広告画像をAIで作る事例|成果につながった活用パターンと注意点

「差し替える画像を毎回外に頼んでいて、試したい案の数だけ待ち時間が増える」「素材を探し直すたびに、前に使った絵柄との違いが説明できなくなる」——広告の画像を回している担当者から挙がる声です。画像生成AIが効くのは、作る速さだけではありません。本当は、何を変えた案なのかを1枚ごとに言える状態で、案を並べられることのほうが効きます。この記事では、実際に成果に結び付いた使い方の型と、権利や表示の面で人が確かめる範囲を整理します。
カメ先生画像生成AIは制作費を下げる道具として語られがちだけれど、広告の現場で効いているのはそこではないんだ。同じ条件で、変えた点だけが違う案を並べられることなんだよ。
カメ子枚数が増えることより、比べられる形になることが大事なのですか。
カメ先生そう。人物の有無だけを変えた2枚、背景の色だけを変えた2枚。そろえて出せば、反応の差から次の一手が読める。ただし、実在の人物に似た顔、他社の意匠、根拠のない効果の表示。この3つは出力を人が止める。
カメ子案を作る速さと、出してよいかの判断は別に置くということですね。
- 画像生成AIは広告ビジュアルのもとを言葉から手早く作れる
- たくさんの絵柄を試せるので、目を引く画像を見つけやすくなる
- 文字の焼き込み・権利・人物表現には人の確認が欠かせない
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広告画像の生成にAIを使うとは
広告画像の生成にAIを使うとは、作りたい絵柄を言葉で伝えて、広告に使う画像のもとを作ってもらうことです。「明るい雰囲気の、観葉植物のある部屋」「夜の街を背景にした、近未来的なイメージ」——こんなふうに描写を伝えると、それに沿った画像が生まれます。バナー広告の背景や、SNS広告に添える絵柄、ディスプレイ広告のイメージ画像など、使いどころは広がっています。言葉から絵が立ち上がる、という新しい作り方です。
ここで大切なのは、AIが作るのは「完成した広告」ではなく、「素材のもと」だということです。生まれた画像に、後から文字を載せたり、色を整えたりして、広告として仕上げていきます。AIは、絵柄を考えて形にする手間を肩代わりしてくれる道具です。ゼロから絵を描いたり、素材を探し回ったりする時間を、大きく減らせます。仕上げと判断は人が担い、絵柄づくりをAIに任せる、という分け方が基本になります。
なぜ広告画像づくりにAIが向くのか
広告画像づくりにAIが向いているのは、たくさんの絵柄を、すばやく形にできるからです。広告では、どんなビジュアルが目を引くか、出してみないとわからない部分があります。これまでは、一枚の絵柄を用意するだけでも手間がかかり、何種類も試すのは難しいことでした。AIなら、言葉を少し変えるだけで、別の雰囲気の画像を次々と作れます。試す回数を増やせることが、当たりを見つける近道になります。
もうひとつの理由は、頭の中のイメージを、形にしやすくなることです。「こんな感じ」と思っていても、それを絵にするには技術が要りました。AIは、その間をつないでくれます。言葉で描写すれば、近いものが出てきて、それを見ながら「もう少し明るく」「色を変えて」と調整できます。イメージと完成形の距離が、ぐっと縮まります。絵を描く技術がなくても、思い描いたビジュアルに近づけるのです。
AIで広告画像を作るメリット
AIで広告画像を作るメリットは、まず、用意にかかる時間と手間が大きく減ることです。素材を探し回ったり、一から描いてもらったりする代わりに、言葉で伝えるだけで、もとになる画像が手に入ります。思い立ったときにすぐ作れるので、広告を出すまでの流れが速くなります。スピードが求められる場面ほど、この手軽さが効いてきます。準備の負担が軽くなることで、広告そのものに集中できます。
もうひとつのメリットは、いろいろな案を気軽に試せることです。一枚しか用意できないと、それが当たるかどうかに賭けることになります。AIなら、雰囲気の違う絵柄を何種類も作れるので、見比べて選んだり、実際に出して反応を確かめたりできます。選択肢が増えることで、より目を引くビジュアルにたどり着きやすくなります。試す回数を増やせることが、成果に結びついていきます。
広告画像をAIで作る流れ
