LinkedInの定期配信で読者を増やす方法|投稿との使い分け

投稿を続けているが、翌日には流れて誰も見ていない。反応があった投稿も、1週間後には探せない。投稿が流れる前提の場では、残す仕組みを別に持つ必要があります。定期配信の機能は、購読した相手に通知が届き、一覧としても残ります。この記事では、作れる条件、投稿との役割分担、そして続けるための体制の作り方を整理します。
カメ先生投稿を続けているのに残らない、という相談を受けました。
カメ子投稿はそういうものではないですか。流れるのが前提でしょう。
カメ先生同じ場に、流れずに残る仕組みも用意されています。定期配信です。
カメ子定期配信、ですか。メールとは違うのでしょうか。
- 定期配信は購読した相手に通知が届き、投稿と違って一覧として残る
- 作成には条件があり、会社のページの名義でも個人の名義でも出せる
- 投稿を止めて置き換えるのではなく、役割を分けて併用する
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投稿が流れて残らない
交流の場での発信は、時間の流れの中に並びます。新しい投稿が来れば、前の投稿は下に押し出されます。反応が集まっている間は見られますが、数日で止まります。公開した瞬間が最も見られ、そこから急速に減るのが投稿の性質です。内容の良し悪しではなく、仕組みがそうなっています。
この性質は、短い気づきや現場の話を出すには向いています。その日に反応が集まればよいためです。一方で、時間をかけて書いた解説や、半年後にも読まれてよい内容には向きません。労力に対して読まれる期間が短すぎるのです。書き手が疲れて続かなくなる原因のひとつがここにあります。
残す方法として、自社サイトへの掲載があります。しかし自社サイトは、来てもらわなければ読まれません。交流の場にいる相手を自社サイトへ運ぶ導線は細く、たいていの投稿からは数人しか移動しません。場の中に残る仕組みがあれば、この段差を越えずに済みます。定期配信はそのための仕組みです。
もうひとつの問題は、届く相手を選べないことです。投稿は、その場の仕組みが選んだ相手に表示されます。つながっている相手全員に届くわけではありません。熱心に読んでくれている相手にすら届かないことがあります。届く相手を自分で確保できる仕組みが必要になります。
定期配信という置き場所
定期配信は、同じ場の中に作る連載の枠です。題名を付け、説明を書き、そこに記事を積んでいきます。読者は連載そのものを購読でき、新しい記事が出ると通知が届きます。投稿のように埋もれることはなく、連載の一覧から過去の記事もたどれます。
投稿との最大の違いは、この購読の関係です。投稿は、その場の仕組みが表示する相手を決めます。定期配信は、購読した相手に通知が届きます。届く相手を自分の側で積み上げられるという点が本質的な違いです。自社の名簿を作るのと似た性質を持ちます。
記事の長さも変わります。投稿は短くまとめるのが基本ですが、定期配信は見出しを立てた長い文章に向いています。図や表を入れることもできます。自社サイトの記事に近い形のものを、場の中に置けると考えると分かりやすいものです。
通知が届く仕組み
購読されると、新しい記事を出したときに読者へ通知が届きます。通知の形は、その場の中の知らせと、登録している連絡先への知らせの両方がある場合があります。投稿では得られない確実さがここにあります。ただし、通知の仕様は変わることがあるため公式の案内で確かめてください。
通知が届くということは、頻度に責任が生じるということです。毎日出せば、読者にとっては通知の連続になります。解除される原因になります。届く仕組みを持つほど、出す間隔の設計が重要になります。投稿と同じ感覚で数を出すのは、この機能では逆効果です。
最初に購読してくれる相手は、すでにつながっている人が中心になります。つまり、既存の関係の中で読まれる状態から始まります。新しい読者を増やすには別の導線が必要です。この点は後の節で扱います。
作れる条件を確かめる
この機能は、誰でもすぐに使えるわけではありません。一定の条件を満たしている場合に作成できます。使えるかどうかは、発信者向けの設定の欄で確認できます。条件を満たしていない場合は、まず通常の発信を続けることになります。
会社や団体のページの名義でも作れます。その場合は、ページの管理の権限か、内容を扱う権限を持っている必要があります。権限がない担当者は、作成の画面にたどり着けません。着手の前に、自分の権限を確かめておきます。
条件や手順は変わり続けています。この記事の内容も、読んだ時点では変わっている可能性があります。着手の前に公式の案内を開き、現在の条件と作成の手順を確かめてください。社内の手順書を作るときも、確かめた日付を書き添えます。
| 項目 | 投稿 | 定期配信 |
