動画のサムネイルを比べて選ぶ5工程|勘で決めない選び方

動画のサムネイルを比べて選ぶ5工程|勘で決めない選び方

「サムネイルの案を会議で選んでいるが、決め手がない」「結局いつも、声の大きい人の案で決まってしまう」——動画の運用を始めた企業で起きる行き詰まりです。サムネイルの良し悪しは、会議で当てるものではありません。公開した後に複数の案を出し、視聴者の反応で決められます。この記事では、比べて選ぶ5工程を整理します。


カメ先生カメ先生

サムネイルはね、公開前に良い案を見抜く勝負だと思われがちだが、出してから測るほうが確かなんだ。


カメ子カメ子

公開した後に、どうやって比べるのでしょうか。


カメ先生カメ先生

複数の案を順に出して、反応の差を見る仕組みがある。使える動画の条件はあるけれどね。


カメ子カメ子

当てるのではなく、測るという考え方に変わるのですね。


この記事のポイント
  • 最大3つのタイトルとサムネイルの組み合わせを、公開後に比べられる
  • 勝ちを決める指標はクリック率ではなく総再生時間である
  • 対象になる動画の種類と管理画面の条件が決まっているので先に確かめる

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目次

サムネイルの良し悪しは公開前には分からない

動画の成果を左右する要素のうち、サムネイルは制作の最後に決まることが多い割に影響が大きい部分です。一覧に並んだときにどれが選ばれるかは、中身の良さではなく、その1枚で決まってしまいます。だからこそ社内の議論も熱を持ちます。

ところが、社内の議論には決定的な弱点があります。会議室にいる人は、その動画の中身を知っています。中身を知っている人がサムネイルを見る目線は、初めて一覧でその動画に出会う人の目線と違います。知っているからこそ、伝わっていると錯覚します。

加えて、社内の人は自社の商材に詳しすぎます。専門の言葉が入ったサムネイルを見ても違和感がありません。しかし視聴者の多くは、その言葉を初めて見る立場です。この差は会議では埋まりません。

結果として、社内で最も評価が高かった案が、視聴者には最も選ばれないということが起きます。珍しいことではありません。誰かの判断力の問題ではなく、立場の違いから生まれる構造的なずれです。

この構造を認めると、進め方が変わります。会議で正解を当てようとするのをやめ、候補を出すところまでで会議を終える。決めるのは公開後の数字に任せる。この切り替えで、会議の時間も短くなり、判断の精度も上がります。

もう一つ、会議で決めることの副作用があります。時間をかけて選んだ案には、後から手を入れにくくなる。5人が1時間議論して決めた案を3週間後に差し替える提案は、出しにくいものです。決め方が重いほど、改善の速度が落ちます。軽く決めて数字で入れ替える形にしておけば、この滞りも起きません。

公開後に比べられる仕組みがある

動画の投稿の管理画面には、タイトルとサムネイルを比べる機能が用意されています。公式のヘルプによれば、最大3つの異なるタイトルとサムネイルをテストして比較できるとされています。

仕組みは単純です。登録した案を配信の側が自動で出し分け、視聴者の反応を集めます。こちらが出し分けの操作をする必要はありません。案を登録して、待つだけです。

テストの終了時には、成績が最も良かった組み合わせがすべての視聴者に表示されるようになります。つまり勝った案が自動で本番の設定になります。こちらで切り替える手間もありません。

この機能で重要なのは、サムネイルだけでなくタイトルも一緒に比べられる点です。組み合わせとして評価されるため、サムネイルの案とタイトルの案を別々に考えるより、対になった組み合わせとして考えるほうが実態に合います。

なお、機能の名前や画面の見え方は変わることがあります。提供の範囲や条件も同じです。この記事に書いた内容と自分の管理画面が違う場合は、管理画面と公式の案内のほうを優先してください。配信の場の機能は、動き続けています。

既に公開している動画にも使えます。公開から時間が経った動画のサムネイルを比べ直すのは、費用のかからない改善です。新しく撮る必要がなく、案を作る手間だけで視聴が増える可能性があります。再生数の多い順に10本並べ、上から順に比較を仕掛けていく。これは動画の本数が増えたチャンネルで最初に手を付けるべき作業だと言えます。

何を比べているのかを誤解しない

この機能でつまずきやすいのが、何を基準に勝ちが決まるのかという点です。多くの人はクリック率だと考えます。サムネイルを比べる機能なので、自然な発想です。しかし勝ちの決定に使われるのは総再生時間です