AIで広告画像を作るときは、思いつきで指示を出すより、流れを決めて進めると、ねらいに近い画像にたどり着きやすくなります。どんな絵柄がほしいかを固め、言葉で伝え、出てきたものを見て調整し、仕上げる——この流れを意識すると、迷わずに進められます。次のような手順で取り組むとよいでしょう。最後の仕上げと確認は、必ず人の手で行います。
どんな広告画像を作れるか
AIで作れる広告画像は、さまざまです。たとえば、季節のセールを告知するバナーの背景に、その季節を感じさせるイメージを作る。新しい商品の魅力を伝えるために、使っている場面を思わせる絵柄を作る。SNS広告で目を引くために、印象的な色づかいのビジュアルを作る——こうした使い方が考えられます。題材も雰囲気も、言葉しだいで幅広く生み出せるのが、AIの持ち味です。
抽象的なイメージづくりも得意です。「信頼感」「先進的」「あたたかみ」といった、伝えたい雰囲気を絵柄で表すこともできます。具体的な物を写すのではなく、色や形で印象をつくりたいときに役立ちます。ただし、これらはあくまで素材のもとです。実際の商品やサービスの正確な姿を見せたいときは、本物の写真を使うべき場面もあります。AIの画像が向く場面を見きわめて、使い分けることが大切です。
指示文の書き方
AIに広告画像を作ってもらうときは、指示の言葉が仕上がりを左右します。「おしゃれな画像」のような漠然とした頼み方では、思い描いたものから遠いものが出がちです。「明るい自然光が差し込む、木目のテーブルの上に置かれた、白い陶器のカップ」のように、場所・物・色・光の様子まで具体的に描写すると、ねらいに近づきます。伝えたい雰囲気も、あわせて言葉にして添えます。
とはいえ、最初から完璧な指示を書く必要はありません。まずはざっくり伝えて出してみて、出てきた画像を見ながら、「もっと明るく」「背景をぼかして」と注文を重ねていく方が、近道になることも多いものです。AIとのやり取りを繰り返しながら、イメージに寄せていきます。言葉を足したり引いたりする中で、ちょうどよい伝え方が見つかっていきます。対話で育てる感覚です。
ブランドの雰囲気をそろえる
広告画像を作るとき、気をつけたいのが、ブランドの雰囲気をそろえることです。AIは、頼むたびに少しずつ違う絵柄を出すため、何も意識しないと、広告ごとにバラバラの印象になってしまいます。自社の広告だと一目でわかるような、色づかいや雰囲気の統一感は、信頼につながる大切な要素です。まとまりのない画像が並ぶと、ちぐはぐな印象を与えかねません。
雰囲気をそろえるには、指示の中に、いつも使う色や、めざす雰囲気を表す言葉を、決まって入れるとよいでしょう。「落ち着いた青を基調に」「やわらかく明るい光で」といった指定を、毎回添えるのです。そうすることで、別々に作った画像でも、どこか通じる雰囲気が生まれます。ブランドらしさを保ちながら、AIの手軽さを活かす——この両立を、いつも意識しておきます。
文字は画像に焼き込まない
AIで広告画像を作るとき、強く気をつけたいのが、文字の扱いです。画像生成AIは、絵柄を作るのは得意でも、画像の中に正しい文字を書き込むのは苦手です。頼むと、崩れた文字や、意味をなさない文字の並びが描かれてしまうことがよくあります。キャッチコピーや価格といった大事な文字を、AIに描かせるのは避けるべきです。後で困ることになります。
文字は、AIが作った画像の上に、後から別の方法で載せるのが基本です。AIには文字のない絵柄だけを作ってもらい、デザインの工程で、正確な文字を重ねます。こうすれば、絵柄の魅力と、文字の正確さを、両立できます。広告では、伝えたい言葉が正しく表示されることが何より大切です。文字と絵柄は役割を分けて考える、と覚えておくとよいでしょう。
権利と商用利用に気をつける
AIで作った広告画像を使うときは、権利の面に注意が必要です。使っている画像生成のサービスによって、作った画像を広告などの商用に使ってよいかどうか、決まりが違います。使う前に、そのサービスの利用のルールを確かめておくことが欠かせません。安心して使うためには、商用に使ってよいかを、はっきりさせておく必要があります。後からの問題を避けるための、大切な確認です。
もうひとつ気をつけたいのが、既にあるものに似てしまう場合です。実在する商品や、よく知られたキャラクター、特定の作風などをまねた画像を作って広告に使うと、思わぬ問題につながりかねません。指示の段階で、特定の何かをまねるような頼み方は避けるのが無難です。オリジナルの絵柄として使えるかを意識しながら、慎重に扱うことが大切になります。
