入口ページの直し所をAIに洗わせる|最初の1ページで決まる

「検索から来た人が、最初の1ページだけ見て帰っている」「入口になっているページが、書いた本人には直し所が見えない」——記事を増やしてきた企業が次にぶつかる壁です。サイトに来る人の多くは、トップページからではなく、ある1ページに直接着地します。その1ページが、会社の第一印象のすべてになります。この記事では、入口ページの整え方と、直し所の洗い出しを生成AIに任せる方法を整理します。
カメ先生入口ページというのはね、トップページのことだと思われがちだが、実際は検索から直接着地する記事のことなんだ。
カメ子記事のページが、会社の第一印象になるということでしょうか。
カメ先生そうなる。しかも書いた本人は前提を知っているから、説明の足りない箇所に気づけない。ここは生成AIが役に立つ。
カメ子書いた人には見えない部分を、代わりに見てもらうのですね。手順を知りたいです。
- 入口のページはセッション単位で記録され、どのページも入口になり得る
- 指標を組み合わせるときは、記録の単位が揃っているかを確かめる
- 上位の入口を分類し、成果の有無で直す対象を決める
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記事を増やしても成果が伸びない
記事を増やす施策は、流入の数を伸ばします。しかし、流入の数と成果の数は比例しません。検索から来た人が記事を読み、そのまま帰る。この流れが続くと、記事の本数だけが増えていきます。
原因は、入口のページの役割が設計されていないことです。記事は情報を伝えるために書かれ、次の行動は用意されていません。読み終えた人が何をすればよいのかが示されていない状態です。
そして多くの担当者は、トップページを整えます。しかし実際の入口は、トップページではありません。検索から来る人は、検索した内容に対応する記事に直接入ります。トップページを見ないまま帰る人が大半です。
だから、整える場所を間違えているケースが多くあります。労力をかけても成果が変わらないのは、対象が違うためです。まず、どのページが入口になっているのかを確かめます。
確かめる方法は用意されています。解析の画面に、入口のページを一覧で見られるレポートがあります。
この記事では、一覧の出し方から整え方までを順に見ていきます。あわせて、指標の組み合わせで起きる誤りにも触れます。
この状態には、もう1つの側面があります。記事を増やす作業自体は、成果が見えやすい仕事です。本数という分かりやすい数字が積み上がるため、社内でも説明しやすくなります。だから入口の整備という地味な作業より、優先されてしまいます。
入口のページとは何か
定義から確認します。入口のページは、セッションの最初のページの表示に関連付けられたページの経路です。
重要なのは、セッションの単位で記録される点です。1回の訪問について、1つの入口が記録されます。
同じ人が別の日に別のページから入れば、それぞれが別の入口として記録されます。
つまり、人ではなく訪問を数える見方になります。この違いを押さえておくと、後の集計で迷いません。
記録には、経路とクエリの文字列が含まれます。広告や外部からの流入では、住所の後ろに情報が付くことがあります。
この文字列を含めるかどうかで、扱いが変わります。次の節で見る2つのディメンションの違いがここに関わります。
セッションという単位についても確かめておきます。一定の時間が経つと、同じ人の訪問でも別のセッションとして扱われます。そのため、同じ人が同じ日に2回入れば、入口も2回記録されます。人の数ではなく訪問の数を見ているという理解が、集計の前提になります。
記録には、住所の後ろに付く情報も含まれます。広告や外部からの流入では、経路を示す情報が付いてきます。この情報を含めるかどうかで、同じページが1行にまとまるか分かれるかが変わります。分析の目的に応じて、どちらを見るかを選びます。
どのページも入口になり得る
よくある誤解が、入口はトップページだという前提です。実際には、どのページも入口になり得ます。
記事のページ、サービスの説明のページ、料金のページ、採用のページ。検索の結果から直接開かれれば、それが入口になります。
BtoBのサイトでは、記事のページが入口の上位を占めることが多くあります。検索の語に対応する記事が、最初の接点になるためです。
この構造が分かると、施策の優先順位が変わります。トップページの改修より、上位の記事の整備が先になります。
