【完全版】ホワイトペーパーとは?
作り方・活用法・営業資産化の全手法

「Webからのリード(見込み客)がなかなか増えない」
「資料請求はあっても、『とりあえず見てみただけ』という温度感の低い顧客ばかりだ」
「テレアポや飛び込み営業など、従来のプッシュ型営業の効率が悪くなっている」

もしあなたがBtoBマーケティングの担当者なら、このような課題に直面していないでしょうか。
多くの企業がWebマーケティングで成果を出せない原因は、たった一つです。

「顧客が知りたいこと」と「企業が伝えたいこと」の決定的なズレです。

現代の買い手は賢くなっています。自社の製品を一方的に売り込む「カタログ」や「営業資料」を、わざわざ個人情報を入力してまで手に入れたいとは思いません。彼らが求めているのは、自分の抱える課題を解決するための「知識」や「ノウハウ」です。

そこで不可欠となるのが「ホワイトペーパー」です。

これは単なるPDF資料ではありません。24時間365日、あなたの代わりに顧客の悩みに寄り添い、教育し、信頼を勝ち取り、熱量の高いリードを連れてくる「優秀な営業資産」です。

この記事では、数多くのBtoB企業のマーケティングを支援してきた株式会社デボノの知見を結集し、検索上位のどの記事よりも実践的かつ網羅的に、ホワイトペーパーの企画・制作から活用までの全ノウハウを解説します。

1. 【基礎知識】ホワイトペーパーとは? 営業資料との決定的な違い

本来の意味と、マーケティングにおける定義

「ホワイトペーパー(White Paper)」という言葉は、元々イギリス政府が発行していた外交報告書の表紙が白かったことに由来し、政府や公的機関が発行する「白書」を指す言葉でした。

しかし、現代のBtoBマーケティングの文脈においては、以下のように定義されます。

ホワイトペーパーの定義:
顧客が抱えるビジネス上の課題に対し、その解決策や関連する専門知識、ノウハウ、市場調査データなどを提供する「報告書形式のWebコンテンツ」のこと。

一言で言えば、「売り込み」ではなく「お役立ち」に徹した資料です。

なぜ混同される?「営業資料」との決定的な3つの違い

多くの企業がホワイトペーパー制作で失敗する最大の要因は、既存の「サービス紹介資料(営業資料)」の延長線上で作成してしまうことにあります。
しかし、この2つは「誰を主役にするか」という根本的な設計思想が全く異なります。

以下の比較表で、その違いを明確に理解しましょう。

ホワイトペーパー vs 営業資料

比較項目ホワイトペーパー営業資料(サービス紹介資料)
① 主役顧客の「課題」
(例:残業を減らしたい)
自社の「製品」
(例:機能A、料金プランB)
② 目的リード獲得・信頼構築(GIVE)
価値ある情報を提供し、接点を持つ。
クロージング(TAKE)
製品の優位性を伝え、契約を取る。
③ ターゲット潜在層 〜 準顕在層
解決策が定まっていない段階。
顕在層 〜 明確層
具体的な製品比較の段階。

失敗する思考パターン:「製品を売りたい」という欲求

ホワイトペーパーをダウンロードする段階の顧客は、あなたの会社の製品にはまだ興味がありません。彼らが興味があるのは「自分の課題をどう解決するか」だけです。

ここで企業側が「製品を売りたい」という欲求を抑えきれず、自社製品のアピールを始めてしまうと、読者は「なんだ、結局は宣伝か」と失望し、離脱してしまいます。

成功の鍵は「GIVE(価値提供)」の精神です。
見返りを求めず、プロフェッショナルとして惜しみなく知見を提供する。その姿勢が「この会社は信頼できる専門家だ」という評価を生み、結果として選ばれる理由になるのです。

現在、さらに詳しい「営業資料とホワイトペーパーの使い分け術」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

2. なぜ今、BtoB企業にホワイトペーパーが不可欠なのか?