人物の表現で気をつけること
広告画像に人を登場させたいとき、AIは人物の絵柄も作れますが、注意が要ります。AIが作る人物は、実在しない、架空の姿です。それを「お客様の声」のように見せたり、実際の利用者であるかのように使ったりするのは、誤解を招くため避けるべきです。架空の人物だとわかる使い方にとどめ、事実を偽る印象を与えないように気をつけます。
また、AIが作る人物の絵柄は、ときに不自然な部分が混じることがあります。指の数が合わなかったり、表情がどこかぎこちなかったりすることがあるのです。人物を使うときは、こうした不自然さがないか、よく確かめる必要があります。広告は多くの人の目に触れるものだけに、おかしな部分が残ったまま出すと、印象を損ねます。仕上がりを丁寧に見るようにします。
仕上がりを確かめる目を持つ
AIで広告画像を作るときに欠かせないのが、出てきたものを確かめる目です。AIはすばやくたくさんの画像を作れますが、その中には、よく見ると不自然な部分や、広告にふさわしくないものも混じります。手早く作れるからこそ、そのまま使わず、人がしっかり見て選ぶことが大切になります。確認をおろそかにすると、おかしな画像が世に出てしまいます。
確かめるときは、文字が崩れていないか、人物に不自然な点はないか、伝えたい雰囲気に合っているか、といった点を見ます。広告は、自社の顔として多くの人に見られるものです。少しの違和感が、印象を左右します。AIに作らせて終わりにせず、最後は人の目で、世に出してよい仕上がりかを見きわめる——この一手間が、広告の質を守る決め手になります。
AIに任せる部分と人が担う部分
広告画像づくりでも、AIに任せてよい部分と、人が担うべき部分を分けて考えると、うまく付き合えます。絵柄を考えて形にしたり、バリエーションを作ったりするのは、AIが得意です。一方で、どの画像を選ぶか、ブランドに合っているか、権利の面で問題ないか、といった判断は、人が責任を持つところです。次の表に、その分担を整理しました。
| 作業 | 主に担うのは |
|---|---|
| 絵柄を形にする | AIが生成 → 人が選ぶ |
| バリエーション作り | AIが量産 → 人が見比べる |
| 文字を載せる | 人がデザインで重ねる |
| 権利の確認 | 人が責任を持って行う |
| 世に出す判断 | 人が最終確認する |
配信先の審査が先に動いている。開示が要る作り方と要らない作り方
2026年に入ってから、広告の配信先の側が生成物の扱いを決め始めました。大手のSNS広告の事業者は、2026年3月のポリシー改訂で、AIで主題そのものを作った広告について開示を求める運用に入ったと伝えられています。ここでいう主題とは、人物、商品の見え方、風景、ブランドを表す絵柄そのものを指します。一方で、色の補正、切り抜き、背景のぼかし、既存の写真の部分的な手直しは補助の範囲とされ、開示までは求められないと整理されています。検索連動の広告の側は、すべての生成物に表示を付ける包括的な決まりには踏み込んでいませんが、選挙や政治に関わる広告では、合成した素材であることの明示を先に求めています。審査の判断は自動の検知が先に走る形に寄っており、人の目に届く前に差し戻される例も出ています。適用の細かい範囲は今後も動くので、自社の出稿先の審査の文言を四半期に一度は読み直し、出稿の予定には差し戻し1回ぶんの日数を最初から見込んでおいてください。
判断の分かれ目は、撮った写真を直したのか、絵柄そのものを作ったのかという1点に集まります。撮影した商品写真の背景だけを差し替えた場合と、商品の見え方そのものをAIに描かせた場合では、出来上がりが似ていても扱いが変わります。ここを入稿の直前に考え始めると、確認のために配信が止まります。制作の段階で、1枚ごとに撮影した素材か生成した素材か、生成したのは背景か主題か、参照した画像を持ち込んだかを記録しておけば、審査の文言が変わったときにも、どの広告を見直せばよいかがその日のうちに引けます。記録の粒度は、あとから機械で絞り込める程度で足ります。撮影か生成か、主題か背景かの2列さえ埋まっていれば、開示の要否は機械的に仕分けられます。開示の要否を数か月後に1枚ずつ思い出す作業に比べれば、はるかに軽い負担で済みます。
