責任者に渡すという中間の選択肢もあります。下書きの動画があるだけで、外に発注するときの意図の伝達が格段に速くなります。

この表は一度作って終わりではありません。Google Vidsは2026年に入ってから、ほぼ毎月のように機能が加わっています。9月には文書から要約の動画を作る機能が、7月にはスライドからの変換の日本語対応が加わりました。機能が増えるたびに「外」だった動画が「条件付きで内製」に動く可能性があるので、四半期に1回、公式の更新の告知を読み、表の該当する行を見直す担当を決めておきます。

月の上限の中で、アバターと生成映像の枠をどう配るか

上限は利用者ごとに数えられるため、部署で1人だけが動画を作っていると、その人の枠がすぐに尽きます。たとえばビジネス・スタンダードなら、アバターは1人あたり月25回です。1本60秒までなので、撮り直しを含めると、アバターを多用する動画は1人で月に数本が目安になります。アバターの枠は、社外向けの動画を作る人に優先して残すという配り方が実務的です。

社内向けの研修や周知は、上限のないナレーションとスライドからの変換を中心に作れば、枠をほとんど使いません。アバターは冒頭のあいさつだけ、生成映像は1本あたり数秒のつなぎだけ、と部署ごとの目安を決めておくと、月末に枠が足りなくなる事態を避けられます。枠を使う機能と使わない機能を、社内の手引きの最初の1ページに書いておくと、作る人が迷いません。

動画を作る人が複数いる場合は、誰がどの動画を担当するかを決めて、枠の重複を避けます。1人の社員が試行錯誤でアバターを何度も作り直すより、台本を人が固めてから生成するほうが枠の無駄が減ります。台本の段階で何度直しても枠は減らないので、直すのは台本の段階で、生成は最後に1回という順番を習慣にします。

ブランドの素材・声・人の姿の扱いを決めておく

内製の動画が増えるほど、見た目がばらばらになります。ロゴの位置、字幕の書体と色、冒頭と最後の場面、使ってよい音楽を、社内のテンプレートとして1本用意しておきます。作るたびに一から整えるのではなく、最初の1本をテンプレートとして作り込み、以後はそのファイルを複製して作る運用にすると統一が保てます。テンプレートの持ち主を1人決め、直すときはその人を通すようにします。

声の扱いも決めておきます。AIのナレーションの声を部署ごとに勝手に選ぶと、会社の動画なのに毎回違う人が話している印象になります。社外向けの動画で使う声を1つか2つに絞り、社内向けは自由、という程度の決まりで十分です。感情を付ける指定ができるようになった分、社外向けの動画では、声の調子を強くしすぎないことも手引きに入れておきます。

人の姿の扱いは慎重に決めます。本人の姿をアバターにする機能を使うなら、本人の同意を文書で残し、退職や異動のときにその動画をどう扱うかも先に決めておきます。社員が出演した動画を退職後にどう扱うかは、アバターでも実写でも同じ問題として起きます。顧客の担当者や社外の人の姿を、本人の許可なくアバターの参考画像に使うことは避けてください。

社外に出す動画の確認の段取りと、AIに任せる範囲

社外に出す動画は、社内向けとは別の確認の段取りを通します。流れを固定しておくと、誰が作っても同じ品質の関門をくぐらせられます。

STEP1
台本を人が固める

AIの作成支援やスライドからの変換で出た台本を、担当者が読み直して確定させます。製品の機能・数字・実績の表現は、元の資料のどこに書いてあるかを台本の横に書き添えます。

STEP2
台本の段階で確認を受ける

営業の責任者と、必要なら法務が台本を確かめます。映像を作る前に直すほうが、枠も手間も減ります。

STEP3
生成して通しで見る

アバターやナレーションを生成し、担当者が最初から最後まで通して見ます。読み間違い、字幕の誤字、場面の順番の崩れを拾います。

STEP4
公開の判断と記録

公開してよいかを責任者が決め、いつ誰が承認したか、どの版を公開したかを記録します。差し替えたときも同じ記録を残します。

この段取りの中で、AIに任せるのは台本の下書き、スライドからの構成案、ナレーションの試作までです。AIが作った要約や台本に事実の誤りや抜けがないかは、AIに判断させず、元の資料と突き合わせて人が確かめます。AIに台本を書かせるときは、どの資料のどの部分をもとに書いたかという根拠を台本の横に書かせると、確認する人の手間が大きく減ります。人が確認する範囲、つまり数字、固有名詞、約束の表現を先に決めておくことが、内製の動画を安心して外に出すための条件です。

  • 社外向けの動画を社内向けと同じ手順で作り、公開の判断をする人が決まっていない
  • 文書から作った要約の動画を、元の文書と突き合わせずに配る
  • アバターを実在の社員のように見せ、見た人に誤解させる
  • 台本を固める前に何度も生成し、月の上限を月初に使い切る
  • 顧客の社名やロゴ、担当者の姿を、許可を確かめずに営業の動画に入れる

よくある質問

Google Vidsは追加の費用なしで使えますか?

公式ヘルプでは、ビジネスやエンタープライズの各プランでAIの機能が使えるとされています。ただし、アバターや生成映像にはプランごとの月の上限があり、フロントラインの契約は対象外です。自社の契約で使えるか、管理者が機能を止めていないかを先に確かめてください。

日本語の動画は作れますか?

公式ヘルプによると、AIのナレーションとAIアバターの対応言語には日本語が含まれます。スライドからの変換も、2026年7月の更新で日本語に対応しました。対応言語の数はヘルプの箇所によって表記が異なるため、使いたい機能ごとに最新のヘルプを確かめると確実です。

アバターだけで数分の研修動画を作れますか?

アバターの語りは1本あたり最長60秒なので、数分の動画をアバターだけで作ると枠を多く使います。研修動画はスライドとナレーションを中心に作り、アバターは冒頭やまとめの短い場面に置く作り方が向いています。

作った動画を社外の人に見せられますか?

共有の設定やユーチューブへの公開で社外に見せることはできます。ただし、社外に出す動画は、台本の確認、通しでの確認、公開の判断と記録という段取りを通してからにしてください。会社の管理者が社外への共有を制限している場合もあります。

制作会社への発注はなくせますか?

研修や手順説明、社内周知など、社内向けの動画の多くは内製に移せます。一方、会社の顔になる映像や顧客が出る事例は、撮影や段取りの専門性が効くため、引き続き外に出すほうが確実です。発注をなくすのではなく、発注する動画を絞る道具と考えてください。

まとめ

Google Vidsは、スライド・文書・文章の指示・録画から動画を組み、AIのナレーションとアバター、生成映像や音楽を載せられるワークスペースの動画の編集画面です。2026年にはアバターの種類と絵柄、日本語でのスライドからの変換、30分までのプロジェクト、ユーチューブへの公開、文書からの要約動画が加わりました。アバターは1本最長60秒で、アバターや生成映像にはプランごとの月の上限があります。線の引き方としては、研修・手順説明・社内周知は内製、営業の紹介やウェビナーの告知は条件付きで内製、会社の顔になる映像と顧客が出る事例は外に出します。AIには台本の下書きと構成案、ナレーションの試作までを任せ、事実の確認と公開の判断は人が持ちます。まずは社内に眠っている研修のスライドを1つ選び、ナレーション付きの動画に変換してみるところから始めてください。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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