検索結果のサイト名を整える5工程|一覧での見え方を作る

自社のサービス名で検索して、結果の一覧をそのまま見返したことはあるでしょうか。表示されている名前が、社内で使っている呼び方と違っている場合があります。検索結果の見た目は、クリックされる前の唯一の情報です。この記事では、サイト名の表示を整える手順を扱います。
カメ先生検索結果に出ている名前が、去年やめた旧称のままになっているぞ。
カメ子本当ですね。誰も気づいていませんでした。
カメ先生検索する人は、その名前を見て会社を判断するのだよ。中身より先に目に入る。
カメ子……直せるものなら、直したいです。
- 検索結果のサイト名は自動で生成される。指定するには構造化データが要る
- ファビコンと合わせて、一覧の中での見え方が決まる
- 反映には時間がかかる。社名変更の前に準備しておく
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検索結果の見え方を確かめた人は少ない
最初に、この作業が抜けやすい理由を整理します。
サイトの担当者は、日常的に自社サイトを直接開きます。検索結果の画面を経由することは、ほとんどありません。
そのため、検索結果に何が表示されているかを知らないまま運用が続きます。
表示される要素は複数あります。サイト名、ファビコン、ページのタイトル、説明文、URLの表示が並びます。
このうち、記事ごとに設定するのはタイトルと説明文です。
サイト名とファビコンは、サイト全体で共通の設定になります。
つまり、一度整えれば全ページに効きます。
逆に、間違っていれば全ページで間違ったまま表示されます。
実際に多いのは、旧社名や旧サービス名が残っている状態です。
サイト名は自動で生成されるため、変更しても検索側が追いつかない場合があります。
また、ファビコンが設定されておらず、既定の記号が表示されている場合もあります。
どちらも、気づかなければそのまま残ります。
サイト名が決まる仕組み
何を見て決まるのかを整理します。
| 情報源 | 役割 | 実務での扱い |
|---|---|---|
| WebSite 構造化データ | 希望するサイト名を指定する | 最も重要。ホームページに置く |
| og:site_name | SNS共有などで使われる名前 | 構造化データと同じ表記に揃える |
| ページの title | ページ名として使われる | サイト名の部分の表記を統一する |
| 見出しやホームページ本文 | 補助的に参照される | 会社名の表記を揃えておく |
| 外部からの参照 | 呼ばれ方が影響する | 自社では直接変えられない |
上の行から順に、影響の大きさが変わります。指定したい名前がある場合は、構造化データが起点になります。
重要なのは、置き場所です。ホームページ、つまりドメインの入口となるページに置く必要があります。
記事のページに置いても、サイト名の指定としては扱われません。
2行目から4行目は、揃えておく作業になります。
表記が分かれていると、どれが正しいのか判断できなくなります。
5行目は自社では動かせません。ただし、正しい表記で発信を続ければ徐々に揃います。
この5つを合わせるのが、実務の中身になります。
WebSite構造化データを置く場所
最初に行う作業です。
構造化データは、ページの内容を機械が読める形で書いたものです。種類ごとに決まった書き方があります。
サイト名の指定では、WebSite という種類を使います。
この記述は、サイトのホームページに置く必要があります。
ホームページとは、ドメインまたはサブドメインの入口のことです。
具体的には、スラッシュだけのURLで開くページになります。
下層のページに置いても、サイト名としては使われません。
記述に含めるのは、表示させたい名前と、ホームページのURLです。
名前は、実際に使われている呼び方にします。正式名称と通称が違う場合は、どちらを出すかを決めます。
多くのCMSでは、テーマやプラグインが自動で出力しています。
この場合、出力されている内容を確認するのが先になります。
既に出力されているなら、名前の部分だけを直せば足ります。
二重に出力すると、どちらが使われるか分からなくなります。
og:site_nameとtitleを揃える
次に、周辺の表記を合わせます。
og:site_name は、SNSなどで共有されたときに使われる名前です。構造化データと違う表記になっていることがよくあります。
片方が正式名称、もう片方が略称という状態です。
表記が分かれていると、統一した名前が伝わりません。
ページのタイトルにも、サイト名が入っている場合があります。
多くのサイトでは、記事名とサイト名を区切り記号でつなぐ形になっています。
この部分の表記も、同じものに揃えます。
会社名とサービス名のどちらを出すかも決めます。