開示の要否の申告と、表示に関わる文言の確認は、AIに判断させない範囲として先に切り出します。素材台帳への記入、つまり撮影か生成か、主題か背景か、参照画像を使ったかの3項目は制作の担当が書きます。開示が要るかどうかの一次判断は配信の運用担当が行い、効果や比較をうたう表示が絵柄の中に入っていないかは、表示に関わる規制を見る担当が最後に見ます。止める権限を持つ人を1人だけ決めておくと、判断が割れたときでも入稿の列が止まりません。三段に分けると遅くなるように見えますが、止める人が決まっていれば、迷わない案件は一段目で通ります。誰が止めるかを決めていない体制では、迷った案件が全員の手元に戻り、そのまま数日が消えます。
落とし穴は、審査に落ちる理由が生成物であること自体ではない場合が多い点です。差し戻しの中身をたどると、人物の指や輪郭の崩れ、画像の中に描かれた読めない文字、実在する商品に近い意匠、効果を断定する表示が絵柄に入っている、というあたりに集まります。生成の道具を新しいものに替えても、この4つは自動では減りません。出稿の前に、この4点だけを同じ順番で見る短い手順を作ってください。4点の確認は、画像を何枚も並べて一度に見るのではなく、1枚ずつ同じ順で見るほうが見落としが減ります。案の数が10枚を超えたあたりから、確認の順番が決まっているかどうかが、出稿までの日数にそのまま出ます。
費用が増えるのは生成そのものではなく、確認と差し戻しのほう
画像を生成する費用は、出稿の予算に対してすでに小さい部類に入ります。法人向けのプランは月に数千円からの帯で、生成の回数に応じた課金でも、1枚あたりは数円から数十円の水準に収まります。ところが実務で増えるのは、出てきた絵柄を選び、直し、権利と表示を確かめる工程のほうです。1案しか作れなかったところが10案作れるようになると、確認の対象もそのまま10倍になります。作る速さだけを先に上げると確認が追いつかず、結局その月に出せる案の数は変わりません。予算を組むときは、生成の費用より、1案あたりの確認にかかる時間を先に見積もってください。見積もりの立て方としては、1案あたりの確認を10分と置き、月に出す案の数を掛けた時間を、担当の工数として先に取っておく形が分かりやすいでしょう。
契約の選び方も、機能の比較から条件の比較に移ります。学習に使った素材を自社で管理していると説明している事業者は、法人向けの上位のプランに限って、生成物の権利に関する補償を付けています。同じ道具でも、個人向けのプランには補償が付かないことがあり、ここを確かめずに担当者が個人の契約で作ると、会社としては補償のない素材を広告に使うことになります。補償が及ぶのは、定められた使い方の範囲内で生成した場合に限られます。参照画像を持ち込んだ生成や、特定の作風を指定した生成が範囲の外に置かれていることもあるので、条文の側を読んでから運用の決まりを作ってください。個人の契約で作った素材が広告に紛れ込むのを防ぐには、使ってよい道具と契約の種類を一覧にして配るのが確実です。
工数の見積もりは、案の数ではなく比率の数で組むと実態に合います。同じ絵柄でも、正方形、横長、縦長と配信面ごとに必要な比率が違い、1案につき3つから5つの書き出しが要ります。生成の段階で必要な比率を全部そろえておかないと、反応の良かった1案のサイズ違いを後から作れず、作り直しになります。ここは費用よりも日数に効きます。配信面を決めるのは運用側、比率の一覧を渡すのも運用側、という順番を決めておくと、制作が二度手間になりません。配信面が増えるほど必要な比率も増えるので、出稿先を決めるのは企画の段階、という順番を守ってください。出稿の予定が固まった時点で、必要な比率を一覧にして制作に渡す、という1手順を足すだけで防げます。
外の制作会社に依頼する場合との比べ方も、1枚あたりの単価では合いません。外注の見積もりには、権利の確認、修正の回数、納品の形式、指定の書き出しが含まれています。生成の道具に置き換えると、その部分が自社の工数として戻ってくるだけで、消えるわけではありません。単価を並べるのではなく、確認と修正を誰が持つかを並べて比べると、判断を誤りません。実際には、大量の案を試す局面は自社で生成し、基幹の商材の主役になる1枚は撮影や外注に残す、という使い分けに落ち着く例が多く見られます。切り分けの目安は、掲載の期間が長い素材ほど外注に寄せる、という置き方が実務では扱いやすいところです。
当たった1枚を再現できるように、変えた点を1枚ごとに残す
