動画の概要欄をAIで書く方法|見つけてもらう書き方

動画の概要欄をAIで書く方法|見つけてもらう書き方

「動画は撮ったのに、概要欄には毎回チャンネルの案内文を貼って終わりにしています」「AIに書かせたら文章は出てきましたが、どの動画も同じ形になってしまい、見つけてもらえている気がしません」——企業の動画発信を続けている担当者からは、この2つがほとんど同時に出てきます。どちらも、概要欄を動画のあらすじ欄だと考えているところから来ています。概要欄は、動画の中身を機械に伝える欄であり、同時に、再生を始めた人の次の行き先を決める欄でもあります。読み物としての説明は、そのうちのごく一部です。この記事では、概要欄が実際に使われる3つの場所の違いから始めて、先頭の2〜3行に何を置くか、AIに渡す素材と指示文の組み立て方、章立てとハッシュタグの決まり、人が最後に確かめる項目までを、書く順番どおりに並べます。


カメ先生カメ先生

概要欄は誰も読まないから適当でよい、と言われがちなんだ。でも読む相手は人だけではなくてね。その動画を検索に出すかどうかを決める側も、そこに書かれた言葉を手がかりにしている。


カメ子カメ子

人に向けた説明と、機械に向けた説明を、1つの欄に同居させるということですか。


カメ先生カメ先生

そうなるね。しかも人の側に最初から見えているのは、折りたたまれる前の2〜3行だけなんだ。だから欄の上と下で役目を分けて、上には探している人が使う言葉を、下には毎回同じ案内を置く、という形に落ち着く。


カメ子カメ子

上の2〜3行だけを動画ごとに書き分ける、と考えればよいのでしょうか。


この記事のポイント
  • 概要欄は3つの場所で別々に使われる。折りたたまれる前の2〜3行、検索に渡す手がかり、見た人の行き先。先頭に置く言葉は、この3つのどれを取りにいくかで決める
  • AIに書かせる前に、台本・書き起こし・章立ての3つを揃える。素材を渡さずに頼むと、どの動画にも当てはまる文章しか返ってこない
  • 章は00:00から3つ以上・1章10秒以上、ハッシュタグは15個まで。決まりを外した概要欄は、直す手間が増える前に効かなくなる

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目次

概要欄は3つの場所で別々に使われる

概要欄という1つの欄は、実際には3つの場所で別の使われ方をします。折りたたまれた状態で人が見る先頭の数行、検索に出すかどうかを判断する側が読む全文、そして見終わった人が次の行き先を探す下部です。1つの文章が3つの役目を持たされているので、どれを優先するかを決めないまま書くと、どこにも効かない文章になります。

3つのうち、人の目に最初に触れるのは折りたたまれた状態です。動画運用の解説(2026年)によれば、概要欄に入れられる文量は全角でおよそ2,500字、半角なら5,000字ですが、開かずに見えているのは先頭の2〜3行、文字数にしておよそ100字から150字です。残りの2,000字以上は、開いた人にしか届きません。長く書くこと自体は悪くありませんが、長さで勝負する欄ではないということです。

この記事で扱う範囲も、ここではっきりさせます。動画そのものの作り方も、表に出す画像の作り方も、どのくらいの長さにするかも扱いません。扱うのは、撮り終えた動画に付ける文章だけです。文章を書く作業なので、AIに下書きさせる余地が大きい一方で、決まりを外すと機械の側で無効になる部分があります。この2つを両方押さえます。

順番は、実際に書く順番に合わせます。この動画で何を取りにいくかを決める、先頭の2〜3行を作る、素材を揃えてAIに下書きさせる、章立てとハッシュタグの決まりに通す、人が確かめる。5段です。慣れると1本あたり10分ほどで回りますが、最初の1本だけは型を作る作業になるので、2時間ほど見ておくと安全です。

最初に決めるのは、この動画で何を取りにいくか

概要欄の書き出しでつまずく原因は、文章力ではありません。1本の動画に複数の目的を持たせたまま書き始めていることです。検索から新しい人に来てほしい、既に知っている人に資料を取ってほしい、次の動画も見てほしい。3つ全部を先頭に詰め込むと、どれも伝わりません。

