資料のファイルが検索から消えない原因|ページ以外への指定の仕方

資料のファイルが検索から消えない原因|ページ以外への指定の仕方

社内向けに置いた資料が検索に出てくる。消したいのに消えない。ページに使う消し方が、資料のファイルには通用しないためです本文のページと同じ手順で対応しようとして、うまくいかない場面の代表例です。この記事では、なぜ通用しないのか、代わりに何を使うのか、そしてよくある失敗の型を、依頼の文面まで含めて整理します。


カメ先生カメ先生

資料のファイルが検索に出てしまう、という相談が続いています。


カメ子カメ子

ページと同じように消せばよいのではないですか。設定はあるはずです。


カメ先生カメ先生

その設定はページの中に書くものなので、資料のファイルには書けません。


カメ子カメ子

書く場所がないのですか。では、どこに書くのでしょう。


この記事のポイント
  • ページの中に書く指定は資料や画像には使えず、通信の見出しに書く方法を使う
  • 巡回を止める指定と同時に使うと、指定そのものが読まれず効かない
  • 反映は即時ではなく、もう一度取りに来られたときに初めて効く

AI×SEOに取り組む前に、社内のAI導入環境から整えませんか?

デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。

目次

消したはずの資料が検索に出ている

よくある場面を先に挙げます。展示会で配った資料を自社サイトに置いた。見積りの雛形を取引先に渡すために一時的に置いた。採用の説明会の投影資料を参加者向けに置いた。いずれも一般に広く見せる意図はなかったのに、検索に出てきます。アドレスを知っている人だけが見る、という前提が崩れます。

なぜ見つかるのか。案内の線が残っているためです。どこかのページからつながっていれば、そこをたどって見つかります。外部の会社のページから案内されている場合もあり、自社だけでは把握しきれません。共有した相手が自分の記録として公開してしまうことも起こります。

見つかった資料は、本文のページと同じように検索の結果に並びます。中の文字が読み取られ、抜粋として表示されることもあります。社名や担当者名、価格の条件が抜粋に出てしまうこともあります。公開の意図がないファイルほど、中身の点検が甘くなりがちです

気づく経路も限られています。自社の検索の結果を毎日見ている担当者は少ないためです。多くの場合、取引先からの指摘か、社内の別の部署からの連絡で発覚します。発覚が遅れるほど、写しが外部に残る可能性が上がります。資料を置いた時点で検索の扱いを決める運用にしておくのが、唯一の予防になります。

ページの中に書く指定が使えない

本文のページを検索から外したいときは、そのページの中に指定を書き込むのが基本です。ページの先頭のほうに、検索の巡回プログラム向けの一行を入れます。この方法が使えるのは、中に文字の指定を書ける形式だけです。資料のファイルや画像や動画には、この一行を書く場所がありません。

形式によっては、内部に情報を持たせる仕組みがあります。しかしそれは検索の巡回プログラムが読む場所とは違います。資料の中に「検索に出さない」と文字で書いても、それは本文として扱われるだけです。書く場所がない、というのがこの問題の出発点です

代わりに使うのが、ファイルを渡すときの通信そのものに指定を添える方法です。ファイルの中身ではなく、渡すときの上書きの情報に書きます。この情報は、どんな形式のファイルにも付けられます。資料でも画像でも動画でも、同じやり方で指定できます。

この方法には、もうひとつの利点があります。ファイルそのものを書き換えずに済むことです。資料の中身を触らないため、版の管理や電子の署名に影響しません。配布した資料と、サイトに置いた資料が同一であることを保てます。署名や検印の入った資料を扱う会社では、これが決め手になります。

通信の見出しに書くという方法

ファイルを渡すとき、サーバーは中身の前に短い案内を付けます。形式は何か、大きさはどれくらいか、いつ更新されたか、といった情報です。この案内の欄に、検索向けの指定を一行足せます。巡回プログラムはこの欄を読むため、中身に書けなくても指定が届きます。

書ける内容は、ページの中に書くものとほぼ同じです。検索の結果に出さない、リンクをたどらない、その両方、保存した写しを見せない、抜粋を出さない、指定した日以降は出さない。ページで使える指定は、ほぼそのまま資料や画像にも使えます

設定を書く場所は、サーバーの種類によって違います。広く使われているサーバーでは、設定用の小さなファイルに書きます。別の種類のサーバーでは、設定の本体に書き足します。配信の仕組みを外部に任せている場合は、その管理画面に同じ指定を入れる欄があることもあります。

