型番で検索する人を取りこぼさない|製品ページの受け皿

「型番で調べる人は少ないので、後回しにしていた」「自社の製品なのに、検索すると代理店や通販のページが先に出てくる」——製造業のサイトで繰り返し起きる取りこぼしです。件数の少ない語は、優先度の低い語ではありません。型番を打ち込む人は、すでに製品を特定し終えた段階にいます。この記事では、表記のゆれや旧型番も含めた受け皿を、製品ページ側に用意する手順を整理します。
カメ先生型番での検索はね、件数が少ないから後回しでよいと思われがちだが、打ち込んでいる人の段階を見ると評価が逆になるんだ。
カメ子段階というのは、どのあたりにいる人なのでしょうか。
カメ先生型番を知っているということは、どの製品かがもう決まっている。残っているのは買うか問い合わせるかだけだ。調べ始めの語より件数は少ないが、1件あたりの重みがまるで違う。
カメ子数ではなく決定への近さで見るのですね。受け皿の作り方から見ていきます。
- 型番検索は検索数が小さくても購買意図が強く、受け皿の有無が問い合わせ数に直結する
- 取りこぼしの原因は表記ゆれ、旧型番からのつながり、廃番ページの削除、PDFだけの製品情報に集中する
- 全型番のページを作る必要はない。問い合わせの多い製品群から順に受け皿を用意すれば効果が出る
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型番で検索されている現場
型番での検索は、実際の業務の中で自然に発生します。どんな場面で起きているのかを具体化しておくと、必要な受け皿の形が見えてきます。机の前で調べているとは限らない点が、この検索の特徴です。
最も多いのが、既存の設備や製品を保守する場面です。現物に貼られたラベルの型番を読み取り、そのまま検索する。仕様を確かめたい、後継品を知りたい、代替品を探したいという目的です。現場に立ったまま、スマートフォンで調べていることも珍しくありません。
次に多いのが、他社の資料や図面に載っている型番を調べる場面です。設計者が部品表に並んだ型番を1つずつ確認する、購買担当が見積書の型番を照合する。この人たちは、製品名やカテゴリ名ではなく型番だけを手がかりに動いています。
展示会や商談の直後にも起きます。名刺と一緒に受け取ったカタログの型番を、後日その場で検索する。いずれの場面でも、検索する人はすでに製品をかなり具体的に絞り込んでいます。何を買うべきかを探しているのではなく、これで合っているかを確かめています。
この違いが重要です。カテゴリ名で検索する人は選択肢を探していますが、型番で検索する人は確認をしています。確認に来た人に対して情報が出てこなければ、その確認は他社のページで行われます。
社内で優先度を議論するときは、この場面の違いを共有してください。検索数だけを並べた資料では、この差は伝わりません。誰がどんな状況で打ち込んでいるかを説明するほうが、判断は正確になります。
型番検索は少ないから後回し、という誤解
キーワード調査のツールで型番を調べると、検索数はほとんど表示されません。ゼロと出ることもあります。この数字を見て、対応の優先度を下げてしまうことがあります。
しかし、検索数と成果は比例しません。型番で検索する人は、製品を特定したうえで最終確認をしている層です。1件あたりの価値が、一般的なキーワードとは桁違いになります。100件の情報収集より、1件の型番検索のほうが売上に近いことがあります。
さらに、型番の種類は膨大です。1つの型番の検索数は小さくても、数百、数千の型番を合計すれば無視できない量になります。小さな流入の集合体として捉えると、対応の意味が見えてきます。個別に評価すると、必ず判断を誤ります。
測り方にも注意が要ります。調査ツールに数字が出ない語でも、サーチコンソールを見れば実際の表示回数が記録されていることがあります。ツールの推計値ではなく、自社サイトの実データで判断してください。
表示はあるのにクリックがない型番があれば、それは受け皿が弱い証拠です。検索結果には出ているものの、探している人が求める情報がそのページにないと判断されています。改善の効果が最も早く出る対象です。
競合の状況も確認しておきます。自社製品の型番で検索して代理店や比較サイトが上位に来ているなら、製造元としての情報が不足している状態です。本来、その型番について最も詳しい情報を持っているのは自社のはずです。
受け皿がないと何が起きるか
自社に型番のページがない場合、検索した人はどこに行くのか。その先を知っておくと、放置の代償が具体的に分かります。
