Google Discoverとは?|検索の外から人が来る

Google Discoverとは?|検索の外から人が来る

「検索の順位は動いていないのに、ある日だけ1本の記事が跳ねた」「流入元をたどると、検索の結果ではない一覧からだった」——記事を出し続けている担当者が一度は見る現象です。これは順位の変動ではありません。検索されていないのに読まれる入口が、検索とは別に用意されています。この記事では、その入口に出るための要件と、実務でいちばん効く画像の条件を整理します。


カメ先生カメ先生

検索の外から人が来ることがあるのはね、順位が上がったからじゃない。検索の会社が携帯電話の画面に記事を並べる、推薦の面があるからなんだ。


カメ子カメ子

検索の結果とは別の場所ということですか。


カメ先生カメ先生

別だよ。だから語で狙うのではなく、題材の需要と画像の条件で選ばれる。特別なタグを入れて出るものではないんだ。


カメ子カメ子

対策の考え方そのものが違うのですね。まず要件のほうを確かめます。


この記事のポイント
  • 公式に示された要件は「インデックスされている」と「方針を満たす」の2つだけ
  • 専用のタグや構造化データは必要ないと明記されている
  • 実務で差が出るのは画像の条件と、大きく表示させる設定

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目次

検索の結果ではないところから人が来る

Discoverは、携帯電話のアプリや画面に並ぶ記事の一覧です。利用者が何かを検索した結果ではありません。過去に見た内容や、その人が登録している話題をもとに、関心を持ちそうな記事が自動で並びます。つまり読者は、言葉を1文字も打ち込んでいません。狙った語で待ち構える、という検索の考え方が通用しない場所です。

この違いは、流入の形にそのまま出ます。検索からの流入は、順位が上がれば少しずつ増え、下がれば少しずつ減ります。Discoverからの流入は、拾われた日に一気に立ち、拾われなくなった日に一気に消えます。1日で数千の表示が出て、翌日にはゼロに戻ることもあります。積み上げではなく、当たりが立つ形だと考えたほうが実務に合います。

法人向けの担当者がDiscoverを気にする理由は、この「一気に」の部分にあります。検索回数の少ない語を積み上げる設計では、1本の記事が届く相手はどうしても限られます。Discoverで拾われると、その語を検索したことのない人の画面にも記事が並びます。まだ困りごとを言葉にできていない層に触れられる点は、ほかの入口では代えがたいものです。ただし、その相手が見込み客かどうかは別の話になります。

誤解しやすいのは、Discoverが検索の代わりになると考えることです。公式の説明でも、Discoverからの流入は検索の流入を補うものと位置づけられています。Discoverが伸びたからといって、検索の対策をやめてよいわけではありません。逆にDiscoverがゼロでも、検索から商談が生まれているなら何も壊れていません。2つは足し算の関係で、置き換えの関係ではないと押さえてください。

見る点検索Discover
きっかけ利用者が語を打ち込む利用者は何も打ち込まない
並ぶ理由打ち込んだ語との対応その人の関心の推定
流入の形順位に応じて少しずつ動く立つ日と消える日が分かれる
こちらが指定できること多い(語・題名・構造)ほとんどない
数字を見る場所検索結果のレポートDiscoverのレポート(条件つきで表示)

出るための要件は、公式には2つだけ

公式の説明では、Discoverに載る要件は2つに絞られています。1つは、そのページがGoogleにインデックス登録されていること。もう1つは、Discoverの内容の方針を満たしていることです。この2つのほかに、申請の窓口や登録の手続きはありません。裏を返せば、インデックスされていない記事は、どれだけ体裁を整えても対象になりません。

インデックスされているかどうかは、サーチコンソールの検査で1本ずつ確かめられます。「登録されています」と出れば、要件の1つは満たしています。ここで「クロール済み、未登録」のまま止まっている記事は、Discoverを考える前に別の問題を抱えています。まず検索に載せる作業が先です。順番を逆にすると、時間だけが溶けていきます。

方針の違反は、サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」に通知が出ます。ここに何も出ていなければ、方針の面では止められていないと判断できます。通知が出ている場合は、内容の作り直しか取り下げが必要です。方針は検索の品質の基準とは別に用意されているため、検索では問題なくてもDiscoverでは外されることがあります。