|---|---|---|
| 届く相手 | その場の仕組みが選ぶ | 購読した相手 |
| 残り方 | 時間の流れに埋もれる | 連載の一覧に残る |
| 向く長さ | 短い気づき、現場の話 | 見出しを立てた解説 |
| 適した頻度 | 週に数回 | 月に1回から2回 |
| 必要な権限 | 特になし | 作成の条件と管理の権限 |
個人の名義と会社の名義
どちらの名義で出すかは、最初に決めるべき分かれ道です。個人の名義は、書き手の人柄が伝わり、反応も集まりやすい。一方で、その人が退職すると連載ごと失われます。会社の資産として積み上げたいなら、会社の名義が向いています。
会社の名義には弱点もあります。書き手が見えないため、文章が硬くなりがちです。読者にとっては、誰が書いたのか分からない記事になります。会社の名義で出しつつ、記事の末尾に書き手を名乗る形が折衷案です。書き手が替わっても連載は続き、人の顔も見えます。
両方を並行して運用する会社もあります。会社の名義では制度や事例を扱い、個人の名義では現場の実感を扱う。ただし、書く体制が2倍必要になります。1人しかいない場合は、まず1つに絞ります。
1本目に何を書くか
1本目は、連載の看板になります。後から購読した人が最初に読む可能性が高い記事です。何を扱う連載なのかが、1本で伝わる内容にします。自己紹介や意気込みだけで終わる1本目は、購読につながりません。
向いているのは、読者が抱えている具体的な困りごとへの回答です。自社の商品の説明ではありません。読み終えたときに、この連載は自分の仕事に役立つと感じてもらえる内容にします。その判断は、1本目の読後に下されます。
長さは、無理をしない範囲に収めます。1本目に力を入れすぎると、2本目が出せません。続けられる分量を1本目で示しておくほうが健全です。毎回この程度の内容が届く、という期待を作ります。期待を超え続ける必要はなく、期待どおりに届くことが価値になります。
1本目を出す前に、連載の説明の欄も整えます。誰に向けた連載か、何を扱うか、どのくらいの間隔で届くか。この3点が書かれていない連載は、購読の判断ができません。題名だけでは中身が伝わらないため、説明の欄が入口になります。説明は後から変えられますが、最初に整えるほうが取りこぼしが減ります。
出す間隔を決める
間隔は、月に1回から2回が現実的な線です。週に1回は、書く体制が整っていなければ続きません。通知が届く仕組みなので、多すぎると解除の原因になります。少なすぎると忘れられます。この幅の中で自社の体制に合わせます。
間隔は最初に宣言しておきます。連載の説明の欄に「月に1回」と書いておけば、読者は次を待てます。宣言した間隔を守ることが、この機能での信用の作り方です。守れない間隔を宣言するくらいなら、書かないほうがましです。
出す曜日と時間も決めておきます。仕事の場では、平日の朝か昼の時間帯が読まれやすい傾向があります。ただし読者の職種や地域によって変わるため、数本出したあとで記録を見て調整します。調整したら、その結果を手順書に書き残します。
投稿との役割分担
定期配信を始めても、投稿は止めません。役割が違うためです。投稿は、日々の存在を示し、反応を通じて関係を作る場です。定期配信の記事を知らせる手段としても、投稿が要ります。記事を出したら、投稿で一言添えて知らせます。
投稿の内容も、定期配信があることで整理されます。長くなりそうな話は次の記事に回す。短い気づきは投稿で出す。書きたいことの置き場所が2つになると、どちらも続けやすくなります。1つしかないと、内容の長さに合わない場所に無理に押し込むことになります。
役割を分けると、投稿の頻度も落とせます。毎日何かを出さなければという焦りは、残る場所がないことから来ています。月に1本の記事が積み上がっていれば、投稿を休んでも資産は減りません。この安心感が、発信を長く続けるための土台になります。休める設計にしておくことが、続ける設計になります。
投稿から記事への案内は、毎回同じ書き方にしないよう気をつけます。「新しい記事を公開しました」だけの投稿は反応が集まりません。記事の中で最も役に立つ部分を投稿で示し、続きを記事で読める形にします。投稿だけで完結してもよい、という考え方で書きます。
5つの工程で始める
着手から3本目までの流れを整理します。1本目を出すまでに準備を終える設計にします。
発信者向けの設定の欄で作成できるかを見ます。会社の名義で出すなら、ページの権限も確かめます。
個人か会社か、月に何回か、連載の題名と説明を決めます。ここで決めた間隔は宣言として守ります。
1本目を出す前に、3本目までの題材を決めます。2本目が出ないまま止まる事故を防げます。
記事を公開し、投稿で最も役に立つ部分を示して知らせます。反応と購読の増え方を控えます。