オウンドメディアに固有の名前がある場合は、その名前を出す判断もあります。
判断の基準は、読者が覚えている呼び方です。
社内の正式名称にこだわると、読者にとって分かりにくくなる場合があります。
会社案内で使う名前と、検索で見せる名前を分ける判断もあり得ます。
いずれにしても、サイト内で1つに決めます。
ファビコンが表示される条件
名前と並んで目に入る要素です。
ファビコンは、検索結果やタブに表示される小さな画像です。設定されていない場合、既定の記号が表示されます。
表示されるには、いくつかの条件があります。
正方形に近い形で、小さく表示しても判別できる絵柄が必要です。
ロゴをそのまま縮小すると、細部が潰れて読めなくなります。
文字が入っている場合は、1文字か2文字までにします。
色の対比も重要です。背景が白い一覧の中で、薄い色は消えます。
設置は、ホームページの記述で指定します。多くのCMSには設定の画面があります。
設定してから表示されるまでには、時間がかかります。
すぐに反映されない場合も、設定自体は残ります。
変更した場合は、古い画像が表示され続けることがあります。
これも時間の経過で置き換わります。
急ぐ必要がある場面は、社名やロゴの変更時になります。
絵柄を決めるときは、実際に表示される大きさで確認します。画面上で大きく表示して判断すると、細部が見える前提で選んでしまいます。
縮小した状態を並べて見比べると、判別できる案とできない案がはっきり分かれます。
同業の会社が並ぶ検索結果では、色の違いが最も分かりやすい手がかりになります。
反映までにかかる時間
待つ期間の目安です。
設定を変えても、検索結果はすぐには変わりません。クロールと処理を経てから反映されます。
サイトの規模が小さい場合、反映までの時間が長くなる傾向があります。
そのため、社名やサービス名の変更は、公開の前から準備します。
変更の当日に設定しても、検索結果は旧名のままです。
外部への発表と検索結果の表示に、ずれが生じます。
準備できる場合は、数週間から数か月の余裕を見ます。
反映されない場合は、記述の場所と内容を確認します。
ホームページ以外に置いていないか、名前の表記が揺れていないかを見ます。
構造化データの検証には、専用の確認ツールがあります。
記述の形式に誤りがあれば、そこで分かります。
形式が正しくても反映されない場合は、待つしかありません。
催促する手段はないため、他の表記を揃える作業を進めます。
待っている間にできる作業もあります。公開済みの記事に残っている旧名の記述を、順に書き換えていく作業です。
記事の本文に旧名が多く残っていると、そちらの表記が参照され続けます。数の多い順に直していきます。
資料や画像の中に旧名が入っている場合も対象になります。差し替えの手間は大きいため、優先度を決めて進めます。
サブドメインで運営している場合
判断が必要になる場面です。
オウンドメディアを別のサブドメインで運営している場合、サイト名も別に指定できます。本体サイトと違う名前を出せます。
メディアに独立した名前がある場合は、その名前を出す判断があります。
一方で、会社名で認知を取りたい場合は、本体と同じ名前にします。
判断の基準は、読者にどちらを覚えてほしいかです。
メディアの名前を出す場合は、記事の中で会社名も分かる形にします。
誰が運営しているか分からないメディアは、BtoBでは信頼されません。
ディレクトリで運営している場合は、サイト名を分けられません。
この場合、サイト全体で1つの名前になります。
ドメインの構成をどうするかは、別の判断になります。
既に運営している場合は、現状に合わせて名前を決めます。
構成を変えるためだけに移行するのは、割に合いません。
表示の整え方は、どちらの構成でも同じです。
社名の表記をどれに寄せるか
実務で迷う点です。
正式名称には、株式会社の位置や、記号の使い方が含まれます。検索結果では、長い名前は途中で切れます。
表示される幅は限られており、長すぎる名前は読まれません。
そのため、通称や略称を選ぶ判断が出てきます。
基準は、読者が検索するときに使う言葉です。
実際の検索語は、検索の管理画面で確認できます。
会社名で検索している人が、どの表記を使っているかを見ます。
その表記を採用すれば、一致する形で表示されます。
アルファベットとカタカナが両方使われている場合も同様に判断します。
表記を決めたら、社内で共有します。
名刺、資料、SNSのプロフィールも同じ表記に揃えます。
バラバラのままだと、外部からの参照も揃いません。
この作業は、検索の話というより社内の整理になります。
略称を採用する場合は、正式名称をどこに書くかも決めます。会社概要のページと問い合わせの案内には、正式名称を残しておくのが安全です。
契約や請求で使う名称と、検索で見せる名称が違っていても問題は起きません。用途が違うためです。