2つの要件を満たしても、載ることは保証されません。載せるかどうかはGoogleの側で自動的に決まり、運営者が押せるボタンはありません。ここを理解しておかないと、管理できる施策として扱おうとして破綻します。要件を整え、拾われやすい形にしておき、あとは結果を見る。この距離感が、Discoverとの付き合い方になります。

「特別なタグは必要ない」と書かれている意味

公式のドキュメントには、Discoverに表示されるための特別なタグや構造化データは必要ないと書かれています。この一文は、実務では大きな意味を持ちます。「Discover対応」をうたう作業のうち、専用の記述を足すという話は、根拠が薄いということです。外部に依頼するときも、この一文を持っていれば無駄な工数を切れます。

ただし、これは「何をしても変わらない」という意味ではありません。同じドキュメントの中で、サイト運営者に向けた推奨は複数示されています。題名と見出しを内容の本質に合わせること、大きく高品質な画像を用意すること、画像を大きく表示できる設定にすること、ページの体験を良くすること。つまり専用のタグはないが、整えるべき点はあるという構造です。

この区別を持っておくと、社内での説明が楽になります。「Discoverのためのタグを入れましょう」ではなく、「Discoverでも検索でも効く画像と題名の条件を満たしましょう」と言えます。後者は、Discoverが伸びなかったときにも無駄になりません。検索結果の見え方や共有時の見た目にも、同じ作業が効いてきます。投資の説明としても筋が通ります。

もう1つ押さえたいのは、方針の側にだけ「してはいけない」が書かれている点です。煽る見出し、内容と食い違う題名、過度に感情を動かそうとする手法は、方針の中で避けるべきものとして挙げられています。足すことで有利になる記述はないのに、やり方によって不利になることはある。この非対称を知らないまま数字を追うと、まず手法が過激な方向に流れます。

実務でいちばん効くのは画像の条件

公式に数値で示されている推奨のうち、最も具体的なのが画像です。幅は1,200ピクセル以上、解像度は合計30万ピクセル以上、縦横の比は16対9が推奨として挙げられています。たとえば1,280かける720の画像は、計算すると92万ピクセル余りで、条件を大きく上回ります。つまり、いま作っている記事の画像がこの寸法を満たしていない場合、手を入れる価値がはっきりある部分です。

この条件が効く理由は、Discoverの並び方にあります。一覧は画像が主役で、題名は画像の下に小さく置かれます。画像が小さければ、そもそも大きな枠で出せません。枠が小さくなれば、同じ画面に並ぶほかの記事に埋もれます。検索結果では文字が主役でしたが、ここでは順番が逆だと考えてください。

実務では、寸法よりももとの素材がその寸法を持っているかで詰まります。編集画面に貼った時点で横幅800ピクセルに縮んでいる、配信の仕組みが自動で小さくしている、といった事情はよくあります。確認は、公開されたページの画像を開いて、実際に配信されている寸法を見るのが確実です。編集画面ではなく、配信されている画像を見る。ここを間違えると、直したつもりで直っていません。

記事の画像を作り直す順番は、投資の効率から決めるとよいでしょう。すべてを一度に差し替える必要はありません。検索からの流入が多い記事、共有されやすい話題の記事、これから公開する記事の3つから始めれば、手間の割に効く範囲を先に押さえられます。過去の記事は、更新の機会が来たときに合わせて直せば十分です。

  • 寸法の推奨は、Discoverだけでなく共有時の見え方にも効く
  • 縦横の比が合っていない画像は、Googleの側で自動的に切り抜かれる
  • 切り抜かれる前提なら、大事なものを画像の中央付近に置くほうが安全

大きな画像で出すための設定

画像の寸法を満たしていても、それだけでは大きく表示されません。公式には、max-image-preview の値を large にする設定を使うと大きな画像で表示できると書かれています。これは、検索結果に出す画像の大きさの上限を指定する記述です。指定していない場合の扱いは仕組みに任されるため、明示しておくほうが読みやすい状態になります。

