除外キーワード設計に生成AIを活かす方法|リスティングの無駄配信を防ぐ

除外キーワード設計に生成AIを活かす方法|リスティングの無駄配信を防ぐ

「リスティング広告のクリックは増えているのに、問い合わせにつながらない」「関係のない検索で広告費が溶けている気がする」——多くの運用担当が抱える悩みです。その原因の多くは、除外キーワード(ネガティブキーワード)の設計不足にあります。除外設計は地味で後回しにされがちですが、ここを整えるだけでムダなクリックが減り、費用対効果が大きく改善します。生成AIを使えば、面倒だった除外キーワードの洗い出しと分析が、短時間で抜けなく行えます。本記事では、除外キーワード設計に生成AIを活かす進め方を解説します。


カメ先生カメ先生

除外キーワードはね、攻めじゃなくて守りの設計なんだ。関係ない検索で広告費を減らさないための、静かだけど効く仕事だよ。


カメ子カメ子

大事なのは分かるんですが、どんな言葉を除外すればいいか思いつかなくて、いつも後回しにしてしまいます…。


カメ先生カメ先生

そこを生成AIに助けてもらう。想定外の検索語を洗い出したり、検索語句レポートを読ませて除外候補を見つけたりが得意だからね。


カメ子カメ子

洗い出しを任せられるんですね。設計のやり方を教えてください!


この記事のポイント
  • 除外キーワード設計はムダクリックを減らし、費用対効果を守る重要な作業
  • 生成AIは出稿前の想定ワード洗い出しと、検索語句レポートの分析を得意とする
  • 除外のしすぎは機会損失になるため、意図で分類し定期的に棚卸しするのが鍵

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目次

除外キーワードとは、なぜ設計が重要か

除外キーワードとは、広告を表示させたくない検索語を指定する設定です。たとえば有料のサービスを売っているのに「無料」で検索した人に広告が出ると、クリックされても成約にはつながりにくく、広告費だけが減っていきます。こうした「来てほしくない検索」をあらかじめ除外しておくのが、除外キーワード設計です。

リスティング広告は、キーワードのマッチタイプ(部分一致など)によって、想定していなかった検索語にも広告が表示されます。放っておくと、関係の薄い検索でクリックが積み上がり、費用対効果が悪化します。除外設計は、限られた予算を本当に届けたい相手に集中させるための守りの一手です。攻めのキーワード選びと同じくらい、成果を左右します。

除外を放置するとどうなるか

除外設計を怠ると、まずムダなクリックによる広告費の流出が起きます。求人目的の「採用」「求人」、無料を探す「無料」「フリー」、学習目的の「とは」「意味」など、成約に遠い検索でクリックされ続けます。クリック単価が高い業界ほど、この損失は無視できません。

さらに、関係の薄いクリックが増えると、クリック率や成約率といった広告の評価指標が悪化し、結果として広告の品質評価が下がって掲載順位やクリック単価にも悪影響が及びます。除外設計は単なる節約ではなく、広告アカウント全体の健康状態を保つ作業でもあるのです。

生成AIが除外設計のどこを助けるか

除外設計が後回しにされる最大の理由は、「どんな言葉を除外すべきか思いつかない」という発想の壁です。生成AIは、まさにこの候補の洗い出しを得意とします。商品やサービスの内容を伝えれば、来てほしくない検索の切り口を、人が見落としがちなものまで含めて挙げてくれます。

助けてくれる場面は主に二つです。一つは出稿前、まだデータがない段階での想定除外ワードの洗い出し。もう一つは運用開始後、実際の検索語句レポートを読ませて追加すべき除外候補を見つける分析です。前者は発想の補助、後者は膨大なデータの整理という、いずれも人が苦手としてきた作業をAIが肩代わりします。

出稿前:想定外キーワードをAIで洗い出す

広告を出す前の段階では、まだ実データがありません。それでも、来てほしくない検索の型はある程度予測できます。生成AIに商品・ターゲット・避けたい層を伝えると、除外候補のたたき台がすぐに得られます。次のようなプロンプトが土台になります。

BtoB向けの{サービス名}のリスティング広告を出します。
このサービスに関係の薄い、除外すべき検索語の候補を、
カテゴリ別(求人系・無料系・学習系・個人向け・競合名など)に洗い出してください。
各カテゴリの代表的な語を10語ずつ、理由も添えて。

出てきた候補は、そのまま全部を採用せず、自社にとって本当に不要かを人が判断します。たとえば「事例」は学習目的とも受注前の検討とも取れるため、除外すべきか要検討です。AIは抜けの少ない一覧を作るのが得意で、取捨選択は人が担うという分担が有効です。

