商談の日程調整で時間を失う原因|待たせない段取り

商談の日程調整で時間を失う原因|待たせない段取り

先方から候補日が返ってこないんですよ。営業の定例でこの報告が2週続くと、問い合わせの熱が冷めていく音が聞こえます。資料請求から一次返信までは当日、そこから候補日のやり取りが4往復、商談が確定したのは11日後。商談化率を落としているのは提案の内容ではなく、確定までに使った11日そのものです。この記事では、日程調整で日数を失う原因を5つに分け、待たせない段取りに組み替える手順を整理します。


カメ先生カメ先生

問い合わせから商談の確定まで、何日かかっているか答えられるかい。


カメ子カメ子

一次返信は当日に出しています。そこから先は数えたことがありません。


カメ先生カメ先生

そこが盲点だ。返信は速いのに、候補日のやり取りで1週間以上かかっている会社は珍しくない。相手の熱は返信の速さではなく、会う日が決まるまでの日数で冷めていくんだ。


カメ子カメ子

速く返しているつもりで、決まるのが遅かったんですね。


この記事のポイント
  • 失う日数は、候補日の出し方、社内の同席者の確保、往復の回数、時間帯の相性、担当者の不在の5つに分けて数える
  • 一次返信の本文に候補日3つと所要時間と実施形式を入れるだけで、往復の回数は半分以下になる
  • 日程調整ツールは万能ではないため、相手が使えない場合の逃げ道と確定後のリマインドを型にして持つ

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目次

まだ日程が決まっていませんが続く

商談化率が伸びない原因を探すとき、視線は提案の内容や資料の出来に向かいます。ところが数字を分解すると、提案の前で止まっている案件が想像より多いことが分かります。返信はしている、興味も示されている、それでも会う日が決まっていない状態です。

この状態は社内で問題として扱われにくい性質を持っています。担当者は仕事をしていて、相手の返信を待っている状態なので、誰も止まっているとは言いません。日報には調整中と書かれ、その2文字が1週間続きます。

しかし相手の側では別のことが起きています。問い合わせをした時点が関心の最高点で、そこから時間が経つほど別の業務に埋もれていきます。他社にも同時に問い合わせている場合、先に会えた1社が検討の基準になります。

扱う範囲を先に決めておきます。この記事は問い合わせへの初動の速さではなく、初回の接触が済んだ後から商談の日程が確定するまでの区間に絞ります。返信は速いのに確定が遅いという状態が対象です。

この区間は、工夫の余地が大きいところでもあります。相手の予定を変えることはできませんが、こちらの出し方と社内の段取りは自由に変えられます。しかも変更に費用がかかりません。メールの文面と社内の順序を決め直すだけで、日数が縮みます。

初回接触から確定まで何日かかっているか

最初にやることは測定です。感覚では長いか短いかを判断できないため、案件ごとに日数を記録します。記録がなければ、改善したかどうかも分かりません。

測るのは3つの日付です。問い合わせを受けた日、一次返信を出した日、そして商談の日程が確定した日です。実施日ではなく確定日を取るのが要点で、実施日を取ると相手の都合による先送りが混ざってしまいます。

記録の形式は表計算で足ります。案件名、3つの日付、確定までの日数、往復の回数の6列です。往復の回数を入れておくと、日数が長い案件の原因がやり取りにあったのか相手の不在にあったのかを後から切り分けられます

見るときは平均を使わないでください。7日を超えた案件だけを抜き出して並べると、共通の原因が浮かび上がります。平均は短い案件に薄められ、問題が見えなくなります。

この記録は営業の管理画面に列を足す形でも作れます。専用の仕組みを作る必要はありません。重要なのは、確定までの日数が誰かの視界に入る状態を作ることです。数字が定例で読まれるようになれば、それだけで日数は縮み始めます。

測る対象は失注した案件も含めてください。商談まで進んだ案件だけを見ると、確定できずに消えた案件が集計から抜け落ちます。日程が決まらないまま自然に終わった案件が何件あるかは、この区間の改善で取り戻せる規模を示す数字になります。

原因1:候補日の出し方が相手の手間を増やしている

最も多い原因は文面です。丁寧に書いたつもりの1行が、相手に作業を渡してしまっています。

典型はご都合の良い日をお知らせくださいという書き方です。相手はこの1文を読んだ時点で、自分の予定表を開き、上司や同席者の空きを確認し、複数の候補を考えて文章にする必要があります。返信に5分以上かかる依頼は、その日のうちに処理されません

候補日を1つだけ出す形も似た結果になります。その1日が合わなければ、相手は断りの文と代替案の両方を書くことになります。断りを書く手間は、候補を選ぶ手間より心理的な負荷が高くなります。

