【2026年】申込の仕掛けに規制が入る|今のうちに直す表示

「申し込みの導線は、どこまでが工夫でどこからが問題なのか」「残りわずかという表示は、使ってよいのか判断できない」——申込の画面を作る側が迷う境目です。この線引きは、感覚や良識で決めるものではなくなりました。誤認させる型と、困惑させる型の二つに整理されています。この記事では、今のうちに直すべき表示を整理します。
カメ先生申込の仕掛けはね、利用者を誘導する工夫の範囲だと扱われてきたが、規制の対象として型が整理されつつあるんだ。
カメ子どこからが問題になるのでしょうか。
カメ先生判断を誤らせる作りと、断りにくくさせる作りだ。特に、解約の入口が見つけにくいものは厳しく見られる。
カメ子入るときより、出るときなのですね。直す順番を知りたいです。
- 消費者庁が検討会を設け、規制の方向性として二つの型を示している
- 残り時間の表示や、解約の導線を隠す作りが例として挙がっている
- 2026年の夏をめどに中間の報告がまとめられる予定とされている
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見慣れた作りに規制が入る
申込の画面には、成果を上げるための工夫が積み重ねられています。残りの時間を表示する、他の人の申込状況を見せる、初回の価格を大きく出す。いずれも成果を上げるために生まれた手法です。
これらの手法が、利用者の判断を歪めるものとして議論の対象になっています。消費者庁は検討会を設けて規制の在り方を議論しています。
ここで重要なのは、対象が悪質な事業者に限られていない点です。よくある作りの一部が、そのまま例として挙げられています。自社は問題ないという前提で読み飛ばすと、後から手戻りが生じます。
議論はまだ途中の段階です。何がどこまで規制されるかは確定していません。しかし、方向性は示されており、見直すべき箇所の見当は付きます。
規制が固まってから動くと、改修の時期が重なって混雑します。方向性が見えている今のうちに点検しておくほうが余裕を持って対応できます。
こうした手法が広まった背景には、成果を数字で測る運用の定着があります。変更を加えて申込の数が増えれば採用する。この判断の繰り返しが、利用者を追い込む方向に画面を最適化していきます。一つひとつの変更は小さくても、積み重なると別物の画面になります。誰かが悪意を持って設計したわけではなく、数字を追う仕組みが自然にその形へ向かわせる。だからこそ、数字とは別の観点で定期的に見直す必要があります。
何が問題とされているのか
議論の出発点にあるのは、定期購入をめぐる相談の急増です。この10年で激増し、約9割が定期購入との認識がないまま契約させられたというものとされています。
認識がないまま契約したということは、契約の内容が利用者に伝わっていなかったということです。書いていなかったわけではなく、伝わらない形で書かれていた。そこが問題とされています。
表示の有無だけを基準にすると、小さな文字で書いておけば足りることになります。実際に伝わったかどうかを問う考え方への転換が議論されています。
この転換は、作り手にとって判断の難しさをもたらします。「書いてある」では足りず、「伝わる形か」を自ら判断する必要が出てくるためです。
消費者庁は実態の調査も公表しています。どのような作りがどの程度使われているのかを調べた内容です。議論が具体的な事例に基づいて進んでいることを示しています。
相談の内容が認識の食い違いに集中している点は見逃せません。価格が高すぎる、品質が悪いという相談ではなく、そもそも契約したつもりがなかったというものが大半を占めています。取引の入口で、意思の確認ができていないという指摘です。この構造は、業種や商材を問わず起こり得るものです。自社の商材が健康食品でも化粧品でもないからといって無関係とは言えません。契約の入口の作りが問われているためです。
二つの型に整理された
2026年3月16日に開かれた第3回の検討会で、規制の方向性が示されました。規制の対象を二つに分類して規律をかける案が挙げられています。
一つ目が「誤認させる手法」です。事実と異なる印象を与えることで判断を歪めるもの。初回の価格のみを強調して定期の縛りを隠す形が例として挙げられています。
二つ目が「困惑させる攻撃的な手法」です。冷静な判断をさせない、あるいは手続きを妨げるもの。残り時間の表示による焦りや、解約のボタンを意図的に隠す形が挙げられています。