入口の分布を見ると、サイトの実態も分かります。上位の10ページで全体の半分を占めることも珍しくありません。
集中しているなら、対象は絞れます。10ページを整えるだけで、体験の大半が変わります。
入口の分布は、サイトの性格でも変わります。検索からの流入が主なサイトでは、記事が上位を占めます。広告からの流入が主なサイトでは、専用の着地のページが上位に来ます。自社の分布を見れば、どの経路に依存しているかも同時に分かります。
2つの記録の違い
入口のページには、2つの記録の形があります。経路だけのものと、クエリの文字列を含むものです。
違いは、住所の後ろに付く情報を含むかどうかです。広告や外部からの流入では、経路の後ろに情報が付きます。
経路だけの記録では、同じページとしてまとまります。ページ単位で成果を見たい場合は、こちらを使います。
文字列を含む記録では、流入の経路ごとに分かれます。同じページでも、広告から来た訪問と検索から来た訪問が別の行になります。
使い分けの目安は、目的です。ページを直したいなら経路だけ、経路を評価したいなら文字列を含む形。
混ぜると、行の数が増えて読みにくくなります。どちらを見ているのかを意識して使います。
実務では、経路だけの記録から始めるのが扱いやすいです。行の数が少なく、ページ単位の判断がしやすいためです。経路ごとの評価が必要になった段階で、文字列を含む形に切り替えます。最初から細かく見ると、行が増えて全体像を掴めません。
レポートで見られる指標
入口のレポートには、複数の指標が並びます。何が見られるかを知っておくと、分析の設計ができます。
含まれるのは、セッションの数、利用した人の数、新規の人の数、セッションあたりの平均の関心が示された時間、成果の件数、収益です。
この組み合わせで、入口の性格が読めます。セッションが多く成果がゼロのページ、少ないが成果が出るページ。
時間の指標も有効です。短い時間で離脱される入口は、期待と内容がずれています。
新規の割合も見ます。新規の割合が高い入口は、認知の広がりに貢献しています。
成果の件数は、最も重要な列です。入口の評価は、最終的にここで決まります。
| 入口の型 | セッション | 成果 | 打ち手 |
|---|---|---|---|
| 集客はできている | 多い | ゼロに近い | 次の行動への導線を足す |
| 質は高いが量が少ない | 少ない | 出ている | 検索での露出を増やす |
| 期待とずれている | 多い | ゼロで滞在も短い | 内容と検索の語を合わせ直す |
| すでに機能している | 多い | 出ている | 触らずに他へ労力を回す |
指標の組み合わせにも型があります。セッションと成果の件数を主に置き、時間と新規の割合を補助に使います。4つの指標を同じ表に並べれば、入口の性格を1行で判定できます。指標を増やしすぎると、判断より読解に時間がかかります。
収益の指標がある場合は、それを最優先にします。事業者向けのサイトでは、収益が直接には記録されないことが多いです。その場合は、成果の件数を金額に換算した値を別に持っておきます。1件あたりの見込みの金額を掛けるだけで、優先順位の判断が変わります。
手順1 入口の一覧を出す
ここから手順に入ります。まず、入口の一覧を出します。
期間は、直近の3か月を指定します。1か月では変動が大きく、6か月では古い記事が混ざります。
並べ替えは、セッションの多い順にします。上位の20行を見れば、サイトの入口の構造が分かります。
この時点で、想像と違う結果が出ることが多くあります。力を入れていないページが上位に来ていたり、主力のサービスのページが下位にあったりします。
その差が、改善の余地です。想像と実態のずれが大きいほど、直す価値のある場所が見つかります。
一覧は、記録として残します。3か月後に同じ条件で出せば、変化が読めます。
取得の条件も記録しておきます。期間、並べ替えの基準、除外した条件。条件を残しておかないと、3か月後に同じ一覧を再現できません。比較のためには、条件が揃っていることが前提になります。
社内からの訪問の除外も確かめます。自社の担当者が頻繁に開くページは、上位に来やすくなります。除外の設定がされていない場合、入口の順位が実態とずれます。分析を始める前に、この設定の有無を確認しておきます。
手順2 上位を分類する
次に、上位のページを分類します。種類ごとに分けると、打ち手が変わります。
分類の軸は、ページの性格です。記事、サービスの説明、料金、事例、採用、会社の情報。