どんな指定が書けるかを整理する

書ける指定を一度整理しておくと、要望を正確に言葉にできます。「検索に出したくない」と「抜粋を出したくない」は別の要望です。「保存された写しを見せたくない」も別です。要望を分けずにまとめて依頼すると、必要以上に見つからなくなります。資料そのものは見つけてほしいが中身の抜粋は出したくない、という要望も成り立ちます。

検索の結果に出さない指定は、最も強い指定です。これを入れると、検索の窓から見つける経路が閉じます。抜粋を出さない指定は、結果には残しつつ中身の引用を止めます。題名だけが並び、中の文が表示されなくなります。価格や条件の記述が抜粋に出るのを避けたいだけなら、こちらで足ります。保存された写しを見せない指定は、過去の状態を辿られるのを防ぎます。

案内の線をたどらせない指定もあります。資料の中に取引先へのアドレスが書かれている場合に使います。自社の資料から他社への案内として扱われるのを避けられます。これらは組み合わせて書くこともでき、「結果に出さない」と「案内をたどらない」をまとめて指定する短い書き方もあります。どれを使うかは、守りたいものが何かで決まります。

拡張子でまとめて指定する

1件ずつ指定していては手間がかかります。実務では、ファイルの末尾の文字でまとめて指定します。資料の形式、表計算の形式、文書の形式をまとめて対象にできます。新しく置かれたファイルにも自動で適用されるのが利点です。担当者が指定を忘れても、置いた時点で対象になります。

<FilesMatch "\.(pdf|docx|xlsx|pptx)$">
  Header set X-Robots-Tag "noindex"
</FilesMatch>

この書き方は、対象を広くとるぶん影響も広くなります。検索から見つけてもらいたい資料まで一緒に消えてしまいます。見せたい資料と見せたくない資料を、置く場所で分けておくのが安全です。見せたくないものだけを特定の階層に集め、その階層に対して指定するほうが事故が起きません。

階層で分ける運用にすると、担当者への説明も簡単になります。「このフォルダに置いたものは検索に出ません」と一言で伝えられます。ファイル名の付け方に依存しないため、命名の揺れによる漏れも起きません。

階層を分けるときは、名前の付け方も決めておきます。公開してよい資料を置く階層と、配布した相手にだけ渡す階層を、名前だけで見分けられるようにします。見分けがつかない名前にすると、置き間違いが起こります。作った当人には自明でも、半年後の別の担当者には分かりません。階層の入口に短い説明の文書を置いておく会社もあります。

巡回を止める指定と同時に使わない

ここが最も多い失敗です。検索から消したいとき、多くの人はまず巡回を止める指定を思い浮かべます。サイトの入口に置く、巡回の可否を書いたファイルです。しかしこれと通信の見出しの指定を同時に使うと、指定が効きません。巡回が止まっていると、通信の見出しそのものが読まれないためです。

止めているのだから見つからないはずだ、と考えるのは自然です。しかし巡回を止める指定は、取りに来ることを止めるだけです。他所からの案内が残っていれば、中身を取りに来なくても存在だけは知られます。その結果、中身のない見出しだけが検索の結果に残ることがあります

正しい順番は、巡回を止める指定を外し、通信の見出しに検索から外す指定を入れることです。取りに来てもらったうえで「出さないでほしい」と伝えます。消えたことを確認したあとで、必要なら改めて巡回を止める指定に切り替えます。

この順番を守る理由は、指定の届き方の違いにあります。巡回を止める指定は、取りに来る前に読まれます。通信の見出しの指定は、取りに来たときに読まれます。先に止めてしまうと、後の指定を読む機会が失われます。順番を逆にした結果、「設定したのに消えない」という相談になる例が最も多いのです。消えたことを確かめてから止める、という順序を手順書に書いておきます。

やりたいこと使う指定注意
検索の結果から消したい通信の見出しに出さない指定巡回を止める指定と併用しない
取りに来る量を減らしたい巡回の可否を書いたファイル消えることは保証されない
抜粋だけ出したくない通信の見出しに抜粋の指定結果には残る
期限を切って消したい通信の見出しに日時の指定日時の書式を守る

特定の巡回プログラムだけに指定する

指定は、全ての巡回プログラムに一律で効かせることも、特定のものだけに効かせることもできます。特定のものだけに効かせたいときは、値の前に対象の名前を書きます。複数の検索を使い分けたい場合に使う書き方です

ただし、この使い分けが必要になる場面は多くありません。ある検索には出さないが別の検索には出す、という運用は説明が難しく、引き継ぎのときに混乱を招きます。特別な理由がなければ、全てに一律で効かせるほうが管理は楽です

名前の書き方を間違えると、指定が誰にも効かないという結果になります。名前は大文字と小文字の違いを無視して照合されますが、綴りが違えば当然当たりません。設定した後は、実際に効いているかを必ず確かめます。