この記述は、ページごとの指定と、サイト全体の指定の両方で入れられます。多くの配信の仕組みでは、検索向けの補助機能の設定画面に、この項目が用意されています。自分で書く場合も、頭の部分に1行足すだけの作業です。工数はほとんどかからないのに、効く範囲は全記事に及びます。先に手を付けるべき作業として、優先度は高いほうです。

入れたあとの確認は、公開されたページの中身を表示して、その1行が実際に出ているかを見ます。設定画面で有効にしたのに、別の仕組みが同じ項目を上書きしていて出ていない、という事故はよくあります。とくに、検索向けの補助機能を2つ入れている場合は要注意です。どちらが最後に書いているかで、結果が変わります。

なお、この設定は画像の表示を大きくするだけで、画像を勝手に外に出すものではありません。社外に見せたくない画像がある場合は、そのページ自体を検索から外す、または画像単位で表示させない指定を使います。この2つを混同すると、「大きく出したい記事」と「出したくない画像」の両方で判断を誤ります。

どの画像が選ばれるかに影響を与える方法

1つの記事に画像が複数あるとき、どれが一覧に出るかはこちらでは決められません。ただし、影響を与える手段はあります。公式には、schema.orgのマークアップまたはog:imageのmetaタグを使って、そのページの内容を代表する大きな画像を指定すると、選ばれる画像に影響する可能性があると書かれています。

ここで大事なのは「代表する」という言葉です。記事の中でいちばん目立つ画像ではなく、記事の内容を1枚で言い表している画像を指定します。たとえば手順を説明した記事なら、最初の画面の写真より、全体の流れを示した図のほうが代表に近いことがあります。読者が一覧で見て、中身を予想できるかどうかが判断の軸です。

多くの配信の仕組みでは、記事に設定したアイキャッチの画像が、そのままog:imageとして出るようになっています。つまりアイキャッチの設計がそのまま一覧での見え方になるということです。一覧で並ぶ前提で作られていないアイキャッチは、ここで不利になります。自社の記事を10本並べて、どれがどの記事か見分けられるかを確かめてください。

指定を入れたあとの確認は、共有時の見た目を試せる道具を使うのが早いでしょう。実際に共有する必要はなく、URLを入れると、どの画像と題名が拾われるかを表示してくれます。ここで意図と違う画像が出ている場合、指定が効いていません。アイキャッチは設定したのに古い画像が出る、というときは、外側で保存されている情報が更新されていない場合が多いでしょう。

選ばれにくい画像を外す

公式には、避けるべき画像の型も挙げられています。1つは、ロゴのような一般的な画像を代表として指定することです。どの記事でも同じ絵になるため、一覧で見分けがつきません。もう1つは、文字が多すぎる画像です。一覧では小さく表示されるので、細かい文字は読めません。

この2つは、法人向けのメディアで最もよく見る失敗でもあります。会社の色とロゴを入れた定型の絵をすべての記事に使う、記事の題名をそのまま画像に流し込む。どちらも作る側は効率がよいのですが、並んだときに区別できず、押される確率が下がります。効率と成果が逆を向く典型です。

  • 全記事で同じ背景に社名のロゴだけを置いた画像
  • 記事の題名を長い文章のまま流し込んだ画像
  • 縦長の画像(一覧では上下が切り落とされる)
  • 幅800ピクセル程度の小さな画像
  • 背景が白一色で、一覧の余白と溶けてしまう画像

では何を置くのか。1枚で記事の主題が伝わり、ほかの記事と並べても見分けがつき、小さくしても何の絵か分かるもの、が答えになります。文字を入れるなら、題名の全文ではなく短い言葉に絞ります。Googleは一覧で使う画像を自動で切り抜こうとするため、中央付近に主役を置く設計が安全です。

題名と見出しは、あおらないこと

画像の次に効くのが、題名と見出しです。公式には、内容の本質を捉えた題名と見出しを使うことが推奨として挙げられています。これは検索での考え方と同じですが、Discoverでは方針の側から追加の縛りがかかります。煽るような手法や、感情を過度に動かそうとする手法は、避けるべきものとして明記されています。