この二分法は実務でも使いやすい整理です。自社の画面を見るときに、「事実と違う印象を与えていないか」「冷静な判断を妨げていないか」の二つの問いで点検できます。
第4回は2026年4月に開かれ、定期の契約が不明瞭になっている「こっそり」型など、禁止すべきとする行為が示されました。議論は類型の具体化に向かっています。
消費者庁は6つの類型について規制を検討しているとされています。二つの大きな型の下に、より具体的な区分が置かれる構成です。類型が細かく定まれば、何が対象で何が対象外かの線引きは明確になります。一方で、類型に当てはまらない新しい手法が生まれる余地も残ります。制度としては常に後追いになる領域です。だからこそ、類型の暗記ではなく考え方の理解が要ります。「誤認させていないか」「困惑させていないか」という二つの問いを自分で使えるようにしておく。それが最も長持ちする備えになります。
誤認させる手法とは
この型の中心にあるのが、重要な条件を見えにくい形で示すことです。初回の価格を大きく出し、二回目以降の価格や継続の条件を小さく書く。これが典型例として挙げられています。
同じ構造は他の場面でも見られます。無料と大きく書いて、期間の経過後に課金される旨を下部に小さく書く。月額の金額を出して、最低の契約期間を別の頁に置く。
作り手の側に隠す意図がない場合も多いものです。画面を整理した結果、重要でないと判断した情報が小さくなった。意図の有無にかかわらず、伝わらない形は問題とされ得ます。
判断の目安として使えるのが、「その情報を知っていたら申し込まなかった人がいるか」という問いです。いるなら、その情報は同じ強さで示す必要があります。
法人向けの取引でも同じ構造は起こります。初期の費用を強調して運用の費用を小さく書く、年間の契約であることを申込の最終の画面まで示さない。相手が法人であっても、伝わらない形は問題になり得ます。
点検の実務としては、画面を印刷して重要な条件に印を付ける方法が有効です。価格、契約の期間、更新の条件、解約の方法。この4つに印を付け、それぞれの文字の大きさと位置を見る。印が画面の下部に固まっていれば、見直しの余地があります。逆に、強調されている部分に印が付いていない場合も要注意です。重要でない情報を最も目立つ場所に置いていることになります。この作業は10分で終わり、開発の知識も要りません。担当者が一人でできる点検です。
困惑させる攻撃的な手法とは
もう一つの型は、判断そのものを妨げるものです。残り時間の表示による焦りが、例として挙げられています。考える時間を奪う仕掛けです。
実際に在庫や期限があるなら、それを伝えるのは正当な情報の提供です。問題とされているのは、実態のない期限を作り出す場合です。
画面を再読み込みするたびに残り時間が戻る、毎日同じ時刻に期限が延長される。実態のない期限は、事実と異なる情報を与えていることになります。
解約の導線を隠す形もこの型に含まれます。解約のボタンを意図的に見つけにくくする。申込は3回の操作でできるのに、解約は問い合わせの窓口を探すところから始まる。
この非対称性は、多くのサービスで無自覚に生じています。申込の画面には投資し、解約の画面は放置する。結果として、意図せず妨害的な作りになっていることがあります。
他の人の申込状況を見せる表示も同じ観点で見られます。「今この商品を5人が見ています」「直近1時間で3件の申込がありました」。実際の数字に基づいているなら情報の提供ですが、架空の数字を出しているなら事実と異なる表示になります。表示の根拠となるデータが実在するかを確かめておきます。導入した道具の既定の設定で架空の数字が出る仕組みになっていることもあります。自社で作っていない機能ほど中身を確かめる必要があります。提供元に問い合わせて数字の出どころを文書で確認しておくと確実です。
定期の契約が中心にある
議論の中心にあるのは定期の契約です。一度の申込で継続的な支払いが発生する構造が、問題の温床とされています。
一回限りの購入だと思って申し込んだのに毎月請求が来る。この食い違いが相談の大半を占めているとされています。金額の大小ではなく、認識の食い違いが問題です。
法人向けの事業でも定期の契約は一般的です。月額の利用料、年間の保守の契約、自動で更新される購読。構造としては同じ論点を抱えています。