記事が上位を占めているなら、記事から次へ進む導線が課題になります。
サービスの説明が上位なら、そこでの説明の質が課題です。検討の段階が進んだ人が来ているためです。
採用のページが上位にある場合は、別の解釈が必要です。事業の見込み客ではない人が多く来ている可能性があります。
分類の結果を1枚にまとめます。種類ごとのセッションと成果を並べると、力を入れる場所が決まります。
分類の粒度も決めておきます。細かく分けすぎると、種類ごとの件数が少なくなり判断できません。5つから7つの種類に収めると、それぞれの合計に意味が出ます。迷う場合は、社内の部門の担当と対応させる分け方が扱いやすいです。
分類の結果は、想像との差を確かめる材料になります。力を入れている種類が、入口として機能しているかどうかです。投じた労力と、入口としての働きが対応していない種類が必ず見つかります。その差が、次の四半期で手を入れる場所になります。
手順3 入口ごとの成果を見る
3つ目の手順が、成果との突き合わせです。セッションの数だけでは、価値の判断ができません。
見るのは、成果の件数と、セッションに対する割合です。割合が高い入口は、来る人の質が高いことを示します。
件数が多い入口と、割合が高い入口は違います。両方を並べて、それぞれに別の打ち手を当てます。
件数が多く割合が低い入口は、導線の改善が効きます。すでに人が来ているため、少しの改善で件数が動きます。
件数が少なく割合が高い入口は、露出の拡大が効きます。すでに機能しているため、人を増やせばそのまま成果が増えます。
この2つを取り違えると、労力が無駄になります。割合が高いページの導線を直しても、伸びる余地は小さいままです。
成果の定義も確かめておきます。問い合わせだけを成果とするか、資料の取得も含めるか。含める範囲が広いほど件数は増えますが、質の判断は難しくなります。分析の目的に応じて、主に見る成果を1つに決めます。
成果がゼロの入口が多いのは、通常の状態です。調べ始めの段階で読まれる記事から、すぐ成果は生まれません。ゼロだからといって、その記事に価値がないとは判断できません。認知の入口としての役割を持つ記事は、別の基準で評価します。
手順4 直す対象を決める
4つ目が、対象を絞る作業です。すべてを直そうとすると、どれも終わりません。
優先の基準は、期待できる増加の量です。セッションが多く成果が少ない入口が、最も伸びる余地を持ちます。
上位の5ページに絞るのが現実的です。5ページであれば、1か月で手を入れられます。
直す内容も決めます。次の行動への導線を足すのか、内容を検索の語に合わせるのか。ページごとに1つに絞ります。
複数を同時に変えると、効果が分かりません。1ページに1つの変更という原則を守ります。
変更の記録も残します。日付と内容を書いておけば、後の比較ができます。
選ぶときの計算もしておきます。セッションの数に、目標とする成果の割合を掛けます。現在の件数との差が、そのページで期待できる増加の量になります。この計算を上位20行について行えば、優先順位が数字で決まります。
作業の量も見込みます。導線を足すだけなら1ページ30分、内容を書き直すなら数時間かかります。期待できる増加と、必要な作業の量を並べて選びます。効果が大きくても作業が重い項目は、後の四半期に回す判断もあります。
手順5 直した後に確かめる
最後が、確認です。変更から1か月から2か月を置いて見ます。
見るのは、同じ指標の組み合わせです。セッション、成果の件数、割合、滞在の時間。
セッションが変わらず成果が増えていれば、導線の改善が効いたと判断できます。
セッションが増えて成果の割合が下がった場合は、検索での露出が広がり、質の低い流入が混ざった可能性があります。
どちらも変わらない場合は、変更が小さすぎたと考えます。導線の位置や表現を、より目立つ形に変えます。
この確認を繰り返すと、効く形が分かってきます。自社の読者に効く導線の型が、数字で見えるようになります。
直近の3か月を指定し、セッションの多い順に上位20行を出す。
記事やサービスや料金などの種類ごとに分け、種類別の合計を見る。
成果の件数と、セッションに対する割合を並べて性格を判定する。
セッションが多く成果が少ない上位5ページに絞り、1ページ1つの変更を決める。
同じ指標で再測定し、セッションと成果の動き方から判断する。
確認の期間には理由があります。検索からの流入は、変更が反映されるまでに時間がかかります。1か月では判断できず、2か月あれば傾向が読めるようになります。急いで判断すると、効いている変更を戻してしまう危険があります。