「良い製品を作れば売れる」「足で稼ぐ営業が最強だ」
かつてBtoBビジネスの常識だったこれらの法則は、デジタル化の波によって完全に過去のものとなりました。

衝撃のデータ:「営業担当が会う前に、勝負は57%終わっている」

米国の調査会社CEB(現Gartner)によると、「BtoBの購買担当者は、営業担当者に会う前に、購買プロセスの57%を完了させている」と言われています。

顧客はGoogle検索やSNSで情報収集し、比較検討を済ませてから問い合わせをしてきます。この「57%」の期間にWeb上で有益な情報(ホワイトペーパー)を提供できていない企業は、比較検討の土俵に上がることすらできないのです。

この過酷な状況を打破するために、ホワイトペーパーは以下の4つの強力なビジネスメリットをもたらします。

1. 質の高いリード情報の獲得

Webサイトを訪れただけの匿名ユーザーに対し、「続きのノウハウを知りたい方はダウンロード」と促すことで、個人情報を獲得できます。さらに、ダウンロードされたテーマによって「その顧客が今、何に悩んでいるか」という興味関心データ(インテントデータ)を得られるのが大きな強みです。

2. 見込み客の育成(ナーチャリング)

獲得したリードにいきなり売り込んでも嫌がられます。まずはメール等で有益な情報を提供し続け、信頼関係を構築するのが「ナーチャリング」です。ここで心理学の「返報性の原理」が働き、いざ検討が始まった時に「まずはあの会社に相談しよう」と選ばれるようになります。

3. 専門家としての地位確立(ブランディング)

BtoB商材は導入前に品質を判断するのが難しいため、顧客は「失敗したくない」という不安を持っています。独自の調査データや深い業界分析を発信することで、「この会社はこの分野のプロフェッショナルだ」という権威性を証明できます。

4. 営業効率の向上と「資産性」

ホワイトペーパーは、一度制作すれば24時間365日働き続ける「ストック型の資産」です。また、インサイドセールスが「資料送付」を口実に決裁者との接点を作ったり、商談前に読んでもらうことで説明時間を短縮したりと、営業全体の生産性を底上げします。

3. 【目的別】ホワイトペーパーの3大種類と選び方

ホワイトペーパーは大きく3つの種類に分けられます。ターゲットの検討フェーズ(カスタマージャーニー)に合わせて使い分けることが重要です。

あなたに最適なホワイトペーパーは?

Q1. 導入事例はありますか?

(顧客インタビュー・実績)

YES

② 事例紹介型

信頼獲得に最適!

NO

Q2. 独自データはありますか?

(アンケート・調査結果)

YES

③ 調査レポート型

拡散・集客に効果的!

NO

① 課題解決型(ノウハウ)

まずはここからスタート!
最も汎用性が高い形式です。

① 課題解決型(ノウハウ系)

ターゲット:潜在層 〜 準顕在層

最も一般的で、かつ最もダウンロードされやすい形式です。顧客の業務上の悩みに対し、解決策を教科書的に解説します。

  • 〇〇業務の効率化ガイドブック
  • 失敗しない〇〇システムの選び方 5つのポイント
  • 【用語集】今さら聞けない〇〇の基礎知識

② 事例紹介型(ケーススタディ)

ターゲット:準顕在層 〜 顕在層

導入企業がどう課題を解決したかをストーリーで解説します。「自社に近い企業も成功している」という安心感を与えます。

  • 〇〇社が売上150%を達成した全プロセス
  • Before/Afterで見る、コスト削減の実録レポート

現在、さらに詳しい「業界別ホワイトペーパー成功事例集」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

③ 調査レポート型(リサーチ)

ターゲット:潜在層、メディア、決裁者

アンケート調査や業界カオスマップなど、独自性の高い一次情報です。拡散性が高く、被リンク獲得によるSEO効果も期待できます。

  • 【1,000名に調査】テレワーク実施率と課題の実態調査
  • 2025年版 〇〇業界カオスマップ

戦略コラム:結局、どれから作ればいいの?

「リソースが限られている中で、最初に作るべき一本は?」と聞かれたら、私は迷わず「課題解決型(ノウハウ系)」をおすすめします。

なぜなら、ホワイトペーパー施策の第一歩は「リード(見込み客)の母数を増やすこと」だからです。まだ貴社のことを知らない多くの潜在層にとって、最もハードルが低く、メリットを感じやすいのがノウハウ資料です。

4. 【実践】成果が出るホワイトペーパーの作り方 5ステップ

「ホワイトペーパーを作ろう」と思った時、いきなりPowerPointを開いてデザインをし始めていませんか?
それは、設計図なしで家を建て始めるようなものです。

成果が出るホワイトペーパーは、論理的なプロセスに基づいて設計されています。ここでは、プロの制作現場でも実践されている5つのステップを解説します。

01

企画・ペルソナ設計(誰の、どんな課題か?)