実務の解説でも、打ち合わせの日程調整では候補日を3つ提示すると相手が選びやすくなり、すべて都合が合わなかった場合のフォローの一文を入れておくと返信しやすくなると説明されています

あわせて、書かれていない情報が往復を増やします。所要時間、オンラインか訪問か、参加者は何人か。これらが書かれていないと、相手は日程を選ぶ前に確認の質問を1回送ることになります。1回の確認で1日から2日が消えます。

原因2:社内の同席者を先に確保していない

2つ目の原因は社内にあります。相手の返信が来てから社内を押さえに行く順序が、確定を遅らせます。

BtoBの初回商談では、営業だけで完結しないことがあります。技術の担当者、導入の支援担当、案件の規模によっては上長。相手が選んだ日に社内の同席者が空いていなければ、確定した日程を取り消して再調整することになります

この取り消しは、相手の印象に最も悪く残ります。相手は一度予定表に入れた枠を空け直す作業をすることになり、社内の連携ができていない会社という印象が、商談の前に付いてしまいます

順序を入れ替えるだけで解決します。候補日を相手に出す前に、社内の同席者の空きを確認して仮で押さえます。押さえた枠に仮という印を付けておけば、他の予定で埋まることを防げます

同席者が複数の部署にまたがる場合は、代替の担当を決めておく方法もあります。技術の同席が必要な案件で担当が1人しかいない状態は、日程調整の上限をその1人の空きで決めてしまいます。2人体制にできれば、候補日を出せる幅が倍になります。

原因3:往復の回数が構造的に増える

3つ目は進め方そのものです。同じ相手、同じ内容でも、進め方によって往復の回数が大きく変わります。

進め方想定の往復確定までの目安
ご都合の良い日をお知らせくださいと書く4往復以上1週間から2週間
候補日を1つだけ出す3往復から4往復5日から10日
候補日3つと所要時間を一次返信に入れる1往復から2往復1日から3日
予約用のURLを送って選んでもらう0往復から1往復即日から2日

表の数字が示しているのは、1往復あたりの実時間です。メールの1往復は、書く時間ではなく相手が開くまでの待ち時間で決まります。相手が1日1回しかメールを処理しない相手なら、1往復で1営業日が消えます。

だから削るべきは文面の長さではなく往復の回数です。1往復減らすことは、実務では1営業日から2営業日を取り戻すことに等しくなります。丁寧さと速さは対立しません。

往復が増えるもう1つの経路は、確認の質問です。所要時間、参加者、実施形式、当日の進め方。相手が知りたいことを先に書いておけば、確認のための1往復がまるごと消えます

表の1行目と4行目の差は、実務では1週間から2週間になります。同じ商材、同じ相手でも、進め方だけでこの差が生まれます。提案の質を上げる取り組みが数か月かかるのに対して、この差は明日から縮められる点が重要です。

原因4:時間帯と所要時間の相性

4つ目は候補日の中身です。日付は3つ出していても、時間帯の選び方で断られる確率が変わります。

実務で埋まりやすいのは、始業直後と終業前、そして昼休みの前後です。相手も社内の会議を入れている時間帯なので、そこだけを候補にすると全滅する可能性があります。候補日は日付を散らすだけでなく、時間帯も午前と午後に分けてください

所要時間の書き方も影響します。60分と書くか45分と書くかで、相手の予定表に入れやすさが変わります。初回のヒアリングであれば、30分から45分の枠を提示したほうが確定率は上がります。長い枠は、相手が予定を動かす必要を生みます。

時間の幅で書く方法もあります。10時から17時の間で1時間、という形です。幅で示すと相手が自分の都合に合わせられる一方、こちらの同席者を押さえられなくなる点に注意してください

相手の業種による違いも織り込んでください。製造や物流のように現場が動いている業種では、日中の時間が取りにくい場合があります。過去の商談の実施時刻を並べてみると、自社の顧客層が空いている時間帯が見えてきます。

原因5:担当者の不在で止まる

5つ目は人の問題です。段取りが良くても、特定の人がいない期間にすべてが止まります。

止まり方は2種類あります。1つはこちら側の不在で、担当者が出張や休暇の間に届いた問い合わせが放置されます。もう1つは相手側の不在で、決裁者が長期の会議や出張に入っていて確認が取れない状態です。

こちら側の不在は完全に防げます。問い合わせの通知を個人のメールだけに送らず、チームで受ける形にします。一次返信を出せる担当を2人以上置き、不在の予定を共有すれば、当日の返信は維持できます

