GA4の成果はキーイベントで数える|設定でつまずかない

「成果の数字を探したのに、以前の名前で見つからない」「設定が消えたのかと思って探し回った」——解析の画面を開いた担当者から出てくる戸惑いです。設定が消えたのではありません。呼び名が変わっただけで、測り方も数え方も同じものです。この記事では、変わった理由と、設定を終えるまでの2段階を整理します。
カメ先生成果の指標の名前が変わった件はね、機能そのものが入れ替わったように受け取られがちだが、変わったのは呼び名だけで、中身も数え方もそのままなんだ。
カメ子名前だけを変えたのは、どういう理由からでしょうか。
カメ先生広告の側で使う成果と、解析の側で見る成果を、言葉として分けるためだ。同じ言葉で別のものを指していたので、社内の会話が噛み合わなくなっていた。
カメ子言葉を分けるための変更だったのですね。設定の段階から確かめます。
- 成果の指標は名称が変わっただけで、機能と測り方は変わっていない
- 変更の理由は、広告側の同名の指標との混同を避けるため
- 設定はイベントを作り、それに印を付ける2段階で完了する
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名前が変わっただけで中身は同じ
最初に押さえておきたいのは、これが名称の変更だという点です。機能が変わったわけではありません。
2024年3月に、成果を表す指標の呼び名が変わりました。それまでは広告の側と同じ言葉が使われていました。
変更されたのは指標の名称だけで、内容が変わるわけではないと説明されています。数え方も、設定の方法も同じです。
そのため、以前に設定した内容はそのまま動いています。作り直す必要はありません。
画面上の表示だけが新しい呼び名になっています。探す場所も変わっていません。
社内の資料に古い呼び名が残っている場合、混乱の原因になります。書き換えるか、対応を明記します。
報告の場でも、どちらの呼び名を使うかを決めておきます。人によって違うと、同じ数字の話が噛み合いません。
以下では、なぜ変える必要があったのかを見ていきます。
なぜ名前が変わったのか
理由は、同じ言葉が2つの別のものを指していたことにあります。混同が実務の障害になっていました。
解析の側の指標と、広告の側の指標は、定義も測る方法も数値も違います。それでも同じ言葉で呼ばれていました。
両方を使っている担当者は、数字が合わない理由を説明できずに困る状況が続いていました。この解消が変更の目的です。
実際、同じ成果を数えているつもりでも、両者の数字は一致しません。数え方の定義が違うためです。
呼び名が分かれたことで、どちらの数字かが明示されるようになりました。報告での誤解が減ります。
変更を知らないままだと、以前の呼び名で会話を続けてしまいます。相手がどちらを指しているか分からなくなります。
社内の用語を揃える機会として使うのが得策です。定義の一覧を作り直します。
一覧があれば、担当が変わっても同じ言葉で話せます。
広告側の数字とは別物
数字が合わない理由は、いくつかの定義の違いから生まれます。代表的なのは、どの接点に成果を割り当てるかです。
広告の側は、広告に触れた人の成果を広告に割り当てます。解析の側は、最後にたどった経路で数えます。
数える時点も違います。広告の側は広告に触れた日に遡って記録する場合があります。
さらに、同じ人が複数回成果に至った場合の扱いも異なります。1回だけ数えるか、毎回数えるかの設定が別にあります。
これらの違いを1枚の表にまとめておくと、報告のときに説明できます。数字が合わないのは異常ではなく、定義の違いです。
設定は2つの段階で終わる
設定の手順は単純です。2つの段階で完了します。
1段階目は、成果として数えたい行動をイベントとして作ることです。フォームの送信や資料の申し込みが対象です。
2段階目は、そのイベントに成果としての印を付けることです。この操作だけで、成果として数えられます。
印を付ける操作は、管理の画面の一覧から行えます。イベントの一覧に切り替えの欄があります。
タグ管理の道具を使う方法もあります。イベントを送る設定を道具の側で作る形です。
どちらでも結果は同じです。既存の構成に合わせて選びます。
重要なのは順番です。イベントが実際に記録されていないと、印を付けても数えられません。
そのため、印を付ける前にイベントの記録を確認します。
先にイベントが記録されているか確認する
イベントの一覧に、対象の行動が表示されているかを見ます。表示されていなければ、まだ記録されていません。
記録が始まってから一覧に出るまで、時間がかかることがあります。当日に出なくても慌てません。
すぐに確認したい場合は、その場の記録を見る画面を使います。自分で操作して、イベントが飛ぶかを確かめられます。
飛んでいない場合は、送る設定の側に問題があります。印の設定ではなく、そちらを直します。