違いは、法人の取引では契約の書面を交わすことが多い点です。書面があれば条件は明示されます。問題になりやすいのは、画面上の操作だけで契約が成立する形です。
無料の試用から自動で有料に移行する仕組みはその典型です。書面を交わさず、画面の操作だけで継続的な支払いが始まります。点検すべき筆頭の箇所です。
自動で更新される契約も同じ論点を持ちます。年間の契約が何もしなければ翌年も続く形。これ自体は双方にとって手間の少ない仕組みです。問題は、更新の時期が近いことが相手に伝わっているかどうかです。更新の前に通知する仕組みがあれば、多くの論点は解消します。通知を出すと解約の申し出が増えるという懸念はありますが、気づかないまま更新された相手は次の更新では確実に離れます。しかも、不信感を持った状態で離れます。長い取引を前提とする事業ほど、通知を出すほうが結果的に得になります。
法人向けでも無関係ではない
「うちは法人向けだから関係ない」という反応をよく聞きます。しかし、規制の議論は取引の相手方を限定していません。
法人向けの事業でも、実際に画面を操作するのは個人です。担当者が自社の判断で申し込む。その過程で誤認が生じることは十分にあり得ます。
また、小規模の事業者や個人事業主が相手の場合、実質的に個人の消費者と変わらない立場で判断しています。相手の属性だけで線を引くのは危うい考え方です。
加えて、表示に関する規制は取引の相手方を問わないものもあります。誇張した表示や根拠のない効果の主張は、相手が法人でも問題になります。
実務的には、相手が誰であっても伝わる形にするという方針が最も安全です。分かりやすい表示は、そもそも取引の質を上げます。規制への対応というより、設計の改善として取り組む価値があります。
取引の相手が事業者である場合、消費者を保護する法令がそのまま適用されるとは限りません。この点は事実です。しかし、適用されないことと問題にならないことは別です。表示をめぐる紛争は、法令の適用の有無だけで決まるものではありません。契約の解釈、取引上の信義、評判への影響。いずれも法令の枠外で効いてきます。法人向けだから何をしてもよい、という結論には至りません。むしろ、継続的な取引を前提とする法人向けの事業では信頼の毀損の代償が消費者向けより大きくなることもあります。
危ういと指摘されている作り
議論の中で挙がっている作りを整理します。いずれも、今すぐ違法というものではありません。検討の対象として名前が挙がっている段階です。
| 作りの例 | どの型か | 見直しの方向 |
|---|---|---|
| 初回の価格だけを大きく表示する | 誤認を誘う | 継続の条件を同じ強さで示す |
| 実態のない残り時間を表示する | 困惑させる | 実際の期限のみを表示する |
| 解約の導線を見つけにくくする | 困惑させる | 申込と同じ手数で解約できるようにする |
| 定期であることを最終画面まで示さない | 誤認を誘う | 最初の画面から明示する |
| 既定で追加の申込に印を付けておく | 誤認を誘う | 利用者が自ら選ぶ形にする |
五つ目は見落とされやすい項目です。資料の請求の画面でメールの配信に同意する欄にあらかじめ印が付いている形。利用者が意識せずに同意した状態になります。
この形は個人情報の取り扱いの観点でも議論のある作りです。既定で印を付けない設計に変えても、同意する人の割合は思ったほど下がらないことが多いものです。
表に挙げた作りのうち、自社に当てはまるものがあっても慌てる必要はありません。現時点では検討の対象として名前が挙がっている段階です。ただし、既に他の法令で問題になり得るものも含まれています。表示に関する既存の法令は、今この瞬間も適用されています。新しい規制を待たずに対処すべき項目と、議論の行方を見ながら検討する項目を分けて考えます。実態と食い違う表示は前者、導線の設計は後者に入ります。この仕分けができれば、限られた工数をどこに使うかが決まります。
焦らせる表示の線引き
残り時間や在庫の表示についてどこまで許されるのかは判断の難しい部分です。実態があるかどうかが、最も明快な基準になります。
実際に申込の期限があるなら、それを表示するのはむしろ親切です。利用者にとって必要な情報だからです。問題は実態がない場合です。