生成の道具は、同じ指示を出しても毎回わずかに違う絵を返します。反応の良かった1枚が出たとしても、記録がなければ、同じ雰囲気のままサイズ違いや季節違いを作り直せません。残すのは4つで足ります。指示文の全文、参照した画像の有無とその出どころ、生成の設定である縦横比とモデルの名前と版、そして出力に付いている番号や種の値です。この4つを画像と同じ場所に並べて置くだけで、数か月後でも同じ系統の絵柄をたどれます。モデルの版は黙って上がることがあり、同じ指示でも数か月後には作風が変わります。版を控えておけば、変わったことにその場で気づけます。道具を乗り換えたときにも、指示文が残っていれば移し替えの起点になります。
比べられる形にするには、1回に変える点を1つに絞ります。人物を入れた案と入れない案、背景を屋内にした案と屋外にした案、寄りの構図と引きの構図。変えた点が1つなら、反応の差から次にどちらへ寄せるかを読めます。同時に3つ変えた2枚は、どちらが勝っても次の案に引き継げません。枚数を増やすことではなく、変えた点を1つに保つことが次の案の精度を決めます。変えた点を1つに保つと、その月に出せる案の数は増えにくくなりますが、3回まわしたあとに社内に残る知見の量がまったく違ってきます。たくさん作れる道具を手にしたときほど、この制約を先に決めておかないと、似た絵柄が増えるだけで学びが残りません。
名前の付け方も先に決めます。日付、商材、変えた要素、比率という順で並べた名前にしておけば、配信の管理画面に並ぶ名前とそのまま突き合わせられます。突き合わせができないと、数字は取れているのに、どの絵柄が良かったのかを後から言えません。現場で実際に多いのは、画像ファイルは残っているのに、それがどの配信に使われたか分からなくなる形です。名前の決まりは、凝ったものにするほど守られません。4つの要素を決まった記号でつなぐだけの、覚えなくても書ける短い形にしてください。配信側の名前に文字数の上限がある場合は、そちらに合わせて短くします。合わせるのは画像の側です。
記録の運用で現実的なのは、制作の担当が作業をしている最中に書き切る形です。あとでまとめて記入する運用は、経験上3か月ほどで止まります。台帳は表計算の1枚で足ります。列は、画像の名前、撮影か生成か、主題か背景か、指示文、参照画像、比率、配信面、開示の要否の8列。列を増やすほど記入されなくなりますので、分析に使いたい項目があっても、まずはこの8列だけで3か月続けてから足すかどうかを決めてください。記入されているかどうかは、月に一度、空欄の行数を数えるだけで分かります。続いた台帳は、審査の文言が変わったときの調査にも、次の四半期の企画にもそのまま使えます。
やりがちな失敗と回避のコツ
広告画像をAIで作るときにやりがちなのが、出てきた画像をよく見ずに、そのまま使ってしまうことです。手早く作れるだけに、確認を飛ばしたくなりますが、文字の崩れや人物の不自然さが残ったまま広告に出ると、かえって信頼を損ねます。どんなに急いでいても、世に出す前に人の目で確かめる手順は、省かないようにします。急ぐときほど、ここが大切です。
もうひとつの失敗は、ブランドの雰囲気を考えずに、ばらばらの絵柄を使ってしまうことです。AIは頼むたびに違う雰囲気を出すため、意識しないと統一感が失われます。いつも使う色や雰囲気を指示に添える、選ぶときに全体のまとまりを見る、といった工夫で防げます。手軽さに流されず、ブランドらしさを保つ意識を持つことが、広告画像づくりのコツになります。
まとめ
画像生成AIを使えば、広告に使うビジュアルのもとを、言葉から手早く作れます。たくさんの絵柄を試せるので、目を引く画像にたどり着きやすくなるのが、大きな強みです。一方で、文字は焼き込まない、権利を確かめる、人物表現に気をつける、仕上がりを人の目で確認する——こうした注意も欠かせません。AIに絵柄づくりを任せ、選びと仕上げ、確認は人が担う。この組み合わせで、広告画像づくりを、ぐっと楽に、そして豊かにしていけます。
※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
広告・SNS・動画にAIを活かす第一歩、まずは導入から始めませんか?
デボノはアカウント開設・初期設定など「そもそものAI導入」から社内定着まで伴走支援。マーケティング活用など一歩進んだご相談にも対応します。