この切り分けができると、原因を探す時間が大きく短くなります。
イベントの作り方
イベントの作り方は複数あります。すでに記録されている行動を使う方法と、新しく作る方法です。
既定で記録される行動もあります。ページの表示や、外部への移動などです。
これらをそのまま成果にすると、意図しない行動まで数えてしまいます。条件を絞る必要があります。
絞る方法として、既存のイベントを条件付きで別のイベントとして作る機能があります。特定のページの表示だけを対象にする形です。
フォームの送信の完了を数えたいなら、完了の画面の表示を条件にするのが手軽です。
ただし、完了の画面が検索から直接開かれると、成果として数えられてしまいます。索引に入れない設定を併せて行います。
より正確に数えたいなら、送信の操作そのものを記録します。タグ管理の道具で設定できます。
どちらを選ぶかは、精度と手間の兼ね合いで決めます。
既存のイベントを使う場合
既定で記録される行動を使うと、設定の手間が減ります。すぐに始められるのが利点です。
ただし、名前が汎用的なため、後から見て何を数えているか分かりにくくなります。
条件を付けた新しいイベントとして作り、分かる名前を付けるほうが後で困りません。手間は数分の差です。
既存のイベントに直接印を付けると、その行動のすべてが成果になります。範囲が広すぎる場合が多いです。
迷ったら、条件を絞った新しいイベントを作る方を選びます。後戻りが少なくなります。
名前の付け方を決める
イベントの名前は、後から変えると過去のデータと繋がらなくなります。最初に規則を決めます。
規則の要点は、何の行動かが名前から分かることです。省略しすぎると意味が失われます。
複数の担当者が設定する場合、規則がないと似た名前が並びます。どれが本番の設定か分からなくなります。
記号や大文字小文字の扱いも決めます。混在すると、集計のときに別のものとして扱われます。
名前の一覧は定義書として残します。何を数えているかの説明も添えます。
この定義書があると、担当が変わっても数字の意味が伝わります。
逆に定義書がないと、数字だけが残って意味が失われます。半年後には誰も説明できません。
作るのは表計算で足ります。名前、何を数えるか、設定した日の3列です。
後から名前を変えない
名前を変えると、変更の前後で別のものとして集計されます。過去との比較ができなくなります。
そのため、名前は最初に慎重に決めます。迷ったら、対象の行動をそのまま表す名前を選びます。
試しに作ったイベントを、そのまま本番で使い続ける事故も起きます。名前に試作の印が残ります。
試作は別の名前で作り、本番の設定は改めて作ります。作業の手間は数分です。
使わなくなったイベントは、印を外して定義書に廃止と書きます。消さずに履歴として残します。
数え方の設定を確認する
成果の数え方には設定があります。1人につき1回だけ数えるか、毎回数えるかです。
問い合わせのように何度も起きる行動なら、毎回数える設定が合います。
資料の申し込みのように、同じ人が繰り返しても意味が薄い行動なら、1回だけの設定が合います。目的によって変わります。
この設定を確認しないままだと、数字が実感と合いません。多すぎる、少なすぎるという違和感の原因になります。
設定は後から変えられますが、変えた前後で数字の意味が変わります。変えた日を記録します。
報告の場では、どちらの数え方かを明示します。数字の解釈が変わる情報です。
複数の成果を数えている場合、それぞれで設定が違うことがあります。一覧で確認します。
定義書に数え方の欄も設けておくと、確認が楽になります。
計測されないときの確認
設定したのに数えられない、という相談が最も多くあります。確認の順番を決めておくと早く解決します。
最初に見るのは、イベントそのものが記録されているかです。ここで止まっている場合が大半です。
次に、印が付いているかを確認します。作っただけで印を付け忘れている例が多くあります。
条件を付けたイベントの場合、条件の書き方も確認します。1文字の違いで一致しなくなります。
対象のページのURLを条件にしている場合、末尾の記号や引数の有無で外れることがあります。
反映を待つ必要もあります。設定の直後には表示されないことが普通です。
それでも数えられない場合は、タグ自体が対象のページに入っているかを確認します。
ページを作り直したときに、タグが抜けている事故が起きます。
反映までの時間を見込む
設定を変えてから画面に表示されるまで、時間がかかります。24時間程度は見込みます。
その間に何度も設定を触ると、原因が分からなくなります。1つ変えたら待ちます。
急いで確認したい場合は、その場の記録を見る画面を使います。数分で反映されます。
ただし、その画面で見えるのは記録されているかどうかだけです。成果として数えられているかは別です。