多くの場合、代理店や販売店のページが上位に表示されます。そこで購入まで完結すれば売上にはなりますが、誰が何を探していたのかという情報は自社に残りません。次の提案につながる接点を失い、需要の兆しも見えなくなります。
通販サイトや比較サイトに流れることもあります。そこには競合の類似品も並んでおり、比較の土俵に乗せられます。自社製品を探していた人が、競合品を知る場所に案内されている状態です。指名で来た需要を、比較の場に手渡していることになります。
最も避けたいのが、情報が見つからないまま終わるケースです。廃番品や古い型番では、これが起きます。調べても分からなければ、その担当者は別の製品への切り替えを検討し始めます。保守の需要が、そのまま乗り換えの検討に変わります。
問い合わせの内容にも影響します。サイトで基本的な情報が確認できないと、仕様を尋ねるだけの電話やメールが増えます。営業や技術の担当者が同じ質問に何度も答えることになり、対応の負荷が上がります。
受け皿を作る目的は、検索順位を上げること自体ではありません。探している人を自社の情報にたどり着かせ、次の行動につなげること、そして社内の問い合わせ対応を軽くすることにあります。
表記ゆれをどう吸収するか
型番対応で最初につまずくのが表記のゆれです。同じ製品でも、人によって打ち込み方が変わります。ここを吸収できないと、せっかく作ったページに人が届きません。
よくあるのが、ハイフンの有無です。「AB-1200」と「AB1200」は、検索する人にとっては同じものですが、システム上は別の文字列です。どちらで検索されても同じページにたどり着ける状態にしておく必要があります。
全角と半角の違い、大文字と小文字、末尾の枝番の有無も同様です。現場では、ラベルの読み取りミスやスペースの混入も日常的に起きます。似た形の文字を取り違えることもあり、完全に正しい入力を期待できません。
対処としては、ページ内に代表的な表記のパターンを併記しておく方法が現実的です。本文中に「AB-1200(AB1200)」のように書いておけば、どちらの検索でも内容が一致します。ただし、意味のない羅列にならないよう、自然な文章の中に収めてください。
サイト内検索の設定でも吸収できます。記号を無視して照合する設定や、部分一致に対応する設定があれば、訪問者が打ち間違えても目的のページに案内できます。外部の検索エンジン対策と、サイト内の探しやすさは別の作業です。
社内での表記も統一しておくと、混乱が減ります。カタログ、図面、見積書、サイトで型番の書き方が違うと、顧客側の検索も分散します。表記の基準を1つ決め、社内資料から揃えていくのが根本的な対処になります。
旧型番と後継品をつなぐ
製品が世代交代すると、旧型番で検索する人と、現行品のページの間に断絶が生まれます。ここをつなぐ設計が要ります。放置すると、既存顧客ほど情報にたどり着けなくなります。
旧型番のページを削除してしまうのが、最も損失の大きい対応です。保守の現場では、10年以上前の型番が現役で検索されています。ページを消せば、その流入は完全に失われ、しかも失ったことに気づけません。
推奨されるのは、旧型番のページを残したうえで、後継品への案内を明記する形です。「この製品は生産を終了しました。後継品は〜です」という一文と、後継品ページへのリンクを置きます。探している人が知りたいのは、今どうすればよいかという情報です。
互換性の情報も添えると価値が上がります。寸法は同じか、取り付けに変更が要るか、性能はどう変わるか。この情報は他社サイトには載っていないため、製造元だけが提供できる価値になります。ここが充実していれば、代理店のページより自社が選ばれます。
複数世代にわたる製品なら、世代の対応表を1ページにまとめておくと便利です。どの型番からどの型番に移行したかが一覧で分かれば、保守担当者にとって繰り返し参照する価値のあるページになります。ブックマークされる種類のページです。
後継品がない場合も、その事実を書いてください。代替となる考え方や、相談窓口を示すだけでも、探している人の行動は変わります。何も書かれていない状態が、最も不親切です。
廃番ページは消してはいけない
前の節と重なりますが、重要なので独立して扱います。サイトの整理でページを削除する判断は、慎重に行ってください。
廃番になった製品のページは、売上に直接つながらないように見えます。そのため、サイトのリニューアルや情報整理のタイミングで、真っ先に削除の対象になりがちです。判断する人が保守の現場を知らない場合、特に起きやすい判断です。
しかし、そのページには過去の検索評価が蓄積されています。削除すれば、その評価も、そこから流れていた導線もまとめて失われます。新しいページを作っても、同じ評価が戻るまでには時間がかかります。