実務で境目になるのは、期待と中身がずれているかという点です。「衝撃の事実」と書いておいて中身が一般論なら、ずれています。一方で「決裁が通らない3つの理由」は、本当に3つ書いてあるなら煽りではありません。強い言葉を使わないことが大事なのではなく、書いたことを本文が満たしているかが大事です。

見出しについては、記事の中の並びが一覧の説明に使われることがあります。見出しが「はじめに」「本題」「まとめ」のような中身のない語で埋まっていると、何の記事か伝わりません。各見出しだけを抜き出して並べたときに、記事の流れが分かるかを確かめてください。これは読者にとっても、目次から読みたい場所へ飛ぶ助けになります。

法人向けの記事で意外に効くのが、題名に「誰向けか」を入れることです。Discoverは関心の推定で並ぶため、自分に関係あるかどうかを一覧の段階で判断されます。「法人の」「発注する側の」「担当が1人の会社の」といった限定は、母数を減らす代わりに、当てはまる人の押す確率を上げます。母数を最大化する必要がない場面では、有効な絞り方です。

出しても拾われにくい内容の型

方針の中では、Discoverで推奨されない内容の型も示されています。背景の情報がない求人の応募、請願書、入力の様式、コードの保管場所、風刺の内容などが例として挙げられています。共通しているのは、読んで理解する対象ではなく、操作する対象になっている点です。一覧に並べても読者の関心に応えられない、という判断だと考えられます。

法人向けのメディアでは、この型に近いページを大量に持っていることがあります。資料の請求だけを置いた頁、問い合わせの様式だけの頁、求人の一覧だけの頁。これらがDiscoverで拾われないのは仕組みどおりで、直せる問題ではありません。無理に読み物に寄せるより、それぞれの役割で評価するほうが健全です。

逆に、拾われやすい型もおおむね見当がつきます。その時期に関心が集まる話題を扱ったもの、ほかで読めない情報や考えが入っているもの。公式にも、興味や関心をふまえたタイムリーな内容独自の情報や考察を提供する内容が推奨として挙げられています。法改正、制度の変更、業界の慣習の変化は、この両方を満たしやすい題材です。

ただし、時期に寄せた記事は寿命が短くなります。Discoverで一時的に伸びても、半年後には検索でも読まれなくなる、という形になりがちです。この性質を理解して配分を決めてください。積み上げる記事と、当てに行く記事を分けて考える。全部を当てに行くと、資産が残らないメディアになります。

法人向けの記事でも拾われるのか

結論から言えば、拾われます。ただし、消費者向けの話題と同じ量の流入は期待できません。Discoverは関心の推定で並ぶため、関心を持つ人の総数が結果の上限になります。「決裁の通し方」に関心を持つ人は、「値上げの家計への影響」に関心を持つ人より、はるかに少ないでしょう。

そのうえで、法人向けの記事が有利になる場面もあります。働く人が仕事の合間に見る時間帯では、仕事に関係する話題が並びやすくなります。また、同じ業界の人が続けて読む形になるため、流入の数は少なくても、中身のある閲覧が混ざりやすい傾向があります。数だけを見て評価すると、この部分を取りこぼします。

実務での判断は、Discoverからの流入を目標に置かないことです。こちらから押せるボタンがないものを目標にすると、打ち手が「祈る」しかなくなります。画像の条件を満たす、題名を整える、検索にきちんと載せる。この3つを目標に置いておけば、Discoverで拾われたときには結果が付いてきます。

社内への説明では、「Discoverは検索の副産物として扱う」と言い切るのが安全です。伸びたときは成果として報告し、落ちたときは施策の失敗として扱わない。この線を最初に引いておかないと、数字が落ちた月に、原因のない反省会をすることになります。測れるが操作できない指標は、こう扱うしかありません。

サーチコンソールでの見え方と数え方

Discoverの数字は、サーチコンソールのレポートで確認できます。見られるのは、表示回数、クリック数、クリック率で、過去16か月分のデータが残ります。検索結果のレポートとは別の項目として並ぶため、混ぜて見ないよう気をつけてください。ここに項目自体が出ていない場合は、Discoverでの表示が一定量に達していません。