時間をかけて確かめる前提で、余裕を持って設定します。公開の直前の設定は避けます。
条件の書き方の誤り
条件の指定には、完全に一致するか、含むかといった型があります。型を間違えると一致しません。
URLを条件にする場合、完全一致だと引数が付いた時点で外れます。含む形にするのが無難です。
逆に含む形にすると、意図しないページまで一致することがあります。範囲を確認します。
大文字と小文字の区別も確認します。区別する設定だと、表記の揺れで外れます。
条件は複数を組み合わせられますが、増やすほど外れやすくなります。最小限にします。
広告と連携するときの注意
解析の側で作った成果を、広告の側で使うこともできます。連携の設定で持ち込めます。
ただし、持ち込んだ後の数字は広告の側の定義で扱われます。解析の画面の数字と一致しません。
この違いを理解せずに比べると、どちらかが間違っていると考えてしまいます。どちらも正しく、定義が違うだけです。
自動の入札に使う場合は、件数が足りているかも確認します。学習に必要な件数の目安があります。
連携する成果は絞ります。すべてを持ち込むと、入札の判断が散ります。
持ち込んだ成果の一覧も定義書に書きます。どちらの側で何を使っているかが分かる状態にします。
連携の設定を変えたときは、広告の側の成果の数字が変わります。報告の前に確認します。
変更の日付も記録します。数字の段差を説明する材料になります。
手前の行動も数える
最終の成果だけを数えていると、件数が少なくて分析ができないことがあります。手前の行動も数えます。
BtoBでは、問い合わせの件数が月に数件という会社が少なくありません。この件数では傾向が見えません。
資料の申し込みや、料金のページの表示を成果として数えると、件数が増えます。改善の判断ができるようになります。
ただし、手前の行動と最終の成果を混ぜて報告すると、実態より良く見えます。分けて示します。
手前の行動が最終の成果につながっているかも確認します。つながっていないなら、指標として役に立ちません。
確認は、その行動をした人が後に成果に至った割合で見ます。割合が低ければ、別の行動を選びます。
選んだ行動は定義書に記録し、なぜ選んだかも書きます。次の担当者が判断を追えます。
成果の数を増やしすぎると、どれが本命か分からなくなります。3つ程度に絞ります。
本命を1つ決めておく
3つを並べる場合も、どれが本命かを決めます。決めないと、都合の良い数字が報告されます。
本命は、事業の売上に最も近い行動にします。BtoBなら問い合わせや商談の申し込みです。
手前の行動は、本命が動かない理由を探すための補助として使います。主役にはしません。
報告の資料でも、本命を最初に置きます。並べる順番が、社内で見られる優先度を決めます。
本命を変えるときは、変えた理由を記録します。指標の入れ替えは事業の方針の変化を意味します。
設定の記録を残す
設定は画面の中にありますが、記録は別に残します。画面を見ないと分からない状態を避けます。
残すのは、成果の名前、何を数えているか、条件、数え方、設定した日です。
この5項目があれば、後から見た人が意味を理解できます。数字だけが残る事態を防げます。
設定を変えたときは、履歴として追記します。上書きすると、過去の数字の意味が分からなくなります。
記録の置き場所は共有の場にします。個人の手元にあると、異動で失われます。
報告の資料からも参照できるようにします。数字の定義への疑問がその場で解けます。
作るのに時間はかかりません。1つの成果につき数分で足ります。
それでも作られないことが多い項目です。設定の作業と同時に書く運用にします。
定義書に書く項目
最低限必要なのは、成果の名前と、何を数えているかの説明です。この2つで大半の疑問は解けます。
加えて、条件の指定と数え方の設定を書きます。数字のずれを説明する材料になります。
設定した日と設定した人も書きます。疑問が出たときに聞ける相手が分かります。
広告の側に持ち込んでいるかも書きます。両方の数字を比べる場面で役立ちます。
書式は表計算で足ります。凝った道具は要りません。
| 項目 | 書く内容 | 役立つ場面 |
|---|---|---|
| 名前 | 画面に表示される名称 | 報告での参照 |
| 数える対象 | どの行動を数えているか | 数字の意味の確認 |
| 条件 | 指定した条件と一致の型 | 数えられないときの調査 |
| 数え方 | 1回のみか毎回か | 実感とのずれの説明 |
| 設定日と担当 | 設定した日付と担当者 | 変更の履歴の追跡 |
報告での使い方
設定した成果は、報告で使われてはじめて意味を持ちます。使われる形にしておきます。
報告に載せるのは、本命の成果と、その前月との比較です。数字が1つだと変化が分かりません。
件数だけでなく、流入に対する割合も載せます。訪問が増えて件数が増えたのか、質が上がったのかが分かります。