最も重要かつ、多くの担当者が失敗する工程です。「誰に(ペルソナ)」「何を(テーマ)」伝えるかを決めますが、ここでマーケティング担当者の「想像」だけで作ってはいけません。

現場のリアルな声こそが、最強の企画ソースです。ぜひ、最前線にいる営業担当者やインサイドセールスにヒアリングを行ってください。

  • 「最近、お客様からよく聞かれる悩みは何か?」
  • 「商談で、お客様が一番身を乗り出して聞いてくれた話(キラーフレーズ)は何か?」
  • 「失注したお客様が、最後に選んだ競合他社の決め手は何だったか?」

これらに対する答えが、そのまま「読まれるホワイトペーパーのテーマ」になります。机上の空論ではなく、「実在する顧客の悩み」を出発点にすることが、ダウンロードされるための絶対条件です。

02

構成案(骨子)の作成

デザインに入る前に、Wordやテキストエディタで「構成案(骨子)」を作成します。読者の心理を動かし、納得感を持って読み進めてもらうためには、以下の「課題解決のフレームワーク」に沿って構成するのが鉄則です。

【推奨フレームワーク】
  • 序論(共感)
    「〇〇という業務で、こんなお悩みはありませんか?」 まずは読者の課題に寄り添い、「これは自分のための資料だ」と認識させます。
  • 本論(原因と解決策)
    「なぜその問題が起きるのか?」「どうすれば解決できるのか?」 客観的なデータやノウハウを提示し、課題の原因を解き明かします。ここで「プロとしての信頼」を獲得します。
  • 結論(自社ソリューション)
    「手動で解決するのは大変ですよね。弊社のツールなら自動化できます」 提示した解決策を、最も効率よく実現する手段として、自社サービスを自然な流れで紹介します。

現在、さらに詳しい「読まれるホワイトペーパーの書き方・構成テンプレート」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

03

執筆(ライティング)

構成ができたら、本文を執筆します。ここで意識すべきは「専門用語を捨て、中学生でもわかる言葉で書く」ことです。

読み手は、その分野のプロではないかもしれません。難解な専門用語やカタカナ語が続くと、読者はストレスを感じて離脱してしまいます。また、抽象的な表現も避け、具体的な「数値」で語ることで説得力を高めます。

  • 悪い例:「業務効率が大幅に向上し、コスト削減に貢献します。」
  • 良い例:「作業時間が1日あたり60分短縮され、年間で約120万円のコスト削減が見込めます。」
04

デザイン・レイアウト

原稿が完成したら、デザインに落とし込みます。高度なデザインソフト(Illustratorなど)は必須ではありません。社内での修正や更新のしやすさを考えると、PowerPoint(スライドサイズ 16:9)で作成するのが一般的であり、推奨されます。

【読みやすさを高める3つのコツ】

  • 1スライド・1メッセージ1ページに情報を詰め込みすぎない。言いたいことは1つに絞ります。
  • 視覚的リズム文字だけのページが続かないように、2〜3ページに1回は図解、グラフ、イラストを挿入します。
  • スマホ対応の文字サイズ移動中にスマホで読む決裁者も増えています。文字サイズは最低でも14pt以上(推奨は18pt〜)にし、小さな画面でもストレスなく読めるように配慮します。

現在、さらに詳しい「ノンデザイナー必見!ホワイトペーパーデザインの教科書(パワポ対応)」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

05

CTA(コール・トゥ・アクション)の設置

最後に、読み終わった読者に「次にどうしてほしいか」を明示するCTAページを設置します。これがないと、読者は「いい勉強になった」と満足して画面を閉じてしまい、ビジネスにつながりません。

読者の検討フェーズに合わせて、適切な出口を用意しましょう。

  • まだ検討初期なら:「他の事例も見る(事例集へ誘導)」「メルマガに登録する」
  • 興味が高まっているなら:「無料相談に申し込む」「デモ画面を体験する」「サービス資料を見る」