決め方は単純で、動画1本につき目的を1つに絞ります。絞る基準は、その動画を誰がどこから見つけるかです。検索から来る人が多い動画なら、先頭は探している人の言葉に使います。既に登録している人に届く動画なら、先頭は中身の要点に使い、行き先は下部に置きます。目的が違えば、同じ動画でも先頭の2〜3行はまったく別の文章になります。

社内で迷いやすいのは、資料や問い合わせへの誘導を先頭に置くかどうかです。先に来た人が何を探していたかを考えると答えが出ます。検索から来た人は、まだその会社を知りません。知らない相手にいきなり行き先だけを出しても押されないので、先頭は動画の中身、行き先は見終わる頃に見える位置、という置き方になります。

目的を決めたら、1行でよいので書き留めておきます。「この動画は検索から新規に来てもらう」「この動画は既存の視聴者に事例を届ける」。この1行は、後でAIに指示文を渡すときにそのまま使えます。決めずに頼むと、AIは当たり障りのない紹介文を返してきます。指示の弱さが、出力の平凡さになって返ってくる場所です。

折りたたまれる前の2〜3行に置くもの

先頭の2〜3行に入るのは、およそ100字から150字です。ここに置く要素は3つまでにします。その動画が扱っている題材、見ると何が分かるか、誰向けか。この3つが入っていれば、開くかどうかを決める材料としては足ります。あいさつ、チャンネルの紹介、次回の予告は、ここには入れません。

実務でよく起きるのは、先頭に会社名や部署名を置いてしまう形です。社内では自然に見えますが、検索から来た人にとっては、探している言葉と関係のない文字列が先頭に並んでいることになります。先頭の1行に、探している人が実際に打ち込む言葉を入れます。動画の題材が請求書の処理なら、先頭に「請求書」という語が入っているかどうかで見え方が変わります。

書き方の型を1つ挙げます。1行目に題材と結論、2行目に誰向けか、3行目に何が分かるか。たとえば、請求書の受け取りを自動化する動画なら、1行目で何がどう変わるかを短く言い切り、2行目で対象となる担当の範囲を書き、3行目で動画の中で見せている範囲を書きます。3行目までで動画の輪郭が閉じるようにします。

先頭を書き終えたら、実際の表示で確かめます。同じ文章でも、パソコンとスマートフォンでは切れる位置が違います。スマートフォンでは先に別の項目が挟まるため、見えている行数がさらに少なくなることがあります。公開後に自分の端末で開いて、何行目で切れているかを1度だけ見る。この確認を型に入れておくと、先頭の長さが毎回安定します。

検索に伝わるのは、どこを見た結果か

動画共有サービスが公表している検索の仕組み(2026年9月時点)では、検索結果の並びは3つで決まると説明されています。関連性、関わり方、品質です。このうち関連性は、タイトル・タグ・説明・動画の中身が検索語とどれだけ合っているかで見られます。概要欄が効くのは、この関連性の部分です。

ここから分かることが2つあります。1つ目、概要欄だけで順番が決まるわけではありません。関わり方や品質の側は、文章では動かせません。2つ目、概要欄に書いていない言葉では、関連性の側で拾われようがありません。動画の中で何度も話している言葉が概要欄に1度も出てこない、という状態は珍しくありません。

だから確かめ方も単純になります。動画の中で実際に話している言葉のうち、探す人が使いそうな語を3つから5つ選び、概要欄のどこかに自然な文として入っているかを見ます。並べるのではなく、文の中に入れます。関係のない語を詰め込む書き方は、後で触れるとおり、規約の側で問題になります。

おすすめ表示については、公式の説明に概要欄の扱いが書かれていないため、検索ほど比重が大きいとは言い切れません。確実なのは検索の側です。おすすめで伸ばすことを概要欄に期待するより、検索で当たる言葉が入っているかを確かめるほうが、手間に対して返りが読めます。書く時間が限られているときは、この順で優先します。

