イベントは東京だけでよいか|地方開催を決める物差し

「セミナーはいつも都内で開いている」「資料の請求は全国から届くのに、来場するのは近県の方ばかり」——催しを何度か重ねた企業から出てくる話です。地方で開くかどうかは、公平さや熱意で決めるものではありません。顧客の事業所がどこに集まっているかと、1件あたりの費用で決まります。この記事では、地方開催の判断に使う4つの物差しと、都市の選び方を整理します。
カメ先生催しの開催地はね、本社のある場所で決めるものだと思われがちだが、本当は顧客の居場所で決まるんだ。
カメ子顧客の分布を調べるところから始めるのですか。
カメ先生そう。事業所の数がどこに集まっているかを先に見る。そのうえで、遠隔の配信で足りるのか、足を運ぶ意味があるのかを分ける。
カメ子開くかどうかの前に、調べる順番があるのですね。まず分布の見方を知りたいです。
- 4つの都府県に集まる事業所は、全国の3割ほど
- 地方開催の利点は数より、競合の少なさと関係の深さ
- まず自社の顧客の分布を調べる。全国平均では決められない
東京だけで足りているのか
最初に、前提を疑います。都内で開くのは、合理的な選択です。会場が多く、交通の便もよく、参加者も集まります。運営の負担も、最も小さくなります。その判断自体は、間違っていません。
問題は、それ以外を検討していない点です。都内で開くのが当然になり、比較が行われません。検討していないことと、検討したうえで選ばないことは違います。この記事では、比較の材料をそろえます。そのうえで判断できる状態を目指します。
判断が必要になる場面も、決まっています。参加者の数が伸び悩んだとき、遠方の顧客から要望が出たとき、新しい地域に営業を広げるときです。そのタイミングで、この検討を行います。
よくある誤解も、先に外します。地方は人が集まらないから割に合わない、というものです。集まる数は確かに少なくなります。しかし、判断の軸は数だけではありません。後の節で、別の軸を示します。
もう1つの誤解は、遠隔の配信で代替できるというものです。多くの場合、部分的には代替できます。ただし、代替できない部分も残ります。その線引きも、あわせて扱います。両方を使い分ける形が、現実的です。
この記事の構成を先に示します。分布の数字、得られるもの、失うもの、判断の物差しの順です。そのうえで、都市の選び方と運営の進め方を扱います。最後に、続けるかどうかの判断に触れます。順に見ていきます。
数字で見る事業所の分布
判断の土台として、分布を確かめます。国の統計に、集計があります。東京都、神奈川県、愛知県、大阪府の4都府県で、事業所数は全国の29.8%です。従業者数では、35.2%を占めています。この数字が、出発点になります。
裏返して読むと、意味が変わります。事業所のおよそ7割は、この4都府県の外にあります。都内で開くイベントが届く範囲は、限られています。残る7割に、接点を持てていない可能性があります。この視点が、検討の起点になります。
東京都単体の数字も、参考になります。統計では、民営の事業所が62万8239事業所とされています。従業者は959万2059人です。本社などを置く企業等の数は、45万3145企業とされています。確かに大きな集積です。
ただし、業種による差が大きい点も示されています。情報通信、金融と保険、専門と学術の研究などは、全国に比べて東京都の割合が大きいとされています。一方で、製造や建設は、全国に分散しています。この差が、判断を分けます。
自社の商材が、どの業種を相手にしているかを確かめます。集中している業種が相手なら、都内で足ります。分散している業種が相手なら、都内だけでは届きません。全国の平均では、判断できません。自社の条件で見ます。
統計は、無料で確認できます。国の統計の窓口から、都道府県別の集計が取得できます。業種で絞り込むこともできます。1時間もあれば、必要な数字がそろいます。会議の資料にも、そのまま使えます。
地方開催で得られるもの
次に、得られるものを整理します。参加者の数では、都内に及びません。それでも選ぶ理由は、競合の少なさにあります。同じ題材の催しが、その地域では開かれていません。選択肢が少ない分、選ばれやすくなります。
関係の深さも、違いが出ます。参加者の数が少ないほど、1人あたりに使える時間が増えます。全員と話すことも可能になります。都内の大規模な催しでは、できないことです。商談につながる確率は、むしろ高くなります。