英語表記を併記するかどうかも、同じ考え方で判断します。海外からの検索がある場合は、併記に意味があります。
判断の材料は、検索の管理画面に残っている実際の入力です。想像で決める必要はありません。
旧社名や旧サービス名が出るとき
実際に起きやすい状態です。
社名やサービス名を変えた後も、検索結果には旧名が残ることがあります。外部のページが旧名で参照している影響もあります。
対処は3つあります。
自社の記述を新名に揃える、旧名からの案内を残す、時間をかけて置き換わるのを待つ形です。
1つ目は必須です。構造化データ、og:site_name、タイトル、本文の表記を全て確認します。
見落としやすいのは、古い記事の本文です。
旧名で書かれた記事が多く残っていると、そちらが参照され続けます。
2つ目は読者への配慮です。旧名で検索した人が迷わないよう、変更の告知を残します。
この告知ページは、しばらく検索される可能性があります。
3つ目は待つ作業です。外部の参照は自社では変えられません。
業界団体や取引先のページに掲載されている場合は、依頼できることもあります。
影響の大きい掲載先だけ、個別に連絡する判断もあります。
全てを直すことは現実的ではありません。
スマホとPCで違う見え方
確認するときの注意です。
検索結果の表示は、端末によって異なります。サイト名の表示が始まったのは、まずスマホの検索結果でした。
PCで確認しただけでは、実際の見え方を把握できません。
BtoBの読者は業務時間中に検索するため、PCの比率が高い場合もあります。
一方で、移動中や会議の合間の検索はスマホになります。
両方で確認するのが確実です。
表示される文字数も端末で変わります。長い名前ほど影響を受けます。
確認は、実際に検索して目で見る方法が最も確実です。
自社名、サービス名、主要な検索語の3つで確認します。
一覧の中で、自社の行がどう見えるかを確かめます。
周りに並んでいる他社の表示と比べます。
この比較で、改善すべき点が分かります。
記録として画面を保存しておくと、変更の前後を比べられます。
確認する検索語は、自社名だけでは足りません。サービス名、主要な製品名、事業を表す一般的な言葉の3種類で見ます。
一般的な言葉で検索した結果では、知らない会社として並びます。その状態でどう見えるかが本番の見え方になります。
同じ画面に競合が並んでいる場合は、名前とファビコンの区別がつくかを確認します。
確認に使う道具と手順
作業に必要なものを整理します。
- 構造化データの記述は、専用の検証ツールで形式を確認できる
- 実際の見え方は、検索して目視で確認する(端末を分けて見る)
- 会社名での検索語は、検索の管理画面で実際の入力を確認できる
- 変更前の画面を保存しておき、反映の前後を比較する
この4つで、作業の確認は足ります。
形式の誤りは検証ツールで分かりますが、表示の判断は目視でしかできません。
機械的な確認と目視の確認は、役割が違います。
検証ツールで問題がなくても、名前が長すぎて切れる場合があります。
目視で確認すれば、その場で気づけます。
検索の管理画面では、実際に使われた検索語が分かります。
社内で使っている呼び方と、外部が使う呼び方が違う場合があります。
この差は、表記を決めるときの根拠になります。
確認の記録は、担当者が変わったときに役立ちます。
なぜこの表記にしたのかが残っていれば、無用な変更を防げます。
判断の理由まで書いておくのが安全です。
記録は1枚で足ります。
検索結果に出るURLの見え方
名前と並んで表示される要素です。
検索結果には、ページのURLも表示されます。現在は生のURLではなく、サイト名と階層の組み合わせで表示される形が一般的です。
この階層の部分は、サイトの構造をそのまま反映します。深い階層のページほど、表示される項目が増えます。
階層の名前は、カテゴリの名称やディレクトリの名前が使われます。社内用の略号を使っていると、読者に意味が伝わりません。
たとえば管理の都合で付けた記号や、連番だけのディレクトリ名は、読者にとって手がかりになりません。
階層の名前は、読者が意味を理解できる言葉にしておきます。
これは検索結果のためというより、サイト全体の分かりやすさの問題です。
URLの表示は、記事ごとに変えられません。サイトの構造で決まります。
そのため、構造を作る段階で決める必要があります。運用の途中で変えると、URLの変更を伴います。
URLを変更する場合は、転送の設定が必要になります。安易に触る対象ではありません。
既に運用しているサイトでは、無理に直さない判断も妥当です。
新しくカテゴリを作るときだけ、名前の付け方を揃えます。
この積み上げで、数年後の見え方が変わります。
名前を変えるときの社内の段取り
設定より前に必要な作業です。
社名やサービス名の変更は、サイトの設定だけでは終わりません。外部の掲載先、資料、署名、SNSのプロフィールが対象になります。