公式の説明では、クリック率ではなく総再生時間、つまり視聴時間のシェアで判定されるとされています。押された回数ではなく、押された後にどれだけ見られたかまで含めて評価される、という設計です。

この違いは、案の作り方に直接影響します。クリック率で決まるなら、とにかく目を引く案が勝ちます。驚くような表現、大きな数字、強い言葉。しかし総再生時間で決まるなら、中身と合っていない案は不利になります。

押された後に「思っていた内容と違う」と感じられれば、すぐに離れられます。その動画の視聴時間は伸びません。釣るような案は、この仕組みでは勝てないということです。中身を正しく表した案が有利になります。

この性質は、法人向けの動画にとって都合がよいものです。無理に目を引く必要がなく、誰に向けた何の話なのかを正確に伝える案を作ればよいことになります。作り手が本来やりたい方向と、仕組みが評価する方向が一致しています。

報告の場で数字を説明するときにも、この違いは効きます。クリック率が下がったのに勝ちと判定された案が出ることがあります。押される回数は減っても、押した人がよく見ていれば総再生時間は伸びるからです。この現象を説明できないと、「判定がおかしい」という話になってしまいます。指標が何かを先に共有しておけば、こうした報告も筋の通ったものになります。

使える動画と使えない動画がある

この機能は、すべての動画で使えるわけではありません。公式に条件が示されているので、試そうとして使えないと気づく前に確かめておくほうが無駄がありません。

管理画面の側の条件としては、パソコンで管理画面を開くこと、そして上級者向けの機能が有効になっていることが挙げられています。携帯の画面からは操作できないという点は、現場では見落としやすいところです。

条件の種類内容現場での確かめ方
操作の環境パソコンで管理画面を開く携帯の画面からは項目が出ない
機能の有効化上級者向けの機能が有効になっている設定の画面で状態を確かめる
対象の動画長い動画、生配信の記録、音声番組の各回短い動画は対象外と考える
対象外の動画子ども向け、成人向け、非公開の動画設定を確かめてから案を作る

表の三行目に注目してください。対象になるのは長い動画と、生配信の記録、そして音声番組の各回のサムネイルです。短い縦の動画は対象に含まれていません。短い動画を主に出しているチャンネルでは、この機能を運用の柱にはできません。

子ども向けとして設定した動画も対象外です。法人向けの内容であれば該当しないはずですが、設定を誤って子ども向けにしていると、対象から外れます。使えない理由が分からないときは、動画ごとの設定を先に見ておくと早く切り分けられます。

短い動画は別の方法で確かめる

短い縦の動画が対象外である以上、そこでの改善は別の方法に頼るほかありません。同じ内容を別のサムネイルで2本出し、後から成績を比べるという手作業の方法が現実的です。自動の出し分けはできませんが、傾向を掴むことはできます。

この方法の弱点は、条件がそろわないことです。出した時刻が違えば、集まる視聴者の性質も変わります。曜日や時間帯を合わせて出しても、完全に条件をそろえるのは無理です。

そのため、1組の比較で結論を出さないことが大切です。同じ切り口の比較を3組か4組ほど繰り返し、同じ方向の結果が続いたときだけ傾向として扱う。これで誤った結論を掴む確率は下がります。

もう一つの方法として、長い動画で得た知見を短い動画に持ち込む形があります。長い動画で「場面を見せる切り口が強い」と分かれば、短い動画でも同じ切り口を採る。測れる場所で測り、測れない場所には持ち込むという考え方です。

完全ではありませんが、何も指針がない状態よりは確実です。自動の仕組みが使える動画を学習の場として使い、その結果を他の形式に広げる。この役割分担で運用を組むと無駄がありません。

結果が出るまでの期間を見込んでおく

結果が出るまでの時間は、想像より長いことがあります。公式の説明では、最終的な結果が出るまでに数日から2週間程度かかることがあるとされています。翌日に答えが出るものではありません。

なぜ時間がかかるかというと、判定に必要な視聴が集まるまで待つ必要があるからです。動画が見られる速度はチャンネルの規模によって違います。視聴が少ないチャンネルでは、より長い時間がかかります。

この性質があるため、公開直後の露出を狙う動画とは相性が悪い面があります。イベントの告知動画のように締切までの数日が勝負になる動画では、結果が出る前に役目を終えてしまいます。