検索のレポートと違い、Discoverには検索の語という概念がありません。どの語で拾われたかは分からず、見られるのはページ単位の数字だけです。そのため改善のやり方も変わります。語を足す、語を絞るという手が使えないので、伸びたページの共通点を探す作業になります。

実務で意味があるのは、クリック率の比較です。表示回数はこちらでは動かせませんが、同じくらい表示された記事の間でクリック率に差があるなら、その差は画像か題名から来ています。上位と下位を並べて画像を見比べれば、自社の読者に何が効くかの手がかりが得られます。

なお、解析の道具の側では、Discoverからの流入が検索と混ざって記録されることがあります。流入元の分類だけを見ていると、検索が急に伸びたように見えて混乱します。Discoverの数字はサーチコンソールで見る、サイト内の行動は解析の道具で見る、と分けたほうが読み違えを防げます。

急に増え、急に落ちる前提で見る

Discoverからの流入は、大きく上下します。公式にも、利用者の関心の変化や検索の更新によって変動すると書かれています。そして更新のあとについては、実施すべきことは特にないという趣旨の説明が置かれています。これは投げやりな記述ではなく、個別の対処で戻る性質のものではない、という意味です。

この前提を持たないと、報告の場で困ります。前月に立った数千の表示が今月ゼロなら、レポート上は大きな下落として出ます。原因を聞かれても、こちらに操作できる要素がないので説明できません。だからこそ、Discoverの数字は本体の指標から切り離しておく必要があります。

実務としてやることは、記録を残すことです。どの記事がいつ拾われたか、そのときの画像と題名はどうだったかを控えておきます。数か月分たまると、自社で拾われやすい題材の傾向が見えてきます。1回では偶然と区別できませんが、5回たまれば方向は読めます。

落ちたときにやってはいけないのは、画像や題名を一斉に変えることです。変えた直後にたまたま拾われれば、変更が効いたと誤解します。拾われなければ、さらに変えたくなります。変動の大きい指標で試行錯誤すると、手を動かしただけの学びが積み上がります。

Discoverを狙って記事の型を変えるべきか

ここまで読むと、「では時期に寄せた記事を増やすべきか」と考えたくなります。法人向けのメディアでは、慎重に判断してください。時期に寄せた記事は、当たれば大きい代わりに、外れたときに何も残りません。検索回数の少ない語を積み上げる設計のほうが、商談に近い相手に届く確率は高いままです。

判断の軸は、その記事が商談につながる相手に届くかです。Discoverで1万人に読まれても、全員が業界の外の人なら、問い合わせは1件も増えません。一方で検索から100人に読まれ、そのうち3人が発注の権限を持っているなら、成果は後者にあります。

配分を決めるなら、既存の記事の1割程度を時期に寄せた題材に充てるくらいが現実的でしょう。法改正や制度の変更は、もともと法人向けの読者にとって必要な情報です。つまり時期に寄せつつ、読者は外さない題材が存在します。ここを取れば、両立の余地があります。

逆に避けたいのは、業界と関係のない話題に手を伸ばすことです。季節の行事や世間の出来事に無理に寄せた記事は、拾われても読者層がずれ、メディア全体の読者の像がぼやけます。何のメディアか分からなくなると、指名で検索されることも減っていきます。

いまの記事を整えるときの順番

最後に、手を動かす順番を整理します。作業の量が少なく、効く範囲が広いものから始めます。全記事に一度で効く設定を先に入れ、次に流入の多い記事の画像を直し、最後に新しく作る記事の作り方を変える。この順番なら、途中で止まっても効果が残ります。

STEP1
大きな画像で出す設定を全体に入れる

画像の表示の上限をlargeにする記述を、サイト全体の設定として入れます。入れたあと、公開されたページの中身にその1行が出ているかを確かめます。検索向けの補助機能が2つ入っている場合は、どちらが最後に書いているかを見てください。

STEP2
配信されている画像の寸法を測る

流入の多い記事から順に、実際に配信されている画像を開いて寸法を確かめます。幅1,200ピクセル以上、縦横の比が16対9に近いかを見ます。編集画面の表示ではなく、公開されたページの画像を見るのが要点です。