わざわざ来てくれた、という関係も生まれます。遠方から出向いたことが、相手にも伝わります。本気度の伝わり方が、変わります。この効果は、数字には表れません。しかし、その後の関係に影響します。
既存の顧客への効果もあります。その地域に、すでに取引のある会社があるはずです。訪問の機会として、あわせて使えます。催しの前後に、面談の予定を入れます。移動の費用が、二重に活きます。
営業の担当にとっても、材料になります。訪問の口実として、催しの案内が使えます。普段は会えない相手に、連絡する理由ができます。実際に来なくても、接点が生まれます。この副次的な効果は、無視できません。
地域の媒体に取り上げられる可能性もあります。都内の催しは、数が多く埋もれます。地方では、珍しさが残ります。地域の媒体は、地元の話題を探しています。発表を出す価値があります。
地方開催で失うもの
失うものも、正確に見ます。最も大きいのは、移動にかかる費用と時間です。登壇者と運営の要員が、前日から移動することになります。宿泊も必要になります。都内で開く場合の、数倍の負担です。
参加者の数も、減ります。母数が小さいため、同じ集客の努力でも人数が集まりません。都内で50人集まる企画が、地方では15人になることもあります。この差を、前提として受け入れます。同じ目標を置くと、失敗と判断してしまいます。
会場の選択肢も、限られます。設備の整った会場が、少ない地域があります。通信の環境も、確かめる必要があります。都内では当たり前の条件が、そろわないことがあります。下見の重要性が上がります。
当日の対応にも、制約が出ます。忘れ物をしても、取りに戻れません。追加の資料も、その場で印刷できないことがあります。予備を多めに持参する必要があります。荷物の量が増えます。
社内の理解を得る手間も、かかります。費用が増える一方、参加者は減ります。数字だけを見れば、割に合わない企画に見えます。別の軸で説明する必要があります。その準備も、負担の1つです。
- 都内と同じ参加者数を目標に置く
- 会場の下見をせず、写真だけで決める
- 登壇者と運営を最小限にして、当日に手が回らなくなる
- 移動の費用だけを見て、訪問の機会と合わせて考えない
遠隔の配信で代替できるか
代替の可能性も、検討します。配信であれば、費用をかけずに全国へ届きます。実際、多くの内容は配信で代替できます。説明を聞く、質問する、資料を受け取るまでは可能です。この範囲なら、移動する必要がありません。
代替できない部分も、はっきりしています。現物を見る、触る、その場で相談するという要素です。設備や部材を扱う商材では、決定的な差になります。画面越しでは、大きさも質感も伝わりません。この場合、対面の価値が残ります。
参加者どうしの交流も、代替が難しい要素です。同じ地域の同業者と会う機会は、対面でしか作れません。その機会を目当てに参加する人もいます。配信では、この動機が働きません。集客の力そのものが変わります。
集中して聞いてもらえるかも、違います。配信は、業務の合間に見られます。途中で離席され、最後まで届きません。会場に来た人は、最後まで聞きます。伝わる量が、そもそも違います。
現実的な答えは、併用です。配信で広く届け、対面で深くつなぎます。同じ内容を、両方の形で提供します。配信の参加者から、対面の希望を募る方法もあります。段階として設計します。
併用の順序も、決めておきます。先に配信を行い、反応の多い地域を特定します。その地域で、対面の催しを企画します。見込みのある場所を、数字で選べます。勘で決めるより、外れが減ります。
判断の物差しを4つ持つ
判断の基準を、4つに整理します。顧客の分布、商材の性質、営業の体制、継続の可否です。すべてを満たす必要はありません。2つ以上に当てはまれば、検討する価値があります。順に見ます。
| 物差し | 地方開催が向く条件 | 都内で足りる条件 |
|---|---|---|
| 顧客の分布 | 取引先が全国に散らばっている | 取引先が都市部に集中している |
| 商材の性質 | 現物を見せる必要がある | 説明だけで理解が進む |
| 営業の体制 | その地域に担当や拠点がある | 全国を都内から対応している |
| 継続の可否 | 年1回でも続けられる | 単発で終わる見込み |