残す場合も、放置ではなく状態を明示します。生産終了であること、いつ終了したか、後継品や代替の選択肢は何か。情報が古いまま残っているページは、誤解を招く点で削除と同じくらい危険です。販売中だと思って問い合わせた顧客に、断りの連絡をすることになります。
どうしても統合したい場合は、後継品のページに転送する方法があります。ただし、内容の関連が薄いページに転送すると、訪問者は目的の情報を得られません。転送先の内容が、転送元を探していた人の期待に応えているかを確認してください。
削除の判断をする前に、そのページへの流入と検索での表示回数を必ず確認します。数字を見ずに整理すると、価値のあるページから消えていきます。整理の目的は見た目を揃えることではなく、探しやすくすることです。
他社の型番で検索する人への対応
型番検索には、自社製品ではなく他社製品の型番で調べられる場面もあります。今使っている部品の置き換え先を探している状況で、この検索は起きます。
置き換えを検討する理由はさまざまです。調達先の分散、価格の見直し、他社品の生産終了、納期の逼迫。いずれの場合も、担当者は手元の型番を起点に代わりになるものを探しています。カテゴリ名では検索されません。
ここに応える情報を持っている企業は多くありません。他社型番と自社製品の対応関係は、営業の頭の中にはあってもサイトには載っていないのが通例です。載せれば、競合が用意していない受け皿になります。
ただし、書き方には注意が要ります。他社の型番を無断で並べて自社製品を売り込む形は、表現によっては商標や比較広告の観点で問題になり得ます。断定的な互換の保証や、他社製品を貶める表現は避けてください。
現実的なのは、対応の可否を断定せず、確認の窓口に導く形です。仕様の比較表を示したうえで、実際の適合は個別に確認が必要である旨を明記します。問い合わせを前提にすれば、責任の線引きも明確になります。
社内での合意も先に取っておきます。法務と製品部門に表現を確認し、掲載してよい範囲を決めてから公開してください。判断の基準を文書にしておけば、以降の追加はスムーズに進みます。
PDFしかない製品情報
製造業のサイトでよくあるのが、製品情報がPDFのカタログにしかない状態です。これも取りこぼしの原因になります。紙のカタログをそのまま置いた形が、長く残っているケースです。
PDFも検索の対象にはなりますが、閲覧の体験は良くありません。スマートフォンで開けば文字が小さく、目的の型番を探すのに拡大とスクロールが必要になります。現場で調べている人にとっては、大きな負担です。
さらに、PDFの中では型番ごとのページを分けられません。1つのカタログに100製品が載っていても、検索結果としては1つのファイルです。型番ごとの受け皿を作るには、ウェブページとして持つ必要があります。
ファイルの重さも問題になります。数十メガバイトのカタログは、通信環境によっては開くまでに時間がかかります。開く前に離脱されれば、中に情報があっても意味がありません。
すべてをページ化するのが難しければ、問い合わせの多い製品群から始めます。営業に「よく型番を聞かれる製品」を挙げてもらえば、優先すべき対象がすぐに分かります。全製品を対象にしようとすると、着手できません。
PDFを廃止する必要はありません。詳細な仕様や図面はPDFで提供し、型番ごとの概要はウェブページで持つ。この二段構えが、探しやすさと情報量を両立させます。ページからPDFへ導線を張れば、両方が活きます。
型番ページに何を書くか
受け皿として機能するページには、載せるべき情報があります。型番と写真だけでは、訪問者の目的は果たせません。何を確かめに来たのかを起点に、項目を決めます。
| 項目 | 書く内容 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 型番と別表記 | ハイフン有無などの表記を自然に併記 | 打ち方が違っても一致させるため |
| 現在の状態 | 販売中/生産終了とその時期 | 調べる人が最初に知りたい情報 |
| 主要仕様 | 寸法・定格・材質など基本の数値 | 現物との照合に使われる |
| 後継品・互換品 | 移行先と互換性の注意点 | 生産終了品を探す人の目的そのもの |
| 入手方法 | 取扱窓口・見積の導線 | 次の行動につなげるため |
| 関連資料 | 図面・取扱説明書へのリンク | 詳細を求める層を逃さないため |