使い分けが必要になる代表例は、広告の審査です。広告の審査のためのプログラムには読み取ってほしいが、検索の結果には出したくない、という場面があります。この場合は検索向けのものだけに指定し、審査向けには指定しません。反対に、審査向けにまで一律で止めてしまうと広告が承認されないことがあります。広告を出している資料については、この点を先に確かめます。

期限を切って消す指定

期間限定の資料には、日時を指定して自動で外す方法があります。キャンペーンの案内、期限のある募集、イベントの申込のページなどに向いています。期限が来たら自動で検索から外れるため、消し忘れを防げます。担当者が異動しても、設定が残っていれば動きます。

この指定は、日時の書き方に決まりがあります。曖昧な書き方をすると読み取られず、無視されます。設定した後、指定した日を過ぎてから実際に外れたかを確かめます。確かめない設定は、設定していないのと同じです。

なお、指定した日を過ぎても即座に消えるわけではありません。次にそのファイルを取りに来られたときに判断されます。取りに来る間隔が長いファイルでは、数週間ずれることもあります。

期限の指定は、公開の予告にも応用できます。先に置いておいて、指定した日から検索に出す、という使い方はできません。この指定は「その日以降は出さない」の一方向にしか働きません。予告の運用をしたい場合は、置く日そのものを遅らせるほうが確実です。期限の指定は、あくまで消し忘れの防止の道具として使います。社内には、この一方向であることを先に伝えておきます。

指定が二重になったとき

運用が長くなると、同じファイルに複数の指定が当たることがあります。階層に対する指定と、拡張子に対する指定と、配信の仕組みに入れた指定が重なる状態です。この状態では、どの指定が最終的に効いているのかが分からなくなります。実際に返ってきている見出しを見るしかありません。

重なったときの基本の考え方は、制限が強いほうが残るというものです。ある場所で「出さない」と書かれていれば、別の場所で「出してよい」と書いても出ないと考えるのが安全です。緩める指定を足して打ち消そうとするのは、うまくいかない方法です。打ち消したいなら、強い指定そのものを外します。どこに書かれているかを台帳にしておくと、この作業が短くなります。

台帳は表計算で足ります。対象の範囲、入れた指定、入れた場所、入れた日、入れた理由の5列です。理由の列があると、後任が外してよいかを判断できます。理由が書かれていない指定は、怖くて誰も触れないまま残り続けます。資料の公開の運用では、この台帳が最も効く道具になります。

反映までにかかる時間

指定を入れても、すぐには消えません。検索の側が、もう一度そのファイルを取りに来て、新しい指定を読み取ったときに初めて反映されます。いつ来るかは決められないため、待ちの時間が発生します。資料のファイルは本文のページより取りに来る間隔が長い傾向があります。

急ぐ場合は、更新を知らせる仕組みを使います。管理ツールから個別のアドレスを申請する方法や、更新の一覧に載せる方法があります。それでも即時ではなく、数日から数週間はかかると見ておきます。社内には最初にこの見込みを伝えておきます。

本当に急ぐ場合は、検索から消えるのを待たずにファイルそのものを取り下げる判断もあります。取り下げれば、少なくとも中身は見られません。その場合は見つからないという応答を返すようにし、転送で別の資料に飛ばすことは避けます。

5つの工程で確かめる

設定から確認までの流れを整理します。順番を守らないと、効いているのか効いていないのかが分からなくなります。

STEP1
対象の範囲を決める

どの階層のどの形式を対象にするかを紙に書きます。見せたい資料が含まれていないかを確かめます。

STEP2
巡回を止める指定を外す

同じ範囲に巡回を止める指定が入っていれば先に外します。ここを飛ばすと効きません。

STEP3
通信の見出しに指定を入れる

サーバーの設定に一行を足します。本番に入れる前に検証用の環境で試します。

STEP4
実際に付いているかを見る

ブラウザの開発者向けの画面や、公開の確認ツールで、返ってきた見出しに指定が入っているかを見ます。

STEP5
結果から消えたかを見る

検索の窓でアドレスを直接指定して確かめます。数日から数週かかることを前提に、日を置いて何度か見ます。

よくある失敗の型

実務で繰り返し起きる失敗を挙げます。どれも「設定したのに消えない」という同じ症状に見えるため、型を知っておくと切り分けが早くなります。

  • 巡回を止める指定を残したまま、通信の見出しに指定を入れた(読まれないので効きません)
  • ファイルの中身に「検索に出さない」と文字で書いた(本文として扱われるだけです)
  • 指定を入れた直後に消えないと判断し、設定を元に戻した(反映を待つ必要があります)
  • 検証用の環境にだけ設定し、本番に反映していない(配信の設定は環境ごとに分かれます)
  • 配信の仕組みを経由しているのに、元のサーバーだけに設定した(配信側で見出しが上書きされます)