記録の単位を混ぜない
ここで、実務上の最大の落とし穴に触れます。記録の単位が違う項目を組み合わせることです。
入口のページは、セッションの単位で記録されます。一方、ページのタイトルやホスト名は、個々の表示の単位で記録されます。
この2つを組み合わせると、意味の取れない集計になります。セッションの中で見られたすべてのページのタイトルごとの表示の回数という値です。
見た目は表として成立しているため、誤りに気づきにくいです。そのまま報告に使われることもあります。
防ぐ方法は、組み合わせる前に単位を確かめることです。セッションの単位の項目同士、表示の単位の項目同士で組み合わせます。
迷ったら、単独で見ます。入口のページだけを軸にして、指標を並べる形が安全です。
この誤りは、外部の報告書でも見かけます。表として整っているため、指摘されないまま流通します。受け取った報告書の項目の単位を確かめる習慣を持つと、誤りに気づけます。単位が揃っていない表は、判断の材料として使えません。
標準の機能でできないこと
入口の分析には、標準の機能では届かない領域があります。先に知っておくと、無駄な試行を避けられます。
できないことの1つが、入口のページのタイトルの表示です。経路だけが表示されるため、どの記事かを住所から判別する必要があります。
2つ目が、入口の次に見られたページの特定です。読んだ後にどこへ進んだかは、標準の画面では分かりません。
3つ目が、入口のページのまとまりとしての集計です。記事のまとまりごとに合計する形は、標準では作れません。
これらが必要な場合は、データを外部に書き出すか、専門の道具を使う形になります。
ただし、多くの場合はなくても進められます。上位20行を見て対象を絞る作業には、標準の機能で足ります。
代わりの手段もあります。住所と記事の題を対応させた一覧を、自分で作っておく形です。表の形で持っていれば、住所から題を引き当てる作業が数秒で済みます。記事を公開するたびに1行足すだけなので、負担も小さく収まります。
空欄が出る理由
一覧に、値の入っていない行が出ることがあります。この行の意味を知っておく必要があります。
セッションでページの表示の記録が発生していない場合、入口のページの項目に値が入らないことがあります。
原因はいくつかあります。計測の記録が正しく送られていない、別の種類の記録だけが発生した。
割合が小さければ、通常は無視して構いません。上位の行に影響しないためです。
しかし割合が大きい場合は、計測の設定を確かめます。全体の1割を超えるようなら、記録の送り方に問題があります。
報告では、この行を除いた値を使います。除いたことを注記しておけば、後から検証できます。
確かめる順番も決めておきます。まず割合を見て、次に流入の経路を見ます。特定の経路に空欄が集中していれば、その経路の計測に問題があります。全体に散らばっている場合は、記録の送り方そのものを確かめます。
入口を整える具体策
では、入口をどう整えるか。記事が入口の場合の打ち手を並べます。
1つ目が、次の行動への導線です。読み終えた人が進む先を、記事の末尾と本文の途中に置きます。
2つ目が、関連する記事への案内です。同じ課題の別の側面を扱う記事へつなぎます。
3つ目が、冒頭の書き方です。検索した語と、記事の冒頭が対応しているかを確かめます。
4つ目が、表示の速さです。開くまでに時間がかかる入口は、読まれる前に離脱されます。
5つ目が、携帯の画面での見え方です。入口の多くは携帯から開かれるため、ここが体験を決めます。
- トップページだけを整えて、記事のページを放置する
- セッションの数だけを見て、成果の有無を確かめない
- 記録の単位が違う項目を組み合わせて集計する
- 上位の20ページ全部を同時に直し、効果を判別できなくする
- 値の入っていない行の割合を確かめず、そのまま報告に使う
導線の置き方にも工夫があります。記事の末尾だけに置くと、最後まで読んだ人にしか届きません。本文の途中にも1か所置くと、途中で離脱する人にも接点ができます。ただし数を増やしすぎると、読みにくさが成果を下げます。
つなぐ先の選び方も重要です。記事の内容と関係のない資料を案内しても、進まれません。その記事を読んだ人が次に知りたいことに対応する先を選びます。記事ごとに案内する先を変える手間が、成果の差になって現れます。
運用の型にする
この分析は、四半期ごとに回します。毎月やる必要はありません。