1行目が、最も重要な物差しです。自社の顧客が、実際にどこにいるかを見ます。全国の平均ではなく、自社の名簿で確かめます。都道府県別に集計すれば、すぐ分かります。その分布が、開催地の候補になります。
2行目は、商材の性質です。現物のある商材は、対面の価値が高くなります。無形の商材は、配信で足りる場合が多くなります。自社がどちらかを、正直に判断します。見せたいものがあるかどうかで決めます。
3行目は、体制の話です。その地域に担当がいれば、後の対応ができます。いない場合、催しの後に接点が切れます。獲得した相手を、放置することになります。受け皿がないなら、先に体制を作ります。
4行目は、継続の見込みです。1回だけの開催では、認知が積み上がりません。地方では、回を重ねるほど参加者が増える傾向があります。続けられないなら、始めない判断もあります。3年続ける前提で、計画します。
まず自社の顧客の分布を調べる
判断の第一歩は、分布の把握です。全国の統計ではなく、自社のデータを使います。名簿の所在地を、都道府県で集計するだけです。表計算の機能で、数分で終わります。その結果が、判断の土台になります。
集計する対象は、3つに分けます。既存の取引先、商談中の相手、資料を請求した相手です。この3つで、分布が異なる場合があります。取引先は都市部でも、資料の請求は全国という形が典型です。その差が、機会の在りかを示します。
サイトへの訪問の分布も、あわせて見ます。解析の道具で、地域別の数字が確認できます。訪問は多いが、問い合わせが少ない地域があります。接点を作れば、動く可能性がある地域です。候補として、記録します。
業界の集積も、確かめます。特定の産業が集まっている地域があります。自社の商材が、その産業向けなら候補になります。国の統計で、業種別の分布が確認できます。分布と集積の両方から、絞り込みます。
集計の結果は、記録に残します。年に1回、更新します。分布は、時間とともに変わります。新しい地域から問い合わせが増えていれば、兆候です。その変化を、企画の材料にします。
この作業は、地方開催の検討以外にも役立ちます。営業の訪問の計画、広告の配信の地域、資料の送付先にも使えます。1回作れば、何度も使えます。最初に着手する価値があります。半日で終わります。
どの都市を選ぶか
候補が絞れたら、都市を決めます。分布の多い順に選ぶのが基本です。ただし、周辺から集まりやすいかも確かめます。交通の中心になっている都市は、周辺からも来られます。実質の商圏が、都市の規模より広くなります。
移動の時間も、判断の材料です。参加者が、日帰りで往復できる範囲かを見ます。宿泊が必要になると、参加の心理的な負担が大きく上がります。その都市から2時間以内の地域を、商圏と考えます。その範囲の事業所の数を、集計します。
競合の状況も、確かめます。同じ題材の催しが、その都市で開かれているかを調べます。開かれていないなら、機会があります。多く開かれているなら、差別化が必要です。検索と、業界の団体の案内で確認できます。
自社の拠点の有無も、判断に入ります。拠点があれば、運営の負担が下がります。会場の下見も、現地の担当に頼めます。当日の要員も、現地で確保できます。拠点のある都市から始めるのが、現実的です。
既存の顧客の集まり具合も、見ます。その地域に取引先が複数あれば、確実な参加者になります。最低限の人数が、そこで確保できます。ゼロから集める場合と、負担が違います。この確実性は、初回ほど重要です。
複数の都市を回る計画も、選択肢です。同じ内容を、3都市で行う形です。資料の準備が1回で済み、効率が上がります。ただし、要員の拘束が長くなります。体制と相談して決めます。
会場と当日の運営
会場は、必ず下見をします。写真だけで決めると、当日に困ります。確認するのは、通信、電源、音響、案内の分かりやすさです。この4つが、当日の質を左右します。現地で確かめる価値があります。
- 通信の環境が安定しているか。有線の口があるか
- 電源の位置と数が、機材の配置に合っているか
- 音響の設備があるか。ない場合、声が届く広さか
- 駅からの経路が分かりやすいか。目印があるか
- 荷物の搬入と、当日の受け取りが可能か
下見が難しい場合の方法もあります。会場の担当者に、写真と図面を依頼します。電源の位置と、通信の条件は必ず確認します。口頭ではなく、書面で受け取ります。当日に食い違ったとき、根拠になります。
荷物の送付も、事前に手配します。持参できる量には限りがあります。資料や機材は、会場へ直接送ります。受け取りの可否と、保管の期間を確認します。前日の到着で手配すると、確実です。