手前の行動は、本命が動かない理由を説明する材料として添えます。主役にはしません。
定義の説明は資料の末尾に置きます。毎回説明する手間が消えます。
数字の段差がある場合は、その理由を注記します。設定を変えた日付が代表的な理由です。
報告の形を固めると、数字を見る文化が育ちます。毎回違う形の資料は、比べられないため読まれません。
固めた形は手順書に残します。担当が変わっても続きます。
設定の手順
実際の作業の順番を整理します。確認を挟みながら進めます。
最終の成果と、手前の行動を合わせて3つ程度に絞ります。なぜ選んだかも記録します。
既定の行動に条件を付けるか、タグ管理の道具で送る設定を作ります。分かる名前を付けます。
その場の記録を見る画面で、実際にイベントが飛ぶかを自分で操作して確かめます。
イベントの一覧から印を付けます。数え方の設定も併せて確認します。
名前と対象、条件、数え方、設定日を記録します。翌日に数字が入っているかを見ます。
この5段階で、設定は完了します。時間がかかるのは3段目と5段目の確認だけです。
確認を飛ばすと、数えられていないことに気づくのが1か月後になります。公開の直前ではなく、余裕のある時期に設定します。
やりがちな失敗
設定でつまずく形は、ある程度共通しています。
- イベントを作っただけで印を付け忘れる:記録はされているのに、成果として数えられない
- 既定の行動に直接印を付ける:意図しない行動まで数え、実態より多い数字になる
- 完了の画面の表示だけを条件にする:検索から直接開かれた場合も成果として数えてしまう
- 広告側の数字と一致しないことを異常と考える:定義の違いを調べる時間を無駄に使う
- 定義書を作らない:数字の意味が失われ、半年後に誰も説明できなくなる
いずれも、設定の直後に確認すれば気づけます。設定した時点ではなく、数字を確認した時点を完了とします。
もうひとつ多いのが、名前の規則を決めずに複数人で設定することです。似た名前が並び、本番の設定が分からなくなります。
規則は1行で足ります。行動と対象が分かる名前にする、と決めておくだけで混乱は防げます。
運用の決めごと
測り続ける前提で、決めごとを用意します。項目は少なく保ちます。
- 成果は最終の成果と手前の行動を合わせて3つ程度に絞る
- 設定の直後にその場の記録を見る画面で確認し、翌日に数字を確かめる
- 名前と対象、条件、数え方、設定日を定義書に記録する
- 設定を変えたら履歴として追記し、報告の資料に変更の日付を明記する
この4項目を計測の手順書に入れます。設定のたびに読み返せます。
見直しの時期
成果の設定は、サイトを変えたときに見直します。フォームやページの構成が変わると、条件が外れます。
リニューアルの後は必ず確認します。タグが抜ける事故が最も多い場面です。
それ以外は半年に一度で足ります。数字が急に変わったときは、その場で確認します。
見直した内容は定義書に追記します。判断の背景が残ります。
見直しの予定は繰り返しで入れます。思い出す運用では止まります。
よくある質問
以前の設定はやり直す必要がありますか
必要ありません。変更されたのは指標の名称だけで、機能や測り方は変わっていません。以前に設定した内容はそのまま動いています。
広告側の数字と合わないのは設定の誤りですか
多くの場合は誤りではありません。解析の側と広告の側は定義も測る方法も違うため、数字は一致しません。どちらの数字かを明示して報告するのが現実的な対応です。
設定したのに数えられません。何を見ればよいですか
まずイベント自体が記録されているかを確認します。その場の記録を見る画面で自分で操作して確かめます。記録されているなら、印が付いているかと条件の書き方を見ます。
成果はいくつまで設定できますか
上限は設けられていますが、実務では3つ程度に絞るほうが判断しやすくなります。数を増やすと、どれが本命か分からなくなります。
数え方は後から変えられますか
変えられます。ただし変えた前後で数字の意味が変わるため、変更の日付を記録し、報告の資料にも明記します。過去の数字と単純に比べないよう注意します。
まとめ
成果の指標は名称が変わっただけで、中身は同じです。要点は、イベントを作って印を付ける2段階で設定し、その場の記録を見る画面で必ず確認することです。広告の側の数字とは定義が違うため、一致しないのは異常ではありません。成果は最終の成果と手前の行動を合わせて3つ程度に絞り、名前と条件と数え方を定義書に残す。サイトを変えたときは、タグと条件が生きているかを必ず確認します。まずは自社の設定を開き、印が付いた成果が何を数えているかを確かめてみてください。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
データ分析にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