購読の数、読まれた割合、反応を見ます。間隔と長さを調整し、手順書に書き足します。
題材の切り出し方
続かない最大の理由は、題材が尽きることです。書き始める前に、題材を見つける経路を決めておきます。経路が決まっていれば、書く日に題材を探す必要がなくなります。探す時間がなくなるだけで、書く負担は大きく下がります。経路は3つか4つ用意しておくと安定します。
最も確実な経路は、商談で実際に受けた質問です。同じ質問を3回以上受けたものは、記事にする価値があります。営業の担当に、月に一度質問を挙げてもらう仕組みを作ります。聞かれた質問は、必ず誰かが検索している質問でもあります。自社の見込み客の関心をそのまま反映した題材になります。しかも、書いた記事を商談でそのまま使えます。
二つめの経路は、公開されている資料の読み解きです。官庁の検討会の資料、業界の統計、提供元の仕様の変更。これらを自社の読者向けに要約し、実務にどう影響するかを添える形です。一次の資料を出発点にすると、内容の独自性が保てます。他社の記事の要約から始めると、どこかで読んだ話になります。
三つめは、社内の議論や失敗の記録です。自社で試してうまくいかなかったこと、やり方を変えて改善したことは、他社にも通じます。公開できる範囲を先に決めておけば、書くたびに社内で相談する必要はありません。この経路は独自性が最も高く、読者の記憶にも残ります。
数字の見方
見る数字は3つに絞ります。購読している人の数、1本ごとに読まれた回数、そして反応の数です。最も重視するのは購読している人の数です。これは積み上がる数字で、記事を出すたびに増えていきます。他の2つは記事ごとに上下するため、傾向として見ます。
読まれた回数は、購読者の数を超えることがあります。購読していない人にも表示される経路があるためです。この差が大きい記事は、題名や冒頭が新しい読者を引きつけた記事だと読めます。その記事の題材と書き方を、次の記事に活かします。
反応の数は、内容が刺さったかどうかの目安になります。ただし数の多さより、誰が反応したかを見ます。見込み客に近い職種の人が反応しているなら、数が少なくても価値があります。反応した相手の職種を控えておくと、読者の顔が具体的に見えてきます。
記事ごとの数字を並べた表を、月に一度更新します。日付、題名、題材の経路、購読者の増加、読まれた回数、反応の数。半年たまると、どの経路の題材が読まれるかが見えてきます。感覚ではなく記録で題材を選べるようになります。この表は、担当者が替わったときの引き継ぎ資料にもなります。
読者を増やす導線
購読は自然には増えません。増やす導線を、いくつも用意しておく必要があります。最も効くのは、記事の中身が誰かの役に立つことです。そのうえで、気づいてもらう経路を足していきます。
- 自分の紹介の欄に連載の案内と入口を置く
- 記事を出したら投稿で知らせ、要点を投稿だけでも読める形にする
- 商談や名刺交換の場で、連載があることを一言添える
- 自社サイトの記事の末尾に、連載の案内を置く
- 社員が各自の紹介の欄に置けるよう、案内の文面を用意する
- 登壇や取材の際の紹介文に、連載名を入れてもらう
社員の紹介の欄に置いてもらうのは、費用のかからない有効な手です。会社の発信より、個々の社員の欄からの流入のほうが多い場合があります。そのためには、置きやすい短い文面を会社側で用意しておきます。各自に考えさせると、多くの人は置かないまま終わります。
登壇や取材の機会も、購読を増やす場になります。紹介の文面に連載の名前を入れてもらう。投影する資料の最後の1枚に入口を置く。その場で興味を持った相手が、あとで探せる形を残します。名刺の交換より確実に残る導線になります。登壇の依頼を受けた時点で、この準備を思い出せるようにしておきます。
既存の顧客に案内するかどうかは、判断が分かれます。案内すれば購読者は増えますが、既存の顧客向けの内容が求められるようになります。新規の見込み客に向けた連載なら、案内しない選択もあります。誰に向けた連載かを最初に決めておくと、この判断がぶれません。既存の顧客向けには、別の連絡の手段を用意する形もあります。
自社サイトへの持ち帰り
交流の場の中に資産を積むことには、その場の方針に左右されるという弱点があります。機能が変わることも、なくなることもあります。だから、同じ内容を自社サイトにも残しておくのが安全です。書いた原稿を自社サイトの記事としても公開しておきます。
同じ内容を2か所に出すことをためらう必要はありません。読者の重なりは限られています。自社サイト側では、検索から見つけてもらうための整えができます。題名や見出しを検索向けに調整して出し直すのが実務的です。そのままの複製ではなく、少し手を入れて出します。
順番は、場の側を先にするのが自然です。購読者に最初に届く形にしておき、少し時間を置いてから自社サイトに載せます。購読していることの価値が保たれます。この順番と間隔も、手順書に書いておきます。