AIに渡す素材は3つある

AIに概要欄を書かせて平凡な文章しか出てこない原因は、ほぼ1つです。動画の中身を渡していないことです。題名だけを渡して概要欄を書かせれば、題名から想像できる範囲の文章しか返ってきません。どの会社のどの動画にも使える文章になるのは、そのためです。

渡す素材は3つです。1つ目は台本、または話す前に作った構成のメモ。2つ目は音声の書き起こし。3つ目は章立て、つまり動画の中で話題が切り替わる時刻の一覧です。3つのうち最も効くのは書き起こしです。実際に口に出した言葉がそのまま入っているからです。台本どおりに話していない部分ほど、書き起こしとの差が出ます。

なお、字幕そのものの作り方や整え方はこの記事では扱いません。ここで使うのは、あくまで文章として読める形の書き起こしです。自動で作られた書き起こしは、固有名詞や社内の言い回しが崩れていることがあるので、渡す前にその部分だけを直します。全文を直す必要はありません。

  • 書き起こしは、話した順のまま渡す(要約してから渡すと、AIの要約が二重になって中身が薄くなる)
  • 台本と書き起こしの両方があるときは両方渡す(差がある部分に、その動画らしい内容が入っていることが多い)
  • 章立ては時刻と見出しの組で渡す(後でそのまま概要欄に貼れる形にしておくと、書き直しが減る)

指示文の組み立て方

素材が揃ったら、指示文を組みます。組み方は毎回同じでよく、変えるのは素材と目的の1行だけです。指示文で最も大事なのは、出力の形をこちらで決めてしまうことです。自由に書かせると、見出しの付け方も長さも毎回変わり、社内で使い回せなくなります。

形を決めるとは、行数と並びを指定することです。先頭に何行、その次に章立て、その次に行き先、最後に定型、と書いておきます。1つの項目に何字までかも書いておくと、先頭が長くなりすぎるのを防げます。ここまで決めておけば、出てきた下書きをそのまま貼れる状態に近づきます。

STEP1
素材と目的を渡す

台本、書き起こし、章立ての3つと、この動画で何を取りにいくかの1行を渡す。素材が揃っていない状態では始めない。書き起こしがどうしても用意できない場合は、話した内容を箇条書きで10行ほど書いて代わりにする。

STEP2
出力の形を指定する

先頭は3行以内で100字から150字、次に章立ての行、次に関連する動画や資料の行、最後に毎回同じ定型、という並びを文章で指定する。行の順番を変えないことも書いておく。

STEP3
禁止することを書く

書いていないことを足さない、動画の中で触れていない効果を書かない、断定できない数字を入れない、という3つを毎回入れる。この3行がないと、AIは動画にない話を補って埋めてくる。

STEP4
3案出させて、人が選ぶ

先頭の2〜3行だけを3案出させる。全文を3案出させると比べる手間が増えるので、迷う場所だけを複数にする。選ぶのは人で、選んだ理由を1行残しておくと次回の指示文に反映できる。

この4段のうち、省いてよいのは3案を出す段だけです。慣れてくると先頭の型が決まるので、2案で足りるようになります。禁止することを書く段は省けません。省いた回にかぎって、動画で話していない内容が概要欄に入ります。

章立てを概要欄に入れるときの決まり

章立ては、概要欄の中で決まりが最もはっきりしている部分です。動画共有サービスの公式ヘルプ(2026年9月時点)では、最初のタイムスタンプを00:00から始めること、3つ以上を昇順で並べること、1つの章を10秒以上にすることが条件として示されています。どれか1つでも外れると、章として認識されません。

実務で最も多い外れ方は、最初が00:00になっていない形です。あいさつを飛ばして本題の1分30秒から章を始めたくなりますが、この書き方では章そのものが成立しません。00:00の章には、あいさつや前置きの見出しを付けておきます。飛ばしたい気持ちは分かりますが、決まりの側が先です。