当日の要員も、現地で確保する方法があります。受付と誘導だけなら、地元の人材でも対応できます。移動の費用が、その分だけ減ります。事前の説明の資料を、用意しておきます。初めての人でも、動ける形にします。
予備の持参も、多めにします。資料、延長の線、接続の器具、筆記用具です。現地で調達できない前提で、準備します。都内なら買いに行ける物が、買えません。この差が、当日の余裕を分けます。
集客をどう作るか
集客は、地方開催の最大の課題です。母数が小さいため、都内と同じ方法では集まりません。最も効くのは、既存の名簿への個別の案内です。その地域の相手を抽出し、個別に連絡します。一斉の配信より、反応が大きく変わります。
営業の担当からの声かけも、有効です。訪問の際に、直接案内してもらいます。面識のある相手からの案内は、届きやすくなります。営業にとっても、訪問の理由になります。双方に利益があります。
地域の団体との連携も、検討します。商工の団体や、業界の団体が候補です。会員への案内を、依頼できる場合があります。共催の形にすれば、信頼も借りられます。早めに相談します。
地域の媒体への発表も、行います。地元の新聞や、業界の媒体が対象です。都内の催しより、取り上げられやすくなります。掲載されなくても、費用はかかりません。出す価値があります。
告知の期間も、長めに取ります。移動の予定を立てる必要があるためです。都内なら2週間前でも間に合いますが、地方では足りません。1か月前には、案内を出します。確認の連絡も、前週に行います。
目標の人数も、現実的に置きます。初回は10人から20人で十分です。その人数でも、深く話せます。無理に人数を追うと、対象が広がりすぎます。関心の薄い参加者が増えても、成果になりません。
単独で開くか、他社と組むか
開催の形も、選択肢があります。単独で開く方法と、他社と共催する方法です。地方では、共催の利点が大きく出ます。互いの名簿を持ち寄れるためです。母数の小ささを、補えます。
組む相手の選び方にも、条件があります。顧客層が重なり、商材が競合しない相手です。同じ相手に、違うものを売っている会社が理想です。その地域に拠点のある会社なら、さらに効果的です。現地の事情にも詳しくなります。
役割の分担も、先に決めます。会場の手配、集客、当日の運営、費用の負担です。獲得した相手をどう分けるかも、事前に決めます。後で決めると、必ず揉めます。書面にしておきます。
単独で開く利点も、あります。内容を自由に決められ、時間の配分も自在です。獲得した相手も、すべて自社のものになります。調整の手間もかかりません。参加者を集められる見込みがあるなら、単独が有利です。
初回は共催、2回目以降は単独という進め方もあります。初回で認知を作り、次から自社の名簿で集めます。段階を踏むことで、危険が減ります。相手にも、その前提を伝えておきます。後の関係が悪くなりません。
現地の販売の代理店と組む形もあります。その地域に、すでに顧客を持っている相手です。案内を出してもらい、当日も同席します。催しの後の対応も、任せられます。継続の受け皿としても機能します。
費用の目安と抑え方
費用の目安も、持っておきます。都内で開く場合と、どこが増えるかを整理します。増えるのは移動と宿泊、そして荷物の送付です。会場の費用は、都内より安い場合もあります。差し引きで考えます。
移動の費用は、人数に比例します。要員を絞ることが、最も効く抑え方です。登壇者と、運営の中心の1名で回せる規模にします。受付と誘導は、現地で確保します。この形なら、負担が半分近くまで下がります。
宿泊の費用も、工夫できます。早朝の移動で、当日入りできる都市もあります。ただし、遅延の危険が残ります。初回は前日入りにして、慣れてから判断します。安全を優先します。
会場の費用は、公共の施設が安くなります。地域の会館や、産業の支援の施設が候補です。設備は簡素ですが、費用は大きく下がります。内容によっては、十分に使えます。見積りを取って比較します。
訪問と組み合わせると、費用の見え方が変わります。同じ出張で、複数の面談を行います。移動の費用を、複数の目的で分担できます。催しだけの費用として計算すると、割高に見えます。全体で判断します。
記録も、正確に残します。移動、宿泊、会場、資料、送付の5項目です。次回の見積りに、そのまま使えます。社内の承認も、通しやすくなります。初回の記録が、後の判断を支えます。