ホワイトペーパーは、読者を次のステップへ送り出すための「橋渡し役」です。必ずゴールへの導線を設計してください。

プロに任せて、最短で成果を出しませんか?
デボノなら、戦略設計から制作、活用まで一気通貫でサポートします。

サービス内容を詳しく見る

5. 読者の心を動かす構成テクニックと心理学

ホワイトペーパーの中身が良いのは当たり前です。しかし、どんなに素晴らしい内容でも、読まれなければ意味がありません。
ここでは、人間の心理に基づいた、思わずクリックし、最後まで読み進めてしまう「禁断のテクニック」をご紹介します。

① タイトルで9割決まる!クリックさせるコピーライティング

Web上のコンテンツにおいて、タイトルは「看板」です。読者はタイトルを見て「自分に関係があるか」「読む価値があるか」を瞬時に判断します。以下の3つの心理トリガーをタイトルに組み込んでください。

1

数字の魔力(具体性)

脳は曖昧な情報を嫌い、具体的な情報を好みます。

  • 「業務効率化の方法」
  • 「残業時間をゼロにする3つのステップ」
2

損失回避の法則(プロスペクト理論)

行動経済学において、人は「得すること」よりも「損すること」を2倍以上恐れると言われています。

  • 「ホワイトペーパーで成功する方法」
  • 「ホワイトペーパー制作で失敗しないためのチェックリスト」
  • 「多くの企業が陥る3つの落とし穴」
3

網羅性の示唆(お得感)

「これ一つ読めば他は要らない」と思わせる言葉は強力です。

キーワード例:
「完全ガイド」「教科書」「カオスマップ」「全集」「決定版」

② 信頼を勝ち取る「権威性」の出し方

BtoBの読者は、常に「この情報は本当に正しいのか?」と疑っています。その疑念を晴らすのが「権威性」です。主張には必ず客観的な根拠を添えてください。

  • 具体的な実績(バンドワゴン効果):「多くの企業」ではなく「上場企業含む1,500社が導入」と書くことで、「みんなが使っているなら安心だ」という心理を誘発します。
  • 第三者の声(ウィンザー効果):自社で「良い製品です」と言うよりも、第三者(顧客や専門家)に「良い製品だ」と言ってもらう方が、信憑性は高まります。顧客インタビューや、大学・調査機関のデータを積極的に引用しましょう。
  • 執筆者・監修者の明記:「誰が書いたか」は重要です。著者のプロフィールや写真を掲載し、実在する専門家が発信していることを示します。

③ 読了率を高める「視覚的リズム」

人間は、文字の壁を見ると無意識にストレスを感じます。最後まで読んでもらうためには、「読む」のではなく「見る」感覚で情報を処理できる工夫が必要です。

  • 図解3割・テキスト7割の黄金比:1ページ全てが文字にならないよう、図解、グラフ、アイコンを配置します。
  • Zの法則:人の視線は「左上→右上→左下→右下」とZ字に動きます。重要なメッセージや図版はこの動線上に配置します。

【コラム】これだけはNG!制作時にやってはいけない3つのこと

多くの企業が良かれと思ってやってしまい、結果として成果を落としている「NG行動」があります。これらを避けるだけでも、ホワイトペーパーの品質は大きく向上します。

  • 自社製品の宣伝から始めてしまう:読者は「自分の課題」を解決したくてダウンロードしたのであって、あなたの会社の製品説明を聞きたいわけではありません。冒頭から「弊社のツールは〜」と宣伝が始まると、読者は「ただの売り込みか」と失望し、そっとファイルを閉じます。製品紹介は、必ず「巻末(全体の1〜2割)」に留めてください。
  • ターゲット設定が広すぎる:「全ての経営者へ」「全業界対応」といった広いターゲット設定は、誰の心にも刺さりません。「従業員50名以下の製造業の社長へ」くらい絞り込むことで、初めて読者は「これは自分のことだ(当事者意識)」と感じてくれます。
  • 発行日が古いままで放置する:Web上の情報は鮮度が命です。「2019年版」のような古いタイトルや、数年前の市場データがそのまま掲載されていると、「この会社は情報をアップデートしていない」「管理がずさんだ」というネガティブな印象を与えます。少なくとも年に1回は内容を見直し、データや年号を更新してください。