この6項目があれば、型番で訪れた人の用は足ります。逆に、企業理念や事業紹介のような情報は、このページでは不要です。探している人は、その製品のことだけを知りたい状態にあります。関係のない情報は、目的の情報を遠ざけるだけです。
ページのタイトルには型番を先頭寄りに入れます。検索結果に並んだとき、型番が一致していることがひと目で分かる形が最も選ばれます。製品カテゴリ名や会社名を前に置くと、肝心の型番が省略表示されることがあります。
説明文にも型番を入れておきます。検索結果に表示される説明の中に探している型番があれば、クリックの判断が速くなります。テンプレートで自動生成する場合も、型番が確実に含まれる形にしてください。
写真は現物と照合できる角度で撮ります。ラベルの位置や端子の形状が分かる写真は、これで合っているかを確かめたい訪問者にとって決定的な情報になります。きれいに見せる写真とは目的が違います。
サイト内検索を型番に対応させる
外部の検索エンジンだけでなく、自社サイトの中での探しやすさも重要です。トップページや製品一覧から来た人は、サイト内検索を使います。
確認すべきは、型番を打ち込んで目的のページが出るかどうかです。実際に試すと、記号の扱いや部分一致に対応しておらず、何も出てこないサイトが少なくありません。自社サイトで自社製品が見つからない状態は、外部からの流入以前の問題です。
部分一致への対応は特に効きます。型番の一部しか覚えていない、あるいはラベルが擦れて一部が読めないという状況は日常的に起きます。前方一致だけでは、この人たちを拾えません。
検索結果の見せ方も見直します。型番で検索した人には、その製品のページを最上位に出す必要があります。関連記事やニュースが上に並ぶ設定では、目的のページが埋もれます。
サイト内検索のログも活用してください。何が検索されて何が見つからなかったかは、次に作るべきページを教えてくれます。ゼロ件で終わった検索語の一覧は、優先順位を決める最も確実な材料になります。
製品数が多い場合は、条件で絞り込める一覧を用意する方法もあります。用途や仕様から候補を絞れる形にしておけば、型番を知らない訪問者も目的の製品にたどり着けます。型番検索の受け皿と両輪で機能します。
外部の製品データベースとの使い分け
製造業向けには、製品情報を掲載できる外部のデータベースやポータルサイトがあります。自社サイトとの関係を整理しておきます。
外部への掲載には、認知の面で価値があります。自社サイトを知らない層が、そうしたサイト経由で製品を見つけることがあります。特に新規の探索段階にいる人には、横断して比較できる場が便利に映ります。
一方で、外部に依存しすぎると弱点も生まれます。掲載できる情報量に制約があり、競合と横並びに表示され、掲載条件の変更に左右されます。外部は入口、自社サイトは受け皿という役割分担が現実的です。
外部に掲載する際は、自社の型番ページへの導線を必ず確保してください。詳細な仕様や後継品の情報は自社側にあると示せば、比較の場から自社の土俵に移してもらえます。
掲載情報の鮮度にも注意が要ります。外部サイトに古い型番が販売中として残っていると、そこから来た問い合わせに対応する手間が発生します。自社サイトを更新したら、外部の掲載も併せて見直す運用にしてください。
社内の製品データを整える
ページを量産する前に、元になるデータの状態を確認します。ここが崩れていると、作ったページの内容が信用できないものになります。
よくあるのが、部署ごとに製品データが分かれている状態です。営業が使う価格表、技術が使う仕様書、生産が使う部品表。それぞれで型番の表記や現行かどうかの判断が食い違っていることがあります。
最初にやるのは、どれを正とするかを決めることです。複数の台帳を統合しようとすると止まります。1つを基準に決め、他はそこに合わせる方針が現実的です。
次に、サイトに載せる項目だけを抜き出します。社内の台帳には、原価や取引条件のような公開できない情報も含まれます。公開してよい項目を先に定義しておけば、更新のたびに判断する手間がなくなります。
生産終了の情報は、特に流れが決まっていないことが多い部分です。どの部署が、いつ、誰に伝えるのか。この経路を決めておかないと、サイトだけが古いまま取り残されます。
データが整えば、ページの作成は複製作業になります。逆に、整えないまま作り始めると、1ページごとに関係者へ確認する必要が生じ、数十ページで力尽きます。準備に時間をかける価値がある工程です。
作る順番
全型番のページを一度に作るのは現実的ではありません。効果の出る順番で進めます。
営業と問い合わせ窓口に、よく型番を聞かれる製品を挙げてもらいます。ここが最も確度の高い候補になります。