点検の方法は簡単です。自社の画面で残り時間が表示されている箇所について、その期限を過ぎたら本当に申し込めなくなるかを確かめます。ならないなら、その表示は見直しの対象です。
在庫の表示も同じです。「残りわずか」と出ているのにいつでも購入できる状態なら、実態と表示が食い違っています。在庫の数と連動させるか、表示をやめるかのどちらかになります。
なお、実態のある期限であっても表示の仕方には配慮が要ります。画面全体を覆う、音を出す、点滅させる。程度が過ぎれば冷静な判断を妨げる作りとみなされ得ます。
解約の導線をどう作るか
解約の導線は最も見直しの効果が大きい箇所です。申込と解約の手数を比べるだけで、問題の有無が見えます。
申込が画面上の操作で完結するなら、解約も同じ経路でできるようにする。これが基本の考え方です。申込は自動化されているのに解約だけ電話が必要、という形は非対称です。
導線の見つけやすさも重要です。会員の画面の中で何段階も進まないとたどり着けない場所に置かれている。階層の深さそのものが、妨害的な作りとみなされ得ます。
引き止めの画面についても程度の問題があります。解約の理由を尋ねるのは改善のために有用です。しかし、何度も確認を挟む、特典の案内を繰り返す。こうした作りは妨害と受け取られ得ます。
実務的な目安として、解約の意思を示してから完了するまでの操作の回数を数えます。申込の回数と大きく違わなければ、まず問題になりません。
引き止めの案内そのものは否定されるものではありません。解約を考えている相手に別の選択肢を示すことには意味があります。利用の量を減らす、一時的に休む、別の内容に切り替える。相手にとって有益な選択肢なら、示すことは親切です。問題になるのは、同じ引き止めを何度も繰り返す場合や、解約の操作に進む道が見つけにくくなっている場合です。案内は一度だけ、そのうえで解約に進む道を明確に示す。この形なら妨害とは受け取られません。引き止めの効果も実は一度目が最も高いものです。
無料の試用から有料への切り替え
法人向けの事業で最も点検すべきなのがこの箇所です。無料で始めて、期間の経過後に自動で課金される仕組み。広く使われている形です。
この仕組み自体が問題なわけではありません。問題になるのは、課金が始まることが利用者に伝わっていない場合です。
点検すべき箇所は3つあります。申込の画面で自動で課金される旨が明示されているか。課金の前に通知が届くか。期間中に解約する導線が分かりやすい場所にあるか。
課金の前の通知は特に効果があります。「3日後に有料に切り替わります」と事前に伝えるだけで、認識の食い違いは大きく減ります。解約されることを恐れて通知を出さない設計は危うい判断です。
通知を出すと解約が増えるのではないか、という懸念はあります。しかし、認識のないまま課金された利用者は返金の要求や評判の悪化という形で別の負担をもたらします。長い目で見れば、伝えるほうが安く済みます。
他の法令とのすみ分けが課題
議論の中で課題として挙げられているのが、既存の法令との関係です。景品表示法など他の法令で対処できるものとのすみ分けが明確でないと指摘されています。
誤認を誘う表示は、既に表示に関する法令の対象になり得ます。新しい規制を作らなくても対処できる部分がある。そこに重ねて規制を作ると、事業者の側の負担が増えます。
もう一つの課題が、故意性や悪質性の評価の難しさです。同じ画面の作りでも、意図的に隠したのか設計上の都合でそうなったのかで評価は変わり得ます。外形からは判断しにくい部分です。
こうした課題があるため、議論には時間がかかると見られます。一方で、実務の側から見れば課題が残っている間も、既存の法令は適用され続けます。新しい規制を待つ理由にはなりません。
今のうちに直す工程
点検と改修の進め方を整理します。規制が固まる前に着手しておくと、対応の余裕が生まれます。
申込、資料の請求、試用の開始、解約。契約に関わる画面を全て一覧にします。
事実と違う印象を与えていないか。冷静な判断を妨げていないか。この二つの問いで各画面を見ます。
残り時間、在庫、他の人の申込状況。表示されている内容が実態と合っているかを確かめます。
申込に必要な操作の回数と、解約に必要な回数を数えます。大きく違う場合は改修の対象です。
実態と食い違う表示から先に直します。導線の改修は開発の工数が要るため、次の見直しの機会に載せます。
三つ目の実態との食い違いは、多くの場合設定を変えるだけで直せます。開発の工数をかけずに、その日のうちに対応できる項目です。