STEP3
代表の画像の指定が意図どおりか見る

共有時の見え方を試せる道具にURLを入れて、どの画像と題名が拾われるかを確かめます。意図と違う画像が出る場合は、アイキャッチの設定か、外側に保存されている情報が古いままです。

STEP4
一覧で見分けられる画像に作り替える

上位10本の画像を並べて、どれがどの記事か見分けられるかを確かめます。見分けられないなら、ロゴだけの絵か、文字を流し込んだだけの絵になっています。中央付近に主役を置き、短い言葉に絞って作り直します。

STEP5
拾われた記録を残す型を決める

どの記事がいつ拾われ、そのときの画像と題名がどうだったかを控える欄を作ります。月に1回、追記するだけで十分です。5回ほどたまった時点で、傾向を読みに行きます。

よくある質問

Discoverに出すために申請はできますか

できません。公式に示された要件はインデックスと方針の2つで、登録や申請の窓口は用意されていません。載せるかどうかは自動で決まります。掲載を約束するとうたう外部の提案があれば、根拠を確かめてください。

記事を毎日出せば拾われやすくなりますか

本数と掲載の関係は、公式には示されていません。本数を増やしても、1本ごとの内容が薄くなれば逆に不利です。拾われる確率を上げたいなら、本数よりも画像と題名の条件を満たすほうが確実でしょう。

画像を作り直したら、すぐ反映されますか

すぐには反映されません。変更が読み取られるまでに時間がかかり、外側に保存されている情報も残ります。共有時の見え方を試す道具で更新を促せる場合もありますが、数日は様子を見てください。

Discoverからの流入は解析の道具で分けて見られますか

設定によりますが、検索と混ざって記録されることがあります。確実に分けたいなら、サーチコンソールのレポートで見るのが基本です。解析の道具の側では、流入元の分類だけを見て判断しないようにしてください。

方針違反の通知が来たらどうなりますか

該当する内容がDiscoverに出なくなります。通知はサーチコンソールの手動による対策の欄に出ます。内容を直して再審査を依頼するか、そのページを取り下げるかの判断になります。検索の順位とは別の扱いです。

着手前に確かめること

作業に入る前に、次の項目を確かめてください。ここで引っかかる点があれば、Discoverの前に片づけるべき問題が残っています。順番を守るだけで、無駄な工数を数十時間は削れます。

  • 流入を増やしたい記事が、検索にインデックスされているか
  • サーチコンソールの手動による対策に、通知が出ていないか
  • 画像の表示の上限をlargeにする記述が、公開後のページに出ているか
  • 配信されている画像の幅が1,200ピクセル以上あるか
  • 縦横の比が16対9に近く、主役が中央付近にあるか
  • 上位10本の画像を並べて、記事を見分けられるか
  • 題名に書いたことを、本文が実際に満たしているか
  • Discoverの数字を、本体の目標と切り離して扱う合意があるか

これらはすべて、Discoverが伸びなくても無駄になりません。検索結果の見え方、共有時の見た目、一覧ページでの選ばれやすさに、同じ作業が効きます。つまりDiscover対策という名前の専用作業は存在しないのに、整えるべき点は確かにある。この形を理解しておけば、投資の判断を誤りません。

まとめ

Discoverは、検索の語を介さずに記事が並ぶ入口です。公式に示された要件は、インデックスと方針の2つだけで、専用のタグや構造化データは必要ないと明記されています。そのうえで、画像の寸法、大きく表示する設定、内容を代表する画像の指定、煽らない題名という推奨が置かれています。つまり手を入れる場所は、検索や共有と共通しています。

実務での扱いは、目標に置かず、副産物として受け取ることです。こちらから押せるボタンがないため、伸びた月も落ちた月も、施策の評価には使えません。画像と題名を整え、検索にきちんと載せ、拾われた記録を残しておく。この3つを続けていれば、当たったときに取りこぼしません。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

AI×SEOに取り組む前に、社内のAI導入環境から整えませんか?

デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。

運営会社:株式会社デボノ

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