検索結果の表示は、これらの積み上げの結果でもあります。自社サイトだけを直しても、外部の参照は旧名のまま残ります。
そのため、変更の予定が決まった時点で、書き換える対象の一覧を作ります。
一覧に含めるのは、サイトの設定、公開済みの記事、資料の表紙、メールの署名、外部の掲載ページです。
優先度を付けなければ、作業が終わりません。まずサイトの設定と主要な記事から進めます。
外部の掲載先は、影響の大きいものだけ個別に依頼します。全てを直すことは現実的ではありません。
依頼するかどうかは、そのページから流入があるかで判断します。
検索の管理画面で、参照元として現れているページを確認できます。
変更の告知ページも用意します。旧名で検索した人が迷わないための入口になります。
この告知は、変更から1年程度は残しておく判断が妥当です。
社内の周知も必要になります。担当者ごとに違う名前を使えば、また表記が揺れます。
表記の一覧を配布し、資料の作成時に参照できる形にします。
この作業を先に行えば、設定の変更は最後の工程になります。
一覧で並んだときの印象
最後に、目的に戻ります。
- サイト名が、読者が使う呼び方になっているか
- 名前が長すぎて途中で切れていないか
- ファビコンが設定され、小さくても判別できるか
- 旧社名や旧サービス名が残っていないか
- 同じ検索語で並ぶ他社と比べて、区別がつくか
この5項目が揃えば、一覧の中で認識されます。
検索結果は、複数の行が並んだ状態で読まれます。
読者は1行ずつ吟味しません。見慣れた名前か、知らない名前かを判断します。
繰り返し目に入る名前が、指名で検索される名前になります。
表記が揃っていれば、その積み上がりが早くなります。
逆に、記事ごとに違う名前が出ていれば、印象は蓄積しません。
この作業の効果は、すぐには数字に出ません。
ただし、一度整えれば戻りません。
手間が小さく、効果が長く続く作業になります。
優先度を判断するなら、社名変更やリニューアルの時期に合わせます。
その時期であれば、他の作業とまとめて進められます。
何もない時期に単独で行っても、負担は小さく済みます。
やりがちな失敗
よく見かける状態です。
- 構造化データを記事のページに置き、ホームページに置いていない
- og:site_name と構造化データで、違う表記を出している
- ロゴをそのまま縮小してファビコンにし、小さくすると読めない
- 社名変更の当日に設定を変え、検索結果が旧名のままだと慌てる
- PCだけで確認して、スマホでの見え方を見ていない
1行目は、最も多い設定の誤りです。置き場所を間違えると、指定として扱われません。
2行目は、表記が分かれる原因になります。
3行目は、見た目の問題です。小さく表示したときに判別できるかを必ず確認します。
4行目は、時間の見積もりの誤りです。準備は前から始めます。
5行目は、確認の抜けです。端末を分けて見ます。
どれも一度気づけば直せる内容です。
整える5工程
順番に進めます。
社名、サービス名、主要な検索語で検索し、表示されているサイト名とファビコンを記録します。スマホとPCの両方で見ます。
検索の管理画面で実際の検索語を確認し、読者が使う呼び方を採用します。長さも合わせて判断します。
WebSite の記述を入口のページに置きます。既に出力されている場合は、名前の部分を直します。
og:site_name、ページのタイトル、本文の会社名を同じ表記にします。ファビコンも設定します。
数週間から数か月の期間を見ます。反映後に再度検索し、記録した画面と比較します。
この5工程で完了します。
2工程目に時間をかけると、後戻りがなくなります。
表記を決めずに設定を進めると、途中で変更が必要になります。
先に決めてから、まとめて設定するのが早い進め方です。
3工程目と4工程目は、同じ日に終わります。
5工程目だけ、時間がかかります。
その間に、他の記事の作業を進めれば無駄になりません。
まとめ
検索結果のサイト名は自動で生成されるため、社内で使っている呼び方と違う名前が表示されていることがあります。旧社名が残る状態も珍しくありません。
希望する名前を出すには、WebSite の構造化データをホームページに置きます。加えて og:site_name とページのタイトル、本文の表記を同じものに揃えます。ファビコンは小さく表示しても判別できる絵柄にします。
反映には時間がかかるため、社名変更やリニューアルの前から準備します。効果はすぐに数字に出ませんが、一度整えれば長く続く作業になります。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
AI×SEOに取り組む前に、社内のAI導入環境から整えませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