やりがちな作り
意図せず問題のある作りになる例を整理します。いずれも、成果を上げようとした結果として生まれるものです。
- 表示の効果を試すために残り時間を入れ、実態と連動させないまま運用を続ける
- 初回の価格を強調し、継続の条件を画面の下部に小さく置く
- 解約の導線を会員の画面の奥に置き、そこにたどり着く経路を用意しない
- 追加の申込に既定で印を付けておき、利用者が外す形にする
- 無料の試用の終了を通知せず、そのまま課金する
一つ目は施策の検証から生まれることが多い形です。効果があったのでそのまま残す。検証のために入れたものを、実態と結び付けないまま運用に載せてしまう。検証の終了時に扱いを決める手順があれば防げます。
三つ目は解約を減らす目的で作られることがあります。しかし、見つけられない利用者は問い合わせの窓口に連絡します。対応の工数を考えると得にはなりません。
- 規制の内容はまだ確定しておらず、議論が進んでいる段階
- 2026年の夏をめどに中間の報告がまとめられる予定とされている
- 消費者契約法や特定商取引法の改正を視野に議論されている
- 他の法令で対処できるものとのすみ分けが課題として挙げられている
- 最新の状況は、消費者庁の公表資料で確かめる
成果への影響をどう見るか
見直しを提案すると、必ず出てくるのが成果が落ちるのではないかという懸念です。短期的には落ちる項目もあります。ただし、見るべき指標が変わります。
実態のない期限の表示をやめれば、その場での申込は減るかもしれません。しかし、焦って申し込んだ人の中には後で解約する人が含まれます。申込の数ではなく、定着した数で比べる必要があります。
解約の導線を分かりやすくすると、解約の件数は増えます。これは止められていた人が止められるようになった結果です。見かけの契約数は減りますが、実態に近づいたと解釈できます。
報告の場では、この点を先に説明しておきます。「この改修で解約は増える見込みだが、それは適正化である」と事前に共有する。後から説明すると、施策の失敗と受け取られます。
あわせて、問い合わせの件数も見ておきます。解約の方法が分からないという問い合わせは、改修によって減ります。対応の工数の削減という形で効果が出る部分です。
確認項目
最後に、自社の画面を点検する項目を並べます。開発の工数をかけずに確かめられる項目から並べています。
- 残り時間や在庫の表示が、実態と連動しているか
- 継続の条件が、初回の価格と同じ強さで示されているか
- 定期の契約であることが、最初の画面で分かるか
- 解約に必要な操作の回数が、申込と大きく違わないか
- 解約の導線が、会員の画面から2回以内でたどり着けるか
- 追加の申込の欄に、既定で印が付いていないか
- 無料の試用の終了前に、通知を出しているか
- 引き止めの画面が、何度も確認を挟む作りになっていないか
- 検証のために入れた表示が、そのまま残っていないか
- 点検の結果と改修の予定を記録しているか
この一覧の一番目と六番目は、設定の変更だけで対応できることが多い項目です。まずこの2つを確かめるだけでも、危うさは大きく減ります。
なお、規制の内容と施行の時期は今後の議論によって変わります。この記事は現時点で公表されている検討の状況を整理したものです。実際の対応にあたっては最新の公表資料と顧問の弁護士に確かめてください。
まとめ
申込の画面でよく使われる仕掛けについて、規制の議論が進んでいます。消費者庁の検討会では、誤認させる手法と困惑させる攻撃的な手法という二つの型に整理して規律をかける案が示されました。定期購入の相談の急増が議論の背景にあります。
挙げられている例は、初回の価格だけの強調、実態のない残り時間の表示、解約の導線を隠す作りなど、広く使われているものです。法人向けの事業でも、無料の試用からの自動の課金や自動で更新される契約は同じ論点を抱えています。実態と表示を合わせ、申込と解約の手数を揃える。この2点から着手すれば、議論の行方にかかわらず画面の質は上がります。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
AIの導入・活用、何から始めるべきかお悩みですか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