自社サイトに載せるときは、少し内容を足します。場の中では前提として書かなかった説明を補い、関連する自社の記事への案内を添えます。同じ原稿から、読者の違う2つの版を作るという考え方です。手間は増えますが、書き下ろすよりはるかに軽い作業です。この作業を月に一度の決まった日に固めておくと回ります。
過去の記事をまとめて資料にする道もあります。1年ぶんの記事を1つの資料にまとめ、見込み客に渡せる形にする。連載を続けることが、資料を作る作業にもなります。書きためた原稿は、そのまま営業の道具に変わります。この見通しがあると、1本ごとの負担にも意味を感じられます。
よくある失敗
始めた会社が止まる原因は、だいたい決まっています。先に知っておけば避けられるものが多いのです。
- 1本目に力を入れすぎて2本目が出ないまま数か月が過ぎた
- 宣言した間隔を守れず、いつ届くか分からない連載になった
- 毎回「記事を公開しました」だけの投稿で知らせ、反応が集まらなかった
- 自社の商品の紹介ばかりで、読者の困りごとに答えていなかった
- 個人の名義で始め、その人の退職とともに連載が止まった
- 原稿を場の中だけに置き、自社サイトに残していなかった
最初の型が最も多いものです。3本ぶんの題材を用意してから1本目を出す、という順番が効きます。この一手間だけで、止まる確率が大きく下がります。2本目が出せずに止まった連載は、再開しても読者が戻りません。止まる前提で設計するのではなく、止まらない分量から始めるのが健全です。
もうひとつ、見落とされやすい失敗があります。反応が少ないことに落胆して、内容を大衆向けに広げてしまうことです。読者の数より、誰が読んでいるかが重要な場です。見込み客が10人読んでいる連載は、無関係な人が1,000人読んでいる連載より価値があります。反応の数を目標にすると、この判断を誤ります。
公開までの承認の流れ
会社の名義で出す場合、公開の前に確認が要ります。確認の手順が重すぎると、宣言した間隔を守れなくなります。軽くて確実な流れを最初に設計しておくのが要点です。毎回全員に回すのではなく、内容の型ごとに確認先を決めます。
確認の観点は3つに絞れます。事実に誤りがないか、社外に出せない情報が入っていないか、表記が社内の決まりに合っているか。この3点だけなら、1人が30分で見られます。文章の好みや言い回しの直しは、確認の対象から外します。外さないと、確認が終わらなくなります。
制度や法令に触れる内容は、法務や顧問への確認を挟みます。その場合は、公開の予定日から逆算して日程を組みます。確認に3日かかる前提で題材を用意しておけば、間隔を守りながら回せます。急ぎの題材は、確認の要らない型に振り替えます。
承認の記録は残します。誰が、いつ、どの版を確認したか。後で内容に指摘があったときの説明に使えます。記録の形式は表計算1行で足ります。重い仕組みにすると続かないため、1行で済む形にしておくのが長続きの条件です。
停止と引き継ぎ
止めるときの作法も、始める前に決めておきます。通知が届く仕組みなので、黙って止めると読者は待ち続けることになります。休止するなら、その旨を1本の記事として出します。再開の予定があるなら時期も書きます。
書き手が替わる場合は、替わることを記事の中で伝えます。読者は書き手に対して購読しているためです。黙って書き手を替えると、文章の質の変化として気づかれます。引き継ぎを明示したほうが、読者の理解を得られます。
- 機能の条件や仕様は変わることがあるため、着手の前に公式の案内で確かめてください
- 会社の名義で出す場合は、権限の付与と削除の手続きを社内の規程に合わせます
- 同じ内容を自社サイトにも残し、場の方針の変更に備えます
引き継ぎの際は、原稿の置き場所も渡します。過去の記事の原稿、題材の一覧、間隔と時間帯の記録。これらが揃っていれば、後任は続けられます。揃っていなければ、事実上そこで終わります。
まとめ
投稿は流れる前提の仕組みで、労力をかけた内容を残す場所には向きません。定期配信は購読した相手に通知が届き、一覧としても残ります。作成には条件と権限が要り、名義と間隔を最初に決めます。1本目を出す前に3本目までの題材を用意しておくと止まりません。投稿は知らせと関係づくりに使い、記事は解説に使う。そして同じ原稿を自社サイトにも残し、場の方針の変更に備えてください。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
SNS・動画にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
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