相手側の不在は防げませんが、待ち方を変えられます。窓口の担当者だけと会う小さい枠を先に押さえ、決裁者は次回に回すという分割が成り立ちます。全員がそろう日を待つと2週間先になります。

そして、返信が止まったときの手順を決めておいてください。3営業日で返信がなければ電話を1本入れる、5営業日で別の担当者に連絡する、という線を引いておくと、待つ判断が属人的になりません

不在の情報を先に相手へ渡す工夫もあります。候補日を出すときに、こちら側の担当が不在になる期間を1行添えておく形です。相手がその期間を避けて選べるため、確定した後に代理の担当を立てる連絡が要らなくなります。1行の情報開示で1往復が消えます。あわせて、不在中に連絡を受ける代理の担当者の名前と連絡先も添えておくと、相手は安心して日程を選べます。この1行を入れる運用は、休暇の多い時期ほど効果が大きくなります。

対策1:一次返信で日程を提示する

ここから対策に移ります。最も効くのは順序の変更で、費用も仕組みも必要ありません。

やることは1つです。一次返信の本文の中に、候補日と所要時間と実施形式を入れます。ありがとうございますという返信を先に出して、日程は追ってご連絡しますと書く形をやめるだけです。この分割が1往復と1営業日を生んでいます。

順序を変えると、社内の作業も前倒しになります。一次返信の時点で候補日を出すには、その前に同席者を押さえておく必要があります。結果として、原因2で挙げた再調整の事故も同時に減ります

問い合わせの内容が分からず候補日を出しにくい場合もあります。その場合は、想定される所要時間の幅で書いてください。まずは30分でご要望をお伺いし、必要に応じて技術の担当を交えた場を別途設けます、という書き方で先に進められます

この対策の効果は測りやすい形で出ます。確定までの日数が半分になれば、記録した表の平均がそのまま動きます。1か月試して数字が動かなければ、原因は候補日の出し方ではなく別のところにあると判断できます。

実施の難しさは文面ではなく社内の準備にあります。候補日を先に出すには、同席者の空きが常に見える状態が必要です。カレンダーの共有が部署をまたいで機能していない組織では、その整備がこの対策の前提工程になります。

対策2:候補日は3つ以上、書く情報を固定する

次は文面の型です。書く項目を固定すれば、担当者ごとのばらつきがなくなります。

候補日は3つ以上を、日付を散らして出します。翌日から1週間以内に2つ、その先に1つという配分が現実的です。すべてを翌週以降にすると相手の熱が下がり、すべてを翌日にすると相手が動けません

各候補には、日付、曜日、時間の幅を書きます。曜日を書くのは相手が予定表を開かずに判断できるようにするためです。8月5日(水)10時から11時という書き方まで揃えると、相手はそのまま予定に入れられます

候補の下に固定で入れる情報は4つです。所要時間、実施形式、こちら側の参加者、当日に確認したいことの概要。この4行があると、相手が社内に説明して同席者を集められる状態になります

最後に、都合が合わない場合の一文を必ず添えてください。上記でご都合が合わない場合は、ご希望の曜日と時間帯をお知らせいただければ再度候補をお出しします、という形です。断りやすくすると、返信そのものは速くなります。

対策3:日程調整ツールの使いどころ

往復を0に近づける手段として、予約用のURLを送る方法があります。ただし全ての相手に適した手段ではありません。使い分けの基準を持ってください。

観点メールで候補日を提示予約用のURLを送る
相手の手間3つの中から選んで返信する空き枠から選んで確定する
往復の回数1往復から2往復0往復から1往復
同席者の確保手で仮押さえする必要がある複数人の空きを反映できるものがある
会議URLの発行こちらで発行して別に送る確定と同時に自動発行されるものがある
相手が使えない場合問題は起きにくい社内の環境や規定で開けない場合がある
向く場面少人数・相手が役職者・初回の重要案件件数が多い・一次対応を型にしたい

ツールの比較記事では、TimeRex、Spir、Calendly、Jicoo、eeasy、調整さんなどが挙げられています。3社以上の調整に対応するもの、ZoomやMeet、TeamsのWeb会議URLを自動で発行するもの、日時が近づいたら自動でリマインダーを送るものがあると紹介されています

費用の面では、個人向けの無料プランを持つものが複数あり、登録なしで使える無料のツールもあると紹介されています。いきなり全社で導入するのではなく、1人が無料の枠で1か月使ってみる形から始められます

導入の効果として、URLを送るだけで調整が完了し候補日の仮押さえが不要になるため、商談数の増加につながるという説明もあります。ただし効果の大きさは、現在の往復の回数がどれだけ多いかによって変わります。すでに1往復で確定しているなら、削れる余地は小さくなります。