向いているのは、長く見られ続ける内容の動画です。製品の使い方、業界の基礎の解説、よく聞かれる質問への回答。こうした動画は公開から半年後も見られるため、1回の比較で得た改善が長く効きます。

運用に組み込むなら、動画を公開する時点で「この動画は比べる対象にする」と決めておくのがよいです。後から思い出して始めると、結果を確かめる時期も曖昧になります。公開の作業と一体にしておけば、忘れません。

3案をどう用意するか

案が3つまで登録できるということは、3つ用意する必要があるということです。ここでよくある失敗は、色や文字の大きさだけを変えた3案を出してしまうことです。差が小さすぎて、何も学べません。

比べる意味があるのは、考え方が違う3案です。たとえば、製品を写した案、使っている場面を写した案、結果の数字を見せた案。この3つなら、どの切り口が響くのかが分かります。

切り口の違いを言葉にしておくと、結果の読み方も変わります。「案Bが勝った」ではなく「使っている場面を見せる切り口が勝った」と読めれば、次の動画にも持ち越せます。

案を作る手間が3倍になるように思えますが、実際にはそこまで増えません。1つの案を丁寧に作る時間を、3つに分けて配る形になります。どれが勝つか分からない前提なら、1案に時間をかけすぎる理由もなくなります。

むしろ楽になる面があります。会議で1案に決める必要がないので、議論が短くなります。「この3案で試そう」で終われます。決めるのは数字に任せる、という合意ができていれば、この進め方は定着します。

3案をそろえるための素材の作り方も工夫できます。撮影のときに、同じ場面を引きと寄りの両方で撮っておく。これだけで、後から2種類の案が作れます。撮り直しに戻らなくても案が増える形です。動画の撮影の計画に「サムネイル用の素材を3種類」と書き込んでおけば、毎回この準備が回ります。

変える要素を一つに絞る

3案の切り口を変えると言っても、何もかも変えてしまうと結果が読めません。変える要素を一つに絞り、他はそろえるのが基本です。これは比べる作業の原則で、サムネイルに限った話ではありません。

たとえば「文字を入れるかどうか」を比べたいなら、写っているものと配置は同じにして、文字の有無だけを変えます。写っているものも文字も配置も違う3案では、何が効いたのか分かりません。

最初の1回は、切り口の違いを見るために大きく変えた3案でよいです。そこで方向が見えたら、2回目以降は要素を一つに絞って詰めていく。この二段構えが実務的です。

タイトルも一緒に変えられるため、組み合わせの数はさらに増えます。ここでも同じ原則が効きます。サムネイルを比べる回はタイトルをそろえる。タイトルを比べる回はサムネイルをそろえる。同時に両方を動かすと、原因が特定できません。

記録を残す習慣も付けておきます。何と何を比べて、どちらが勝ったのか。1行でよいので残しておけば、半年後に見返せる材料になります。記録がないと、同じ比較を繰り返すことになります。

文字を入れるかどうかを決める

サムネイルに文字を入れるかどうかは、法人向けの動画では特に迷うところです。文字があれば内容が分かりますが、小さな画面では読めなくなります。一覧に並ぶときの大きさを想像する必要があります。

入れるなら、文字は短く大きくします。一覧で表示される大きさは、制作している画面の何分の一かです。制作画面で読める文字量は、多くの場合入れすぎです。

目安としては、5語から7語程度に収めると読めます。動画のタイトルと同じ文字を入れる必要はありません。タイトルは横に表示されるので、同じことを二度書くと情報量が減ります。

補い合う形にするのが上手な使い方です。タイトルで対象と内容を示し、サムネイルの文字では得られる結果や数字を見せる。この分担にすると、同じ面積でより多くを伝えられます。

文字を入れない案も、必ず1つは試す価値があります。写っているものだけで伝わるなら、そのほうが小さな画面では強い場合があります。思い込みで除外せず、3案のうち1つは文字なしにしてみる。これで新しい発見が出ることは珍しくありません。

人を入れるかどうかで印象が変わる

人が写っているサムネイルは、目に留まりやすいと言われます。法人向けの動画でも、担当者や技術者が写った案が選ばれることは多いです。ただし条件があります。

条件の一つは、その人が誰なのかが動画の中身と結び付いていることです。解説をしている本人が写っているなら、見る側の期待と一致します。動画に出てこない人が写っていると、押した後に落胆が生まれます。