最後の型は見落としやすいものです。画像や資料を配信の仕組みから配っている場合、指定はそちら側に入れます。元のサーバーに入れても、利用者や巡回プログラムが受け取るのは配信側からの応答です。

指定と実際の食い違いを調べる

設定したつもりで効いていない状態を見つけるには、実際に返ってきている見出しを見るのが確実です。ブラウザの開発者向けの画面で、対象のファイルを開いたときの応答を確かめます。設定ファイルを読み返すより、返ってきた実物を見るほうが速く確実です

見出しの一覧の中に、指定した項目が並んでいるかを見ます。並んでいなければ、設定が読み込まれていないか、別の設定に上書きされています。複数の設定ファイルがある環境では、後に読まれるほうが優先されることがあります。

公開されている確認の道具を使う方法もあります。アドレスを入れると、返ってきた見出しの一覧を表示してくれるものです。自社の環境に依存しないため、手元のブラウザの設定に左右されずに確かめられます。社外の相手に「効いている」ことを示す証拠としても使えます。確認した日付と結果を残しておけば、後の議論の材料になります。

並んでいるのに検索から消えない場合は、反映を待っている段階か、巡回を止める指定が残っている可能性を疑います。「付いている」と「効いている」は別の話です。両方を確かめて初めて、設定が完了したと言えます。

消すべきでない資料もある

反射的に全ての資料を検索から外すのは、もったいない判断です。資料の形式のファイルも、検索から見つけられる入口になります。調べものをしている担当者が、本文のページより先に資料にたどり着くことは珍しくありません。入口を減らす判断は、失うものも数えたうえで下します

見せてよい資料は、むしろ見つけやすくする工夫が要ります。ファイル名を内容が分かるものにし、本文のページからも案内し、資料の中の題名を整えておきます。見せたいものと見せたくないものを分けるところから始めます

  • 指定の書き方や項目名は変わることがあるため、実装の前に公式の案内で確かめてください
  • サーバーの設定の変更は表示全体に影響します。検証用の環境で試してから本番に入れます
  • 社外に出したくない情報は、検索から外すだけでなくアクセスの制限も併せて検討します

検索から外すだけでは足りない場面

検索から外しても、アドレスを知っている人は見られます。つまり、外に出てはいけない情報の対策としては不十分です。見積りの条件、取引先の名前、担当者の連絡先が入った資料が該当します。これらは検索の指定ではなく、見られないようにする仕組みで守ります。

方法は3つあります。ひとつは、閲覧に合図の入力を求める仕組みを置くことです。ふたつめは、アドレスを推測できない長い文字列にすることです。みっつめは、期限が来たら自動で取り下げる仕組みにすることです。いちばん確実なのは、そもそも置かないことです。配布が終わった資料は、置いたままにせず取り下げる運用にします。

すでに検索に出てしまった資料については、取り下げと並行して、緊急で結果から消す申請の窓口もあります。個人の情報が含まれている場合の窓口は別に用意されています。どの窓口を使うかは内容によって変わるため、社内の法務や個人情報の担当と一緒に判断します。情報の内容によっては、社外への説明が必要になることもあります。

依頼するときの伝え方

設定の作業を外部に任せている場合、伝え方によって手戻りの回数が変わります。「検索に出ないようにしてください」だけでは、巡回を止める指定で対応されることがあります。それでは消えないため、やり直しになります

伝えるべきは3点です。対象の範囲、使ってほしい方法、そして併用してはいけない指定。たとえば「資料を置いている階層の全てのファイルについて、通信の見出しに検索から外す指定を入れてください。同じ範囲に巡回を止める指定があれば外してください」という形です。

作業が終わったら、返ってきた見出しの写しをもらいます。設定した、という報告だけで完了にしないことが大切です。写しがあれば、後で検索から消えないときの切り分けも早くなります。この記録は、次に同じ作業をするときの手順書にもなります。

まとめ

本文のページに使う消し方は、資料や画像には使えません。書く場所がないため、ファイルを渡すときの通信の見出しに指定を添えます。最も多い失敗は、巡回を止める指定と併用してしまうことです。止まっていると見出しが読まれず、指定が届きません。設定したら実際の応答を見て、付いていることを確かめ、そのうえで反映を数日から数週待ちます。見せたい資料と見せたくない資料を置く場所で分けておけば、運用の説明も引き継ぎも簡単になります。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

AI×SEOに取り組む前に、社内のAI導入環境から整えませんか?

デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。

運営会社:株式会社デボノ

目次