選ぶときに見る条件も絞れます。同席者の空きを反映できるか、会議のURLが自動で発行されるか、リマインドを自動で送れるか、そして自社のカレンダーと連携できるか。この4点が満たされれば、日程調整に人手をかける工程はほぼ消えます。

相手がツールを使えないときの逃げ道

予約用のURLは便利ですが、開けない相手が一定数います。ここで止まると、効率化のはずが機会損失になります。

開けない理由は複数あります。社内の規定で外部のサービスにアクセスできない、共有のメールアドレスで受け取っていて個人の予定が分からない、スマートフォンでは操作しにくい、そもそもリンクを踏む習慣がない場合です。相手の年齢や役職とは関係なく起こります。

備えは単純です。URLと一緒に、候補日をテキストでも書きます。下記のURLからご都合の良い枠をお選びいただけます、または以下の候補からご返信でも承ります、という二段構えにします

役職が高い相手には、URLを主にしない判断もあります。先方の秘書や庶務の担当が予定を管理している場合、URLを開いて操作する形が相手の社内の手順と合いません。この場合は候補日をテキストで出すほうが速く決まります。

そして、URLだけを本文に貼る形は避けてください。所要時間も目的も分からないリンクは開かれません。目的、所要時間、参加者を本文に書いた上で、日程の選択だけをURLに任せる形にしてください

会議のURLは誰がいつ発行するか

オンラインでの商談が主になった今、確定の後にもう1つ工程が残っています。ここを曖昧にすると、当日に入れない事故が起きます。

決めるのは3つです。誰が発行するか、いつ送るか、どのサービスを使うか。こちらが発行して確定のメールに含める形が基本ですが、相手の社内規定で使えるサービスが限られている場合があります

確定のメールに含めるのが最も安全です。後から別便で送ると、相手の受信箱で2通に分かれ、当日に探すことになります。確定の連絡と会議URLと持ち物を1通にまとめると、相手はそのメールだけを開けば済みます

予約用のURLを使う場合は、会議URLが自動で発行されるかを確認してください。比較記事では、ZoomやMeet、Teamsの会議URLを自動発行する機能を持つツールがあると紹介されています。自動なら、この工程自体がなくなります。

相手が指定のサービスを希望する場合の手順も決めておいてください。相手側が発行するなら、いつまでに送ってもらうかを確定のメールに書きます。前日までに届かない場合はこちらから発行する、という代替の線を引いておくと当日に慌てません

入れない事故への備えも1行で足ります。当日つながらない場合の電話番号を、会議URLの下に添えておく形です。開始時刻に相手が入れないとき、連絡手段を探す時間が最も無駄になります。番号が1行あるだけで、5分の遅れが30秒で済みます。

確定後の離脱を防ぐリマインド

日程が決まった後も、当日まで数日あります。ここでの欠席や延期は、調整にかけた時間をすべて無駄にします。

届ける情報は3つに絞ります。日時と会議URL、所要時間、そして当日に何を話すか。当日に何を話すかを1行で書いておくと、相手が社内で同席者を集める判断ができます。目的が分からない予定は、他の予定に上書きされます。

送る回数は多くしすぎないでください。確定の連絡と前日の1通で十分です。前日のリマインドは、キャンセルを促すためではなく相手が準備できる状態にするために送ります

前日の連絡には、変更の受け皿も置いてください。ご都合が変わった場合は前日中にお知らせいただければ、別日で調整いたしますという1文があると、当日の無断欠席が減ります。空いた枠を別の商談に回せます。

ツール側の機能で自動化できる部分もあります。比較記事では、日時が近づいたら自動でリマインダーを送る機能を持つものがあると紹介されています。手で送る運用は忙しい週に飛ぶため、自動で送れる部分は自動に寄せてください

段取りを型にする手順

ここまでの対策を、日々の作業の順序として並べます。個人の工夫にせず、チームの手順として残すのが目的です。

STEP1
問い合わせをチームで受ける形にする

通知を個人のメールだけに送らず、一次返信を出せる担当を2人以上置きます。不在でも止まりません。

STEP2
候補日を出す前に社内の同席者を仮押さえする

技術や上長の空きを先に確認します。仮の印を付けて、他の予定で埋まらないようにします。

STEP3
一次返信に候補日3つと固定の4行を入れる

所要時間、実施形式、こちら側の参加者、当日に確認したいことを毎回同じ位置に書きます。

STEP4
確定の連絡に会議URLと当日の進め方をまとめる

別便に分けません。1通で完結させると、相手が当日に探す手間がなくなります。

STEP5
前日にリマインドを送る

日時、URL、所要時間、話す内容を1行で再掲します。変更の受け皿も同じ文中に置きます。

STEP6
確定までの日数と往復の回数を記録する

案件ごとに残し、7日を超えたものだけを月次で振り返ります。原因が特定できます。

3番目の固定の4行は、文面のひな型として共有フォルダに置いてください。担当者ごとに文面が違うと、確定までの日数のばらつきの原因が文面なのか相手なのか分からなくなります