もう一つの条件は、社内の許諾が取れていることです。社員の顔をサムネイルに使う場合、本人の同意と、退職後の扱いまで決めておく必要があります。後で消すことになると、作り直しの手間がかかります。

人を入れない選択も十分にあり得ます。製品そのものや、作業の手元、画面の一部を見せる案でも成果は出ます。特に道具の使い方を扱う動画では、手元のほうが内容を正確に表せます。

ここも比べて決める対象です。人を入れた案と入れない案を並べて試せば、自社のチャンネルではどちらが効くのかが分かります。他社の事例ではなく、自社の視聴者の反応で決められるのがこの仕組みの利点です。

顔を出すことへの社内の抵抗も、この機能で扱えます。出したくないという意見と、出したほうが伸びるという意見を、数字で調停できるからです。実際に比べてみて差が出なければ、出さない案を採ればよい。差が大きければ、出す価値がある根拠として示せます。感覚の対立を数字に置き換えられるのは、この仕組みの副産物として大きな利点です。

比べても差が出ない場合の考え方

試した結果、どの案も似た数字だったということもあります。がっかりする場面ですが、差が出ないことも一つの結果です。サムネイルが要因ではない、と分かったことになります。

この場合に見るべきは、別の要素です。動画の冒頭で離れられていないか。タイトルが検索されている言葉と合っているか。動画の長さが内容に対して適切か。サムネイル以外に改善の余地がある可能性が高いです。

あるいは、3案の差が小さすぎたのかもしれません。先に述べたように、色や文字の大きさだけを変えた3案では差が出ないのが当然です。切り口から変えた3案で試し直す価値があります。

差が出ない結果を「機能が役に立たない」と結論づけるのは早すぎます。1本の動画で1回試しただけの情報量は限られています。何本かで繰り返して初めて、自社のチャンネルの傾向が見えてきます。

繰り返すことを前提にすると、1回ごとの結果に一喜一憂しなくなります。記録を溜めて、3か月後にまとめて眺める。この姿勢のほうが、結果として得られる知見は多くなります。

テストの間に気を付けること

比べている期間中に、余計な操作をしてしまう失敗があります。結果が気になって手を動かすと、何が効いたのか分からなくなります。避けたい行動を並べておきます。

最も多いのは、途中で案を差し替えてしまうことです。初日の数字を見て「この案は駄目だ」と判断し、別の案に変える。これをやると、集まりかけていた比較の材料が無駄になります。

  • 初日や2日目の数字を見て、途中で案を差し替える
  • 比べている期間中に動画の説明文やタイトルも一緒に書き換える
  • 同じ時期に広告や告知を出して、視聴の集まり方を変えてしまう
  • 色や文字の大きさだけを変えた3案で試し、差が出ないと結論づける
  • 結果を記録せずに終わらせ、次の動画で同じ比較を繰り返す

二番目の項目も見落としやすいところです。サムネイルを比べている最中に説明文を書き直すと、視聴時間が変わった原因がサムネイルなのか説明文なのか分からなくなります。比べている期間は、他を触らない。これが原則です。

三番目も同じ理屈です。広告を出して視聴者の性質が変わると、比べている案の成績も変わります。告知の予定がある動画では、比較の時期をずらすほうが確実です。

一覧での見え方も一緒に確かめる

サムネイルは単体では成立しません。実際には、他の動画のサムネイルと並んだ状態で選ばれます。自社のチャンネルの一覧、関連の表示、検索の結果。どこでも隣に別の画が並びます。

そのため、単体では良く見える案が一覧では埋もれることがあります。自社の他の動画とよく似た配色や構図だと、並んだときに見分けが付きません。比べる機能では、この点は測れません。

確かめ方は単純です。自社のチャンネルの一覧を開き、候補の案を並べたときの見え方を想像します。同じ色が続いていたら、1案は違う配色にしておく。これだけで見分けが付きやすくなります。

シリーズものの動画では、逆の考え方も要ります。同じ形式を続けることで「あの連載の新しい回だ」と分かる利点があります。見分けを付けたいのか、つながりを見せたいのか。動画の性質で決める話です。

この判断は比べる機能の外側にあるので、人が決めるほかありません。測れることは測り、測れないことは方針として決める。この切り分けをしておくと、機能に過剰な期待をせずに使えます。