もう1つ多いのが、章が2つしかない形です。前半と後半に分けただけでは条件を満たしません。3つ以上に割ります。割り方に迷ったら、書き起こしを見て話題が切り替わっている場所を探します。1つの章が30秒を切るようなら、隣と合わせて1つにします。細かすぎる章は、見る側にとっても選びにくくなります。

章の見出しの文言は、AIに書かせて構いません。ただし時刻は人が入れます。AIに時刻まで書かせると、実際の動画とずれた時刻を返すことがあり、見た人が押したときに違う場所に飛びます。時刻は素材から機械的に転記し、文言だけを書かせる。この分け方にしておくと、章立ての事故はほぼなくなります。なお、手動で章を付けると自動の章立ては働かなくなるため、途中まで手動という置き方はできません。

毎回変える上部と、動かさない下部

概要欄は、上から下までを毎回書き直す必要はありません。動画ごとに変える部分と、チャンネル全体で固定する部分を分けます。分けておくと、1本あたりの作業が先頭の数行と章立てだけになり、AIに任せる範囲もはっきりします。

並べる順番は、上から順に、先頭の数行、章立て、関連する動画や資料への行き先、会社と問い合わせの案内、注意書きです。下に行くほど固定で、上に行くほど毎回変わります。表にすると、どこを誰が触るかが決めやすくなります。

位置入れるもの毎回変えるか外したときに起きること
先頭の2〜3行題材、誰向けか、見ると分かること毎回変える開く前の判断材料がなく、折りたたまれたまま離脱される
章立ての行00:00から始まる時刻と見出し毎回変える章として認識されず、見たい場所に飛べない
関連する行き先同じ話題の動画、関連する資料の場所本数が増えたときに見直す見終わった人の次の行き先がなく、そこで終わる
会社と問い合わせ社名、扱っている領域、連絡先の案内固定誰が出している動画か分からず、業務の相談につながらない
注意書き動画の内容の前提、公開時点、生成AIの開示固定に近い古い情報として読まれる、開示の抜けが後から問題になる

固定の部分は、1つの文章として社内の共有の場所に置いておきます。動画ごとに貼り直すのではなく、原本を1つだけ持ち、変更は原本を直してから新しい動画に反映するという運び方にします。過去の動画をさかのぼって直すかどうかは、連絡先が変わったときだけ、と決めておくと迷いません。

ハッシュタグは3つしか表に出ない

概要欄にハッシュタグを付けると、動画共有サービスの公式ヘルプ(2026年9月時点)の説明では、そのうち3つまでが動画の題名の上に表示されます。残りは概要欄の中に残ります。つまり、実際に人の目に触れる場所を得られるのは3つだけです。

個数には上限もあります。同じヘルプでは、15個を超えると、その動画に付けたハッシュタグがすべて無視されると説明されています。たくさん付けるほど当たる、という考え方が裏目に出る仕組みです。実務では、多くても5個までに収めておけば上限に当たることはありません。

選び方は、先頭の2〜3行で使った言葉と揃えます。概要欄の文章と別方向の語を足しても、内容と合わない分だけ薄まります。3つのうち1つは会社や取り組みを表す固定の語、残り2つを動画ごとの題材にする、という配分にしておくと、チャンネル全体で見たときに並びが整います。

AIにハッシュタグを考えさせると、数を増やす方向に答えてきます。指示文の側で個数の上限を先に書いておきます。「3つだけ、動画で実際に話した言葉から選ぶ」と書けば、関係の薄い語は減ります。返ってきた語が動画の中で実際に話されているかは、人が書き起こしで確かめます。話していない語が混ざるのは、次に触れる問題と同じ根です。

AIが書きがちな誇張を落とす

AIに下書きさせた概要欄で、人が最も直すことになるのは誇張です。動画の中で話していない効果、根拠のない数字、言い切りすぎる表現。これらは、AIが悪いというより、それらしく整った文章を求めた結果として自然に出てくるものです。指示文で禁止しても、完全には消えません。