6番目の記録は、この手順を続ける理由を作る工程です。日数が縮んだ数字が見えなければ、忙しい月に元の進め方へ戻ります。月次の定例で1枚のグラフを見る形にしておくと、型が個人の努力から運用の一部に変わります。

  • ご都合の良い日をお知らせくださいで終わる:候補を作る作業を相手に渡し、返信が後回しになります
  • 候補日を1つだけ出す:合わなければ振り出しに戻り、往復が倍になります
  • 候補日を出してから社内の同席者を探す:押さえられず、確定した日程を取り消す連絡が必要になります
  • 予約用のURLだけを本文に貼る:所要時間も目的も分からず、開かれないまま放置されます

4つ目は効率化のつもりで起こる失敗です。URLは日程の選択を任せる手段であって、目的と所要時間を伝える手段にはなりません。本文の情報量は減らさないでください。

  • 候補日には日付、曜日、時間の幅、所要時間、実施形式の5点を必ず書く。1つ欠けると確認の往復が1回増える
  • 確定までの日数は平均ではなく、7日を超えた案件だけを抜き出して見る。共通の原因が見つかりやすい

よくある質問

候補日はいくつ出すのが適切ですか

3つ以上が目安です。実務の解説でも、候補日を3つ提示すると相手が選びやすくなると説明されています。日付を散らし、時間帯も午前と午後に分けてください。あわせて、すべて都合が合わなかった場合に希望の曜日と時間帯を教えてほしいという一文を添えると、返信そのものが速くなります。

相手が役職者のときも予約用のURLを送っていいですか

候補日をテキストで出すほうが確実です。役職者の予定は秘書や庶務の担当が管理していることがあり、URLを開いて操作する形が相手の社内の手順と合いません。URLを使う場合も、本文に候補日を併記して、返信でも承るという二段構えにしてください。

日程調整ツールは無料で使えますか

比較記事では、TimeRexやSpir、Calendly、Jicooなどに個人向けの無料プランがあり、登録なしで使える無料のツールもあると紹介されています。まず1人が無料の枠で1か月使い、往復の回数と確定までの日数がどれだけ縮むかを測ってから、全社での導入を判断する順序が安全です。

候補日を出したのに返信がない場合はどうしますか

待つ期間を先に決めておくのが実務的です。3営業日で返信がなければ電話を1本入れる、5営業日で別の担当者に連絡する、という線を引いておくと判断が属人的になりません。その際は、候補日が過ぎている場合に新しい候補を添えてください。

確定した日程を先方の都合で変更されたらどうしますか

変更の連絡が来た時点で、次の候補日を3つ添えて返すのが最短です。再度こちらから候補を待つ形にすると、また往復が増えます。社内の同席者については、変更前の枠を解放する前に新しい枠を仮押さえしてから連絡すると、二度目の取り消しを避けられます。

まとめ

商談の日程調整で失う日数は、候補日の出し方、社内の同席者の確保、往復の回数、時間帯と所要時間の相性、担当者の不在という5つに分けて数えられます。まず問い合わせを受けた日、一次返信を出した日、日程が確定した日の3つを記録し、7日を超えた案件だけを抜き出してください。平均を見ると短い案件に薄められ、問題が見えなくなります。往復の1回はメールを書く時間ではなく、相手が開くまでの待ち時間で1営業日が消える単位です。

対策は順序の変更から始まります。候補日を出す前に社内の同席者を仮押さえし、一次返信の本文に候補日3つと、所要時間、実施形式、こちら側の参加者、当日に確認したいことの4行を入れる。日付は散らし、時間帯も午前と午後に分け、都合が合わない場合の一文を添えます。予約用のURLは往復をさらに減らせますが、社内の環境で開けない相手や予定を秘書が管理している相手には、テキストの候補日を併記する二段構えが必要です。

確定した後にも工程が残ります。会議URLと当日の進め方を確定の連絡と同じ1通にまとめ、前日に日時と目的を1行で再掲する。この2通で、当日の欠席と延期は目に見えて減ります。まずは直近10件の案件について、問い合わせから確定までの日数を数えてみてください。7日を超えた案件が半分あるなら、変えるべきは提案の内容ではなく一次返信の文面です。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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