6. 作って終わりではない!リード獲得を最大化する活用チャネル

ホワイトペーパーは、完成した瞬間がスタートです。どんなに良いコンテンツも、人の目に触れなければ存在しないのと同じです。ここでは、作成した「資産」をフル活用し、投資対効果(ROI)を最大化するための4つのチャネルを解説します。

Webサイト
自社サイト・
オウンドメディア
Web広告
SNS・検索広告
ホワイトペーパー
ハブとして機能
メール育成
掘り起こし・育成
インサイドセールス
ドアノック・商談
【図解】ホワイトペーパーを活用したマーケティングの流れ

Webや広告で集客した見込み客をホワイトペーパーで獲得します。また、ハウスリストに対し、ホワイトペーパーを活用したメールやインサイドセールスでアプローチを行い、商談化を目指します。

A. 新規リードを獲得する(Lead Generation)

① 自社サイト・オウンドメディア
(待ちの活用)

最も基本的かつ重要なチャネルです。Webサイトのトラフィックを無駄にせず、リードに変えるための「網」を張ります。

  • 記事直下のCTA:オウンドメディアの記事を読み終えた読者は、情報感度が高まっています。記事のテーマに関連するホワイトペーパーのバナーを設置し、自然な流れでダウンロードへ誘導します。
  • 離脱防止ポップアップ:ブラウザの「戻る」ボタンや「閉じる」ボタンを押そうとした瞬間に、「この資料も読まれています」とポップアップを表示。離脱しようとするユーザーを食い止めます。
  • サイドバー・追従バナー:常に視界に入る場所に設置し、潜在的なニーズを掘り起こします。

② Web広告
(攻めの活用)

「今すぐリードが欲しい」という場合は、広告費をかけて露出を増やします。

  • 検索広告(リスティング):「課題解決」を求めて検索している顕在層に対し、ピンポイントで資料を訴求します。
  • Facebook / LinkedIn広告:職種や業界でターゲティングできるため、BtoBと相性が抜群です。
  • ホワイトペーパー掲載メディア:「メディアレーダー」や「TechTarget」などの専門メディアに掲載することで、自社サイトに訪れない層にもリーチできます。

B. 獲得済みリードを有効活用する(Lead Nurturing & Sales)

③ メルマガ・ステップメール
(育成・掘り起こし)

社内に眠っている「過去の名刺情報」や「失注した案件」はありませんか? これらは宝の山です。

  • 休眠顧客の掘り起こし:「以前名刺交換させていただいた方へ」として、最新の業界動向をまとめたホワイトペーパーを送付します。売り込みではないため開封率が高く、再検討のきっかけ(トリガー)を作ることができます。
  • ステップメール(自動化):資料請求をした顧客に対し、1日後、3日後、7日後…と、検討フェーズに合わせたホワイトペーパーを自動で送付。営業が動かなくても、システムが勝手に顧客を育成(ナーチャリング)してくれます。

④ インサイドセールス・営業現場
(武器としての活用)

マーケティング部門だけでなく、営業部門でも強力な武器になります。

  • 「ドアノックツール」として:電話でアポイントを取る際、「一度お会いしませんか?」と誘うと断られますが、「御社の課題解決に役立つ資料があるので、メールでお送りしてもいいですか?」と言えば、承諾率は跳ね上がります。これを口実にメールアドレスを獲得し、継続的な接点を作ります。
  • 商談の質を上げる:商談前に「この資料の3ページ目だけでも見ておいてください」と伝えておきます。顧客の知識レベルが底上げされた状態で商談に入れるため、基礎的な説明を省き、本質的な提案に時間を使えます。

現在、さらに詳しい「ホワイトペーパーマーケティングの全手法:リード獲得から商談化まで」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

7. 【実録】成功事例と失敗事例から学ぶ

理論だけではイメージが湧きにくいものです。ここでは、実際にホワイトペーパーを活用して成果を上げた事例と、逆に失敗してしまった事例を対比させることで、成功のポイントを浮き彫りにします。

SOICO株式会社 遠藤様
SOICO株式会社 マーケティング・広報担当 遠藤 由規 様

【成功事例】SOICO株式会社 様

「制作工数を1/10以下に削減し、100件以上のリードを獲得」

抱えていた課題:
リード獲得のためにホワイトペーパーの量産が必要でしたが、担当者の業務過多で制作時間が取れず、施策が停滞していました。1本あたり2〜3日かかる工数がネックとなっていました。