実務で困るのは、単に気持ちが悪いからではありません。動画共有サービスのスパムに関する方針では、中身と違うことを掲げて人を集める動画や、概要欄から外部へ誘導することだけを目的にした動画が問題として挙げられています。書いた内容と動画の中身がずれること自体が、規約の側の論点になるということです。

  • 動画では1つの事例しか紹介していないのに、概要欄では「多くの企業で成果が出ています」と書かれていた
  • 「作業時間が半分になります」と概要欄に書いたが、その数字は動画の中で一度も出てこなかった
  • 関係のない話題の語を10個以上並べて検索に当てようとし、内容と合わない語が並んだまま公開された
  • 概要欄の先頭に資料の行き先だけを置き、動画の中身に触れないまま公開して、開いた人がすぐ離れた

落とし方は、書き起こしとの突き合わせです。概要欄に書いた要点が、書き起こしのどこに対応するかを人が1度だけ見ます。対応する場所を示せない文は、その場で消します。消すか、動画の中で話している内容に書き換えるかの二択で、残す判断はしません。この確認は1本あたり3分ほどで終わります。

社名と製品名と連絡先の出し方

企業の動画では、社名や扱っている製品の名前をどこまで出すかで迷います。判断の軸は1つで、その語を探している人がいるかどうかです。社名で探す人がいるなら先頭の近くに、いないなら下部の固定の部分に置きます。知名度と関係なく、探されていない語を先頭に置く意味はありません。

製品名を書くときは、正式な表記で書きます。略した社内の呼び方は、社外の人が打ち込む語と一致しません。社内の通称と、外の人が使う言い方が違う場合は、両方を1度ずつ入れます。ただし同じ語を何度も繰り返すのは避けます。繰り返しは詰め込みと見なされる書き方に近づきます。

連絡先の案内は、下部の固定の部分に置きます。問い合わせ先、資料の場所、関連する取り組みの案内。ここは動画ごとに変えず、社内の原本から貼ります。先頭に連絡先を置くのは、既にその会社を知っている人に届ける動画だけです。検索から来る人には効きません。

行き先を並べるときは、数を絞ります。3つ以上並べると、どれも押されにくくなります。1つの動画につき、次に見てほしい動画が1つ、関連する資料が1つ。この2つで足ります。増やしたくなったときは、増やすのではなくどれを外すかを考える順にします。

AIに任せる範囲と、人が決める範囲

概要欄の作業は、文章を作る部分と、決まりに通す部分と、事実かどうかを確かめる部分に分かれます。このうちAIに任せてよいのは文章を作る部分だけです。この動画で何を取りにいくかという判断は、AIに決めさせません。目的が変われば先頭の3行が全部変わるので、ここを渡すと毎回違う方向の文章が返ってきます。

確かめる作業についても線を引きます。AIに下書きを書かせたら、どの部分が書き起こしのどこから来ているかを一緒に出させます。根拠を出させておくと、突き合わせが数分で済みます。根拠を出せない文があれば、それが先ほどの誇張です。出させない設定のまま使うと、確かめる作業がまるごと人の読み直しになります。

人が確認する範囲も、作業を始める前に決めておきます。全文を毎回読み直す必要はありません。先頭の2〜3行、数字が入っている文、章の時刻、ハッシュタグの個数。この4か所だけを見ると決めておけば、1本あたり5分で回ります。決めていないと、忙しい週に確認そのものが飛びます。

なお、AIに「この概要欄は良いか」と評価させるのは勧めません。評価させた結果には理由が残らず、直す手がかりになりません。良し悪しの判断は人が下し、落とした理由を1行残します。残した1行は、次に指示文へ足す禁止の項目になります。この積み上げが、社内の型を育てる部分です。

生成AIを使ったことの開示が要る場合

概要欄をAIに書かせること自体は、開示の対象ではありません。開示が関わるのは、動画の中身そのものをAIで作ったり、大きく改変したりした場合です。動画共有サービスの公式ヘルプ(2026年9月時点)では、写真のようにリアルな内容をAIで生成した場合や、実際の出来事を改変した場合に開示が必要だと説明されています。