続けるかどうかの判断
1回で判断しないことが、重要です。地方開催は、回を重ねて効いてきます。認知が積み上がり、参加者が増える傾向があります。初回の数字だけで判断すると、続きません。3回を1つの区切りにします。
見る指標も、決めておきます。参加者の数だけでなく、その後の商談の数を追います。地方では、数は少なくても質が高い傾向があります。1人あたりの商談への転換率を見ます。都内の数字と比べれば、違いが分かります。
既存の顧客との関係も、指標に入れます。その地域の取引先が、参加したかを見ます。参加した相手との取引が、その後どう動いたかも追います。新規の獲得だけが、成果ではありません。既存の維持も、成果として数えます。
営業の担当の評価も、聞きます。訪問の口実として役立ったか、面談が増えたかです。数字に表れない効果が、そこにあります。現場の感覚を、判断に入れます。催しの後に、10分の聞き取りを行います。
やめる判断も、基準を決めておきます。3回続けて参加者が増えない、商談が生まれない、現地の受け皿が作れない場合です。この3つが重なったら、見直します。
形を変えて続ける選択肢もあります。単独から共催へ、対面から併用へ、年2回から年1回へです。完全にやめる前に、形を変えて試します。積み上げた認知が、無駄になりません。段階的に判断します。
初めて開くときの進め方
最後に、初回の進め方をまとめます。小さく、確実に始めます。既存の顧客が複数いる都市を、最初に選びます。確実な参加者が、最初から見込めます。ゼロから集める負担がありません。
規模も、抑えます。20人程度の会場で、十分です。大きな会場に少人数だと、寂しく見えます。小さい会場が埋まるほうが、印象がよくなります。会場は、後から広げられます。
内容は、都内で実績のあるものを使います。新しい企画を、初めての場所で試しません。変数を1つに絞ります。うまくいかなかったとき、原因が分かります。内容と場所を、同時に変えません。
訪問の予定も、同時に組みます。催しの前日と翌日に、面談を入れます。移動の費用が、複数の目的で活きます。営業の担当と、早めに調整します。出張の価値が、大きく変わります。
振り返りは、その日のうちに行います。参加者の顔ぶれ、反応、質問の内容を記録します。移動の中で、まとめられます。帰ってからでは、細部を忘れます。次回の企画に、そのまま使えます。
既存の取引先、商談中の相手、資料を請求した相手の3つに分けて数えます。分布の差が、機会の在りかを示します。
確実な参加者が見込める都市から始めます。自社の拠点がある都市なら、運営の負担も下がります。
通信、電源、音響、案内の分かりやすさを現地で確かめます。下見が難しい場合は、写真と図面を書面で受け取ります。
その地域の相手を名簿から抽出し、個別に連絡します。営業の担当からの声かけも、あわせて依頼します。
催しの前日と翌日に、面談を組みます。移動の費用が、複数の目的で活きます。
- 初回は都内と同じ参加者数を目標にしない。20人で十分
- 内容は都内で実績のあるものを使い、変数を場所だけに絞る
- 振り返りはその日のうちに、移動の中でまとめる
記録の形も、決めておきます。都市、日付、参加者数、費用、商談数の5項目です。3回分たまれば、判断ができます。続ける根拠にも、やめる根拠にもなります。初回から残します。
まとめ
事業所の分布を見ると、判断の前提が変わります。4つの都府県に集まるのは、全国の3割ほどです。残る7割には、都内の催しだけでは届きません。ただし、業種による差が大きく、全国の平均では決められません。自社の名簿で、分布を確かめます。
地方開催の利点は、数ではありません。競合が少なく、1人あたりに使える時間が長くなります。既存の顧客への訪問とも、組み合わせられます。一方で、移動と宿泊の費用が増え、参加者は減ります。同じ目標を置かず、別の軸で評価します。
判断の物差しは4つです。顧客の分布、商材の性質、営業の体制、継続の可否です。初回は、既存の顧客がいる都市で、20人規模から始めます。内容は、都内で実績のあるものを使います。3回を1つの区切りとして、続けるかを判断します。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
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