結果を社内の資産にする

1本ごとの勝ち負けは、そのままでは他の動画に活かせません。切り口の言葉に翻訳して残すことで、初めて資産になります。記録の残し方を決めておきます。

残すのは4つです。動画の内容、比べた3案の切り口、勝った切り口、そして気づいたこと。表の1行に収まる分量で十分です。長い報告書を書く必要はありません。

  • 比べた案は画像そのものも残しておく(後で見返すときに言葉だけでは思い出せない)
  • 切り口の名前は社内で言葉をそろえる(場面型・数字型・製品型など)
  • 勝ち負けの差がどの程度だったかも記録する(差が小さい結果は参考程度に扱う)
  • 3か月に一度、記録をまとめて眺める場を作る

一覧の項目の中で、差の大きさを残すことは特に大切です。わずかな差で勝った案を「これが正解だ」として扱い続けると、誤った方針が固まります。差が小さい結果は参考程度に留めます。

記録が10本分ほど溜まると、傾向が見えてきます。自社の視聴者は場面を見せる案に反応する、文字は少ないほうが伸びる。こうした傾向が言葉になれば、案を作る段階から精度が上がります。

進め方を5つの工程に分ける

ここまでの内容を、実際の手順に落とします。公開の作業と一体にしておくのが定着の条件です。動画を出した後に思い出して始める形では、続きません。

STEP1
公開の前に、比べる対象にするかを決める

長く見られる内容の動画か、短期の告知の動画か。この判断で対象にするかを決めます。対象にすると決めたら、案を3つ用意する前提で制作を進めます。

STEP2
切り口の違う3案を作り、切り口の名前を記録する

製品を見せる案、使う場面を見せる案、結果の数字を見せる案。案そのものと一緒に、何を試しているのかを言葉で残します。

STEP3
管理画面で3案を登録し、他の設定は触らない

登録したら、比べている期間はタイトルも説明文も変えません。広告や告知の予定があるなら、時期をずらします。

STEP4
数日から2週間、結果が出るまで待つ

途中の数字を見て判断しません。待つ期間を予定に入れておき、その日まで手を出さないようにします。

STEP5
結果を記録し、勝った切り口を次の動画に持ち越す

勝った案の画像と切り口の名前、差の大きさを1行で残します。次の動画の案を作るときに、この記録を先に見ます。

この5工程のうち、最も省かれるのは最後です。勝った案が自動で適用されるため、記録しなくても運用は回ってしまいます。しかし記録がないと、毎回ゼロから案を考えることになります。

記録を残す時間は、1本あたり数分です。その数分が、半年後の案作りの時間を大きく減らします。投じる時間と得られるものの比で言えば、最も効率のよい工程だと言えます。

始める前の確認項目

最後に、始める前に確かめておく項目をまとめます。条件を満たしていないと、案を作った後に使えないと分かります。先に確かめておけば、その手戻りを防げます。

  • 管理画面をパソコンで開いているか(携帯の画面では操作できない)
  • 上級者向けの機能が有効になっているか
  • 対象の動画が長い動画か、生配信の記録か、音声番組の各回か
  • 子ども向け・成人向け・非公開の設定になっていないか
  • 3案の切り口が本当に違うか(色や文字の大きさだけの違いになっていないか)
  • 比べている期間に告知や広告の予定が入っていないか
  • 勝ち負けを判定する指標が総再生時間であることを社内で共有しているか
  • 結果を記録する場所と項目を決めているか

この一覧の七番目は、社内の説明で必ず必要になります。クリック率で決まると思っている人が多いため、結果の解釈がずれます。総再生時間で決まると先に共有しておけば、報告のときに議論が逸れません。

条件は変わる可能性があります。使えるようになる動画の種類が広がることも、指標が変わることもあり得ます。半年に一度は公式の案内を見に行き、自社の運用と合っているかを確かめておくと安心です。

まとめ

サムネイルの良し悪しを会議で当てる必要はなくなりました。最大3つの組み合わせを公開後に比べ、総再生時間で勝ちが決まる仕組みが用意されています。会議の役目は、正解を選ぶことから候補を出すことに変わります。

使うときの要点は三つです。対象になる動画の種類と管理画面の条件を先に確かめること。切り口の違う3案を用意し、比べている期間は他を触らないこと。そして結果を切り口の言葉に翻訳して記録することです。この三つを守れば、1本ごとの結果が次の動画に積み上がります。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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