記事を10本増やしても、入口の上位が入れ替わるには時間がかかります。3か月ごとに見れば、変化を捉えるには十分です。
回すのは5つの手順です。一覧を出し、分類し、成果と突き合わせ、対象を絞り、確かめる。
1回にかかる時間は、慣れれば2時間ほどです。そのうち分析は30分で、残りは直す作業になります。
記録を残すことで、次の回が早くなります。前回の一覧と比べれば、変化した行だけを見れば済みます。
この型が回り始めると、記事を増やす意味も変わります。入口として機能する記事を増やす発想に切り替わります。
- 入口のページはセッションの単位で記録され、表示の単位の項目と組み合わせられない
- 標準の機能では、入口のタイトルの表示と次のページの特定ができない
- 値の入っていない行が全体の1割を超える場合は、計測の設定を確かめる
回す時期も決めておきます。四半期の初めに実施すれば、その期間の施策の計画に反映できます。期の途中で分析しても、計画に組み込むのは次の期になります。分析と計画の時期を合わせると、結果が施策に直結します。
社内で共有するときの形
分析の結果は、社内でも共有します。入口の一覧そのものは、他部門にも役に立ちます。
営業の担当には、どの記事から人が来ているかを伝えます。商談の場で、相手が読んだ可能性の高い記事を把握できます。
書き手には、入口として機能している記事を伝えます。どんな記事が入口になるのかが分かれば、次の企画に活かせます。
経営には、種類ごとの合計で示します。個別のページの一覧より、構造として伝わります。
共有の頻度は、四半期ごとで足ります。分析を回すのと同じ周期にすれば、追加の作業が発生しません。
この共有が、記事を増やす施策の意味を社内に伝えます。本数ではなく、入口としての働きで語れるようになります。
共有の形も1枚に収めます。上位10行の一覧と、種類ごとの合計と、直す対象の5ページ。この3つが1枚にあれば、他部門にも判断の材料として伝わります。詳細な一覧を配ると、読まれずに終わります。
初めて読む人の視点をAIに代行させる
自分たちの書いた記事は、前提知識のある目で読んでしまいます。社内の略語や、説明なしに出てくるサービス名に気づけません。この「初めて読む人になる」ことは、人にとって難しく、AIが比較的得意な作業です。
入口ページの本文をそのまま渡し、「この業界の知識がない担当者として読み、意味が取れなかった箇所と、説明なしに出てきた語をすべて挙げる」と指示します。直し方を聞く前に、詰まった箇所を挙げさせるのが順序です。先に改善案を求めると、もっともらしい一般論で上書きされます。
同じ本文に対して「決裁者として読む」「情報収集を始めたばかりの担当者として読む」と立場を変えて2回読ませると、足りない情報の種類が変わることが分かります。
次の1ページへの導線をAIと設計する
入口ページの役割は、読み切らせることではなく、次の行動に渡すことです。しかし多くのページは、記事の最後で終わっています。
ページの内容と、サイト内にある他の記事やサービスページの一覧をAIに渡し、「この記事を読み終えた人が次に知りたいことは何か、それに答える既存ページはどれか」を対応させます。既存ページで答えられない問いが出てきたら、それが次に書くべき記事です。
AIの提案する導線は、関連が緩いものが混ざります。読者の疑問が具体的に書けるものだけを残すと、リンクを増やしただけの回遊にならずに済みます。
まとめ
サイトの入口は、トップページではありません。セッションの最初に開かれたページが入口として記録され、どのページも入口になり得ます。記事のページが上位を占めるサイトでは、整える対象も記事になります。手順は5つで、一覧を出し、分類し、成果と突き合わせ、対象を5ページに絞り、1か月後に確かめます。注意点は、記録の単位が違う項目を組み合わせないことです。標準の機能では、入口のタイトルの表示や次のページの特定はできません。それでも上位20行を見て対象を絞る作業には十分で、四半期ごとに回せば運用の型になります。
入口ページの改善で難しいのは、直す技術ではなく、初めて読む人の目を取り戻すことです。そこを生成AIに代行させ、人は「次に何を渡すか」の設計に集中する。この分担にすると、入口ページは1本ずつ確実に良くなっていきます。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
データ分析にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