実施した施策と成果

実施した施策:
デボノの資料制作代行サービス(サブスクリプション)を導入し、企画・構成からデザインまでをアウトソーシングしました。

得られた成果:

  • 工数の劇的削減:1本あたり「2〜3日」かかっていた作業が「2〜3時間(確認のみ)」に激減しました。
  • リード獲得と受注貢献:制作した資料経由で100件以上のリードを獲得し、実際の受注にも大きく貢献しています。

【よくある失敗事例】(※弊社支援先の事例ではありません)

某BtoB SaaS企業のケース

失敗の内容:
「完全攻略ガイド」という魅力的なタイトルでダウンロードを集めましたが、中身を開くと自社ツールの機能説明と画面キャプチャが延々と続く、実質的な「製品カタログ」でした。

悲惨な結果:

  • アポ率の低下:インサイドセールスが架電しても、「期待していた情報と違った」「今は結構です」と冷たくあしらわれるケースが多発しました。
  • ブランド毀損:「この会社は釣りタイトルで情報を抜こうとする」というネガティブな印象を与えてしまい、将来的な見込み客まで失ってしまいました。

教訓:
「GIVE(価値提供)」のないコンテンツは、逆効果になる。タイトルと中身を一致させ、まずは読者の課題解決に徹することが、遠回りのようで一番の近道です。

現在、さらに詳しい「業界別ホワイトペーパー成功事例集」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

8. 内製 vs 外注、どっちが正解? 失敗しない判断基準

「社内で作るか、プロに頼むか」。これは多くの担当者が最後に直面する悩みです。結論から言えば、「目的」と「リソース」によって正解は異なります。以下の比較表を参考に、自社に最適な方法を選んでください。

内製と外注の比較表

比較項目内製(社内制作)外注(制作代行)
金銭的コスト0円(人件費を除く) 数万円〜300万円以上 / 本
「安さ重視の作業代行」か、「成果重視の戦略的制作」かで二極化しています
時間的コスト(通常業務と兼務で数ヶ月)(丸投げで約1ヶ月)
クオリティ担当者のスキルに依存
(手作り感が出やすい)
プロ品質
(構成・デザイン・図解が高品質)
客観性低い
(自社視点になりがち)
高い
(第三者視点で強みを抽出)
社内ノウハウ蓄積される納品物から学ぶ必要がある

判断のポイント

A. 「内製」が向いているケース

  • 予算が全くない場合。
  • 社内に専任のライターやデザイナーがいて、リソースが余っている場合。
  • クオリティよりも、まずは「数を出すこと」を優先したい場合。

B. 「外注」が向いているケース

  • 「確実に成果(リード)を出したい」場合。
  • 社内のリソースが足りず、兼務で作るといつ完成するかわからない場合。
  • 第三者の客観的な視点を入れて、説得力のある構成にしたい場合。
  • 競合他社に見劣りしない、ブランディングに寄与する資料を作りたい場合。

プロからのアドバイス:

「内製はタダ」と思われがちですが、慣れていない社員が数十時間かけて作成する「見えない人件費」は莫大です。その時間をコア業務(商談や戦略立案)に使い、制作はプロに任せる方が、結果としてROI(投資対効果)が高くなるケースがほとんどです。

現在、さらに詳しい「ホワイトペーパー制作代行の費用相場と、優良な外注先の見極め方」を執筆中です。公開時に通知を受け取りたい方は、こちらからご登録ください。

プロに任せて、最短で成果を出しませんか?