すでに型番で表示されている語を抽出します。表示はあるがクリックがない語は、受け皿が弱い証拠です。
廃番品の一覧を作り、後継品との対応関係を確定させます。ここが最も取りこぼしの大きい領域です。
6項目を入れた雛形を1ページ作り、社内で確認します。以降はこれを複製して量産します。
製品カテゴリの一覧ページから各型番ページへ、また旧型番と後継品を相互にリンクします。
この順で進めれば、最初の数十ページで効果が確認できます。効果が見えてから残りに広げるほうが、社内の合意も得やすくなります。最初から全製品を対象にすると、計画の段階で止まります。
雛形を作る段階で、更新の担当と方法も決めておいてください。生産終了や後継品の情報は、製品部門から自動的に上がってくる仕組みがないと更新されません。作る仕組みより、更新される仕組みのほうが難しく、そして重要です。
製品情報が社内の別のシステムで管理されている場合は、そこから出力して流し込める形を検討します。手作業での転記は、件数が増えると必ず破綻します。
効果の測り方と記録
取り組みの効果は、通常のアクセス数だけでは見えにくくなります。1ページあたりの数字が小さいため、合計で捉える視点が必要です。
- サーチコンソールで型番を含む検索語の表示回数とクリック数を月次で記録する
- 型番ページからの問い合わせ・見積依頼の件数を、他ページと分けて集計する
- サイト内検索でゼロ件になった型番を毎月抽出し、次に作るページの候補にする
- 生産終了品のページからの後継品ページへの遷移数を追い、案内が機能しているか確かめる
この4つを記録しておけば、どの製品群に受け皿を広げるべきかが数字で判断できます。型番ページは1ページあたりの流入が小さいため、合計で評価する視点が欠かせません。個別に見ると、どれも価値がないように見えてしまいます。
営業側からの報告も材料になります。商談の冒頭で「サイトで型番を調べた」と言われる回数が増えていれば、受け皿は機能しています。数字に表れない効果は、現場の声から拾ってください。
問い合わせ対応の工数も指標になります。仕様を尋ねるだけの連絡が減っていれば、ページが役割を果たしています。売上への貢献だけでなく、業務負荷の軽減という側面からも評価できます。
やりがちな失敗
最後に、型番対応で起きがちな失敗を挙げておきます。
- 中身が型番と写真だけのページを大量に作り、内容の薄いページばかりが増える
- サイトのリニューアル時に廃番品のページをまとめて削除し、保守需要の流入を失う
- 生産終了と書かずに古い情報を残し、販売中だと誤解させる
- 型番の表記パターンを羅列だけして、不自然な文字列の並びになっている
- PDFへのリンクだけを置き、ページ本体に仕様が書かれていない
共通するのは、検索エンジンに向けて作り、探している人に向けて作っていない点です。型番ページを見る人は、目の前の現物について答えを求めています。ページ数を増やすこと自体には価値がありません。
判断に迷ったら、保守担当者になったつもりでページを開いてください。知りたかったことが3秒で分かるなら、そのページは受け皿として機能しています。
もう1つ、社内の都合を持ち込まない点も大切です。組織の部門構成に沿ってページを分けると、訪問者にとっては探しにくい構造になります。分類の基準は、製品を探す人の頭の中に合わせてください。
まとめ
型番や品番での検索は、件数が少なくても買う直前の人が使う言葉です。受け皿がなければ、代理店や比較サイトに流れ、誰が何を探していたかという情報も自社に残りません。仕様を尋ねるだけの問い合わせも増えます。
取りこぼしの原因は絞られます。表記ゆれを吸収していない、旧型番から後継品への案内がない、廃番ページを削除してしまった、製品情報がPDFの中にしかない。この4つを潰すところから始めてください。
型番ページには、型番と別表記、現在の状態、主要仕様、後継品と互換性、入手方法、関連資料の6項目を置きます。企業紹介は不要です。訪問者はその製品のことだけを知りたい状態にあります。
進め方は、営業に聞いて優先順位を決め、サーチコンソールで実データを確認し、廃番品の対応関係を整理してから、雛形を1つ作って展開する流れです。まずは自社の主要な型番をいくつか検索し、自社のページが出てくるかを確かめてみてください。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
AI×SEOに取り組む前に、社内のAI導入環境から整えませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