開示すると、内容によって表示される場所が変わります。同じヘルプの説明では、写真のようにリアルな内容の場合は再生画面にラベルが出ることがあり、そうでない内容の場合は説明欄を開いたときにラベルが出ることがあるとされています。つまり、開示の結果は概要欄の見え方にも関わります。

一方で、開示が要らない例も示されています。美顔の加工、背景のぼかしといった軽い編集です。加工したかどうかではなく、実際にはない場面を本物らしく見せたかどうかが分かれ目です。社内で判断に迷う動画が出たら、この線で見ます。

運用としては、公開前の確認項目に1行足すだけで足ります。「この動画にAIで作った映像や音声が入っているか」。入っていれば開示の設定を確認し、入っていなければそのまま進みます。判断を編集の担当者だけに委ねず、公開の担当者がもう1度見る形にしておくと、抜けが減ります。

公開後に直すときに壊れやすい3か所

概要欄は、公開した後でも書き換えられます。ただし書き換えたときに壊れやすい場所が3つあります。章の時刻、行き先、ハッシュタグの個数です。文章だけを直したつもりで、この3つのどれかが崩れることがよくあります。

1つ目の章の時刻は、動画を差し替えたときに崩れます。冒頭を数秒切っただけでも、以降の章がすべてずれます。ずれた章は押しても違う場所に飛ぶので、見る側からは動画の不具合に見えます。動画を差し替えたら、章の時刻は全部入れ直すと決めておきます。ずれた分を計算して足す直し方は、途中で編集が入っている場合に合いません。

2つ目の行き先は、資料の置き場所を変えたときに切れます。概要欄は公開した本数だけあるので、1か所を変えると過去の全部を直すことになります。直す範囲は、直近に公開した分と、よく見られている分に絞ります。全部を直そうとすると途中で止まり、どこまで直したか分からなくなります。

3つ目のハッシュタグは、足したときに上限を超えます。追記を重ねると、本数が増えていることに気づきません。書き換えるときに、必ず個数を数え直します。文章を足す作業と、決まりを確かめる作業を分けておくと、この数え直しが習慣になります。

社内で回すための1枚

ここまでの内容は、1枚の確認表に落とせます。表にしておく理由は、作業が複数の人にまたがるからです。撮る人、編集する人、公開する人が別なら、概要欄を書く人と、決まりに通す人も別になります。誰がどこを見るかが書かれていないと、抜けるのは決まりの側です。

表に載せる項目は、この記事で挙げた確認の場所だけで足ります。多くしすぎると使われなくなります。10項目前後に収め、公開の直前に上から順に見る形にします。

  • この動画で何を取りにいくかが1行で書かれているか
  • 先頭の2〜3行に、題材・誰向けか・何が分かるかが入っているか
  • 動画の中で話している言葉が、概要欄の文章の中に入っているか
  • 章は00:00から始まり、3つ以上あり、どれも10秒以上か
  • 章の時刻が、いまの動画と合っているか
  • 数字が入っている文が、書き起こしのどこから来たか示せるか
  • 動画で話していない効果や成果が書かれていないか
  • ハッシュタグは5個以内か、少なくとも15個を超えていないか
  • 下部の固定の部分が、社内の原本と同じ内容か
  • 動画の中身にAIで作った映像や音声が入っていないか

この表を使い始めると、最初の数本で必ず引っかかる項目が見つかります。引っかかった項目は、AIへの指示文に禁止として足します。確認表とAIの指示文を、同じ内容で対にして育てていくのが、手戻りを減らす一番の近道です。人が毎回直している内容は、指示文の側に足りない1行です。

まとめ

概要欄は、動画のあらすじを書く欄ではなく、3つの役目を1つの欄に同居させた場所です。折りたたまれる前の2〜3行は人に向けて、全文は検索に向けて、下部は見終わった人の行き先に向けて書きます。AIに任せられるのは文章を作る部分で、目的を決めること、根拠を突き合わせること、決まりに通すことは人の側に残ります。まず1本、先頭の3行と章立てだけを型にしてみてください。2本目からは、10分で回るようになります。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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