「社内リソースが足りない」「クオリティの高い資料を作りたい」
そんな企業様のために、企画から制作まで丸投げできるプランをご用意しています。

サービス内容を詳しく見る

9. よくある質問(FAQ)

ホワイトペーパー制作に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

Q1. ホワイトペーパーの適切なページ数は? A. 10〜20ページ程度が目安です。
短すぎると情報不足で満足度が下がり、長すぎると読むのが負担になります。スマホで読むことも想定し、1スライドあたりの文字数を減らしてページ数を稼ぐ(スライド形式にする)のが最近のトレンドです。
Q2. デザインスキルがなくても作れますか? A. はい、PowerPointで十分です。
Illustratorなどの専門ソフトは必須ではありません。むしろ、営業担当者が後から数値を修正したり、ページを差し替えたりできるPowerPointの方が運用しやすいメリットがあります。
Q3. 制作期間はどれくらいかかりますか? A. 企画から完成まで、通常1〜2ヶ月程度です。
内訳は、企画・構成に2〜3週間、執筆・デザインに2〜3週間ほどです。外注する場合は、素材提供から約1ヶ月で納品されるケースが一般的です。
Q4. 1本あたりの外注費用の相場は? A. 目的や品質、そして「ページ数」や「デザインの仕様」によって大きく変動します。
近年は、AIやテンプレートを使用する「作業代行型」であれば数万円〜20万円程度で依頼可能です。
一方で、マーケティング戦略の設計から入る「コンサルティング型」や、数十ページに及ぶ大規模なもの、高度な図解・デザインを要する案件の場合は、100万円〜300万円程度がプロの相場となります。
「安さ」をとるか、「成果(リード獲得・商談化)」をとるかで、依頼先を選ぶ必要があります。

10. まとめ:ホワイトペーパーは「資産」である

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
改めてお伝えしたいのは、ホワイトペーパーは単なる「資料」ではなく、企業の売上を作り続ける「資産」であるということです。

  • 24時間365日、文句も言わずに働き続ける。
  • あなたの代わりに顧客を教育し、信頼関係を築いてくれる。
  • 営業マンに、確度の高い「熱いリード」を送り届けてくれる。

貴社だけのホワイトペーパー戦略を、一緒に考えてみませんか?

「理論はわかったが、自社の場合はどんなテーマが良いのか?」
「社内にリソースがなく、プロに任せて最短で成果を出したい」

そうお考えの方は、ぜひ一度、株式会社デボノにご相談ください。
私たちは単なる制作会社ではありません。貴社のビジネスモデルを深く理解し、「読まれる企画」から「刺さる構成」、そして「リード獲得の仕組みづくり」までを一貫してサポートするパートナーです。

まずは無料相談で、貴社の課題をお聞かせください。
今のマーケティングを変える「最初の一手」を、ここから始めましょう。

まずは、以下のフォームよりお気軽にご相談ください。

Webフォーム、または、お電話にて、お気軽にお問い合わせください。

    必須
    必須
    必須
    必須
    ご希望の内容必須

    ※ 複数選択可

    任意

    株式会社デボノ(以下、「当社」といいます)は、 当社が運営し提供させていただくサービスである「サブスクリプション型資料制作サービス」及び同サービスの関連サイトにおける各種サービス(以下、あわせて「本サービス」といいます)を安心してご利用いただけるよう、プライバシーポリシーを以下のように定めます。 また当社は、個人情報に関する法令およびその他の法規範等を遵守するとともに、 本サービスの利用者(以下「利用者」といいます。)の大切な個人情報の保護に万全を尽くすことを重要視いたします。

    個人情報の取得に関して

    1.当社は、利用者が本サービスを利用する場合、及び本サービスを通して問合せを行なう場合等に個人情報(氏名、住所、電話番号、eメールアドレス等)を取得します。
    2.当社が取得する利用者の個人情報は、利用者が本サービスを効果的に利用いただく上で必要となるものに限定させていただきます。

    個人情報の利用に関して

    当社は、個人情報を下記の利用目的の範囲内で、及び本サービスの運営、遂行上必要な限りにおいて利用します。
    1.当社は、利用者が本サービスを利用する場合、及び本サービスを通して問合せを行なう場合等に個人情報(氏名、住所、電話番号、eメールアドレス等)を取得します。
    2.利用者の申込みによる、本サービスに掲載されている企業及び本サービスを通じて各種サービスを提供している企業に対する資料請求等の各種問合せ情報の提供
    3.本サービスの運営上必要な事項の連絡
    4.本サービスに関わるメンテナンスやお知らせなどの連絡
    5.その他法令等で定める場合上記以外については、法令等に基づき裁判所・警察機関などの公的機関から開示の要請があった場合を除き、当社は利用者の事前承認なく個人情報を第三者に開示・提供することはありません。