マッチタイプと除外の関係を整理する

除外キーワードにも、通常のキーワードと同じくマッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・部分一致)があります。ここを理解せずに設定すると、除外しすぎたり、逆に除外できていなかったりします。除外は原則、意図を絞って指定するのが安全です。

この仕組みは初心者がつまずきやすいところなので、生成AIに「除外キーワードのマッチタイプの違いを、具体例つきで初心者向けに説明して」と頼むと理解が進みます。下の表は、代表的な違いのイメージです。実際の挙動は媒体の仕様に従って確認してください。

マッチタイプ除外される範囲使いどころ
完全一致その語と完全に同じ検索のみ特定の一語だけを狙って外す
フレーズ一致その語順を含む検索語の組み合わせを幅広く外す
部分一致その語を含む検索を広く明確に不要な語を面で外す

検索語句レポートをAIで分析する

運用が始まったら、検索語句レポートが最良の教材になります。これは「実際にどんな検索で広告が表示・クリックされたか」の一覧で、ここから追加すべき除外語が見つかります。ただし語数が多く、目視で全部を追うのは大変です。ここで生成AIが活きます。

レポートをCSVで書き出し、AIに読ませて分析させます。次のような指示で、除外候補を効率よく抽出できます。個人を特定できる情報が含まれていないかを確認してから渡すのが安全です。

添付は検索語句レポートです。次を整理してください。
1. クリックはあるが成約がゼロの検索語のパターン
2. 明らかに意図がずれている検索語(除外推奨)とその理由
3. 逆に、成約につながっており新たに個別対応すべき検索語
出力は表形式で、除外推奨には優先度もつけてください。

AIが挙げた除外候補は、機械的に全部を除外せず、一件ずつ意図を確かめます。データが少ない段階での判断は慎重に。この分析を定期的に回すことで、アカウントは少しずつムダのない状態に近づきます。

除外キーワードを意図で分類する

除外候補が集まったら、意図(なぜ来てほしくないか)で分類すると管理しやすくなります。分類しておくと、他の広告グループやアカウントにも使い回せ、設計の再現性が上がります。生成AIに分類を任せると、抜けと重複が減ります。

  • 求人・採用系:転職・求人・採用・年収など、働き先を探す検索
  • 無料・格安系:無料・フリー・激安など、有料商材と相性が悪い検索
  • 学習・情報系:とは・意味・使い方など、購入意図の薄い検索
  • 個人・非対象系:個人向け・学生など、ターゲット外の属性
  • 競合・他社名系:自社が扱わない他社ブランド名の検索

広告グループ別に除外を設計する

除外は、アカウント全体に一律でかけるだけでなく、広告グループごとに設計すると精度が上がります。たとえば自社名で検索する指名グループでは「ログイン」「求人」を外し、一般的なカテゴリ名で狙うグループでは「無料」「個人」「とは」を外す、といった具合です。

さらに、複数の広告グループに分けている場合は、あるグループのキーワードを別のグループで除外して「食い合い」を防ぐ設計も重要です。この整理は複雑になりがちなので、生成AIに「この広告グループ構成で、グループ間の食い合いを防ぐ除外設計を提案して」と相談すると、見通しが立てやすくなります。

除外リストの共有と使い回し

一度作った除外の分類は、共有リストとして資産化できます。多くの媒体には、複数キャンペーンに適用できる除外キーワードリストの機能があります。汎用的な除外(求人・無料・学習系など)はリスト化し、案件が変わっても使い回せるようにしておくと効率的です。

生成AIに、これまでの除外語をまとめて渡し「汎用的に使えるものと、この案件固有のものに分けて」と頼めば、共有リスト化の下準備ができます。除外設計を毎回ゼロから作らず、育てた資産を再利用することで、新しい案件の立ち上げが速くなります。

除外のしすぎに注意する

除外は守りの設計ですが、やりすぎると本来届けたかった相手まで逃してしまう機会損失になります。たとえば「無料」を一律で除外すると、「無料相談」「無料トライアル」を探す有望な見込み客まで排除しかねません。除外は面で広げるほど、こうした取りこぼしのリスクが上がります。

この判断を助けるのも生成AIです。「この語を除外すると、逆に取りこぼす可能性のある有望な検索はあるか」と問えば、見落としがちな副作用を挙げてくれます。除外候補は、外すメリットと取りこぼすリスクの両面から検討するのが安全です。

定期的な棚卸しのサイクル

除外設計は一度やって終わりではありません。市場や検索の傾向は変わり、新しい不要ワードが次々に現れます定期的な棚卸しを習慣にすることが、成果を保つうえで欠かせません。頻度は、配信量に応じて週次か月次が目安です。

STEP1
検索語句レポートを定期的に書き出す

週次または月次で、直近のレポートをCSVで取得します。

STEP2
AIに読ませて除外候補を抽出する

成約ゼロのパターンや意図ずれの語を、優先度つきで挙げさせます。

STEP3
人が一件ずつ意図を確認して適用する

取りこぼしリスクを確かめ、問題なければ除外に追加します。

STEP4
除外リストを更新し、資産として残す

汎用と案件固有に整理し、次の案件でも使えるようにします。

指名・競合・情報収集ワードの扱い

判断に迷いやすいのが、自社名の指名検索、競合名での検索、そして「口コミ」「評判」といった情報収集の検索です。これらは一律に扱えません。目的とアカウント構成しだいで、除外すべきか個別対応すべきかが変わります

たとえば指名検索は成約に近い一方、別の指名専用キャンペーンで拾っているなら、一般グループでは除外して食い合いを防ぎます。競合名は、比較を狙う戦略なら残し、そうでなければ外します。こうした戦略的な判断は、生成AIに「この目的なら、指名・競合・情報収集の検索をどう扱うべきか」を相談し、選択肢を整理したうえで人が決めるのがよいでしょう。

BtoB特有の除外設計

BtoBのリスティング広告では、個人向けの検索を除外することが特に重要です。法人向けの商材に、個人利用や学生、就職活動の検索が混ざると、クリックはされても商談には結びつきません。業種名や職種名と組み合わさった検索を意識して除外します。

また、BtoBは検討期間が長く、情報収集段階の検索も多いため、除外しすぎると将来の見込み客を逃します。生成AIに「BtoBの{商材}で、個人向けと判断できる検索語」を洗い出させつつ、情報収集段階の相手は残す、というさじ加減が肝心です。業種特有の紛らわしい語も、AIに事前に洗い出させておくと安心です。

使うツールの組み合わせ

除外設計での生成AIは、発想と分析の相棒として使うのが基本です。候補の洗い出しや検索語句レポートの分析にはChatGPTやClaude、Geminiといったチャット型AIが向きます。キーワードの検索ボリュームや関連語の把握には、Googleキーワードプランナーを併用します。

実際の除外設定は、Google広告やYahoo!広告の管理画面、あるいは共有除外リスト機能で行います。AIはあくまで候補出しと整理の担当で、最終的な適用と判断は人と管理画面が担います。まずは無料のチャット型AIとキーワードプランナーの組み合わせから始めれば、追加コストなく効果を確かめられます。

除外キーワード設計でやりがちな失敗

成果を出すために、つまずきやすい点を先に押さえておきましょう。

  • 除外設計を後回しにする:ムダクリックが積み上がり広告費が流出する
  • AIの候補を全部そのまま除外する:有望な検索まで外して機会損失になる
  • マッチタイプを考えず設定する:除外しすぎ・し足りずの原因になる
  • 一度設定して放置する:新しい不要ワードに対応できず効果が薄れる
  • グループ間の食い合いを無視する:狙った検索が意図しない広告に流れる

よくある質問

除外キーワードは何個くらい設定すべきですか?

決まった正解はありません。数より、意図に沿って必要なものを設定できているかが重要です。まずは求人・無料・学習・個人向けといった明確に不要な語から始め、検索語句レポートを見ながら少しずつ育てていくのが現実的です。除外のしすぎで有望な検索を逃さないよう注意しましょう。

AIに検索語句レポートを渡しても安全ですか?

検索語句レポート自体は検索語の一覧ですが、まれに個人名や電話番号のような情報が検索語として含まれることがあります。渡す前にそうした情報がないかを確認し、業務で許可されたAIツールを使うのが安全です。心配な場合は、社内のデータ取り扱いルールに従ってください。

出稿前の除外だけで十分ですか?

不十分です。出稿前の想定除外はあくまで初期設定で、実際にどんな検索でクリックされるかは配信してみないと分かりません。運用開始後に検索語句レポートを定期的に分析し、除外を追加・調整していくことで、はじめてムダのない状態に近づきます。

まとめ

リスティング広告の除外キーワード設計に生成AIを活かす要点は、出稿前の候補洗い出しと、検索語句レポートの分析をAIに任せ、意図で分類して定期的に棚卸しすることです。除外は地味ですが、限られた予算を本当に届けたい相手に集中させる守りの一手です。AIは候補出しと整理を、人は取捨選択と最終判断を担う。まずは、自社の商材で「来てほしくない検索」の候補をAIに洗い出させるところから始めてみてください。

※本記事にはAIが活用されています。編集者が確認・編集し、可能な限り正確で最新の情報を提供するよう努めておりますが、情報の完全性、正確性、最新性、有用性等について保証するものではありません。本記事の内容に基づいて行動を取る場合は、読者ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

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